だから猫が飼いたいのに・・

2007年12月31日(月) 今年も読んでくださってありがとう

他のページなども作っているので
こちらはほぼ読書日記となってしまいました。
でもえんぴつが一番、すっきりして、長文も書きやすいので好きです。
今年はあまり本を読めませんでした。
しんどいこと多かったせいかな。
来年はよい年になるといいな。
こちらを読んでくださってる皆様もよいお年を。



2007年12月28日(金) 本「底辺女子高生」豊島ミホ

2006年 出版社: 幻冬舎 (2006/08)

この本は現役大学生男子から薦められました。
普段から本の感想などを話している間柄なので
その彼が珍しく薦めてくれたのがこの本なのです。
実際、薦められなかったら読まなかったと思うので感謝しています。
ありがとう〜ってここで書いてもね〜彼は知らないでしょうw

表紙からして掴みはOKだったのです。
なんだか、拗ねた野良猫みたいな女子高生がだらんとこちらを見ています。
中にも同様な可愛いのと適当なのの間くらいのイラストが豊富に。
なんと作者さんの手によるものなのです。
ご自身では謙遜していましたが、当然だけど、
内容にこれ以上はないくらいマッチしているし
状況・状態がとてもよく伝わってきます。

そして初っ端から一人称の話です。
「オラ」このオラは「オッス!オラ悟空」のオラじゃないとの説明からして私のツボでした。
体育がどうしていやなのか、とくにバレーボール・ソフトボールがいやな理由が私もよくわかる。
そして少女マンガ(天使なんかじゃないなど)に出てくる学祭もない、話とかもリアルで納得。
底辺女子高生の叫びは痛いほどわかりますよ。
高校生に、恋愛などを推奨過ぎていうのもね。
本当に、恋愛なんて出来る人なんて一握りの人たちなんですよ。
そしてその恋愛だって、むにゃむにゃ・・ここはボカしておきます。ハイ。

私も底辺女子高生の仲間です。でも彼女ほど頑張れなかった。
頑張るっておかしな表現だけど、家出したり、留年を覚悟したりと
自分が学校が嫌い!行きたくない!と思い、それを実行しているのが、
私にとってはなかなか出来ないことで、すごいがんばりだと思いました。
その頑張れる力があるからこそ、このような本が出せるのね〜と思いました。

私はどんなにイヤでも、とにかく、そこそこ学校へ行き、そこそこの成績を取り
そこそこ適当にやり、とにかく卒業してしまおう、やりすごそう・・というタイプでした。
留年しても、転校しても、何しても学校がイヤだったので、
そんなイヤなところから永遠に逃げ出すためには卒業しかないと思っていたせいもあります。
でも、意志が弱いし、自信もないので、親の勧めに従って、短大までいって
余計な苦労をしていましたが、流石に短大ともなると、クラスで一致団結みたいな行事がないので
イヤさ加減もかなり減っていましたが・・
そんな適当に生きている加減が今も、人生に反映されている気もします。

彼女の高校生活の闇部分はこの本で、光の部分があるそうなんでそれも読みたいと思いました。




底辺女子高生 (幻冬舎文庫)



2007年12月13日(木) 本「フィッシュ・ストーリー」

伊坂幸太郎 新潮社 2007年

急に小説が読みたくなって集中して読むが・・
収録されている「動物園のエンジン」と「サクリファイス」
は今に面白くなる〜と信じて読み続けてちょっと肩透かし。
面白くないこともないけど、期待が大きすぎた。
でも、後半に巻き返しました。
表題の「フィッシュ・ストーリー」
そして書き下ろしの「ポテチ」
これは私が期待したとおりの伊坂幸太郎さんのお話でした。

「フィッシュ・・」は不思議な形式で、でも最後にカタルシスのある物語。
ん〜なんなの?と思っていたら、あ〜そうか〜て思えて
ちょっと心がウキウキしました。

「ポテチ」は登場人物がすごく魅力的。
黒澤さん、大西さん、そして母ちゃん。
もちろん今村もいいんですが・・
でも本来、母ちゃんを除いたら、
あまりお近付きにはなりたくない人々なのですが
でも、小説ですからね。アリです。



2007年12月12日(水) 空白

6日にすでに書いていたものを再アップしていたわ。



2007年12月08日(土) 今年はとりたててニュースの無い年。

強いて言えば、アトピーがやや悪化したので、
実家に2ヶ月以上も滞在していることでしょうか。

つまり、体調悪いことでほとんど占められてしまった1年でした。
調子よかったのは3月までだったな〜
あとは何回病院へ行っただろう。保険証を交換するときに、
病院の判子を押す頁が足りなくなって、コピーされて貼られていたのに驚かれたよ。
健康診断で、生まれて初めて再検査が出たのも驚いた。
年は取りたくないね〜と思います。

四柱推命では、食神の年。福福しい星ではありますが
思わぬ暇のできる、病気とも仲良しになりやすい暗示でもありますし
私にとってはパワーを抑えられる星でもあります。
見事に当たりました。

そんな中、割と仕事は調子よかったかも。
相変わらずヘンテコなメンバーの職場でありながら
私自身の年数経過と知人が増えた結果、居心地は悪くなくなりました。
石の上にも三年といいますが、10年です。
今までこれほど勤められたことはなかったので
わからなかったけど、長くいるというだけで、大丈夫なことも多いのでした。

新しく知り合った人も、今年は1人くらいかな〜
まあ病気がちで引きこもっていたしね。それは仕方ないか。

旅行は、5月の岡山行きだけですね。
まあ東京に何回か行っていますけどw
お正月の日帰り、丹後旅行もよかったわ。

引きこもりがちとなると断然オタク趣味が活発になる。

特撮は、不本意ながら「仮面ライダーTHE NEXT」後半の追い上げはすごかった。
作品自体というより、すみません、キャラ萌えです。

アニメは「電脳コイル」、「地球へ・・・」
これも作品自体というより、キャラ?デンスケとトォニィ?www

舞台は・・
楽しかったのは、友人たちのお膳立てで行ったテニミュ「立海」
前・後編でいうと、後編が面白くて2回見に行って大満足。
若い人たちのエネルギーを感じられて、
あと演出・脚本などがユニークで流行るわけだと納得。

あと「レミゼラブル」のマリウスの小西君。
本当にかっこよくて〜素敵だったな〜

あとは年末に見に行く「モーツアルト!」を残しただけです



2007年12月06日(木) 父から聞いた話


昭和もまだ前半の頃のことです。
祖父が電車の中で吐血して倒れて病院へ運ばれたというのです。
ちなみに電車は本来停車の予定はない駅に止まっての搬送だったそうです。

祖父とその家族は名古屋在住で、祖父は何かの用事で長野県にいたのですが、
何故か大阪に勤務していたが私の父が一番に祖父の運ばれた病院へ着いたのでした


そしていきなり手術をするから見て置くようにと医師から宣言されたそうです。
断る余地はありません。
今は知りませんが、電車の中でこんな風に倒れた場合など、事件性があるかもしれないからか、
手術には家族が立ち会う決まりだったそうです。

一刻も争う状況だったので、さっさと手術は開始。
「切りますよ」と合図で、医師は祖父の腹を開きました。
「これですよ。」と祖父の胃を取り出してみせてくれます。
胃潰瘍だったそうです。悪いところを切除して、縫合すると手術は終わり。
医師は「大丈夫、この患者は10年は生きますよ」ときっぱりと言われたそうです。
医師の予言どおりか、予言以上に祖父は長生きして、90余命まで長生きしましたとさ。

今思えば、あの医師は名医だったのだろうな〜と父はいいます。

それにしても、父の度胸にも驚きます。
「仕方ない」といいますが、後から着いた叔母はさすがにフラついたそうです。

私は、なるべくそんな目に遭いたくないので、家族には是非、電車などで倒れないように願いたいと思いました。


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