だから猫が飼いたいのに・・

2005年01月31日(月) 私の中にも流れる?「黒冷水」>一応読書

羽田圭介 河出書房新社

若い人たちの間で、結構人気のあった小説を読んでみました。まあまあです。兄弟間のコンプレックスとか争いを隠すことなく暴露小説。
きっと大なり小なり、兄弟の葛藤ってあると思うので、共感して読める人も多そう。そして母親の態度とかもありがちで。本当に家族って不幸の温床よね。
そんなわかる、わかると頷いていますが、でもまあ、この兄弟みたいにとことんまでやってしまうことは普通はない、みんなもっと我慢強いだろうし、他に消化する方法を見つけそう。

そんな中私は、血管に流れる憎しみの感情を現す「黒冷水」と表現する部分には共感。
さすがに肉親にそんな冷たい感情はもったことないけど。
でも、他人からされる理不尽な仕打ちには、思わず流れてしまったかもな、黒冷水。
でも、だからといって相手に復讐とか考えることもないので、やっぱ黒冷水とまでいかないのかな。
この主人公みたいに、陰湿なこっそり系の復讐とかできないしな。いつも真正面から、きっぱり言い負かしてしまうので。ふふ。

今の職場では、理解を超えた人たちの為に、その都度きちんとダメ出ししてきた。
50過ぎの上司だろうが、おエライさんの親戚だろうが、言ってきました。
(ただし、いろんな意味で危ないストーカー体質の人にはいいませんでした。事件になってももいやなので・・
あくまで、改良の可能性が残されている人だけにです。つける薬の無い人には無駄なことはしません)

そしてダメ出しといっても、最初は穏やかに、静かに頼む、雰囲気で伝える。
でも、そういう場の空気を読めない人は、やさしく言っていても全く効果がない。
ほとんど自分の思い込みで生きているから、そして自分の気持ちいいことしかできないから
相手や周囲がどんなに困っているか、イヤな目にあっているか気付かないのだ。
もちろん自分が恐ろしく嫌われていることも全く気付いてない。それどろか結構人気者と思っているかもしれない。

そして、3度も同じ事言わされると、私もだんだん語尾が怪しくなってくる。
それを越えると鬼コーチ並に厳しい口調で、支持を出している私がいるのだ。
いつも、こんな親よりも年上の中年男性に、激を飛ばしていいのだろうか、とかなり疑問は浮かぶ。
私も最初から最後まで、やさし〜くおだやか〜に、お話しできる人でいたい、と願わずにはいられない。
でも、相手はそんなやさし〜気持でいると、態度を改めるどころか、激しい勘違いをするのだった。
そして例の黒冷水のようなものが流れちゃったりするんだと思う。ま、結構短気なんですがね。

でも、二重人格っぽくて、自分が可哀想だな〜っと思える。
昼のドラマで、好きな人の前では可愛らしく、恋敵の前では鬼の形相で悪口雑言をつくす女性が出てくるけどひょっとして私もコンナのなのかしら?と哀しくなるよ。

いくら私が正しくて、筋が通っていても、そんな立場の人に、そんなハッキリとはよう言わんとはうちの祖母とか母の弁。
恐らく、ほとんどの女性がそうかもしれんな〜てへっ。でも治らないのよね〜もうこのキツイ厳しい性格は直らないですから〜残念

なるべく、黒冷水が流れないように、あるいは流れるレベルを上げてがんばりたいとは思っているけど、存在自体が耐えられない人には簡単に黒冷水が流れてしまいますよ。困ったもんだ。

それにしても、上司よ、Aさんの机のが近いのに、わざわざ遠回りして、「Aさんに渡しておいて」とファイルとか持ってくるのはなんでなんだよ・・
Aさんが近くにいるのに、おかしいぞ!(笑)私に持ち場を離れさせ、仕事を中断させてまでAさんに渡して欲しい理由がわからないぞ!
しかも、私には全く関係のないファイルだし・・・こんなに厳しい態度なのにそれでも私の方がいいのかしら?
それともAさんが苦手なのかな、ま、そうかな。私も苦手だからな。顔みたくない程度に。でも迷惑だ!



2005年01月29日(土) サッカー「日本対カザフスタン」

カザフスタンて今、どれくらいの強さなのか〜とFIFAランキング見たら・・まぁ目安なんですけどね。
解説では昨日、日本について今日試合ということですし、これはヨワヨワな感じですよね。
予選を前に、いいイメージで試合に臨もうという作戦なのでしょうか。
ゴール前で前を向ける、シュートを打たせてくれる。と余裕が随所に見られる試合運びとなりました。
前半で3点取ったのですし、もう少し早く大黒出すとか、交代してみてもよかったのでは?
といっても、予選に出せる人数も限られているしね、こんなものかな。

中澤がキャップなんですね〜頑張っていましたね。
川口も復帰。楽しそうでよかったです。



2005年01月28日(金) 怖いのに見てしまうドラマ

「華岡青洲の妻」
嫁と姑の戦いはエリザだけで十分だろうよ、
この話って何回も映像化されているよね、
過程も結末もわかっているのに・・
などなどの抵抗を乗り越え、なんだか見てしまうのだった。
そして大抵のドラマはついつい余所見をしがちなのにくいいるように見てしまうのですよ。

姑の田中好子の視線のいちいちが、それをうける嫁の和久井映見の表情も眼が離せないのでした。
和久井映見てデビュー当時からドラマとか歌とかの映像で見ていたけど変わらない。



2005年01月27日(木) 読んでないのに書いてイイのか「オニババ化する」話

論座2月号に売れているらしい「オニババ化する女たち」について
バッサリ斬って捨てている批評が載っていました。
「津田梅子もオニババなの?田中美津 P110」を読んで、もう「オニババ化・・」は読まないだろうと

「オニババ化する」の本が出たってのを知った経緯もムカっぱらが立つ状態だったし(個人的なことです)
「負け犬」の次ぎは「オニババ」かと、又もや売れ筋本にのっかろうとする魂胆ありありのタイトルなんで、
絶対に売上に貢献なんてしてやんね〜と思っていましたが、内容は気になっていました。
何がどうして、オニババになるっちゅ〜んじゃ、と

でも、それは全く予想通りの手順で、予想以上にバカそうな内容なので
本当にいいや、と思えました。読んでないのに、この批評書いた人のこと鵜呑みにしていいのですか?
いいんです。だって、自らを傷めつける本をどうして買わなきゃなんないわけさ?
批評文を読まなくても、買わないこと請け合いで、読んで、それを不動のものにしたといいませう。
でも、確認のためにいつか、どこかで読んで見てもいい、お金かけずに。

でも、批評の通りの内容だとして、「オニババ」の作者はオニババでないのなら一体、何がいいたいのだろう。
オニババだったとしたら、「しっしっしっ、バカが買ってやがる。儲かってしゃ〜ないわ」と思っているから
オニババ的にはOKなんじゃないでしょうか。(12万部売れているってさ〜)
タイトルからして、酷いもん。ひどいよ〜〜そんなのぉ〜〜猫又や妖怪の方がまだ可愛いよ〜〜
もういい加減に、同性同士で貶め会うのはよしにして欲しい、そんな事する人がオニババさ。
情けのないオニババだ!!



2005年01月26日(水) 疲労と胃痛、新たなネットの危険性について

随分、日記をかかずにいられたわ。あっという間に1週間が過ぎて行きました。

風邪はひかないけど冷え、肩こり、疲労とグルメ三昧の結果、
食べると胃が痛い、状態になりました。
お腹は空くのだけど、食べると臍のあたりがうねるように痛み、
起きていられないのです。食いしん坊の私には辛い症状です。
ほぼ4日で治りましたが・・・

多分、集中して読書したのも肩こりに拍車をかけたのかもしれません。
でも休んで、することがないと、また手元には本が・・いかんいかん。
ああもっと頑丈な身体は欲しい。
そしたらもう怖い物無しになってしまって手がつけられないとは思うので
きっと叶うことはないと思いますが・・

軽い読み物、とアエラを読んでいたら
大阪のおばちゃんがオレオレ詐欺を撃退した話が載っていました。
他県との被害率や被害額を比較して、大阪がダントツ被害が少ないと検証。
静岡県では実際に、大阪のおばちゃんタレントがCMに起用されたとのことで
そのタレントさんのの武勇伝と写真付き記事です。

ズケズケ、物怖じしないオバちゃんのイメージって普段はあまり好印象でないかもしれないけど
かなり見直すよねえ。冷静な対処や気丈な啖呵に感動すら覚えます。
私もかなり図々しいので、今からそんなおばちゃん気質が匂っている感じですから喜んでイイのかどうなのか?

それと合わせて、オレオレ詐欺が巧妙に成って行く背景に、HPの情報から個人の趣味・行動を入手して
いかにも本人らしく見せる手口についても書かれていました。
ものすごい個人的な内容を晒しているHP、最近はあまりそういうのを見ていないけど
相変わらずあるのでしょうか?私がパソコンを買い、インターネットを利用し始めたころは
のどかだったな、と思いますよ。世知辛い世の中だなあ。



2005年01月20日(木) 読書「ダヴィンチ・コード」

ダン・ブラウン 角川書店

世界的なベストセラーを読みましたよ。(以前、アエラの記事で、世界で売れている本の上位にランクインしていた)
先が気になりついつい読み進んでしまう魅力ある読み物でした。
謎解きもですが、キリスト教の歴史、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵の秘密など
壮大なスケールで、パリからロンドンへと観光地になっている場所もルートで出てきますし
暗号を読み解く部分とは、面倒くさいのですが、それでも主人公の象徴学の講釈を聞いたり
ソフィーの立場になって、テンプル騎士団や聖杯にまつわる歴史を聞くのも楽しいです。
出てくる人物がみんな怪しく見えるのも、推理としてグッジョブなんでしょう。

ルーブル美術館に行きたい・・と思ったりもします。
あ〜みたいみたいよ!ルーブルのグランド・ギャラリーと寄せ木細工の床。
逆さになったピラミッド。
イギリスにいって、ニュートンのお墓がどんなんだか見たいな〜と思っていたら
ネットは便利。こちらでいろんな写真が見られまする。
ttp://www.kadokawa.co.jp/sp/200405-05/

それにしても、美術品や言葉遊びとか象徴が面白いのよね〜
ネズミー作品もあなどれないじゃな〜い(笑)
映画化するのね。するだろうねえ。トム・ハンクスか・・う〜むま。いいか。

あとこの本にかかれている聖杯にまつわる話が本当だとしたら、痛快かもしれません。
バチカン美術館で見た天井壁画の解説で、女性の扱いは納得いかないもん。
知恵の実とか助骨の話とかね。昔のことなんて誰も知っちゃいないし、覚えてないから
好きなようにできますよね〜そりゃそうだ。

それにしても、まだこの本の書評とかその後の話を調べていないのですが
宗教に関する創作物ってよくその筋から文句つけられたりしているけどこの本は大丈夫だったのかな?
宗教というかキリスト教をよく知らないから、どこまでが定説で、どこまでが異説だと
線引きが出来ない私だから、これが文句に値する内容かどうかもわからない有様ですが。

キリスト教といえば、先日見た舞台「SHIRO」もキリスト教でした。
その舞台の中で、人物達が信じるものの為に、命をかけたり、人を殺したりしていました。
「神を信じる」と言って命を投げ出す人もいれば、「仕事を信じる」といい人を殺す人も出てきました。
人を信じるが故に、死ぬ人もいましたし。

こうして第三者的見ていると「信じる」って怖い!、でも信じるものが無ければ人は生きていけないのかなとも思えました。
「信じる」ってなんだろうなあ・・といつも思います。
信じることで救われるなら、好きなように信じたらいいんだけど、あくまで自分だけでオ・ネ・ガ・イ。
自分にはいい按配でも、他人も同じかどうかはわからないんだからさ。
自分一人で寂しいからって、安易に他人を巻き込むのはやめましょう・・・

「ダ・ヴィンチコード」でも、自分の信じるものの為に、人の人生を狂わせてしまう人が出てきますが、自分だけでなんとかしろ!といいたい。
自分が信じるものが、本当に素晴らしいものなら、他人に迷惑かけてまで知らしめなくてもそのうちおのずと知られていきますよと。
迷惑だけでなく殺人までやってのけるんだから、そんなんじゃ、その信じているものまで汚れますよ。信じられた方も迷惑だっての。

本当に、いつもいつも思ってますよ。信じられるもととなった人々、人以外のものも
「そんなことやれって言ってないし〜」と頭抱えているんじゃないかといつも思います。



2005年01月19日(水) 文化的周期?

お正月から舞台を2つ。映画も見た。一応(笑)
そして本をガンガン読んで、今日はサンボマスターのCDが届く。
ネットと通販のおかげで発売日に聴ける。ありがたや。

CD買ってまで聴きたいバンドなんて、すご〜〜〜〜く久しぶり。
真心ブラザース、イエモンとラルク以来じゃないかな?(どれが最後だったかな・・わからん。)
映画音楽とかクラシックとかボサノヴァとかはたまに買うけど。

サンボマスターとの出会いは「恋の門」だったのだけど
一度聴いたら忘れられない歌声、歌詞、そのフレーズ。たまりません。

でも、こっちの生活の方が私らしいといえば私らしいのかな〜
周期的に暗黒時代には人知れずな世界にハマるかもしれない・・ふふ。
いえ、そっちのも忘れていません。
未だに大きく私の心を占めていますことよ。



2005年01月17日(月) 読書とか

読書「空中ブランコ」奥田秀朗 文藝春秋

続けて同じような小説を読んでしまった。
「チルドレン」と「空中ブランコ」どちらかというと後者のがマンガちっくなんだけど
主人公の悩みとか目の前の困難とか謎が、凡人ではなさそうな(いい意味でも悪い意味でも)男によって
解決!ということでもないが、なんとなくスッキリして、読者もスッキリという感じで
一緒こたにしたら怒られるかもしれないけど、続けてよんじゃったものはしょうがない。

「空中ブランコ」に通して出てくる伊良部って精神科医がパタリロ・・・そうだパタリロチックなんだよな。
天才なんだかバカなんだかわからないけど、スーパーウルトラリラックス、ポジティブシンキングで
そんな人がそばにいたら、はた迷惑この上ないんだけど、彼のように生きられない。
悩める人々は、彼のすっとんきょうなこ行動に巻き込まれて、余計症状がひどくなるものの
最後にはスコーンと抜けるというパターン。

ま、彼と看護婦さんのおかしな行動やイタズラ大作戦に思わず笑ってしまいますので
気軽に読むには最適です。

読書「ブラフマンの埋葬」小川洋子 講談社は一昨日書いたからパス。

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10年ですよ。
昨日のことのようにいろんな事をすぐに思い出せるのですが。



2005年01月16日(日) 食いしん坊の散歩

今日は和食とケーキの日。
和食は幾人から話題を聞いていた芦屋の「ゆるり」に行く。
私は風情のあるコースを選ばずに、煮穴子めしにする。
お野菜の揚げ物、大根の煮物、とろろ。丼サイズの汁物とお漬物が付いている。
煮穴子がおいしかったです。
友人の食べたコースもバラエティに富んだ食材でおいしかったそうです。見ていてもおいしそうでした。
でも、黄な粉とゴマのシャーベットは黄な粉が凍った黄な粉そのもの・・という感じでオモロイ。
店内には水が流れているし、空間も外観からみたより、ゆったりとして
過ごし易い雰囲気でした。

それから元町・コムシノアでケーキを2コ食べる。モンブランと小夏ロールケーキ。
以前、他のケーキ屋さんもたまには試そうよ、と冒険して失敗しているんで
ハズレの無い店にしました。ハチミツアイスもつけたかったけどお腹が冷えるし
いい加減食べ過ぎなので、やめておきました。
ここのところ、洋食が続いていたので身体にやさしい和食と思いつつ
ケーキを2つも食べたら意味無いジャン。

穏やかな1日でした。



2005年01月15日(土) 昨日の出来事とか読書とか

帰宅途中。目の前でパトカーがうなりだした。
その前にスクーターがよろよろと走ってくる。
一瞬、道の端っこにギリギリ寄る、とばっちりがあったら困るし。
「そこのバイクとまりなさい。」と警告があり、老年のスクーターはよろよろと止まる。
何があったの?とは思うものの、野次馬する気にはなりませんが
店から出てきた中年の男性が携帯片手に実況を始める。
「信号無視やろな」何でわかる?!

それはそうと、小川洋子著「ブラフマンの埋葬」を読む。
短いし、字も大きいからサクっと読める。
ブラフマンがなんなのかよくわからんが、ブラフマンの気持ちを語っている部分がキュートでした。ブラフマンの生活との生活がうらやましい。
主人公が関心を寄せている娘と交代なのね。私ならブラフマンがいい。
とりあえず早く「博士の数式」を読まなくては・・

昨日に引き続き、特異キャラの笑える小説発見。
「空中ブランコ」なんだけど、まだ途中だけど大車輪キャラ(意味不明でごめん)登場。ますます漫画っぽい、でも笑えるからいい。



2005年01月14日(金) 読書「チルドレン」

伊坂幸太郎 講談社 2004年

やっと納得の行く、楽しい小説に当たったよ。
思えば、ストレートに楽しい!後味の良いといえる本は久しぶりでした。
とはいうものの、自らがノンフィクションとかエッセイばっか(しかも辛口)を読んでいるから
そういう小説に当たらないだけなのだと思うけど・・・
時々、ここの日記に書く事な〜にもない、ふ〜んていう小説にあたると、
それがもとで、また読む気がダウンして、ますます読まなくなってしまうのでした。

男女の恋愛の行く末を描いた小説が「ふ〜ん」なのかな、と思ったりしたけど
男性ばかりの青春小説も「ふ〜ん」だったし、何が「ふ〜ん」の決めてかわからない今日この頃。

それより「面白かった」と素直に思える本のツボを考えた方が建設的かな・・
この本もいうたら「荒唐無稽」なのかもしれないけど、それを着地させて
楽しませてくれるしかけがふんだんに用意されているので、そんな細かいことはいいかと満喫できる。
登場人物、とくにそれぞれの話に必ず出てくる彼の存在がとにかくオモロイのでイイ。

そういうストーリーとかしかけが面白い、だけでなく、言葉の使い方とかもとてもいいと思う。
巻末紹介文に「重力ピエロ」が支持された、とあるからこれも読んで見なくちゃ〜〜、あと「オーデュポンの香り」てのも。



2005年01月13日(木) ドラマ「富豪刑事」とか

やっと今期のドラマを見ましたよ。
「京都地検の女」と「富豪刑事」この共通点はいかに。
京都はどちらかというとマツオ君が見たかったのですが・・

それはさておき「富豪刑事」面白かったですわ。
これから毎週、可愛い衣装とかアクセサリーとか見られるのかと思うとわくわくです。
最後に来ていたスーツも袖口に花模様がプリント?されていて可愛かったぁ。
あんな格好して働きたいよ、私も。

そして、某デカ赤さんはかなりイイ役じゃありませんか?
フカキョんの相手役なのかしら?

それにしても、あの愛のメモリーは・・・・(笑)
ん〜なんか笑ったよ。悪い。



2005年01月12日(水) 読書「太陽と毒ぐも」

角田光代 マガジンハウス 2004

タイトルを書いていて気付いたけど、毒ぐもって、雲なのね・・ずっと勘違いしていました。

いろんな恋人が自分たちのズレを発見して別れたり、やりなおそうとしたりする短編集。
またまた恐ろしい本を読んでしまいました。

これは創作物ではあるものの、でもかなりの確率でありえる話ばかりなのでしょう。
風呂に入る間隔、お酒を嗜む量、食事に対する考え方、旅での行動、ちょっと他人にはいえない癖など
それは人の数だけ、自分なりの当たり前があるので、ピッタリ一致するわけがない。
そういう合わない部分で、揉めたり、別れたりはどこにでもある普通の日常でしょうから。

ケンカしている2人の話を読んでいると、本当に相手に思いやりがなくなっていて
なんの為に一緒にいるのかわからない事になっているので
他人と暮らす困難さを再認識して、恐怖に身が震える思いです。

特に私がドキっとしたのは、ジャンクフード(カラムーチョとか)をご飯代りに食べる女性(しかもそれをベッドの上で食べる)の話。
私も多分、その人とは暮らせないと思う。身体を心配して、食事のことを言ったとしても
「あなたに養ってもらっているわけでないのだから、人のことに口だしするな」とか言われたら、やってけないと思いますよ。
小説の中の怒って出て行く女性の言い分もわかるけど、ジャンクフードを主食にするのと同じくらい
暮らしている間、相手に何も主張せずに、ある日辛抱できなくなって、ぶちまけて出て行くっちゅーのも怖かったなあ。
でも、それって一緒に暮らして見ないとわからないのよね・・怖い。
「え〜知らなかったよ〜なんで言ってくれなかったの?」ってすごい恐怖な気がする。

でも私のように、何でも話すタイプこそが苦手な人もいるだろうから、それこそがズレなんでしょうけど
私は私自身が難しい故に、きっと困難さは加速するんだとわかっているのですが。

私は男性と2人で暮らす、という体験をしたことないけど
寮で他人と暮らしたり、親戚の家で間借りしたことはあるので
だいたいは他人と暮らす困難さはわかっているつもりでした。
というか自分の身内と暮らしていることすら、苦痛をともなっているので
私は本当は一人暮らしが向いているのかもしれません。

そうすると、家族との暮らしを解消して一人暮らしをしたが最後、結婚しようなんて
思いも寄らないことになるかもしれません。

なんてちょっと神経質な話ですが、小説の最終話はそれでも暮らす秘訣っていうか
ヒントっぽい話があって、それはそれで納得しました。


ところで、この年末年始は、昔からよく知っている友人とその逆に最近知り合った友人と長い時間を過ごす機会があったのですが
お互いにあまり知らない間柄だと、食べるものの趣味、その量、あまり好まれない行動などが全く予想がつかず
その都度手探り状態で、それは本当に刺激的で目が覚める思いです。
(でも、それは私だけが気にしているのかもしれません。)

昔馴染みの友人は、お互いの好きな食べ物、歩くペース、休むペース、見たいもの、苦手なものなどを全く相談せずに動けるのでした。
そんなわけで、新しい友人と過ごすことによって、自分がいかに昔馴染みの友人たちに甘えているのか思い知ったのです。
いや〜本当に驚いた。ってヘンな感想かもしれないけど。
でも、今では気の置けない友人たちも、知り合った頃は手探りしていたはずだから、当たり前なのでしょうけど。

30過ぎたら、毎年新しい友人を作ろう!って余計なお世話かもしれない目標を目にしたことがあるけど
私みたいな人間にこそ、実は必要な目標かもしれません。



2005年01月11日(火) 年末年始の[読書]・・

「私の愛国心」香山リカ 筑摩新書 2004年
「黒い家」貴志祐介 角川ホラー文庫 1998年
「家守綺譚」梨木香歩 新潮社 2004年

年末に読もうと思った図書はあと他に4冊あったのだけど時間がなくて無理でした。
そして上記のラインナップ・・ある意味3つともホラー。
どれが一番怖いかってぇと「私の愛国心」かな。

若い人たちに広がる「私」主義という傾向。
一昨年の芥川賞を受賞した作品にある批評家が「狭い世界」とスパっといい
確かに、狭い世界を描いた彼女たちの作品だし、なるほどと思う。
でも小説のほとんどが、「自分」について書かれているのって今に始まったことじゃないので
「じゃあどうすればいいのかな〜」なんて思う私も狭い世界の住人なのだとわかる。

世界の状況がテレビに映し出されて、ネットで世界の反対の人とでもやりとりできる
世の中になっているのに、日本という狭い世界の狭い自分の周囲しか見られない。
興味無いという現象ってなかなかどうして意味深なのではないでしょうか?

日本もアメリカも急速に悪くなってしまったのか、どうなのか。
よくなる可能性についていくつかの案を見るも、国という単位ですから茨の道なのですね。

年を挟んで読んだのが「黒い家」。(こんな不吉な本を読んでしまいました(汗)
これも精神分析を織り交ぜ、生命保険という制度を活かした、恐ろしい話。
ただただホンマに怪物・主婦が怖い。
人を人とも思わない人。それが自分の子どもであっても。
でも、それが絵空事でないのが、もっと怖い。
自分しか興味無い、あるいは自分が認識した人間しか興味がないというのが、究極にすすめば
これとそう大差ないことになりそうです。

そして「家守綺譚」は現実と切り離された境界に住まう男の御伽噺。
湖で行方不明になった友人がボートを漕いでやってきたり
サルスベリに懸想されたり、飼っている犬が河童とサギの仲裁をしたりする。
夏の暑い日に読みたい、温度が感じられない話。
いずれも血の通った人間はほとんど出てこない本なのでした。

私も地に足がついてない生活をもう長らく続けているので、こんなんなのですが
むやみやたらと人にぶつかったりしないし、小さい子どもが夕方に一人で歩いているのを
見ると、心配になってしまうので、自分以外に興味がないわけではないのでまだ大丈夫だと思われます。

雑誌「Number 618」

中田の微笑みアップが表紙。
それはさておき、川口能活と楢崎のインタビューですよ。
2人のGKの話も、私には、楽しいのですが
一番、いいと思ったのは土肥さんの語る2人の部分。頼もしい人だ。

ヨーロッパで苦渋を飲んだヨシカツは、それだからこそ
人間的に成長して日本に帰って活躍できる場を得られるのでね。
彼の今後の活躍を楽しみにしていますよ。
もちろん、他のGKもね。



2005年01月10日(月) あ〜本当に明日から仕事だわ

一日出勤しただけで、また三連休だったから
とっても長い休みに感じていました。
そして最初から最後までずっと趣味三昧で、ずっと好きな人々といられて
私はとっても幸せ者でした。

こんなに幸福な時間が続くことなんて、今までの人生でなかなかないので
つい不安になってしまいます。
でもきっと今年は大丈夫かな。



2005年01月09日(日) 劇団新感線「SHIRO」

急遽でもないか、ピンチヒッターで誘われて見に行くことになった舞台。
お正月から友人宅で「レッツゴー忍法帳」を見て、ますます新感線を好きになっていたので、どんな内容か、出演者かわからないまま楽しみに行きました。

見に行っていろいろ驚く。
なんと最前列ど真ん中!同行者も知らなかったという二度びっくり(笑)
最前列なんて、約10年前の宝塚以来でした。
ミュージカルだったんだ!しかもロック。
出演者が豪華!杏子さんが出ているよ!バービーボーイズのコンサート以来だよ。

そして「忍法帳」「紅天狗」のように笑いがあるのかどうなのか・・
全体的には重い、恐ろしい話で悲劇なのですが、やはりありましたよ、アドリブ天国。
これがあなくちゃ〜〜大変好ましゅうございました。

もう席のせいもあるけど、かなり感情移入してみてて
またエンドレス、感想書いてしまいそうなんだけど
とりあえず、歌って歌って、踊って踊って、泣いて笑って大変よかったです。
セクシーくのいち姉妹、秋山菜津子さんが素敵、高田聖子さんがかっこよくって、相変わらず器用な人だ〜〜
二人のSHIRO役の中川さんは初見でした。そして噂どおり歌がうまかった。
でもあの顔の表情の作り方はどうなの?客席奥の方まで見せるためには仕方ないの?外人を意識したの?いつもそうなの?と気になりました。
もう一人の方、上川さんも歌がうまかったのね〜。激しい殺陣もただただ圧倒されて見つめてしまいました。

高橋由美子さんは最近テレビでは異色な役で目立っていたけど、キュートで可憐な女優さんでした。
そして意外でもないけど、江守徹さんのイズの守がカッコいいのです〜〜。びっくりした。
新感線レギューラーといっていい悪役たちのキャラは細かく書くのも無粋なので書きませんがおもろいです。

あ〜本当にいってよかった。

その日は他に用事もあって、激忙しかったのですが
ずっと楽しく元気に過ごせました。




2005年01月07日(金) 相手にされない眼科

久々に眼科検診にいきました。
コンタクトレンズ購入時も検診しているけど、定期的にしている白内障とか網膜はく離の方。
それに加えて、最近新聞の広告に出ていた緑内障なんてのもあって
新聞一面の派手な図柄で見えないところがあった場合は、その可能性があるかも?というのを何気に見ていたら見えない部分があるではありませんか?
うそん・・でも見えないの見えなさはその病気とは違うような気もします。
でも、目を酷使しているし、目が時々刺すように痛いし、涙はしみるしでいっぱい不安のある私は午後休みというのもあって行って来ましたが・・
受付で、新聞記事のことを出した瞬間から、くすりと笑われる。
相手にされていない感じ・・「全然違います」という顔。

でも、一応検診。そして医師も、全然相手にしていない。
「緑内障は40歳から!」と断言。「白内障は誰でもある」・・それはそうなの?大丈夫なの?
そんな四捨五入で40なのに!どんな病気もきっかりその年齢を超えないとならないという保障はないよねえ・・と憤慨するも、病気でないから嬉しいのだけど。
ま、よかったけど。
目の異常無しで高い検査料は安心料。



2005年01月06日(木) 腕組みする女

「負け犬の遠吠え」の負け犬にならないための十か条で一番気に入っているものは
「腕組しないこと」いつでもどこでも連れて行って〜と両腕はぶらぶらしておかないといけないそうです。

ふふ、腕組みなら任せておけ!といわんばかりに腕組み日常なので、大ウケ。
そして私の親しい友人たち(負け犬といわれるのに当てはまる)も大うけでこの本を読んで以来は
お互いに「あ、腕組みしているよ!」と笑いながら注意しているのですが・・

元旦に映画を見に行ったときに、一番見やすいセンターあたり、ど真ん中に座っていた私たち。
気づいたら、またもや腕組みをしていました。
友人にそれを告げ、左右を確認すると、多分彼氏と来ている女性たちなのでしょうが
誰一人として腕組みをしている人はいませんでした。
いろんな意味で驚く私たち。

そしてそれを帰宅してから、叔母たちなどに話すと、「腕組みなんてしたことない!」と非常に驚かれる。
もちろん彼女たちは既婚者です。
腕組みをしたことない、しなれないので、腕組みにトライしたものの、なんだか収まり悪いみたいです。
私の立派な腕組みに感心しているのでした。あは。



2005年01月05日(水) 書き直しました。

日記がずれてきていたので修正。
本日はまだ未定です。



2005年01月04日(火) 宝塚宙組「ホテル・ステラマリス/レビュー誕生」

随分久しぶりに宝塚でしかもオペラグラスのいらない席での鑑賞。
やっぱり立体少女漫画の組は眼福でした。
男役さんは皆背が高く、かっこいいのである。
和央さんは足長さんで、自然に「お〜かっこいい」と思えるし
花フサさんも相変わらずナイスバディでどんな衣装も似合う容貌で
もうお話とか内容なんて細かいこと気にしないで楽しめる。
これは本当に強みだなあ・・って外側重視の私だからかな。

お話はホテルの再建と挫折と復活に恋を絡めたオーソドックスな作りなのですが
正塚先生だから随所に笑いをいれるし、主役だけでなく脇まで見せ場を作る親切設定で楽しめました。
ちょっと恋の話がパンチ不足なのはお約束なんですが
そこはトップコンビが熟年(!)カップルなので力技で見せてくれる感じでしょうか(笑)
立ち上がりのピストル事件の時に、ステイシーをかばうオダネルが印象的でした。
それからオダネルさんの前で倒れ、泣き、すがりつくステイシーも可愛かったです。
大和さんは儲け役で、初めて印象的に見えました。

レビューも久々に大満足です。これも良席であり、好みのトップコンビの力のせいかな〜(^^;)
でも、星の舞台が美しいですし、スパニッシュや劇中劇な作りもあきさせなくて、よかったんですよ。
新年にふさわしい美しいものを見られてよかったです。



2005年01月03日(月) 今年の抱負

帰宅しました。
日記書初めは、今年の抱負にしておきましょう。

怪我無し、病無し!はもちろん。
今年は頑張らなくてはならないことがあるのです。
年末に願いが叶ったら、頑張るとひそかに誓っていたことがあったのですが
願いが奇しくも叶ってしまったので、頑張らなくてはならなくなりました。
でもそれは私にとって少なからず試練であります。
今もちょっとそれを思うと辛い。
でもやらなくてはならないので頑張るよ!



2005年01月02日(日) 年末年始の流行語

○○たんは悪くない!・・盲目ファンにささぐ。○○には自分の好きなタレントさんなどの名前を入れてくだされ。

前頭葉を使え!・・場の空気を読め!ってことなんですけど。

お銚子倒しちゃうよ・・悔しくて、でもひっそりとやさぐれたい時に使えるか?



明日使える気がしました。



2005年01月01日(土) 今年一番乗りの映画など

年末年始は友人宅で過ごしました。
のんびりとあまり家から出なかったのですが、本日は映画の日ですので
「ハウル」を見てきました。(正確なタイトル知らないでやんの)

興行成績が1位で、10位までのどれも見に行ってない私としては、これも見に行かないほうがいいかしら・・とか、
声の出演がアレとかなのでとかで、少し抵抗があったのですが
友人たちが結構プッシュするので(?)見てみました。

ネタばれありありありです。

残念!!
声が気になって集中できず・・・

某Kタクよりもヘタな人がいる、と噂で聞いたことがあるけど
誰も名前をいいませんがわかりました。あれはどうなんでしょうか?
泣きのシーンなどびっくらこいたよ。

声の出演がこうでなかったら、私は多分、この映画好きだったかもしれない。
出演者が嫌いとか、声がイメージにあってない以前に
声とアニメの動きが連動していないっていうか、融合していない気がしました。
多分、役者の演技が下手というのではなく、例えば役者は自然な演技をしているのが
アニメという人間が動いている動きとはやっぱり違う動きにあってないというか・・
よく知らないのに書いていいのかわからないけど、そういう職人的な連動を監督自身が望んでいないのなら、これはこれでオーケイなのかもしれないけど
少なくとも、アニメ作品として、その世界に没頭してみたいと切望している私にはなじめませんね。
でも、女の傷の部分で泣く場面であの泣き声はないとどうしても思ってしまうし
娘らしい心情の声は逆に作っているようで、どうにも落ち着かない気がしてしまいました。
そう再三書いてしまうけど、動きと場面にあってなくて、落ち着かないのさ!心が狭い私ですみません。

守るものが出来たから、もう逃げないというハウルも魅力的なキャラですし、実の母や妹と容貌を比較し地味で暗い、不幸癖のついたソフィーはばりばり感情移入できるキャラで、
それぞれのキャラもかなりツボなので、惜しい!おしいよ〜〜〜!
原作を読んでみようかしら・・これは壮大なイメージビデオだと思ってさ・・

ところで、ハウルは炎の悪魔と契約して心がないそうなんですが
それでは、ソフィーを守ろうとしたときの心模様ってのはどうなん?とか
そんな便利な魔法三昧なら、お部屋の片付けとかはできないのか?など
疑問もいろいろありますが、やっぱり原作を読め!なのかしら?

は〜なんか不完全燃焼でもやもやするっすよ!!


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