即興詩。即ち書きだめ。
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これは秘密ですが 貴方に抱いていた感情は 焼却することに決定しました (あるいは虐殺 (あるいは説得 絶対的な見方をすれば とても素敵なものでした 盲目というほど走れなかったけれど どうしてもっと早く 目を覚まさせてくれなかったのか 心残りでなりません 引きずられたタイヤの跡のように 振り返らなくとも日々は残ってゆくのです だからその足で踏み潰して さもなくばタイヤをください 貴方の前に 転がってゆくから
そうしたら追いかけてくれるでしょう? そんな鬼ごっこがしたいのよ
扉を開けると 途端に潮のかおりがした 風が 吹いているのだ 今日はやけに強く 僕は踏み出した 一歩 一歩 海岸線沿いの国道で足止めをくらい すぐ其処に見える大きな世界に思いを馳せる とてつもなく遠い気がして立ちすくむ 振り返って巻き戻したい 僕は何故 此処まで来たのだ わかっていたのだ 国道を越えてあの世界までは行けないということ あの果てしない青へは届かないということ ライトが いつまでたっても変わらない 赤い目をして僕を睨む 帰れ 帰れと手を払って
結局は 眺めていることしか出来ないのだ 国道向こうの世界を、この位置から あぁ 潮のかおりは確かにリアルだったのに
ミュート ミュート 消してしまえ 要るなら自分で作ればいい 当てはめろ 想像のメロディー
僕は何ものにも共感しません 僕の喜怒哀楽はぼく自身のもの 誰に分かる事ができるというのだ そんな綺麗な気持ちを見せるでないよ 吐き気がするのだよ 聞こえなくしてしまいたい ミュート ミュート 正しい日本語を使って下さい 横文字も流行語も要らないのです ましてや使い慣れた略語など 吐き気がするのだよ 吐き気がするのだよ
ミュート、
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