即興詩。即ち書きだめ。
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僕はまだ 上手に笑えてない きっと 君の 耳元あたりの 妙に遠慮がちなうねりとか そういった秘密めく出立ちが パラドクス的に惑わせるんだ
体温を感じる朝は 刹那のエスケープ症候群 何もかもを置いて 僕のところへ来てくれないか なんて声に出さずに叫んだりする
この空間を好きになりなよ 遠く離れた約束よりも この空間を好きになりなよ
うねる中身を教えて 決して誰にも言わないから 朝が何度君の上に来ても 倦怠する斜光のようには投げないから
* * * *
あの人の創る言葉があまりに綺麗で 僕は目頭が熱くなるのを覚えた 部屋に残された記憶の欠片に酔えるほど 暇を持て余す毎日なのに 君の、ぬくもりの、その彼方へ 馳せる僕を笑うかい おもいで なんてこれっぽっちも意識しなかったよ ただ10年先に、20年先に、 熱くなる目頭を追って後悔なぞしてみるんだろう
そしてどうしようもなく恥ずかしくなるんだ。
* * * *
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