2004年06月27日(日)

別に行くわけぢゃない。

『スサノオ〜創国の魁〜』をめぐって

『アイーダ(便宜上)』の時も演劇講座が開かれていたが、どのみち生徒さんもいることだし、和やかに制作エピソードを語って終わりというのは予想つくが。(ウエシンの講演の後なので、楽屋出が遅いと云われる舞風嬢でも十分間に合う、筈)

しかし、「演劇講座」と銘打ってあると、ワークショップ程ではないにしても、なんだか実践的な話が聞けるのではないだろうかと、つい思ってしまう。

どうせなら、木村さんはこう云うのは観ないだろうか。

だるまさんがころんだ(燐光群)

私たちの戦争 LOST IN THE WAR/BLINDNESS(燐光群)

宝塚で時事性や政治性を持たせたい場合、そこは宝塚の特質をよく考えて、甘くやんわりと、あるいはじわじわと効いてくる毒のように書き込むのが好ましいのではないかと、思う。『スサノオ』を観ていると居心地が悪いような感じがするのは、割と時事ネタを、割とわかりやすく、外に出してしまっているから、と云うこともあるのかなと。それがまったく悪いこととは云わないけど、要はやり方だと思う。

本日の昼食

飲まず食わず

2004年06月24日(木)

小劇場において大事な、ひとつのケーススタディとして書かれているけれど。

欠点を指摘するファンの偉大さ

100年続くと伝統芸能に認定されるらしい(『歌劇』2004年5月号 モリエとめおちゃんの話@榎氏の楽屋日記)が、大きい分、小回りが利かないと云うか、はたして歌劇団として、こういう声を汲み取ることができているのかは甚だ疑問。8 とかは動向チェックしてそうな気はするけど。(パトロール隊とかいたりして)(また勝手なことを)

自分の ThinkPad 1124 と会社の PC に、Opera 7.51 を導入。まだ十分使用していないので、会社のには 7.23 を残してあるが。それにしても、RSS リーダ機能があるのは便利だ。でも、家では PowerMac 7600/G3 を使う。

『新版 古事記物語』読了。天皇話になってから、途端につまらなくなった。しかし短慮なところは、代々受け継がれていたように思う。

宝塚的拡大解釈をもってすれば、「大鈴小鈴」の(五)(六)あたりは、悲劇芝居として出来そうよ。大野さんあたりで、是非。

本日の昼食

豚めし並と生玉子

2004年06月23日(水)

童話版古事記を読んでいる。電車の中では寝がちなので、あまり進まない。

スサノオとアマテラスの子供産み勝負で、勝った勢いで暴れまくるスサノオのバカさ加減が堪りません。ヤマタノオロチ退治だけが、格好いい。スサノオ八代の孫である大国主神がやってきて、娘(いちいち名前覚えられない)が一目惚れしたのを気に入らずに、意地悪をしてやると称して殺そうとする短絡さも、それって全然変わってないってことではないかと思うのだが、いかが。

どの神様にも云えることだが、人間くさいとかそんなんよりも、する事なす事短慮すぎるのが、いろいろな意味で楽しめる古事記である。

そうか。
朝海スサノオは、ビジュアル的には大いにアリであるが(髪ぼさぼさだけど)、思索的すぎるのがいけないのかも。やはりスパッと、活劇に仕立てないとダメだね。(でも、大和と先民という目の付け所は間違えてはない、とは思う)

本日の昼食

ミニ野菜天丼(もう昼ぢゃないから)

2004年06月22日(火)

朝から鬱々としていたし、仕事もさくさく終わってしまったし、すぐさま家に帰りたいわけでもないし、かといってお茶したりという気分でもなく。結局本屋で立ち読みしつつ、本を買った。

松岡和子『シェイクスピア「もの」語り』新潮選書
鈴木三重吉『新版 古事記物語』角川ソフィア文庫

後者は、まあアレだ。雪組さん特集ってコトで。(自分の中で)

本を買って気分が晴れたわけではないが、『宝塚GRAPH』やら『歌劇』やらを手にとって眺めるくらいには復活したかな。

さららんの啓蒙コーナーは、スターAさんと、スターBさんが、まったく正反対のことを云ったらどうするんだろう。どちらにも「そうですよねっ!」と云うことになるのだろうか。もっとも、さららんにしても読者にしても、「そうなのかー(どっちも参考になる or ならないな、フムフムこんなこと考えてるのか)」と云うだけの立場だから、別にどうでもいいんだけど。

さららん、うちの ATOK11 for Macintosh だと「皿蘭」に変換される。
「ファントム」と入力しようとして無意識に「らんとむ」と入力してる。

全然浮上してないし。(内向き日記)

本日の昼食

抹茶クロワッサン

2004年06月21日(月)

土曜日は、両脇がどうやら偶然にもキムファンで、なんだかオペラグラスの動きが、ついつい一緒になってしまっていた。いつもそうだとは云わないが、シナがもれなくセットなことがあるから。ショーなんかだと。

キム(アメノウズメ)は相変わらず、植本潤さんちっくだった。(そんな風に思う人いないヨ) ふてくされて手で髪を梳いてるところや、仁王立ちしてたのに慌てて娜を作るところなんて得に。
うーん、いつか絶対鬘を(以下略)

土曜日、会社の機器室では間仕切りの変更があり、入り口の扉も新しくなった。鍵も暗証番号方式に変更。カードキーは高いらしい。それでも嬉しさのあまり昨日は、出たり入ったり、あまり意味のないことをやってみた。

本日の昼食

母弁当(ひじき)

2004年06月19日(土)

夢の中で、女優になりたいという女の子に向かって、あれやこれやとアドバイスめいたことをしていたのだが、その際に引き合いに出していた役者というのが、さららんだった。
と云うことは、「さららんみたいに役になりきれ」とか「でもやりすぎる必要はないから」とか、それはそっくりそのまま、わたしのさららん評と云うことになるのだろうか。
それ以前に、何故そこでさららんだったのだろうか。謎。

そんなさららんだが、グラフ7月号の啓蒙コーナーは、なんだかちょっと書きにくそうな、苦労の後が伺えると思ってしまったのは、気のせいか知らん。
ゲストが同じ組で尚且つ下級生と云うことも関係あるのだろうけど、ちょっとテンションが違うような気が。
だけど、寝食忘れるってコトは、あるよ。食べる時間を惜しむとか時間がないと云う場合もあるけれど、集中してしまってどうでもよくなるんだよ。
そこでちゃんと寝ようと思うエミクラは、その点偉いと思う。

「そのかの園」も今月は面白く読めたのだが(筆がノッてたね)、「同期のすみれ」は、まーちゃん&ふーちゃんだと収拾がつかなくなるために、交通整理のためにタニが投入されたのではないかと思われ。

他にもあれこれ。グラフ7月号は、なかなか読むところが多くてヨシ。

今日の差し歯日記:
ぐらぐらしてると云ってみたら、ぐらぐらしてますね、軽かったのかな、と。
たぶん、院長先生がやると軽いんだと思うよ。衛生士のおねーさんが仮歯の仮歯と、仮歯の仮詰め処置したときは、そんなこと無かったもの。
トーストの話はせず。

本運用差し歯が出来上がってきたので、今日はそれの仮詰め。装着したら高くて(二週間も間が空いたからね)、奥歯が当たらない。ので、下の歯を少し削る。
次回はいよいよ、差し歯の本詰め。ついでに、左上2番目の詰め物を新しいのに交換の予定である。
次回って、半月以上も後だよ。

本日の昼食

飲まず食わず

2004年06月18日(金)

こういう風に簡潔に纏まった文を書ければ。

CLP(クリティック・ライン・プロジェクト)

ついでに。
見巧者というのも、訓練してどうにかなるものではなく、結局最後はセンスの問題なのかな、と思う。

感想と批評は違うけれど。

悪いところを見ないのと、悪いところも認めるのと、良いところを見つけて誉めるのと、何でもかんでも誉めるのとは、それぞれ違うのだという当たり前のところを意識して気を付ける、まずはそこからか。

本日の昼食

ポークカレー

2004年06月17日(木)

トースト囓ったら、仮歯が本当に取れかかり、ぐらぐらしていた。
その後でぐいぐい填め込んだから今はずいぶんマシな状態だけど。
とりあえず、土曜日まで持ちこたえてくれ。

悪い癖で、チケットが余っているとついつい手を出してしまうので、今日は昼夜と花組を観たのだが、そのうち一回は2階B列だった。
前が邪魔されないので、けっこう好きである。

そこで、いくら前にいろいろ物を置けるからかどうかはわからないが、自分の足を乗せてる人は、初めて見た。

靴を脱ぐのはまだわかる。
それはいくら何でも…、という気はしたが、誰に迷惑かけてるわけでもなく、只わたしが気になるというだけなので、何も云わなかった。
行儀の問題なのだろうけど。それは、どうなの。

本日の昼食

ホットハム&チーズサンドに抹茶モカ(ランチどころでなく)

2004年06月16日(水)

仮歯が取れそう。
とりあえず、土曜日まで取れないように頑張るしかない。(何をどう頑張るんだか)

気になるからと云って、歯を弄らないこと。

メモ:
観劇カレンダーをもっとちゃんと有効利用すること。
夏休みの計画を立てること。

景気回復の兆しで、今年の平均夏休み日数(連続休暇)は、8日なのだそうだ。
一ヶ月ぐらい仕事を休んで、自堕落な生活がしたい。

本日の昼食

ベーコンダブルチーズバーガー(トリオ)

2004年06月15日(火)

昨日あれからまた少し考えていたのだが、ちはるさんの親分さん(マフィアのボスぢゃあなくてよ)は、やはり一度は拝みたいと思ったりするのだが、半七親分だと少し立派過ぎやしないだろうか。(失礼だな)

そこで、半七とはまた趣は違うけれど、宮部みゆきの『あやし 〜怪〜』と『ぼんくら』に登場した政五郎なんてのはどうだろうかと。『ぼんくら』では回向院の茂七親分の一番の手下という設定、『あやし』では親分に昇格していたが、実はかれは若い頃に訳ありである。と、言うところがちょっといいかな。

いずれにしても、たまにはちはるさんにも、公正で情のわかる(男っぷりの良い)御用聞きと云うのも悪かあ無いねえ、と云う戯れ言である。

轟御大は、やっぱり八丁堀の旦那だろうね。粋で伝法な口調でさあ。『花供養』なんて場合ぢゃないよ。

しかし、ひょっとして、ひょっとしなくても、『花供養』の後って、『髑髏城の七人』ではないか。日生劇場。秋は、日比谷一帯が、凄いことになりそうだな。ならないな。いのうえさん、そのうち宝塚の劇場でやりたいだなんて言い出さないかね。

本日の昼食

トマトフランク

2004年06月14日(月)

困ったときの岡本綺堂。
『半七捕物帖』を読んでいて、ふと、矢吹さんは半七に似合いそうだな、と思った。
いや、絶対に似合うはず。

半七の、たぶん二枚目男役には逆立ちしたって到底出せない渋さは、矢吹のアニキなら OK だろう、とまあこう言う訳で。威勢の良いベランメエ口調もいけそうだし。着流し姿も鯔背で格好良いだろう。

駆け出しの頃は嶺輝さんだろうか。
隠居してからの半七は、星原さん。
私(岡本綺堂)は、みつる。
ばあやはつうさん。
吉五郎親分(半七の養父)はソルさん。

気が弱く人の善い、または人間の弱い、商家の手代か若い番頭、あるいは加えて女中には手の早い若旦那あたりは、是非まっつで。半七の子分の、松吉か庄太あたりでもよいかな。犬キャラだから。
そのかも子分だ。

うん。まず、ない。

本日の昼食

日替わりランチ(鰆の西京焼き)

2004年06月13日(日)

千駄ヶ谷の駅がえらく混んでるなと思ったら、東京体育館では、テニスの王子様のミュージカル。
帰りに駅が混むのはカンベン、と思っていたら、あちらのほうが早く終わったようで。誠によろしいことである。

やはりテニスの王子様だけに、劇中にテニスの試合の場面があって、四方(三方?)から観戦観劇できたほうがいい、と云うことなのだろうか。

ミュージカルと云いつつも実体はミュージカルコンサートなので、劇場ではなく体育館使用なのだろうか。

……後者だった。→ミュージカル・テニスの王子様

そんなわけで、宙組のチケット獲得競争は棄権したので、東京公演の観劇の行方は不明。
世間一般夏休みだし、浮いた観劇代で別の公演でも観るかな。

そして、みわっちは殺される役ではなかった。
作品の感想は、そのうちメモるかも。(予定は未定だし)

NHK でやってたフランスのニュース。
連続通り魔事件が発生し、頬を斬られた被害者の男性がテレビ番組の取材を受けていたら、そこを通りかかった犯人を見つけ、追いかけつつ通報したので、あえなく斬りつけた男はお縄になったそうである。
  1. 犯人は現場に戻る、のセオリーどおりの展開(近所の人かもよ)
  2. 犯人はナイフを袋に入れて持ち歩いていた
  3. 「あいつが犯人だ」と一目でわかったと云うことは、顔も隠さずに反抗に及んでいたのか?
と云うことを考えたら、なんだかそれもトホホ…、と云うか、ボロが出すぎやしないだろうか。

ダイエー、オリックスの合併構想が、19時の NHK のトップニュースだった。
他に、「重大」ニュースはなかったのね。

本日の昼食

飲まず食わず

2004年06月11日(金)

今日は雪組初日だったが、やはり降られた。何か子細がありそうでなさそう。時節柄と云えばそうだし、水がいるからとも云えるし。公演期間が梅雨と被ってしまっているが、水不足にならない程度にてるてる坊主は必要か。

あたしもよく日付と曜日がズレにズレまくってよく勘違いをしているけど、明日は日曜日ぢゃないと思うぞ。気をつけないと、オフィシャルの場で、あの間違いは恥ずかしいよね。スカステさん。(どうせこそっと直すだろうから、敢えてリンクしない)

本日の昼食

豚皿並と生玉子

2004年06月07日(月)

他人様の blog で、今月末のNHK教育の芸術劇場で俳優祭(宝塚愛読者大会と学園祭がごっちゃになったみたいなもんだな)を放送することを知った。NHK にはまだ載ってなかったの。

「俳優祭」オンエア情報::かのこの劇場メモ〜半券の余白

『歌舞伎座の怪人』が含まれていると云うことなので、ある意味タイムリーと云えばタイムリー。そう云えば、ケン・ヒル版の来日公演もあるのだっけ。

別にかの『オペラ座の怪人』ってわけではないが、まあ、怪人ということで。かつて「俳優祭」では「ベルばら」を演ったこともあるだけに、楽しみだ。実は毎年宝塚ネタがあるって聞いたこともあるしな。

本日の昼食

豚肉なすきのこカレー

2004年06月06日(日)

久しぶりに、宝塚の人が出てくる夢を見た。かしげ、かのちか、乙女ちっく百花さん。寝る前に歌劇6月号を見たからだろう。

大劇場に行ったときに、一緒に花バウのプログラムを買ってきた。
各掲示板などの公演に対する評価、感想、印象は読んでいないし予習もしていないから、あくまでも簡単なあらすじと歌劇の座談会ベースでしか内容は知らない。その上で。

みわっちは、間違いなく殺される役

だと思っている。
結果は青年館を見るまでのお楽しみなのである。

だんちゃんのガテン系は、たぶん肉体労働系ってコトではないかと。道路工事現場の。

電気工事、電柱系のイメージではないね。あくまで一読者の想像ですがね。

宝塚グランドホテルって、いつの間にやらマンションになっていたのね。
広告の地図にある丁字ヶ滝って、名主の滝みたいなものなのか知らん。(温泉らしいよ)

新生月組トップ対談で、なんか、括弧附きの退団者の名前に敬称が付いていたのが、あれは要らないと思うのだが。どうなのだろう。
会社で、既に籍がない人宛に電話がかかってきた時、「○○は××しました」って普通に受け答えするけど。それと同じ要領だと思うんだけどなあ。それとも、あたしの社会人としての基礎ができてないのだろうか。(未だに)

月組公演、やっぱり観に行こうかな。あらすじだけ読むと面白そう。

本日の昼食

カレーうどん

2004年06月05日(土)

雪組84期男役の中で、沢音和希はどちらかというと悪役顔なのだが、キムは意外と企み顔かもしれないと、気付いた。

と思ったのは、さっき雪組全ツの春麗を観ていて、いっぽ君の源頼信は爽やかお兄さん風だったのに、キムはたぶん妹のことを思っているのだろうけど、絶対何か企んでそうな雰囲気だったので。これだけでそう云ってしまうのも何だけど。

9月の日生劇場公演は、まだ情報が小出しの段階で云うけど、一抹の不安を覚えるのだが、どうなのだろう。『花供養』って。しかも理事長の作品だし。絶対に日生でやらなきゃいけないってわけでもないだろうに。台詞劇はともかく、第二の春日野八千代もともかく、なんかこう、どういう判断でこういう決定になったのかが、よくわからない。(経験的に云うと、暴挙に近いのではないかと) キムシナとなみが出るから行くけどさあ。

宙組一般の日、青年館11時公演の予定が。あ〜。

本日の昼食

肉じゃが定食

2004年06月02日(水)

『狐狸狐狸ばなし』高松公演のニュース(四国新聞社)を読んで、観たいと思ったからかどうだか、夢を見た。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出
市川雷蔵主演

夢の中では『狐狸狐狸ばなし』ということになってはいたが、起きてみれば、チャンバラ時代劇映画風だったような。もちろん、市川雷蔵だけあってモノクロである。だいたい話の筋なんて、知らないし。

夏目漱石著『文鳥・夢十夜・永日小品』(角川文庫)読了。
筑摩から出版されている岡本綺堂の『青蛙房鬼談』を買おうと思っていたのに紀伊国屋にはなかったので、恩田陸の『ドミノ』(角川文庫)を購入。恩田陸はムラがあるので、ちょっとした賭である。
梨木香歩『村田エフェンディ滞土録』(角川書店)は文庫になるまで待つことにした。区立図書館では『家守綺譚』(新潮社)は22人待ちであることに、些かげんなりする。

明日は『ファントム』で、2回観る時はいつも、どのタイミングにするか迷うのである。今日の昼がパンだったので、やはり米を食べたいかも。劇場でお弁当(観光地価格)なるものを買ってみようか。

本日の昼食

胡麻揚げパン(やっぱり食べにくい)

2004年06月01日(火)

花組の地方公演は、自宅から一番近い府中ではなく、市川へ行った。
電車一本だから別にそれは構わない。
気が向いたら、公演についてどこかにメモするだろう。

タムロンの蘭寿とむ君が、衣装のせいかもしれないが、素晴らしく広い背中だった。寄りかかったら気持ちよさそうである。
喩えて云うなら、寿司詰めの通勤列車で吊革も掴めない状態で、押されているうちになんだか丁度良い背凭れがあるなと思ったら、それが彼の背中だった、みたいな。(わかりにくいな)

夏目漱石は、遅まきながら『倫敦消息』まで読み終えた。字が大きいので、やはり読み易い。新潮のが、小さすぎるのだ。

正岡子規にあてた書簡のほうが、私信であり幾らか碎けた文章であることと、留学中の漱石の生活が随所に漂っていて、おもしろい。後に文集に入れるので改めたものは、確かに手を入れた分だけ解りやすく読みやすくなっているが、勢いというものが削がれてしまっているように感じる。

『阿修羅城の瞳』が映画になるそうだが、椿が宮沢りえ、というのはちょっと柄違いではないかと。まあ、舞台のほうでも、天海祐希は「色っぽさ」には欠けてたよね、だけど決まってたよね、とNさんとは、『髑髏城の七人』を観たときに話していたのだが。ただし舞台と映画は媒体が違うから、表現方法も異なるし、どう転ぶかはまだわからないけど。(でもちょっと違うよな)

本日の昼食

なすとトマトのマリネ風