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非日常かもしれない日々

■ 彼に会う 2003年11月30日(日)
昨夜遅く、彼は富士宮から店まで迎えに来てくれた。
いつも突然だからびっくりだけど、彼の仕事柄仕方ない。
相変わらず、彼は仕事のことはあまり話したがらないけれど、まだ結婚の事は考えているらしい。
すぐにでもあたしの所に来たいと言ったものの、何故ためらっているのかは話してくれないけれど・・・
でも生活の事とか仕事の事とかだろうね。
あたしと結婚したいって考えは確固たるものらしい。
焼き肉を少し食べた。
コインパークに車を停めて、相合傘して家に向かう。
コインパークから自宅までは数分歩く。
彼は腕をあたしの背中に回して傘を持つ。
抱き合うようにあたし達は歩く。
手を繋いで歩くのは恥ずかしいといいながら、肩を組んだり、後ろから抱き締めるのは恥ずかしくないらしい・・・

一緒にお風呂に入る。
風呂から出てすぐにセックスするのはいつものパターン。
仕事で毎日、嫌と言うほどセックスしてるいてセックスそのものはうんざりだ。

全然、気持ち良くないし、濡れないから潤滑ゼリー仕込んでるし最中には
「こいつ早くいってくれないかな」って思っていたり
「そろそろイッタ振りしなきゃ時間がないなあ」とか
「お腹空いたなあ。今日は何食べようかな」とか全然、あさっての事を考えているのに、何で彼とするのは気持ちいいのかな。当たり前の事だけど。
このまま彼の腕の中で死んでしまえればいいのにとまで思う。

セックスが終わって、また一緒にシャワーを浴びてベッドに戻ったら、彼は数秒で眠りについてしまう。
無理もない。
前日には殆ど眠っていないのだから。
眠らないまま4時間もかけて東京まで来てくれるのだから・・・
眠りについたのはAM5:00
あたしが寝返りうって彼から離れても、彼は眠りながらもあたしを抱き寄せる。
可愛い人だ。

朝と言うか昼に目覚めて、また彼はあたしを抱く。
1ヶ月近くもSEXしないと皆、こうなのかなあ。

彼の頭と体を洗うときは至福の時だったりする。
「ねえねえ頭洗って」
こんな時だけ彼は子供のように甘えてくる。

またウロウロとデートする。近所の商店街を歩き回り。ドンキ・ホーテにも行った。
「ねえねえ、これ買って」
変な駄菓子を持って彼は言う。
ガキじゃねぇんだから・・・
彼とデートすると2時間位は歩き回る羽目になる。

戻ってまたSEXしたけど、最後は彼はあたしの口のなかに出した。
って言うか、あたしは彼の舌と指だけでイカされる・・・
3回目ともなると精子すくなっ!

中々、帰りたがらない彼だが、帰らないと仕事に遅刻する。

またあたしは熱海まで付き合う。
熱海であたしは最終の新幹線に乗り、彼は富士宮まで向かう。
あたしが東京に着いても、彼はまだ富士宮に着いていない。
静岡県って広いねえ・・・





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■ 結婚? 2003年11月26日(水)
どう見てもヤク中としか思えない客が来た。
最初はただの酔っ払いかと思ったけど。
あまりにも支離滅裂でぶち切れた。
部屋に入ってからベッドで寝るし、人の事ブスだとかデブだとか胸が気に入らないとか。
それも呂律が回っていないし、何言ってるんだか良くわからない。
文句は言うくせに人の手は握るし意味わかんない。
「気に入らないなら帰っていいよ。でも服は脱いじゃったからサービス料は置いていきなよ!」
「切れるの見た事ない」と良く同業者に言われますが、さすがに青筋立ってます。
「払わないよ」と言いつつもベッドで寝ようとする馬鹿野郎。
ボーイさん呼んだら来てくれたけど、ボーイさんが来れば
「わかりました。サービス受けます」って意味わからん。
「もう20分も経過してるんだよ!その分、あたしだって他のお客さんについた方がいいんだよ!どうするの!」
「わかった。払うよ。お金どこ?」
おぃ・・・・
取り合えず風呂場に連れて行ったものの、ずっと訳のわからない言葉をブツブツ。
歯を磨いて口をゆすぐかと思いきや、ゆすいだ水をそのまま飲み込んでるし。
散々、人の事をブスだとか言うくせに「いい顔だ」とか・・・
しまいには
「延長して!30分!」
「お金あるの?本当にいいの?○万円持ってる?」
「持ってる」
フロントにコールしたらボーイさん、ちょっと笑って
「今度は延長ですか・・・先にお金貰っといてくださいね」
マットを初めてもマットの上で動いて危ない。
何度、注意しても言う事聞かないし、いきなりあたしを抱き締めるし。
もうどうしようもないのでさっさと体洗って、世間をシャワーで流し始めたら彼はシャワーをあたしから奪って、あたしの体をお湯で流しだすし。なんなんだ?

風呂を出たらビール飲みだすし、エッチはしなくていいと言いながら、ずっと訳のわからない言葉を言い出す。
さすがのあたしももうぶち切れ
「きつい顔してるねえ。嫌な事でもあるんでしょ?不幸でしょ?」とか言い出すから
「そりゃ、あなたがあたしを怒らすからでしょ?あたしはこう見えても幸せなんだ!」
「手が太いねえ」会話が成り立たない・・・
かと思いきや
「飲みに行こうよ!」
はぁ?
「行かないよ」
「何だよ。気持ち悪い」
お前だよ・・・
「あなたに気に入られなくても別にいいよ!あたしは充分幸せだよ!」
「うるせぇな。不細工!」
「不細工で結構!」
といえば
「好きだよ」
おぃ・・・
「好かれなくてもいいです!もう2度と会わないからね!」
そんなこんなで時間が迫ってきたので、服を着せればまたベッドに横になるし・・・
何だか書ききれないけどね・・・

ボーイさん
「良くあんなの延長に持ち込みましたね」
「持ちこんだって言うか何か、あんなの入れちゃ駄目だよ!ありゃヤクだよ!」
「そうなんですか?あのお客さん、樹杏さんに入る前に他の子に入ってるんですよ。その後に入り直ししてるんですよ」
「そうなの?その女の子、何も言ってないの?」
「言ってないけど不機嫌な顔してましたねえ」
そりゃそうだろ!
馬鹿男が延長したおかげで、その後に写真指名したお客さんが予定以上に待たされたらしい・・・・

「明日にでもお前のとこに行ったらどうする?」
ええ〜!どうした。
何でもいい加減、今の仕事が嫌になったって。
まあ昔から嫌になったとは言っていて、頃合を見て東京に来て仕事を探すとは言っていたけど、来年の話だと思っていた。
しかも彼は「同棲」って嫌いらしく、一緒に住む時には籍を入れるとか言っていた。
どうも昨日から今日にかけてメールで
「一緒になったら俺を幸せにしてくれる?」
「一生、俺を愛せる?」
「本当に?」

ってしつこかったのだ・・・
「何か合ったの?どんな嫌な事が合ったの?」
「まあいろいろあるのさ・・・」
彼の口からはあまり、愚痴だとか弱音だとか人の悪口は聞いた事ない。
何が合ったの?と聞いてもいつも言葉を濁す人だ。
「とにかくお前のとこに行って、すぐに別れちゃうようじゃ嫌だからさ。行くならすぐに結婚するつもりで行くからさ。だからしつこくお前に聞いてたんだよ」

割と慎重な男が、先の生活の事も考えずに・・どうしちゃったのかね。
「来るならいつでも来ていいよ」
はっきり言って、彼の仕事探しは難しいだろうけど・・・
ただ高校を中退してから、いろんな仕事を渡り歩いてきた人だ。
苦労は身に沁みているはず。
しかも働いてないと死んじゃうんじゃないかと思うような、仕事人間だ。
信用しようと思う。

ただ明日、友達と買い物に行く予定で、ヴィトンでバッグを買おうと思っていたけど、やめとこって感じ。
今のうちに節約しなければ・・・





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■ 仕事は順調・・・でも 2003年11月21日(金)
相変わらず彼からの連絡はなし。
丸2年も付き合って別れ話はメールで?
「付き合わないで結構だよ!」それで終わりなのかな・・・
意地になってあたしからも電話しないのもどうかとも自分で思うけどね。
1週間前はあんなに仲良かったあたし達。
「じゃれあってる樹杏ちゃんたち見てると恋愛したくなった」
って恋愛恐怖症の友達が言う位、仲良かったのにな。

仕事は順調。
出勤7日目で本指名ご来店。
他にも話しだけでいいからって人がご来店。
何もしないのに
「延長してよ」って結局、時間ダブル!
帰りにも
「名刺頂戴ね!」って
何でも奥さんと大喧嘩して、やけになってソープに来たらしい。
来たはいいけど、エッチするのは罪悪感で無理だって。
ありがとうございます!






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■ またまた喧嘩中 2003年11月19日(水)
彼と喧嘩して2日間、音沙汰無しです。
いつもと同じでくっだらないのですがね・・・
今度こそ駄目かな・・・てかこの間まで仲良しだったけど・・・
事の発端は
「使えない女だな」とか言われてさ・・・
ぶちきれちゃったよ。
「使えないって何?あたしは使われたくなんかないよ。あたしを見下すの?利用する気?それともあたしの金でも狙ってるの?」って言っちゃった。
同業の友達に話したら
「仕方ないよね。うちらは恋愛するたびに、その男はあたしの金目当てじゃないだろうな?って警戒するよねえ」って・・
悲しい風俗嬢の性ですわ・・・
しかもあたしって自分に自信がない。
もう丸2年も付き合ってるのに
「どうしてあたしがいいの?」って常に思ってるから。
あたしより年下だし、割とかっこいい方だと思うし、女にもてるしね。
別にあたしじゃなくてもいいじゃんって思ってる。
優しくされても毎日電話着ても愛してるって言われても不安なんだよ。
だから、どうしても彼にぶつかってしまう。
ねえ・・・何であたしなの?あたしなんか好きなの?
とりあえず放っておいてる。
こんな事で別れるんならそんな程度だよね。

今日は割と暇だったけど、前の店よりは良いかな。
若い客も来て良かったよ。
ちょっと頭のおかしいのもいたけど・・・
何喋ってるかわかんない。
ちょっと知能に障害があるのかなとも思ったけど・・・
「チンチンでかいでしょ?でかいの好きでしょ?」ってしつこい。
あたしはでかいのは大嫌いです。
風呂に入ってる時も湯船から何度も突き出すんで
「別にでかいのは好きじゃないよ。入れたら痛いし」って言っちゃった。
あたし、こう見えても滅多に切れないのです。
同業の子にも
「樹杏ちゃんって怒らないよね」って言われるくらい。
そいつ
「○○ちゃんは良くイクでしょ?」とか訳わからん。
「滅多にいかないね。彼氏じゃないと駄目だよ」って言えば
「彼氏だけじゃ満足できなくてここで働いてるんでしょ?」
ここまで行くと全くの馬鹿です。
そんなだから彼女いないんだよ。馬鹿!
普通の客ならイク振りしてやるさ。どんな爺でも。
でも、こんな奴は嫌だよ。
しかも32歳にもなって
「親がうるさいからさ。石鹸の臭いはやばい」って・・・
馬鹿じゃねぇの?

この後の50代のお客さんで救われた。
めっちゃ楽しい人だった。
気に入ってくれたのか自分の会社の名刺も置いていった。
マジ救われた。
客に落とされて客に救われる・・・

こんなにいつも怒ってるけどさ。
滅多に怒らない。性格の良い子で店では通ってます。マジで





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■ 風呂に沈めたい 2003年11月18日(火)
新しい店は客の年齢層が非常に高い。
80%は50代以上と思われる。
まあ4日間しか働いていませんが・・・
別に若い客じゃなきゃって訳じゃない。
しかし・・・老人特有の体臭に鼻が取れてしまいそうだわ・・・
年寄りに限って、体ベタベタ触りまくって気持ち悪い。
やたらとキスしたがる。
しかも彼らの生きてきた時代のせいで女性経験が少ないのか、女の体の扱いを知らないときてる。
全身を口で吸いまくるし触り方も乱暴だ。
じじいよ。
冷静に考えてくれ。
お前らとエッチして喜ぶ女がいると思うか?
「気持ちいいだろ?早くいきなよ」
て、てめぇ〜ら
ありえねぇ〜よ!
金貰ってるからしかなねぇ。ビジネスだよ!ビジネス!
てめぇらが帰った後は何度もうがいしてるさ。気持ち悪い。
自分の父親よりも年食ってる奴とやって、気持ち良いわけねぇべ!
バスタブの中に沈めてしまいたい。マジで。
じじいに限ってリードしたがるし・・・
下から首しめてやりたいよ。
初めて会う人に何度も殺意を覚えてしまうなんて・・・嫌な商売だわ。

話題を合わせるのも大変。
「グループサウンズ知らないの?」って・・・
「知らない。聞いた事ない」
「え〜!知らないの?」
生まれていないんですが何か?
「亜麻色の髪の乙女」がカバー曲だって事も知らなかったんだよ。あたしは。
わからないって言ってるのに
寺内タケシとか希木きりんの旦那(名前忘れた)とかワイルドなんとかの話を延々とされても、サウンドどころか顔も出てこないのですが・・・・
仕方ないんで
「うちのお父さんはいつも”ペトロ&カプリシャス(高橋真梨子)”聴いてた」って言ったら
「そんなの新しいよ」
ぜぇんぜん新しくない!!
60'sのサウンドの話をするならビートルズに限る!
じじいの場合はいつも、政治経済の話をするに限ります。
それ以外は噛みあわねぇ・・・すまん・・・





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■ すっかりご無沙汰で・・・ 2003年11月15日(土)
色々とご心配されてる方もいるようですが・・・
じゅあんはおおむね元気です。
何もなかったかと言えば、生きていれば多少のトラブルや、うざったい人間関係や、なんやかんやがありましたが、日記に書く気力もありませんでした。
先日から店も変わりました。
前の店は無断で休んで、そのままバックレちゃいました・・・
今の店は前の店から歩いて1分ほどなんですがね(苦笑)
バックれた事は彼にもまだ言っていません。
「辞めるのはいいけど、何で次を探してから辞めないんだ!」ってしかられるのがうざいから・・・
彼の心配をよそに、日曜日にバックれては火曜日までブラブラ遊んで、水曜日には今の店に出勤してましたが・・・。
前のお店は前にもバックレて、3日後に復帰したと言う経緯が合ったので、無断欠勤した時点で、今度はもう戻れないなと・・・
朝、起きたらさ・・・・もう行きたくなくて行きたくなくて布団から出れなかった。
どうせ店からの電話もうざいし、女の子からのメールや電話もうざくって、電源切ってた。
何人もの女の子から
「どうして店に来ないんだよ?!」ってメールが届いてた。
「心配だよ!」
心配されるのは逆に苦痛なんだよね。

今度の店は個室待機。
他の子と仲良くする必要がないのが気に入った。
何が苦痛って控え室での
「仲良しごっこ」がうざかった。
いろんな派閥がうざかった。
風俗嬢なんて店には所属はしているけど所詮「個人営業」
どの女の子も「ライバル」だ。
仲良くする必要なんてないのにさ。
3日に一度は仕事の後に飲み会だし・・・
断る理由が見つからなくて、中華だのカラオケだの誰かの恋愛相談だので寝不足になるのも嫌。
川崎ではまあまあ高い金額の店なのに、いかに手抜きするかしか考えていない女の子の仕事の愚痴を聞くのが嫌だった。
「客のお尻の穴を舐めるなんて有り得ない!触るのも嫌」なんて話なんて聞きたくない。
ヘルス出身の女の子達は、ソープに来たってアナル舐めしてるのに・・・
「じゃあアナル舐めてる私は異常なのかい!」って言いたくなる。
いかに指名を増やすか真剣に毎日、思い悩んでるのに
「指名増やそうなんて考える事ないじゃん。ちょっと金額が違うだけじゃん。見栄張りたいの?指名考えるくらいなら、控え室で皆でワイワイ騒いだほうが楽しいじゃん」なんて言われるとね。張り倒したくなった。
その子はまだ若くて、アイドル並みの容姿を持ちながらも、大した指名数は稼いでいなかった。気にもしてないって感じだった。
あげくの果てには客に彼氏との、恋愛相談をしているらしい・・・

派閥もあるらしくって・・・
この道10年以上のベテランの女性がいるのだけど(女の子とは言えない年齢だろうなあ)その派閥の事やら、ボーイに気に入られてる女の子の前では何も話せないとか色々・・・
特にトラブルに巻き込まれた訳でもないけど・・・何だか疲れてしまった。

まあ一番の問題は暇な事。
金額の問題なのか店の立地条件の悪さのせいなのかはわからないけども、本当に暇だ。
1日、指名のお客さんだけで終わる事がある。
指名が来なかったらお茶(収入0)じゃん!って感じ。
誰か指名客ばっかで凄く忙しい人がいるならば
「あたしも指名増やそう!」とか思うけども、忙しい子なんていないし、フリー客自体が全然、来ないとね。
フリー来ないでどうやってリピーター増やすんだよって感じ。
それでも数少ないフリー客を自分の物にしようと思って精一杯、接客しても
「こんな高い店、年に1回しかこれないんだ」とか
「○○県から観光で来て・・・」
とか言われるとマジ凹む・・・・

まだ数日しか働いていないからわからないけども、物凄く忙しい。
活気がある。
新人優先もあるだろうけど、店の様子を見てても、どの子も忙しい。
待合室にはたくさん人がいる。

彼には木曜日に会った。
水曜日に何度もあたしに電話したけど、忙しくて出る事が出来なかった。
もう、その時には店は移籍してた。
「今日は随分、忙しいね。何で?」って怪しんでいたけども、店を変わった事は何故か言えなかった。
新しい店では初日だったし、これからも忙しいかどうかわからないから・・・
異常に心配性だからね。
水曜日の深夜に彼は東京に到着して、木曜日まで一緒に過ごした。
川崎でブラブラして、また熱海まで彼を送って行った。
あたしは熱海から最終の品川行きの電車に乗って、彼は富士宮まで帰って行った。
1日、一緒にいたのに店を変えた事・・・言えなかった。

最近は未来の話を良くするようになった。
あたしが風俗辞める目処がつくまで貯金が溜まったら、彼は今の仕事を辞めて東京に来るのだと。
東京で仕事を探して、40歳過ぎたら田舎でペンションやるって計画を勝手に彼は立てている。
子供はあたしは男の子が欲しくて、彼は女の子が欲しくて、いつもそれで揉める(苦笑)

そう言えば彼は10代の時にもソープ嬢と付き合ってたらしい。
その後には高校生の子と付き合って18歳で出来ちゃった結婚なんだけど21歳で離婚。
元嫁は高校生だけど、一体、何人の風俗嬢と付き合ったのか・・・
「何で、そんなに風俗嬢とばっか付き合うの?おかしいよ」って言ったら
「だって・・・逆ナンされるし・・・それに普通の女は物足りないんだよ。風俗嬢でもキャバ嬢でもいいんだけどさ。裏の世界を知ってるほうがいいじゃん」
「あたしは別に普通の女だけど・・・」
「いろいろわかってるじゃん。OLは駄目だよ。何も知らなくって・・・つまらない」
あたしはいつも
「男ってさ。マジで馬鹿でどうしようもない。あんたの事だって信用してない。絶対にいつか浮気する」って言うんだけど、下手に「あたしの彼氏は大丈夫。絶対に風俗なんて行かないし誠実」とか言ってる女より、男に対して「幻想」などを抱かなくなってしまった風俗嬢の方がいいんだって。
あたしがサラリーマンと付き合ったことがあんまりないのと同じかな・・・
サラリーマンの男って・・・何だか物足りないんだよね。
ずっとOLやってたのにね。

しかし、あたしの友達ともメールしたり、皆で一緒に遊ぶ事も最近はあるのだけど皆に羨ましがられる。
「マジでいい彼氏だよね。マメだしかっこいいし・・・羨ましい」
毎日、電話してくるし、5時間もかけて会いに来るし、あたしの友達にも愛想はいいし。
何よりもあたし達のじゃれあってる姿を見ると羨ましくなるって・・・
もうじき3年目に突入。
こんなに長く続くとは思わなかった






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Arranged + Written by 樹杏(じゅあん)

Material by B*wasabi + Skin by caprice*
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