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非日常かもしれない日々

■ はじめまして 2002年03月27日(水)
まずは自己紹介

樹杏(じゅあん)
住まい 日本
お仕事 フーゾク嬢
好きな事 寝る事 食べる事 ダーに甘える事
嫌いな事 早起き
宝物 3歳年下のダーリン

今月から、毎日一緒だったダーリンと離れ離れ。
遠距離恋愛スタート。

毎日、愛のないSEXしながら、ダーリンに思いを馳せる。
■ どんな男? 2002年03月25日(月)
昨日の控え室での会話

Aちゃん「樹杏ちゃんの彼氏ってどんな人?」
Bちゃん「怪しい雰囲気の人。あっ、ごめん。樹杏ちゃん」
樹杏「そうそう、怪しいよね〜」
Aちゃん「怪しいの?(*_*)」
樹杏Bちゃん「怪しいよ(笑)」
樹杏「最初はホストかチンピラか同業者かと思ったよ」
Bちゃん「でも笑うと優しそうで、何か(フェロモンと言いたかったらしい)振り撒いていて、一度嵌ると抜けられない雰囲気の人」
Aちゃん「ふうん(良くわからん)」
Bちゃん「彼の方が年下なのに、樹杏ちゃんの方が年下に見えるよ」
樹杏「それ彼が聞くと怒るよ(笑)」
Aちゃん「樹杏ちゃん、幼いもん!」
Bちゃん「(笑)」
樹杏「幼くて悪かったな!」
■ また会えるのだから・・・ 2002年03月24日(日)
朝の9時半にはあたし達は目を覚ましてしまった。
ずっと抱き締められていたので、汗グッショリ。
やっぱ、そのままエッチをしてしまう。
あたし達は猿みたいだ。
久し振りに一緒にお風呂に入って、お互いの頭を洗う。

朝ご飯も彼が作ってくれた。
台所に立つのが好きな男。

「お茶、飲みに行こう」って彼が言い出した。
ファミレスに行くのかと思いきや、商店街をひやかして歩いた。
いい天気で良かった。

ファミレスでお茶飲んだ。
あたしはイチゴケーキを食べた。
たまに彼に「ア〜ン」って食べさせる。
レジで待っている間も、あたしを抱き寄せて
「今、ここで本当はキスしたい?」って彼。
キスはしなかったけどバカップルだなあ・・・

家に帰ってまたエッチして・・・
彼は1時間もかけてあたしを愛撫する・・・

急いで仕事に行く支度をしている間、彼は本当にクタクタになってしまったのか、ぐっすり眠ってしまった・・・

「少しでも時間が出来たら教えてね。あたしはすぐに会いに行くから」
「うん。それはわかっているよ」
「明日もあたしの事、愛していてね」
「今日も愛しているよ。だから明日も大丈夫。変わらないよ」
「すぐに会いに行くからね」
「大丈夫だよ。また会えるんだから・・」

店の前なのに、あたし達は車の中でキスする・・・
■ 久しぶりの逢瀬 2002年03月23日(土)
今日は土曜日だと言うのに暇だった。
「暇だよ〜」なんてメールを出したら、すぐに彼から電話が来た。
「○○、明日は遅番?」
「そうだよ。」
「絶対に遅番?」
「そうだよ」
「良かった!俺、今そっちに向っているから。早番でもいいやと思ってきた」
もう夜の10時過ぎています。
凄く嬉しかった。
本当は内緒で来て驚かせるつもりだったらしい。

彼は友達にベンツを借りて、東名を200キロ以上のスピードで飛ばしてきたらしい。
午前1時には家に到着。
あたしはNちゃんと電話で話していたのに、彼は構わず、あたしを後ろから抱き締める。
電話が終わったあたしたちは思い切りキスした。

交換日記の更新をしたかったのに、
「そんなの後でいいよ・・」
PCから、あたしを無理矢理引き剥がして彼に押し倒されてしまった・・
2週間分の空白を埋めるキス。

寝不足なのに4時間のドライブをして来た彼。
Hの後、彼の頭を撫でていたら、すぐに眠ってしまった。。
シャワーを浴びたくて、彼の懐から抜け出したくても、凄い力であたしを抱き締めたまま眠る彼。
「ちょっと向こうの部屋に行ってくる」って言ったら
「嫌だよ」って寝ぼけながら言う。
凄い力で抱き寄せて、あたしを離さない。
普段は物凄く口が悪くて、豪放磊落でパパみたいな男のくせに、寝惚けている時は子供になっているから不思議だ。

彼は朝まで、あたしを離さなかった。
寝返りも、うてない位・・・・
■ いつの間に・・・ 2002年03月22日(金)
あたしの腕はまた傷だらけだ。いつやったのか記憶がない。
彼に会う前に治さなくちゃヤバイ。血が出てるし・・・

「暇人にしたのも寂しくしたのも俺でごめんね」
「(略)上の口は仕事として割り切って考えている・・・本当は嫌だけどね・・・でも仕事としては頑張って欲しいよ。客相手に演技でなく本当に感じたりしないでね。感じたら浮気だからな〜」だって。今日のメール。

彼は、風俗に関った事がある人だし、ホストだった事もあるので、普通の人よりは理解がある。
それでもチクチクをあたしを責める。ごめんね。
以前にも
「もう出会った時に、お前は風俗やってたから仕方がないし、俺はお前の借金を返せるほど、金は持っていないけど、付き合ってから風俗やるって言ったら、絶対に止めてたよ」って言ってた。

彼の最近の口ぐせ
「お前が風俗辞めたら・・」とか
「早く辞めれるように無駄使いするなよ」だ。

彼は横浜にいる間は、あたしのタクシー代わりになってくれたし、食費も出してくれた。
一緒に住んでいたわけでもないし、彼の方が金を持っていないのに。
本当に助かっていた。
彼のお陰で借金は凄く減って、余裕で暮らせるようになった。
無駄使いをしなくなった。
支払日にドキドキしなくなった。
本当に感謝。

会えない位で泣いている場合ではない。
■ 尾行 2002年03月21日(木)
彼は、またまた移動中なのか電波が悪いぞ。
何しろ車で「尾行中」らしい。
相手は24歳の女性。
親からの依頼で「どんな男と付き合っているか調査してくれ」と言う依頼らしい。
24歳にもなって「どんな男と・・」って、親馬鹿だ。
しかし、そんな依頼は多いらしい。
やはり金持ちは
「ヤクザ者や変な男」と娘が付き合うと、世間的に色々らしい。
あ〜普通の家の娘で良かった。
って言うか、尾行しながら電話かけてくるのが笑える・・・

そんな下らん仕事のせいで、あたし達は会えないんだ。
馬鹿野郎!
■ 募る思い 2002年03月20日(水)
「メールも迷惑だろうし返事出すのも面倒だろうから、しばらく、あたしからはメールしないね」って彼にメールを出したら、彼に電話で言われた。
「メールは今まで通りちょうだい。欲しいよ。仕事ですぐに返事は出せないけど、メールが来れば○○(あたし)が何してるわかるし安心するから」って彼。
「返事が出せる時は出すし、電話をできる時はするし。今までだって俺はそうして来たじゃん。いじけるなよ」だって。

わかってるよ。
君は仕事中でも、少しの時間があれば、周りの目を気にしながらも私に電話もメールもしてくれるしね。
横浜にいる時よりも忙しくて、寝る時間は夜だったり、朝だったり、昼だったり。休みも取れないのに、あたしの事を思っていてくれる。
でも会えない時間は寂しい。
余計な事をつい、色々と考えてしまう。

「あ〜キスしたい(中略)○○(あたし)の体が凄く欲しい時がある。そんな事を言うと、お前に『体だけ』って言われるかもしれないけど、愛しているからこうなんだと思う。○○の代わりは誰にも出来ないから・・」ってメールが来た。
あたしだって彼に早く抱かれたいし、他の男じゃ駄目。
それなのに、仕事とは言え、他の男に抱かれなくちゃいけないのは死ぬほど辛い。

普段、口が悪いくせに、彼のメールは優しくてせつない
■ 泣いたら駄目 2002年03月18日(月)
彼の声を聞いただけで涙が出てしまった。
泣けば却って、彼を苦しめる事はわかっているのに。
「寂しいのはお前だけじゃないんだから・・・」って。
「もう、こんな寂しいのは嫌だよ」って彼まで弱音を吐くから・・・

あたしは子供のように泣きじゃくる。
彼は一生懸命、電話の向こうでおどけて、あたしを笑わせようとする。

前に「浮気してもいい。俺の所に戻ってくるんだろうから」って彼は言ったくせに今日は
「やっぱり駄目!俺は浮気するけど(笑)お前は駄目!キスも駄目!絶対に駄目!触らせるのも駄目!」だって。勝手だなあ。
私が男の子と飲みに行っただけで、気が気じゃなかったらしい・・
「バッカじゃねぇ〜の!」って言っておいた。

彼は昨日、半日だけ時間が合ったから、横浜に来ようとして、あたしに電話をしたが、あたしは朝から仕事で電話に出れなかった。

仕事は忙しくて、会社に泊まったり、車で仮眠したりで休みも取れそうにないらしい。
あたしはいつ、彼に会いにいけるのかな。彼の方が横浜に来るって言ってるけど、いつになるのかわからない。
会えない間、彼に好きな人でも出来ちゃったらどうしよう。
今は凄く愛してくれるけど、人の気持ちなんてわからない。
黙っていても女が寄って来る人なのは、あたしと付き合う前から知っている・・・

こぉんな駄目なあたしの事を、愛してくれている方が大間違いだ。
神様のミステイク。
神様はそれに気付いて、彼をあたしから引き離したんだろうか・・・
幸せはいつまでも続かない。

もう泣かないよ。
君を悲しませるから・・・
■ 不安なのはどっち? 2002年03月15日(金)
彼はスノボを終えて、愛知に帰る途中の車の中から電話をかけてきた。
相変わらず電波が悪くて、ちゃんと会話にならない。
電話も切れて何度もお互いにかけ直す。
いきなり言われたのは
「お前、いくら買い物に使ってるんだよ!HP見てビックリしたぞ!”俺専用のお前の日記”には買い物に行ったとしか書いていないぞ!」
実は昨日から、彼しか読めないパスワード日記を書いているのだが、彼はサイトの携帯版もしっかりチェックしたらしい・・・
「全く・・・俺がいないと駄目だな!俺が一緒にいたら”全部下さい”じゃなくて”全部止めます”って言うのにな!」
別に、あたしが稼いだ金じゃん。
あたしが無駄使いしたって、彼はちっとも困らないはず・・・。
まあ「早く稼いで風俗上がれ」とでも言いたいんだろう。

「愛してるよ。お前は俺に何か言い忘れていない?」
「いつ会えるのかな?早く会いたいな」
「肝心な事を言ってくれないの?」
「愛してるよ」

その後もメールのやりとりしたけど、彼は相変わらず「不安」だと言う。
いつまでも、あたしの事を好きなのは変わらないが、会いたい時に会えないのは辛すぎるって。
横浜にいた時が幸せすぎて、これからが恐いって。
「寂しいのはお前だけじゃなくて俺もだよ。お前の事は別れても好きだよ」

でも、好きなのに別れる方が辛いって事、彼にはわからないのかな?それともわかっているから、不安でもあたしと別れないのかな?
何だかんだで
「好きって気持ちは同じだね。頑張ろう!」って彼。

あたしはメールで彼に言う。
「別れるなんて言ったら、すぐに飛んでいくから覚悟しておきな!あたしは君に幸せをいっぱい貰ったから、これからはあたしが君を幸せにしてあげる!」
■ ホワイトデー 2002年03月14日(木)
さっき彼から電話が来た。
スキー場からで電波が非常に悪かった。
もう1泊スノボをするらしい。
この1年間、彼は殆ど仕事を休んでいなかった。
だから許してあげる。

「ホワイトデーなんだけど、今度会った時にプレゼントするから待っててね」
絶対にイベントも忘れないし、フォローしてくれる彼が好きだ。

何もいらないよ。
君に会えればね。

(part2)ホワイトデー

さっき彼から電話が来た。
スキー場からで電波が非常に悪かった。
もう1泊スノボをするらしい。
この1年間、彼は殆ど仕事を休んでいなかった。
だから許してあげる。

「ホワイトデーなんだけど、今度会った時にプレゼントするから待っててね」
絶対にイベントも忘れないし、フォローしてくれる彼が好きだ。

何もいらないよ。
君に会えればね。

(part3)プリクラ

彼は、あたしの部屋のそこいら中にプリクラを貼って行った。
あたしの目を盗んで。
目に付くところにも貼ってあるし、どこかに隠して貼ってあるのもある
「隠れキャラだから探してね」だって。
強面の男には似合わない行動だ。
しかも1枚1枚、丁寧に鋏が入れてある。
丸だったりハート型だったり。
いつの間にか、あたしの携帯にも貼ってあるから笑ってしまう。
いい年して携帯になんてプリクラ貼りたくないのにな。

これでは誰が来ても、プリクラを目にしてしまう。

何だかんだ言いながらも
「浮気はしないでね」って彼のメッセージのような気がする。


■ 続き・・・(脈絡無しの日記) 2002年03月13日(水)
「例えば、お前に他に男が出来て、俺はお前の愛人でもいいと考えた事もある。たまに会う愛人。その方がいいかなとか・・・そしてお前が新しい男とSEXした同じベッドで、俺はお前を抱くんだ”俺の方がいいだろ?どうだ!”ってさ」
彼にしてみれば”寂しがり屋”のあたしが一人でいられるわけがないと言う。
昔は二股も出来たけど、もうあたしには無理だろう。
彼はあたしに取っては完璧で、彼以上の男なんて考えられないから。
彼ほど、あたしを大事にしてくれる人もいないから。
あたしのわがままも笑って受け入れたり聞き流したり・・・
わがままを言わないで我慢すると
「正直に言えよ。どうして欲しいか言ってくれた方が可愛いよ」って。
一緒にいても邪魔にならない人。
気も合うし体も合う。

あたしは彼に聞く。
「あたしの愛は重くない?」
「え〜重いなんて思った事はないよ」
そんな風に言ってくれた人は初めてだ。
彼は、あたしが彼の事を愛すれば愛するほど喜ぶ人。

「自信がない」と言いながらも
夏になったら伊豆の海で、潜って海老を取ってやるとか、温泉に行く話とか、今度、彼があたしの家に来たら、PCを教えてくれとかって話をする彼。
「あたし毎週でも会いに行くよ」って言ったら
「そんなに金を使うなよ。却って俺、引いちゃうよ」
あたしは初めて泣いた。
「嫌だよ。お金なんかどうだっていいんだよ。それ位の金があるのは知っているでしょ?君の仕事が忙しい時は行かないよ。でも時間の都合が会えば行くんだから!絶対に行くんだから!」
彼は「わかったよ」って、あたしを抱き締める。
「君も横浜に来てくれるの?」
「来るさ!当たり前じゃん!」

彼は全国を飛び回り、同じ土地に半年以上、いた事がないらしい。たまたま、横浜が長かった。
「もし、横浜に帰ってきたら俺、ここに(あたしの家)住んでいい?」
断るわけないじゃん。

(part2)またね・・・
11時頃に目を覚ます。
朝方まで起きていたあたし達。
相変わらず、彼はあたしをしっかり腕に抱いたまま。
寝返り打っても打っても、彼は
「おいで」って言って、あたしを抱き締めて寝る。
彼曰く
「1年たったって俺、こうやってお前とベタベタしてる自信あるんだけど。賭けてもいい」って。
やっぱり、そのままSEXする・・・

お風呂に入って頭を洗いっ子。

あたしは彼の為に昼ご飯を作る。
食べ終わって話をして・・・
彼が出かけなければならない30分前。
彼は急がなきゃならないのに、またあたしをベッドに誘う。

出かける予定を40分も遅れて家を出た。
「車まで送って行って」って彼。
あたしの家から5分ほど離れた所に車は駐車してある。
手を繋いで、あたしは半べそで・・・・

まだ午後4時前で、近くでは親子が遊んでいたりする休日。
あたし達は車の中で抱き合う。
何度もキスをする。
「また会えるんだから泣かないで。大丈夫だから。本当に会えるから。すぐだから」って彼。
車が見えなくなるまで、あたしはそこに立っていた。
あたしらしくない・・・

あたしの仕事が終わって、店の女の子とご飯を食べていたら彼から電話が来た。
一緒にいた子が笑う
「彼、寂しいんだね」

(part3)死んでもいい・・・
あの人が、あたしを大好きなうちに消えてしまいたいと思う事がある。

彼に抱かれていると
「死んじゃう!」ってあたしは叫ぶ。
「殺して欲しい」と心から思う事がある。
このまま死ねれば幸せかもしれないと・・・・

日曜日の朝、彼の腕の中であたしは言う。
「あたし、本当にこのまま死んじゃってもいいや!」
「何で?お前が死んだら俺、凄く困るよ」
「だって、今死んだら、君はあたしの事を一生、愛してくれてるよ。きっと」
「嫌だよ。お前が死んだら俺、お前のお骨を北海道まで持っていってやらなきゃならない」
「お骨なんて持って行かなくていいよ。誰も受け取らないから」
「お前のお骨、持てないかもな。重くて」って笑う彼。

「あたしが死んだら、お骨は空から撒くか、海に撒いて。あ〜空からだと飛行機をチャーターするのが大変だから、釣り舟からでいいから海に撒いて。今のうちに言っておく」
「嫌だよ。お前がいないと困るから」って言って彼はあたしをきつく抱き締める。

「永遠の愛」が欲しい。
死んでしまえば手に入るような気がする。
あの人は一生、あたしを忘れる事はないだろうから。



■ もう寂しいよ 2002年03月12日(火)
「今夜からスキーに行く」って彼からのメール。
スキーとスノボが大好きな彼。
もう3月だと言うのに、やっと初滑りだ。
あたしは札幌市民のくせにどっちも出来ない。
メールの後に、すぐに彼から電話が来た。
「今、仕事中なんだけどさ、スキー場に行ったら携帯が通じなくなるからさ。電話してやった」と、憎たらしい事を言う。
「ふうん」って言ったら彼
「愛してるよ」って。
「うん・・」
「何か言い忘れた事はない?」
「・・愛してるよ」

今日も明日も、あたしは休みでホワイトデーなのにって言いたかったけど、言わなかった。
去年からずっと、あたしに会う為に、無理して時間を作ってくれた彼。
寝る時間さえ削っていた。
あたしが具合悪い時は看病してくれた。
仕事中でも、店と家を送り迎えしてくれた彼。
愛知に行く日を延ばしに延ばして、あたしとの時間を作ってくれた彼。
せっかく、自分の趣味の時間を持てたと言うのに、これ以上のわがままを言ったら殺される・・・・
■ 最後の夜・・・ 2002年03月10日(日)
当初、今日は通しの予定だった。
オーナーに訳を話して遅番だけにしてもらう。感謝。
一旦、静岡に帰って車を取りに帰って、彼が店まで迎えに来る。
「日曜日は夕方に発つから、何とか遅番だけにならないか頼んでみてくれ。ギリギリまで一緒にいたいから」って彼に言われたから。
オーナーは困った顔をしながらも承知してくれた・・・
あたし達のラブラブ振りを彼も知っていたから。

土曜日、彼が店まで車で迎えに来てくれた。
店の女の子を駅まで送ってあげる。
あたしの友達にも優しい男。

「久し振りだね」って彼が笑う。
そう、”1日振り”

家に帰ってご飯を食べる。
お風呂のお湯が溜まらないうちに、あたし達は抱き合う。
ベッドに倒れこむ・・・

いろんな事を話す。
本当は彼は自信がないと言う。
今まで、何度も遠距離が出来ないから別れて来たと。
「面倒だから捨てちゃった」って。
今回は初めて遠距離をやってみようかと思ったと・・・
不安は不安だけど、あたしの事を
「離したくない」と思った彼を信じたい。

彼は言う
「会いたいと思っても会えない。そんなのに俺は耐えられるんだろうか?お前は耐えられるのかもしれないけど俺には自信がない」
「お前だって寂しくて他に男を作ってしまうんじゃないか」って。
「ただ、もし別れたとしても、他の女と付き合ったとしても俺はお前の事が好きなんだろうな」って。
「好きなら別れる事はないじゃん」あたしは彼を抱き締める。
「君はあたしじゃなきゃ駄目なんだよ。あたしがいなきゃ生きていけないくせに」
「あたしは絶対に浮気なんかしないし、他に男も作らない」
「今は、そう言うかもしれないけど、俺はいつもお前のそばにいられなくて支えてやれないから」
馬鹿だね。精神的な繋がりがあるじゃん。

あたしは言う
「あたしは本当は君より強いよ。君は本当は弱いから、あたしが支えてあげる」

「寂しかったら浮気してもいいよ。あたしの事を好きでいてくれたらいい」
「馬鹿!そんな事言われたら浮気なんか出来ないよ」
「あたし以外の女で毎日、エッチした女なんかいないでしょ?」
「そう言えばいないなあ」苦笑い。
「じゃあ、お前も浮気していいよ。俺の事を好きでいてくれたらいい」
「もしあたしが浮気したとしても、君よりエッチが下手に決まってるから幻滅して終わりだよ」

自分でも訳がわからなくなって来た。
続きは次回・・・・
■ 最後のデート 2002年03月07日(木)
仕事を終えた彼が、いつもの様に昼過ぎにやってくる。
一緒に風呂に入る。
彼が頭を洗ってくれる。
美容師のインターンもやっていた事があるという彼。
すごくシャンプーが上手くて気持ちがいい。
あたしは彼の髭を剃ってあげた。

カラオケに行った。
二人でカラオケなんて3ヶ月ぶりだ。
あたしはジョッキ3杯も飲んで、彼は呆れていた。
2杯目で
「それで最後だからね」って言われたのに、あたしは飲んでしまい
「アル中」って言われてしまった。
彼は酒が飲めないし、どうしてもあたしの酒を止めさせたいらしい。
そのうち体を壊すって。

初めて「ラーメン博物館」に行った。
あたしはどうしても「すみれ」のラーメンが食べたいし、彼は豚骨が食べたいと言うので、ミニラーメンにして両方、食べる事にした。
「すみれ」だけ行列が出来ていた。
彼は初めて「すみれ」のラーメンを食べたらしく感動していた。
あたしはまたビールを飲んでしまって、彼を呆れさせる。
九州の豚骨も食べたけど、やっぱり「すみれ」の方が美味しいねえって二人で話した。
札幌ラーメンは最高だよ。

占い師が出ていたので、あたしたちの相性を占ってもらう。
相性は60%だって・・・
あたしは気が強くて口が達者。
それが災いして大きな喧嘩をしたら別れちゃうから気をつけろって。
それにあたしは純粋だけど気が多いって。
彼は見た目は強いけど内面は弱いって。
当たっているかも・・
でも「縁が薄い」は外れている。
だって・・凄く不思議な出会いだったよね。あたし達。
気が付いたら付き合っていた。

売店でプリクラが合ったのでまた撮る。
プリントアウトの間、あたし達はキスをする。
バカップルだ。

駅前のドトールでコーヒーを飲んで、店を出た後、バイクの前でキスをする。
たくさんの人がいるのに。

バイクに乗っている時
「今日もする?」って彼。

また二人で風呂に入って、ろくに体も洗っていないうちから
「もうしよう」って彼。
先週から殆ど、毎日のようにしてるのにねえ・・・

何十回しても彼は、あたしの体を時間をかけて愛撫する。
あたしが我慢できなくなるまで・・・・
2回もしちゃいました・・・

日曜日に発つ彼。
明日は24時間体制で仕事の彼。
土曜日の夜が最後・・・・

(part2)本当の彼は
彼は中学生の頃からグレはじめたらしい。
しかしスポーツをやっていた彼は女にモテモテだったらしく、バレンタインデーには袋を持っていかないと駄目だったらしい。
彼女もいたしセックスフレンドもいたらしい。
何人もの女の子が彼を取り合ったらしい。
恐るべし中学生。
車を盗んで海に捨てたりして警察沙汰になったり、喧嘩は日常茶飯事で親には迷惑かけたと言う。
高校はスポーツの特待生で入れたらしい。
そこも中退してしまったが・・・
薬物と女と喧嘩の毎日・・・
美容師になるために東京の学校に行ったが、先生を殴って退学。
その後は暴力団の準構成員。
刺青を入れる前に立ち直ったらしい。
しかし彼の若い頃の話を聞いたら最低だ。
女をナンパして山に捨ててきたとか、そんな話ばっかりだ。
ホストになってからロレックスや車まで買ってもらったらしい。
18歳で結婚もしたが2年で破綻。
クラス会があるたびに、同級生の何人かと寝てるとか・・

あたしと出会った頃の彼も女遊びばっかりしていたが、今はどう言う訳か毎日のように、あたしに入りびたりなのが不思議だ。
「特定の彼女がいれば浮気はしない」らしい。
特定の女がいなかったら、あっちこっち手を出すが・・・
「何で俺、毎日のようにここに(あたしの家)に来るんだろう。他の女とSEXしたくてもお前に抜かれてて出来ないぞ」ってブツブツ言ってる・・・

そのくせ、焼きもち妬きで男の友達と遊ぶのは面白くないらしい。
「”友達面”して実は、お前の事を狙ってるんだよ」だって・・・

寂しがり屋なのは彼の方。
一人じゃいられなくて女遊びするんでしょ・・・
浮気してもいいから、あたしの事を好きでいて・・・
あたしは心の中で彼に囁く
■ デート 2002年03月06日(水)
昼に起きて、またSEXする(苦笑)
寝ている間も彼はしっかり、あたしを腕枕する。
こいつはいい加減、腕が痛くならないのか?
寝返り打って離れていても、彼は寝ぼけながらあたしを抱き寄せる。

あまりにも天気がいいのでバイクでお出かけ。
どう言う訳か動物園に行った。
小さな動物園。
しかし動物園が似合わない。
どう見ても
「ホストと風俗嬢」だもんな(笑)
しかしスーツとパジャマ姿以外の彼を見た事ないのだ。
子供達がいっぱい。
彼は子供に笑いかける。

みなとみらいのワールドポーターズに行って、ウィンドウショッピング。
「金は持って来ていないだろうな」って
あたしが無駄使いしないように見張るし(笑)
そんな彼も、ヴィトンやロレックスのコーナーでは、ああでもないこうでもないって見ていた。
しかし時計に数十万もかける方が理解できないって。
そう彼に言うと
「馬鹿だなあ。こう言うもの(ロレックス)に金をかけるのが本当のお洒落なんだ」
ゲームセンターで
「プリクラ撮ろう」って彼が言い出して、いい年したあたしたちがワーワー言ってプリクラ撮った。
UFOキャッチャーで5000円も金を使う彼もどうかね・・・
ミッキーマウスのぬいぐるみを1個だけゲット。

エスカレーターで彼があたしを抱き寄せる。
ちょっとだけキスした。
高校生のカップル並にベタベタしていて馬鹿みたい。
マックであたしが注文している時も、あたしの髪にキスしてるし・・・
「お前、人前でベタベタするなよ。恥ずかしい」とか彼は言うけど、お前もだろ!ってあたしは言う。

家に帰って晩御飯を食べて、デザート代わりにSEX
本当にどうかしている。

彼が仕事の為に、夜中の1時に家を出る。
彼がいなくなった後、あたしは少し泣く。
■ カウントダウン 2002年03月05日(火)
いつもの様に真夜中の仕事を終えて、昼過ぎに彼は家にやってくる。
昼ご飯を作ってくれた。
炊き込み御飯と鯛と大根の煮付け。
昼から豪華だな。
ご飯が炊き上がるまで、あたしたちはまた抱き合う。
もういい加減にしようぜ・・・
ここは住宅街・・

ご飯を食べてテレビを見る。
あたしは仕事に行く為に、化粧をして着替えも済ましたのに、彼はまたあたしにちょっかいを出す。
終わって急いで服を着て仕事に行く。
もう筋肉痛だ・・・

あたしが仕事の間、スロットを打ちに行って4万以上も負けてやがるし・・・
仕事中にそんなメールが来たから電話して
「馬鹿だなあ。そんだけあればヴィトンの何か買えるのにね」
ヴィトンが好きな彼。
何とか彼のスロットを止めさせなきゃ・・・

夜、いつも通り迎えに来てくれた。
一緒に出てきた店の女の子にも如才なく挨拶する彼。
そんな所が好きだったり不安だったり。
家にあたしを送り届けて、仕事に行くのかと思ったら
「お前が明日休みだから、仕事は休んでやったよ」だって。
ドラマのビデオを見て、一緒に風呂に入って何だかんだで朝方。
なのにまた抱き合う。おい!
何回エッチしてるんだ?って二人で苦笑い。

いなくなるまでの間、一生懸命、時間を作ってくれる彼に感謝。
でも、切なくて切なくて・・・・

(part2)心配したくない・・
「何であの時、俺とホテルに行ったの?」なんて昔の話を蒸し返す。
最初、付き合う気なんかないのに、あたしは彼とカラオケに行ってラブホに行ってしまったんだっけ・・・
その話になると彼はいつも
「俺に惚れてたんでしょ?愛してたんでしょ?」って笑う。
どうしてもそう思いたいのだと言う。
あの時のあたしは元彼と上手く行かなくて、気持ちがバラバラでどうでも良かったのは間違いない。
でも彼が持つ独特の「フェロモン」に以前から惹かれていたのは間違いないと思う。
抱かれてみると、彼は大切に大切にあたしを愛撫してくれて、凄く気持ちが良かった。
彼の腕の中で泣きながら、いろんな打ち明け話もした。
もしかして、その時に愛しちゃったのだと思う。
愛しちゃったのがカラオケの時なのか、抱かれた時なのかはわからない・・・
翌日、彼からのメールで
「どうして俺とラブホに行ったの?遊びじゃないよね?」何て書いてあったっけ・・・

でも、あたし、ちょっと悔しいから
「あの時は酔ってからわかんない・・・酔ってるとつい、弾みで寝ちゃったりするし」って言ったら・・・
「これからもそんな事があるかもしれない。俺がいなくなって酔って誰かと寝るの?俺、心配になってきたよ」
「お前は俺が浮気するんじゃないかって心配するけど、俺も安心していられない。心配するなら別れちゃった方がいい」とか言い出すし・・・・
「別れたってお前の事は好きだよ。でも余計な心配したくない」

あ〜、わかっていないね。
何度も言ってるじゃん。
君ほどの男はいないって。
毎日毎日、抱き締めてくれて、愛してるっていっぱい言ってくれて、ご飯も交代で作ってくれて、あたしが何を言っても怒らないし、あたしが悪い時ははっきり言ってくれるし、あたしの友達にも愛想がいいし、あたしの精神薬になってくれるのは君しかいないんだよ。

初めてラブホに行った朝、帰る間際に
「俺がお前を守ってやるから。俺がお前の”はけ口”になってやるから」って抱き締めてキスしてくれた。
その言葉で決めたんだよ。

■ バカップル 2002年03月03日(日)
あたしは「恋愛サイト」って大嫌い。
人のは絶対に読まない。
でも、こうして日記を書いてるって何だ?
だから「裏日記」にしてるのだけどね・・・

先週の月曜日から今日まで、金曜日を除いて毎日Hしてます。1日に2回って日もあります。
昼にやって夜にやって・・・
いい加減にしろよって感じ。
体中、筋肉痛になっているのはスマタのせいなのか、彼のせいなのか?
彼の精子も少なくて笑ってしまう。
彼曰く
「お前ほど、SEXが上手い女もいないからなあ・・」
彼ほど上手い男もいないけどね・・・・

付き合い始めた当初、毎日会いに来るし、いつも抱き締めてくれたり、頭を撫でてくれたり、いっぱいキスしてくれる彼に
「男って最初だけなんだよね。ベタベタするのは。慣れてくると”釣った魚に餌やらない”になるもんね」って言ったら
「俺は絶対に変わらない自信がある」って言っていた。
今日、彼に
「どう?俺変わった?」
全然、変わっていないって言うかHの数は増えたかも・・

「本当にお前って俺がいないと駄目だな」って言うから素直に
「うん」って言ったら
「あれ〜素直だなあ。可愛いなあ」って。
普段、物凄く口が悪い男に「可愛い」とたまに言われると死ぬほど嬉しい

しかし今日、彼はあたしが仕事でいない間、彼の「お別れ会」と表して友達と曙町巡りをしたらしい・・・
結局、ヘルスには行かなかったらしいが・・・
ちゃんと家に帰って来た。
あたしは
「ヘルスに行っても、あたしには黙っていてね。それが男の”優しさ”ってもんだ」って言ってあるのにね。
彼が言うには
「風俗に行くのは純粋に”遊び”抜く事が目的じゃなくて雰囲気を楽しむもんなんだ。浮気しているって感覚じゃない。彼女がいたってたまに行きたい。行く時もコソコソしたくないんだよ」だって。
「大体、もしお前がホストクラブに行ったとして、俺に黙ってる?」
あたし「あ〜黙ってないなあ・・・きっと」
「だろ?それと同じ」だって・・・・
「大体、風俗に行って、そこの女の子に恋するわけないじゃん。俺はお前の事が好きなんだし。まあ向こうからデートに誘われたらわかんないけど(笑)」だってさ・・
憎らしい・・・・
彼、川崎の高級ソープ嬢にデートに誘われた事、数多し・・・
付き合っていた事もあるらしい・・・
さすが元ホストですわ・・・
今の所、あたしの家にいる事が多くて風俗に行く暇がないが、愛知に行ったら行くんだろうな。
「ちゃんと行くって報告するから」だって。

「例えば風俗に行って、あたしより可愛い子がいたらわかんないもの」って言ったら
「本当にお前は考えすぎ!お前の事を大好きなのはわかるでしょ?!」って叱られた。
「凄く気が合うんだからさ!」

あたしを抱き締めながら彼は
「もし俺がここに住みたいって言ったら?お前は俺と住みたい?」
それは今の所、叶わない夢じゃん。
君は愛知に行ってしまう。
悔しいから
「別に」って言ったら、彼は笑いながら
「住みたいくせに。正直に言えよ。」ってキスをする。
今のこの状態、絶対に一緒に住んでいる状況だけどね。

明日、彼は1日中仕事だから、ムスメは休息(笑)
実は指入れのせいで傷ついてて痛いから、夜はエッチしなかった。(昼間はしたけど)
その代わりに口で抜いてしまった(笑)
昼にもエッチしたじゃん・・・
って言うか
「したくなるからキスするな〜」って彼が言うのに、あたしは彼にたくさんキスをする。
マジで精子少ないぞ!
「火曜日までに(ムスメ)治しておいてね」だって。

ちなみにホストって嫌い。
いつも曙町でホストに怒鳴ってるかシカトしてるのですが、一度、ホストクラブに行ってホストをいじめたい・・・
■ 葛藤 2002年03月02日(土)
彼がいつ愛知に行くのかまだ未定。
来週辺りがやばいかな・・・
昼過ぎに彼はまたやって来た。
彼はあたしの為に昼間の仕事を減らして、家で過ごすようになった。

Hしたりドラマのビデオを見ているうちに、本当に仕事に行くのが嫌になった。
午後3時になってから
「TDLに行こうよ」って言い出すあたし。
「お前、仕事だろ?」
「行くのが嫌になった」
彼は苦笑。
「そんな事言っても、お前は真面目だから仕事に行くんだろうな」
あ〜彼の言う通り。
昔からどんな仕事をしていたって”ズル休み”が出来ない自分の性格が嫌い。
でも彼は、TDLに行く気になったみたい。
でも・・・やっぱり、あたしは仕事に行くのでした・・・
あ〜悲しい・・・・

真夜中の仕事はどうしても外せない彼。
あたしの仕事の後、寝ていない彼に電話して、家まで送らせるあたし。
タクシー代が惜しいのではない。
ほんの1時間でも君といたいんだ・・・・
明日も彼は家に来てくれる。

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Arranged + Written by 樹杏(じゅあん)

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