☆ako’s DAIARY☆
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メガネを失くした。
ただそれだけなのに、とても悲しいのはあのメガネはあなたに貰ったものだから。
もう、忘れたつもりの人だったけど、ほんの数ヶ月前、あなたと一緒にふと立ち寄っためがね屋さんで、あなたが私に掛けさせたメガネ。
「うん、似合うね」
「そうかなぁ」
「買おうよ」
『ヒトゴトだと思ってそんなに簡単に買えないよ。。。』
「似合うから買ってあげる」
「えぇぇ!!?」
びっくりした。
意識した瞬間。
ちょっと気になるただの(お稽古事の)クラスメイトだったはずの彼とのはじめてのお出かけ。
きっかけ作ったのは私の方だった。
彼の転勤さえなければ本当に違う未来があったのかもしれない。
熊本と東京。
私にはそんなに遠い距離じゃないつもりだった、だけど、結局は巧くいかなかった。
彼は殻に閉じこもってしまった。
私は彼と話したかった、そんな私を彼は受け容れなかった。
彼が行く前のできるだけの時間は一緒にいた。
お互いの気持ちは知っていた。
彼は私の大事にしているものをわかって理解してくれていたし(私たち二人とも同じだったからかな)
今になってこんなこと思い出して・・・
ほんの数ヶ月前の春のことだった。
一緒に夜桜も観に行ったね。
海へ行って、雨に降られて大急ぎで走って濡れたっけw
年齢差は7歳。
見た目年齢はきっと一回り以上だったと思う。
襲われそうになった満月の夜。
もう随分昔のことみたい。
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