即興詩。即ち書きだめ。

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2003年03月30日(日)


2時間睡眠



僕はまだ
上手に笑えてない きっと
君の
耳元あたりの
妙に遠慮がちなうねりとか
そういった秘密めく出立ちが
パラドクス的に惑わせるんだ

体温を感じる朝は
刹那のエスケープ症候群
何もかもを置いて
僕のところへ来てくれないか
なんて声に出さずに叫んだりする


この空間を好きになりなよ
遠く離れた約束よりも
この空間を好きになりなよ



うねる中身を教えて
決して誰にも言わないから
朝が何度君の上に来ても
倦怠する斜光のようには投げないから







* * * *







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2003年03月22日(土)


いまをいきる




あの人の創る言葉があまりに綺麗で
僕は目頭が熱くなるのを覚えた
部屋に残された記憶の欠片に酔えるほど
暇を持て余す毎日なのに
君の、ぬくもりの、その彼方へ
馳せる僕を笑うかい
おもいで
なんてこれっぽっちも意識しなかったよ
ただ10年先に、20年先に、
熱くなる目頭を追って後悔なぞしてみるんだろう


そしてどうしようもなく恥ずかしくなるんだ。








* * * *







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