enpitu



見苦しいバカップル。

先に書いておきます。
今回、結構暴言吐いてます。
イライラしておられる方は余計イライラするかと思いますので、後日お読みになることをお勧めします。



こないだね、最終電車に乗った時に、そこそこ混んでたんだけどさ、アベックという古くさい言葉がしっくり来るようなブサイ・・・ゲホゲホッ!えー、あんまり麗しくない男女が乗り込んできたのです。
年は30前後。
女の方はもうべろんべろんに酔っ払っているらしく、電車に乗り込む時もね、
「えーあっちの方が早いもぉん」
なんてかわいくもないかわいこぶってヨロヨロと男にもたれかかりながらぐだぐだいっててね、男の方が冷静に
「いや、こっちの方が早いよ。」
と、女を説得して乗り込んできたのです。
私は入り口前の吊皮につかまってて、その男も私と少し距離を置いてドアに向って吊皮につかまって、女は、と言うと、ちびで、でぶだから吊皮につかまれなくって、背の高い男の腰につかまってたのです。
私の目の前の、ドア左手のポールの所には男の子、ドアの中央に仕事帰りらしいスーツ着たギャル、ドアの右手のポールには30前と思しきおとなしそうな女性が立ってて、そのアベックが乗り込んできた途端、さっと空気が変わったのです。
なぜかと言うと、そのアベックの女の方がありえないくらいフラフラしていて、電車が揺れるたび、ぐらーっとギャルにぶつかりそうになり、また揺れるたび、私の後ろに立っているリーマンにぶつかりそうになってたから。
車内に殺気が立ちこめてましたね。
私の前にいた男の子は、それまでずっとやっていた携帯メールを止めて横目でアベックを観察。
私も奴らの横にいて、何度もぶつかりそうでぶつからないという状態になってイライラ。
いっそのことドカンとぶつかってくれれば
「フラフラしてんじゃねーよッ!ブス!」
と自分の事を棚に上げて言ったりして、その場のヒーローになる事もできたのですが(いや、小心者だから言えないだろうけども)、その女はぶつからないぎりぎりの所で止まるのですよね。んー、髪がさっと腕に触れる程度、と言えばわかってもらえるでしょうか。混んでるとはいえ、自分のテリトリーを保てる程度の混みかたなので、踏み込んでこられて不快で仕方がない。
しかもその女、かなり酒が入って鼻息が激しく、うにゃうにゃとその男の上着の中に手を入れてつかまっていたのですが、そのうち男も鼻息が荒くなってきて、
「もしや、あんた、ちんこ触ったりしてない!?こんな場所で不潔よッ!」
と言いたくなるような状態だったのです。
私はドアのガラス越しに彼らを観察しながらイライラ(じゃあ見るなってもんですが見ずにはいられない危険なオーラがあったのです)。
ドアに立っていたギャルも落ち着かない様子。
私はそのいかついギャルを心の中で
「ほら、だてにガングロじゃないのよって所を見せるのよ!ほら!キレろ!『キレる少年達』と言われた年代でしょ?今キレないでいつキレるんだ!」
と煽っていたのです。
と、その時、電車が大きく揺れ、その女の手が男の腰から離れ、激しくギャルにぶつかったのです。
「わー!ほれ!今だ!がんばれギャル!」
と思っていたのに、そのギャルはそのアベック達よりもよっぽど社会常識がしっかりした子だったようで、
「しぃません・・・」
と、淀んだ目でろくに謝りもしないその女を軽い会釈で許しちゃったのです。
その女はろくに謝りもしないまま、また男にコアラのように抱きつき、男に対して
「ちゃんと支えていないお前が悪い」
とでも言いたげに、男の腰にまわした手でバシバシと男の尻をぶっていて、男も男でギャルに謝りもせず、
「なんだよ、俺が悪いの?」
なんてアホな事をのたまっていたのです。
バカッ!お前、その酔っ払いの保護者として、かわりに謝るとかできねーのかよッ!アホ!
もう、その場にいた人のフラストレーションMAX状態。
一気にリミットゲージアップ。
次の攻撃で大技出しちゃうよッ!という空気に包まれました。
するとまた電車がガタンとおおきく揺れました。
肉塊が女がまたそれに合わせてふらつき、今度はドアの右側に立っていたおとなしそうな女性にぶつかりました。
すると思いがけないことが。
絶対キレる事はないだろうと思っていたそのおとなしい女性が、ギッと女を睨みつけ、舌打ちをしたのです。
おお、やはり貴女もイラついていたのですねッ!同志よッ!
とは思ったものの、やはりその女性も大人。
それ以上のバトルはなく、また男につかまり、「んン〜!!」と抗議の鼻息を吐きながら男のケツをバシバシ叩いている肉塊を睨みつけるだけに留まっていたのですけどもね。
男の方が険悪な空気に耐えられない様子で、周りの客と目を合わせられなくなってずっと天井を眺めてましたね。
ヲイ、天井眺めてないでそのブタしっかり調教しろや(暴言)。
と殺気立ちながら思ったのです。
人のふり見て我がふり直せ。
ブサイクでもデブでもアホでもなんでもいいけど、人様に迷惑はかけるなと。
私もああやって人様に嫌悪感を抱かせたりしない様に気をつけなくては、と、改めて思ったのでした。
2003年05月24日(土)

美味しい貴方。

今日はダーリンの誕生日。
32歳になられました。おめっとう。
でも彼は日曜に電話をかけてきて
「そういえばお前、明日誕生日だな。おめでとう。」
と言ったらしい彼の父上に、
「俺は年をとらないから。誕生日なんてめでたくないよ。」
ときっぱり言い切っておりました。
男が年を気にするなよ。
むしろ男は年をとるごとにおいしくなっていくんだと思うけどな。
顔に刻まれた笑い皺や眉間の皺が、いろんな顔をしてきたうまみのある人生をあらわすんだと思うんだけどな。
50歳くらいになって、若作りして、
「俺、何歳に見える?」
なんて若者に言って、年より若く見られて喜んでるようなオヤジにだけはなって欲しくないなぁ。なんとなく。
女性が若さ(年齢の問題じゃなく見た目とかね。)を気にするのは解るけど、男で若さを気にしてる人はなんだかあんまり・・・。
肉体的な若さ(健康面)を気にするなら解るけど、見た目の若さを気にする男の人って軽薄そうでやだ(←偏見)。


見た目って、そりゃ多少は気になるけど、私はなんの飾り気がなくっても惹かれる物を持ってる、素朴な人が好きだ。
子供の頃にお誕生日パーティで食べた、人形が乗ってるようなごてごてしたデコレーションケーキより、小麦の旨みが味わえるスコーンの方が好きだよ。
はちみつかけようかな。
ジャムをのせようか。
メイプルシロップも捨てがたい。
なんて自分で味付けする楽しみを持ってるものが大好きなんだ。
ダーリンは、そういう意味では、素材のうまみが生きている、素朴なスコーンのように美味しい。
素材の味を殺さない味付けの分量が難しいけども、最高に美味しく食べられるか、それともはちみつの分量を間違えて、その味付けに負けて素材のうまみを味わえないかは、私の腕にかかってる。
たった一滴のはちみつをのせようかやめようか、ものすごく悩む事もある。
絶妙な分量の味付けで、素材のうまみをひきたてて、最高に美味しいものとして、彼を食べて行きたいな。
でも、それには、美味しい物を美味しいと感じることのできる舌が大事。
ダーリンは美味しい。
年を取るごとに、きっと、もっと美味しくなっていく。
これからも、その美味しさをちゃんと美味しいと感じることのできる舌を、養い続けたい。


また一つ、貴方のうまみが増えたよ。
ハッピーバースディ!
2003年05月19日(月)

宝物 / リカ

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