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2006年09月30日(土)
コレステロール

今日は病院の日。前回やった血液検査の結果が出ていて、コレステロール多めと言われてしまった。でも貧血気味。で先生は、「これくらいのほうが長生きするからいいんだ!」などと・・・。結局どうすればいいわけ?何もしなくていいわけ?

にしても、あれだけ毎日有酸素運動(歌)をしているのに、全然痩せないなんて、嫌になってしまう。それだけお腹が空いて、そのあと食べたものが全部身になってしまうんだろうか。脂身に。Lカルニチンとか全然効いてないし。( ̄□ ̄;)

ダイエットどころじゃないとは言うものの、どんだけ酸素吸ってるんだ?って感じなのに、まるっきり痩せないってのもどうなのよ?という感じだ。死ぬほど練習!とか言って、まだまだ全然死ぬほどには至ってないってことか?

でも、帰りにウェンディーズでハンバーガー買ってるようじゃ、やっぱ痩せないよね。だけど空腹だったので、すっごくおいしかった。幸せ感じたものなあ・・・。物がおいしく食べられるって、ほんとに幸せだと思う。痩せてりゃいいってもんでもないから。(^^;

もうしばらくしたら、ほんとに体力あってよかった!と思うに違いないし、食べたくても喉を通らないなんて状況になるかもしれない。食べれる時に食べておかなきゃ!って、冬眠前のクマじゃないんだから、ほどほどに。


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2006年09月29日(金)
聖者の行進

Oh, when the saints go marchin' in
Oh, when the saints go marchin' in
I want to be in that number
Oh, when the saints go marchin' in.......

この曲は、大人なら誰でも一度は聞いたことがあると思う。「聖者の行進」はトラッドジャズの中で最も有名で、最もニューオーリンズらしいナンバーだと思うが、あんまりポピュラーすぎて、ニューオーリンズではめったに演奏されなくなっているほど。

これをジャズフェスで歌うのだが、私はこの曲を一番大事にしている。どんな時でも励まされ、またどんな人をも楽しくさせる魔法のような曲だから。ハリケーンで被災した人たちも、この曲を歌ったり演奏したりして、前を向いて頑張っている。それを思うと、逆に涙も出てくる。そんな人たちの思いがいっぱいつまった曲だから、大事に丁寧に歌いたいと思う。

最も有名なのはルイ・アームストロングの演奏だと思うが、私が今回カバーするのはジャミル・シャリフのアレンジ。これを耳で聞き取ってマスターするのに相当苦労した。

でも、ジャミルの歌詞は愛と平和に満ちていて、数ある「聖者の行進」の歌詞の中でも一番グッとくるものだったから(基本の歌詞は上に書いたものだけ)、絶対にそれを歌いたいと思った。毎日嫌な事がたくさんあるけれど、私はこの曲を歌いながら、前を向いて頑張る!

あまりこの曲が演奏されなくなっていたハリケーン前のニューオーリンズで、たまたまジャミル・シャリフの演奏を聴けたのは、まさに運命だったかもしれないと思っている。


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2006年09月28日(木)
秋の上天気

今日は久々に良いお天気だったので、たっぷり太陽を浴びていたい気分だったが、10月9日に代々木でライブがあるので、今日も暗いカラオケボックスにこもって3時間の練習。

3時間の練習というのも最初は辛かったが、だんだん慣れてきてちょっと物足りなく、もう少しやりたいなと思うことも。それだけ体力もついてきたのかと思いきや、やはり家に帰るとぐったり。

ご飯作って、食べて、お風呂に入るのを待っていると、とんでもなくだるい。さっさと好きな時間に食べて、お風呂入って汗流して、PCも自由に使えれるなら、もっと時間が有効に使えるのになあ・・・。

夜ちょうどいい時間にPCが使えないので(アポロ13号の屋内ゴルフ練習のため)、近頃じゃ、この日記を書くのも一苦労だ。このところ夜中にもゴルフの練習をしているので、夜中にさえ使えない。ゴルフの練習も、カラオケボックスのようにお手軽にできるところがあればいいのに。そもそも家の中でやるものじゃないでしょうが!

読了したJennifer Crusieの『Welcome to Temptation』は面白かった。ミステリのジャンルだが、どちらかというとロマンスの要素が強い。でも、クルージーのユーモアは秀逸で、人が殺されていながら、それさえも笑ってしまうような・・・。不謹慎なと思うかもしれないが、まあ読めばわかると思う。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Welcome to Temptation』/Jennifer Crusie (著)
ペーパーバック: 400ページ
出版社: Pan (2001/4/6)
ASIN: 0330482335
内容(「BOOK」データベースより)
詐欺師の家系に生まれながら堅気の道を誓い、結婚式のビデオ撮影業を細々と営んできたソフィ。今度のロケ地は牧歌的で保守的な田舎町テンプテーション―ただし撮るのは落ち目の女優クレアの再起を賭けたプロモーションビデオ(という名のポルノ)だ。ソフィは天敵である“ハンサム・お坊ちゃま・プレイボーイ”タイプの町長フィンを警戒しつつ、濡れ場のシナリオのために彼と寝ることを決意する。そんななか謎の死体が見つかり、なぜだかソフィも狙われ始め…。


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2006年09月27日(水)
良識を欠いたディーン・R・クーンツ

今日は図書館に6冊返却して、また予約の本を7冊引き取ってきた。例のTどこかから取り寄せているらしいので断れなくなってしまったというT・ジェファーソン・パーカーの本2冊に、ホラーを1冊、以前読んだ『王女グリンダ』で、ちょっと興味がわいた<デルフィニア戦記>シリーズを4冊だ。

さらに、マーケットプレイスからも1冊届いた。これもホラー。今日入手したホラー2冊は、やはり「20世紀ホラー小説50選」に入っているもので、とりあえず名作の部類。面白いかどうか全くわからないが、マキャモンが断筆中なので、こんなところから探すしかないのだ。

『絢爛たる屍』のほうは、ホラーというのはともかく、ニューオーリンズが舞台というので借りた。ロマンスやミステリではなく、ホラーこそニューオーリンズにふさわしいかもしれない。代表格のアン・ライスは特に好きではないけれど、他にニューオーリンズを舞台にしたホラーを読んだことがないので、ちょっと楽しみ。「エキゾティックな妖都ニューオーリンズの闇の底、狂気と背徳の愛が甘い腐臭を発して蠕動する」という内容説明もなかなかいいじゃないかと。

『殺戮の「野獣館」』は、ホラー界では超有名な作品とはいえ、とんでもない本のようで、巻末の風間賢二氏の解説を読んで大笑いしてしまった。それだけに逆に楽しみでもある。これじゃ図書館には置けないよねと納得。

「・・・グロテスクな殺戮シーンやポルノチックなセックス描写を売りにしている、さながら大昔の扇情的で俗悪なパルプ雑誌を彷彿とさせるようなホラー作家たちの作品だった。本書の作者リチャード・レイモンもそうしたお下劣なホラーを売りにする二流のペーパーバック・ライターのひとりである。そう、リチャード・レイモンは、低俗にして悪趣味、徹頭徹尾B級のホラー作家なのだ。太鼓持ち的性格をいくぶんかは要求されるこの解説文とはいえ、レイモンを“第二、第三のキング”だとは口が裂けても言えない(だが、「良識を欠いたディーン・R・クーンツ」となら言えるかもしれないが)。

・・・キングがクーンツ並みの重量感のあるホラーを望む読者には物足りないだろうし、ストラウブやC.L.グラント、デニス・エチスンといったアクションよりも雰囲気をを大切にする“静かなホラー”を好む読者には、本書は悪趣味・お下劣の最たる作品としか映らないだろう。ただし、あなたがえぐいハードコア・ホラー・ファンなら、本書はまさに狂喜乱舞の傑作たりえる一冊であるはずだ。・・・最近、女性ホラー作家の台頭で心理的な作品や耽美なホラーが増え、ヤワな作品ばかりだとお嘆きのあなたに一読を薦めたい、本書はグッと胃に応えるエロ・グロ悪趣味ホラーの決定版である。・・・」

とまあこんな調子で、解説だから一応褒めているのだろうが、風間氏が力説すればするほど、悪趣味でお下劣な感じが目いっぱい伝わってくる。(^^;

しかし、個人的にはキングも十分お下劣だと思っているので、レイモンは果たしてどこまでお下劣なのか、それはそれで楽しみではある。“第四、第五のキング”くらいには言えるんじゃないか?とか。。。とりすました文学や、偽善的な小説にうんざりしている今日この頃、これほど思いっきりお下劣ですよ!と解説者が太鼓判を押す本は、逆に新鮮でもある。

風間氏の言うように、女性作家の耽美なホラー(アン・ライスのことでしょ)に満足できない私には、もしやぴったりかも・・・なんて。ちなみに、こうしたホラーは、イギリスではナスティ・ホラーというらしい。アン・ライスだって、お下劣なものはお下劣だけど。

巨匠ジェイムズ・ハーバートやクライヴ・バーカーなどがその筆頭らしいが、そういえば、生まれて初めて買った洋書が、ジェイムズ・ハーバートの『MOON』だったような・・・。その時は何も知らずにジャケ買いして、いまだに読んでいないのだが、その時からこの方面に手を伸ばす運命だったのかも。(汗

ところで、「良識を欠いたディーン・R・クーンツ」って・・・よくわからないなあ。爆笑!


〓〓〓 BOOK

◆マーケットプレイス

『殺戮の「野獣館」』/リチャード・レイモン (著), Richard Laymon (原著), 大森 望 (翻訳)
ユーズド価格:¥1+¥340=¥341
(我孫子市・ブックアゲインNET店)
文庫: 368ページ
出版社: 扶桑社 (1997/05)
ASIN: 4594022464 サイズ (cm): 15 x 11
内容(「BOOK」データベースより)
今世紀初頭に建てられて以来、怪物が棲むと噂され、今日でも凄惨な殺人があとを絶たない「野獣館」。だが、すご腕の男ジャッジメント・ラッカーが、ついに野獣退治に立ちあがった!一方、鬼畜のような夫の追撃をかわし、娘を連れて逃走の旅に出た美貌の女性ダナ。このヒーローとヒロインの運命の出会いが、いままたあらたな殺戮の嵐を呼びおこす!ホラー界の最終兵器リチャード・レイモンが、この1作で斯界を激震させた、幻の傑作。衝撃の結末へ向け、強烈なエロスとバイオレンスが暴走する。
※画像は原書 『The Dellar』/Richard Laymon


◆図書館貸し出し(→10/11)

『ブルー・アワー(上)』/T・ジェファーソン・パーカー (著), T.Jefferson Parker (原著), 渋谷 比佐子 (翻訳)
文庫: 314ページ
出版社: 講談社 (2004/02)
ASIN: 4062739569 サイズ (cm): 15 x 11
内容(「BOOK」データベースより)
がんを抱えながら、乞われて現場復帰した老刑事ヘス。相棒は一匹狼で上昇志向の女刑事マーシ。カリフォルニアのショッピングモールで失踪した魅力的な女たち、血だまりに残されたハンドバッグと人間の内臓。それは想像を絶する猟奇事件の幕明けだった。タフなヒロイン登場、女刑事マーシ・シリーズ第一作。


『ブルー・アワー(下)』/T・ジェファーソン・パーカー (著), T.Jefferson Parker (原著), 渋谷 比佐子 (翻訳)
文庫: 313ページ
出版社: 講談社 (2004/02)
ASIN: 4062739577 サイズ (cm): 15 x 11
内容(「BOOK」データベースより)
死体なき猟奇殺人、三人目の被害者は黒髪の貴金属店店員。猟の獲物のように木に逆さまに吊され、持ち去られた女たちの痕跡。容疑者として仮釈放中のレイプ犯が浮かぶが、女刑事マーシの直感は別の真犯人の存在を告げる。一方、相棒ヘスとの間には静かな愛情がめばえて…。パーカーが放つ傑作警察小説。


『絢爛たる屍』/ポピー・Z・ブライト (著), Poppy Z. Brite (原著), 柿沼 瑛子 (翻訳)
文庫: 392ページ
出版社: 文藝春秋 (2003/06)
ASIN: 416766125X サイズ (cm): 15 x 11
内容(「BOOK」データベースより)
脱獄した連続殺人鬼。ひそかに凄惨な殺人を繰り返す富豪の青年。生きた者を愛せぬ二人の男が傷心の美青年と出会ったとき、爛れた地獄が口を開けた…。倒錯性愛と頽廃の美を描く異能の女流作家ブライトの耽美的にして残虐な傑作。エキゾティックな妖都ニューオーリンズの闇の底、狂気と背徳の愛が甘い腐臭を発して蠕動する。


『放浪の戦士(1)―デルフィニア戦記 第1部』/茅田 砂胡 (著)
文庫: 381ページ
出版社: 中央公論新社 (2003/01)
ASIN: 4122041473 サイズ (cm): 15 x 11
内容(「BOOK」データベースより)
男は剣を揮っていた。黒髪は乱れ日に灼けた逞しい長身のあちこちに返り血が飛んでいる。孤立無援の男が今まさに凶刃に倒れようとしたその時、助太刀を申し出たのは十二、三と見える少年であった…。二人の孤独な戦士の邂逅が、一国を、そして大陸全土の運命を変えていく―。


『放浪の戦士(2)―デルフィニア戦記 第1部』/茅田 砂胡 (著)
文庫: 382ページ
出版社: 中央公論新社 (2003/02)
ASIN: 4122041627 サイズ (cm): 15 x 11
内容(「BOOK」データベースより)
卑劣な陰謀によって偽王の濡れ衣を着せられ逃亡する男・ウォル。異世界から落ちてきた少女・リィ。孤独な魂の邂逅からはじまった旅に志を同じくする仲間たちが結集、国王軍が結成された。だが、首都コーラルを目指し進軍する彼らを待ち受けるのは、敵の大軍と悪辣な罠なのだ―。


『放浪の戦士(3)―デルフィニア戦記 第1部』/茅田 砂胡 (著)
文庫: 337ページ
出版社: 中央公論新社 (2003/03)
ASIN: 4122041732 サイズ (cm): 15 x 11
内容(「BOOK」データベースより)
緒戦の大勝利に沸く兵士たち。しかし国王の陣幕だけが重く沈んでいた。軍を解散せよ、さもなくば―敵は養父・フェルナン伯爵を盾にした露骨な脅迫にでたのだ。大義か?ペールゼン侯爵の専横に屈するのか?苦渋の選択を迫られたウォルは逆転を賭して、バルドウの娘に伯爵救出を託したのだが。


『放浪の戦士(4)─デルフィニア戦記 第1部』/茅田 砂胡 (著)
文庫: 320ページ
出版社: 中央公論新社 (2003/4/24)
ASIN: 4122041910 サイズ (cm): 15 x 11
内容(「BOOK」データベースより)
流浪の国王ウォルとリィの率いる軍勢は王都コーラルの目前に迫った。だが、救出すべき父はすでに亡く、王座奪還の目算も潰えた。欲するは父の敵の首ひとつ―!同胞相討つ内乱を避け、わずかな手勢で城に乗り込むウォルの運命、そしてデルフィニア争乱の行方は?第1部放浪の戦士篇完結。


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2006年09月26日(火)
20世紀ホラー小説50選より

今日は大雨だったため、予定していたことを全てキャンセルして読書を進め、『サイレント・ジョー』を読む終えた。歌の練習もお休み。喉をいたわるのもあるが、雨にぬれて風邪を引いたら、それこそ大変!・・・なんてのも、ぐうたらの言い訳かも。

T・ジェファーソン・パーカーが自分に合わないなという理由をいくつか思いついた。まずユーモアがないこと。小説にユーモアが絶対的に必要なわけではないが、笑えるところがないと、パーカーのように緻密に書き込んでいる作家の場合は、だんだん息苦しくなってくる。ユーモアのつもりで書いていても、全部すべってる作家もいるけれど。

それから、余計な描写だと思える部分が多々あること。例をあげると、「・・・ラベンダーという色は好きなの。この色になにか象徴的な意味があったはずだけど、忘れてしまったわ・・・」などというところは、象徴的な意味が書かれているなら必要だと思うが、忘れてしまったのでは書く意味がないではないか?その後、この部分がどこかに影響してくるなら、当然必要だとは思うが、そのようなこともなかったと思う。

というわけで、こういういらないんじゃないか?と思える描写が目に付くのが、非常に気になってしまう。逆に言えば、あったっていいじゃないかとも言えそうだが、そういう部分を削れば、もっと明解で読みやすくなるのでは?と思ったり。この『サイレント・ジョー』については、訳も堅かったように思う。ジョーが礼儀正しい人物であるのはわかるが、全体的に堅さを感じてしっくりこなかった。

さて、今日マーケットプレイスから届いた2冊だが、10月はやはりホラーかファンタジーでしょう!というわけで、『ライヴ・ガールズ』が吸血鬼もので、『黒衣の女』は正統派の幽霊ものだ。『ライヴ・ガールズ』は露悪!凶悪!俗悪!ホラー史上最悪!なんて言われているが、この2冊とも「20世紀ホラー小説50選」に入っている有名な作品。

『黒衣の女』の作者であるスーザン・ヒルは、どこかで聞いたことがあるぞと思っていたところ、『ぼくはお城の王様だ』を書いた人だった。さらに、この人は古典の名作デュ・モーリアの『レベッカ』の続編である『Mrs. De Winter』も書いている。

『ぼくはお城の王様だ』は、そのタイトルからは想像もできないくらい心理的に怖い小説で、児童書のジャンルに入れられてはいるが、大人が読んでも素晴らしく怖い作品だ。これを良い作品だと言うと、「ちょっといい話」好きで、ホラーなんか大嫌いというような方々から頭がおかしいんじゃないかと言われそうなくらい、それほど邪悪な心を描ききっていて、それに対して愕然として打ちのめされるくらい、心底素晴らしい作品だと思える。

だから、『Mrs. De Winter』も、今日届いた『黒衣の女』も、きっと心理描写が素晴らしいのではないかと思うし、めっちゃ怖くて震撼させられるに違いないと期待している。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『サイレント・ジョー』/T・ジェファーソン・パーカー
文庫: 646ページ
出版社: 早川書房 (2005/9/22)
ASIN: 4151758518
内容(「BOOK」データベースより)
赤ん坊の頃、実の父親から硫酸をかけられ顔に大火傷を負ったジョーは、施設にいるところを政界の実力者ウィルに引き取られた。彼は愛情をこめて育てられ、24歳になった今は、保安官補として働いている。その大恩あるウィルが、彼の目の前で射殺された。誘拐されたウィルの政敵の娘を保護した直後のことだった。ジョーは真相を探り始めるが、前途には大いなる試練が…アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞に輝く感動作。


◆マーケットプレイス

『ライヴ・ガールズ』/レイ・ガートン (著), 風間 賢二
ユーズド価格:¥50+送料¥340=¥390
(板橋区・ブックマート大山店)
文庫: 443ページ
出版社: 文芸春秋 (2001/07)
ASIN: 4167527804
出版社/著者からの内容紹介
妖しく灯るネオン──〈ライヴ・ガールズ〉。その店を訪れた者は吸血鬼と化す……ポップな悪趣味炸裂、現代ホラーの最終兵器、登場。


『黒衣の女』/スーザン・ヒル (著), 河野 一郎 (翻訳)
ユーズド価格:¥5+送料¥340=¥345
(相模原市・ブックスーパーいとう)
文庫: 222ページ
出版社: 早川書房 (1987/06)
ASIN: 4150404496 サイズ (cm): 15 x 11
内容(「BOOK」データベースより)
霧の中、沼地の方から馬車が来る。少し遠ざかったかと思うと、水が引き、吸いこまれ、渦まく奇妙な音、続いてうろたえた馬のいななき、そして子どもの泣きさけぶ声。―孤立した〈うなぎ沼の館〉で、亡くなった老夫人の遺産整理をしていた弁護士キップスを襲った真夜中の怪奇!そして夫人の葬儀に現われた不気味な黒衣の女の正体とは?過去を秘めた辺地の館にじわじわとしのび寄る恐怖を、イギリス沼沢地方独特の雰囲気をバックに描きあげる正統派ホラーの真髄!
※画像は原書 『The Woman in Black: A Ghost Story』/Susan Hill


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2006年09月25日(月)
サイレント・ジョー

T・ジェファーソン・パーカーの2作目『サイレント・ジョー』を読み始めたのだが、なんか忙しくて疲れているときに読む本じゃないなという感じがする。ちょっとだるい。かなり疲れる。

前に読んだ『California Girl』の時にも感じていたのだが、書き込みがくどいというか、その時は原書で読んでいるせいかな?と思っていたのだが、やっぱりそういう作風のようだ。アーヴィングのような書き込み方ともまた違って、部分的にはそっくり1ページ飛ばしても、内容には全く支障がない類。

パーカーの作品は、けしてストーリーのテンポは早くないよね・・・?と思う。前述の書き込みの件もあって、話がなかなか進まない。おかげで分厚い。300ページ近く読んだが、まだ半分にも達していない。キングのホラー話はくだらないと思うし、主人公のキャラも私好みというわけではないのだが、同じように書き込みがくどくても、とりあえずテンポだけはいいかなと。

そんなことを考えると、パーカー作品の主人公のキャラは、どれも私の好みには合わないようなのだ。だから、必然的に話にのめりこめなくて、字面を追っているだけになってしまう。ただひたすら早く読み終えようということだけを考えているような状態。たぶん何冊読んでも私には合わないのだろうと思う。

しかし、図書館にもう1作予約してある。キャンセルしようと思ったのだが、わざわざどこかから取り寄せてくれているらしくて、断るに断れなくなってしまった。近いうちに取りにいかなくてはならないが、結局無駄骨になるかも。

この前のキングの『レギュレイターズ』も中断しているし、ここでまた中断というのは気が引けるので、できる限り読もうとは思うが、図書館で借りている本ということもあって、何も無理に読まなくても・・・と思う。読みたい本は手元に星の数ほどあるのだから。

じっくり吟味して読んでいるわけではないので、良いとか悪いとかではないのだが、とにかく私の好みではないかなという感じだ。だいたい、最初面白くなくても、この先面白くなるかもしれないと期待を抱きつつ我慢して読むのだが、冒頭で入り込めない話は、やはり5つ★にはならない。

ともあれ、時期的にも今読める本ではない。他にやらなくてはならないことがあって、本にあまり集中できないような時は、何も考えずに楽しく読めるようなものがいい。もう10月だし、そろそろファンタジーに行こうかな。


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2006年09月24日(日)
またこんなものを・・・

キングの『デスペレーション』を読み終える。またこんなものを読んでしまった・・・といういつもの感覚が戻ってきた。上巻は面白いと思ったが、下巻で中だるみし、結末はそれなりだったが、結局なんだったのか?というキングに馴染みの感覚だ。あー!こんなものに何日もかけてしまって損した〜!という例の後悔。

では、スプラッターという部分で、キングとマキャモンはどう違うのか?と言えば、どこがどうと言えないが、全然違うんだよ!というしかない。スプラッターに品性を問うのもどうかと思うが、強いて言えば品性があるかないか。品がないから、キングの悪玉はより悪玉らしいのかもしれないが、やっぱり好きじゃないなあ。しかし懲りずに読んでしまうあたりはまさしくホラー。

同時に『デスペレーション』と対を成すという、リチャード・バックマン(キングの別名)の『レギュレイターズ』も読んでいたが、もう『デスペレーション』だけでたくさんという感じになってしまったので、中断した。これ以上無駄な時間は使えない。図書館への返却日の都合もあるので、さっさと次の本に行かなくてはならない。キングは、もうしばらく結構!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『デスペレーション(下)』/スティーヴン・キング
文庫: 535ページ
出版社: 新潮社 (2000/11)
ASIN: 4102193243
内容(「BOOK」データベースより)
警官の魔手を逃れた生存者たちは、荒れ果てた映画館で息をひそめていた。作家マリンヴィルは、一行を導く少年の持つ神がかりの能力に気づき、この一件に人知を超えた力が及んでいることを知る。さらに、多くの鉱夫を生き埋めにした落盤事故が過去に起きたことが判明。警官を狂気に追い込んだのは、犠牲者の怨念なのか?かくして、殺戮を繰り返す悪の正体が、ついに明かされる。


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2006年09月23日(土)
スタジオ練習3回目

今日からタンバリンとコーラスをやってくれる人が入って、バンドの元気度が増した!私もタンバリンとウォッシュボードをやっているのだが、ボーカルに気をとられてつい手がおろそかになってしまうので、タンバリン専門でやってもらえると非常にありがたい。

その人が入ってくれたおかげで、今日は思い切り歌えて、全力を出しきった感じ。昨日の疲れもあって、声が出ないんじゃないかなと心配だったのだが、とても気持ち良く乗って歌えて満足だった。

それにしても、めちゃくちゃ疲れた。気持ちのいい疲れだけれど。演奏のほうも巧くなってたし、あと3回スタジオに入れば大丈夫だろうと。なんか先が見えてきた感じで嬉しい。ひとりでやる練習は実際辛いものだが、その成果は明らかにあると思われ、やはり死ぬほどの練習すれば、何も怖いものなどないのだなと思えた。

ジャズフェス本番前に、人馴れのために小さなライブをやることも決定。曲数も少ないし、バンドもフルではないが、ひとつ峠と思って頑張ろう。バンドのメンバーがみな達者なので、細かい注文をつけなくても、確実に練習してきてくれるところも有難い。今日でスタジオは3回目だが、だいぶそれらしくなった。

現在、ニューオーリンズと連絡が取れないので心配なのだが、なんとか当日、スペシャル・ゲストが現れることを祈るばかり。それを信じて、また練習に精を出そう。死ぬほど練習していれば、怖いものは何もない。


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2006年09月22日(金)
試写会「カポーティ」

小松さんからのお誘いで、「カポーティ」の試写会に行った。トルーマン・カポーティが『冷血』を書くまでのというか、書き上げるプロセスを描いたものだが、これはカポーティという作家と『冷血』という作品を知らないと、よく理解できないのではないかなと思った。

『冷血』を書いたカポーティという図は、試写後のトークショーで青山先生がおっしゃっていたように、イコールで結びつかないイメージで、『冷血』はカポーティ作品の中でも非常に特殊なものだ。もしかしたら取材に同行した幼馴染のハーパー・リーが・・・という説もあるくらいだから。

しかし、その『冷血』を書いたカポーティという人間は、『草の竪琴』や<イノセント・シリーズ>を書いた人物と同一であり、だからこそ犯人のスミスに自分と共通した部分を見出し、作品にのめりこんでいったのだと私は思う。ハーパー・リーの手助けはあったにせよ、彼の心の純粋な部分を、スミスが動かしたことは否定できないだろうと私は思う。

私自身も、カポーティに自分自身を見るような気がすることが時々ある。天才という部分は全然違っているにしても、特にカポーティの欠点とされる部分が、自分の中にも見出せるような気がするのだ。そして、カポーティのセンチメンタルな部分には、言葉で言い表せないほどの共感を覚える。

つまり、私は自分を愛するようにカポーティが好きなのだ。だから私としては、この映画はカポーティをどう描こうとしていたのか、はっきりと知りたかった。トークショーでは、どちらかといえば欠点があげられていたが、結局そういう映画だったのだろうか?

しかし、やはり青山先生がおっしゃっていたように、社交界好きの虚言癖のあるゲイでも、カポーティのリリカルな文章はピカ一である。やはり天才だと思うし、どれほど悪く描かれようと(この映画が悪く描いているという意味ではないが)、私はカポーティが好きだ。


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2006年09月21日(木)
連日歌の練習

毎日歌の練習で疲れているのに、よく眠れない日が続いていて、目も痛いし頭痛もするのだが、土曜日にスタジオ練習があるので、今日も頑張って歌の練習に行った。連日の練習は、さすがに疲れる。疲れ果てる。

疲れていると、やはりノリが違うものだなと思ったが、「死ぬほど練習すれば何も怖くない」というボクサーの友人の言葉を信じ、ひたすら頑張る。歌うのは楽しいでしょうと言われるが、それは遊びで歌っている場合。人様に聞いてもらうためには、辛いことのほうが多い。いい加減では済まないからだ。

しかし新聞に出ていたのだが、歌うことは体にはいいらしい。お腹を使うので腸や肺の運動になる。脳ではドーパミンやセロトニンなどの脳内伝達物質の分泌か増えることにつながる。ということだ。確かに快腸だし、肩凝りも治ってきた。有酸素運動だから、痩せるかもと期待しているのだが、そちらはどうも期待通りにはいかないみたい。

練習の帰りに、ジャズフェスのチラシができたというのでもらいに行ったのだが、名前がミスプリでがっかり。これじゃ誰だかわからない。本番のプログラムは、ちゃんとやってくださいよ!!!


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2006年09月20日(水)
夕陽のガンマン

カウボーイは好きだけど、西部劇は特に好んで観るわけではないし、クリント・イーストウッドも特に好きなわけではないのだが、久々に 「夕陽のガンマン」 を観たら、カッコいいなあと思った。イーストウッドの映画は結構観ているが、これは私的にベストのほうじゃないかなあ・・・。

私はイーストウッドの西部劇はリアルタイムで観てはいないのだが、デビュー作の「ローハイド」は若すぎるし、年を取ってからはちょっと気の毒な感じがしてしまうし、「夕陽のガンマン」あたりが一番いい時だったんだろうなあと思う。

それと、このあたりの西部劇は日本語吹き替えでばかり観ていたので、あのルパン3世の声のイメージが抜けなくて、どうもイーストウッドは今いちだったのだが、字幕で観たら、なに?カッコいいじゃん!て感じ。というか、カッコ良く見せる脚本だよね。DVD買っちゃおうかな?

あ、でもイーストウッドが砂漠で日焼けして、火ぶくれになってる顔が気持ち悪いんだっけ。やっぱりやめとくかな。(^^;

さて、キングの『デスペレーション』下巻がまだ読めないので、『デスペレーション』と対を成すというリチャード・バックマン(キングの別名)の『レギュレイターズ』を読み始めた。

ところが、読んでびっくり!登場人物の名前が、ほとんど『デスペレーション』に出てくる人の名前で、しかも全然違うキャラになっていて、親だった人が子どもになっていたり、かと思うと、どこか繋がりがあったりで、ありゃりゃ!という感じ。

これはまだあまり進めないほうがいいなと思い、アポロ13号が出かけている間に、『デスペレーション』の下巻を読むという荒業に踏み切った。とはいえ、昼間は私も歌の練習に行ったりしているので、ほとんど読めない。先に寝かして夜中に読むしかないか・・・。


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2006年09月19日(火)
キングによる現代アメリカ作家批評

スティーヴン・キングの『デスペレーション』の上巻を読み終えたのだが、下巻をまだアポロ13号が読んでいるところなので、続けて読めない。ぶぶぶ!

とはいえ、どうしても読みたい!というほどの本ではないので、とりあえず何も言わずにいる。図書館の返却日が迫っているが(3週間あったのに!)、他に予約も入っていないので、延長すればいい話。

今日もボックスに歌の練習に行ったのだが、3時間練習するとかなり疲れる。いろいろとやることがあって、本に集中できない時は、こういう何も考えなくて済むような本が楽でいい。でも、この本の主人公の一人が作家という設定もあって、現代アメリカの作家の名前がたくさん出てくる。

ジョン・スタインベックに始まり、コーマック・マッカーシー、ジョン・チーヴァー、ジョイス・キャロル・オーツ、トム・ウルフ、ディーン・クーンツ、ダニエル・スティールなどなど、アメリカの作家の名前がこれでもかと登場してくる。さすがに、友だちであるジョン・アーヴィングの名前は出てこないが。。。これらは、それぞれの作家をキングがどう思っているのかがわかる一面として面白い。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『デスペレーション(上)』/スティーヴン・キング
文庫: 584ページ
出版社: 新潮社 (2000/11)
ASIN: 4102193235
内容(「BOOK」データベースより)
ネヴァダ州の砂漠を突っきるハイウェイ50。一人の警官が、通りがかる人々を次々と拉致していた。彼らが幽閉されたのは、デスペレーションという名の寂れた鉱山町。しかも、町の住民はこの警官の手で皆殺しにされていた。妹を目前で殺された少年デヴィッドは、神への祈りを武器に、囚われの人々を救おうとするが…善と悪、生命と愛という荘厳なテーマに挑む、キング畢生の大作。


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2006年09月18日(月)
リチャード・バックマン

図書館でまた本を借りてしまった。というのも、今日借りたリチャード・バックマンの『レギュレイターズ』は、今読んでいるスティーヴン・キングの『デスペレーション』と対を成すような本だというので、それではこれも読まなくてはならないかと。

ちなみに、キングファンなら当然知っている事実だが、リチャード・バックマンとはキングの別名である。私はバックマン名義の本はこれまで読んだことがないので、どう違いがあるのか全くわからないけれど。

マキャモンのあとにキングというのは私的にはどうでもいいという感じになってしまうのだが、タイミング上そうなってしまったので仕方がない。キングはファンでも何でもなく、読むたびに「ああ、またこんな本を読んでしまった」と自己嫌悪に陥るのが常なのだが、定期的に読みたくなるというのが、キングをキングたらしめているところなんだろう。

それから、T・ジェファーソン・パーカーの本も借りたのだが、先日読んだ『California Girl』で、パーカーの魅力が今いちわからなかったため、もう1冊読んでみようかと思った。というか、ほかにも予約しているのがあるので、とりあえず3作読む予定。


〓〓〓 BOOK

◆図書館貸し出し(→10/3)

『レギュレイターズ(上)』/リチャード・バックマン
文庫: 379ページ
出版社: 新潮社 (2000/11)
ASIN: 4102193510
内容(「BOOK」データベースより)
オハイオ州の閑静な住宅街で起きた突然の発砲事件。奇妙なワゴン車から発せられた銃弾が、非情にも、新聞配達の少年の命を奪った。だが、悲劇はそれだけでは終わらなかった。SFアニメや西部劇の登場人物たちが、次々と街頭に現れては、住民たちを無差別に襲撃しはじめたのだ!書簡、日記、映画シナリオ―さまざまな仕掛けに加え、暴力とスピード感に溢れた傑作パニックホラー。


『レギュレイターズ(下)』/リチャード・バックマン
文庫: 341ページ
出版社: 新潮社 (2000/11)
ASIN: 4102193529
内容(「BOOK」データベースより)
架空のはずのキャラクターたちによって、銃撃され、破壊され、蹂躙される街。まるで子供がひっくり返した玩具箱のように、街が混沌に支配されていくなか、なすすべもなく逃げ惑う住民たち。やがて、一人の自閉症の少年が、この一見無意味な暴虐と殺戮の鍵を握っていることが判明する…。バックマン名義の遺作ということで話題を呼んだ地獄絵巻が、ついに壮絶なラストを迎える。


『サイレント・ジョー』/T・ジェファーソン・パーカー
文庫: 646ページ
出版社: 早川書房 (2005/9/22)
ASIN: 4151758518
内容(「BOOK」データベースより)
赤ん坊の頃、実の父親から硫酸をかけられ顔に大火傷を負ったジョーは、施設にいるところを政界の実力者ウィルに引き取られた。彼は愛情をこめて育てられ、24歳になった今は、保安官補として働いている。その大恩あるウィルが、彼の目の前で射殺された。誘拐されたウィルの政敵の娘を保護した直後のことだった。ジョーは真相を探り始めるが、前途には大いなる試練が…アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞に輝く感動作。


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2006年09月17日(日)
死にものぐるい

マキャモンの『マイン』を読み終えたが、これこそまさに「死にものぐるい」という言葉がふさわしい話だろう。昨日も書いたけれど、ヴァンパイアとか異星人とか幽霊とかのホラーではなく、人間の女の怖さを描いた作品。

あえて言えば、スプラッターもの。これでもかとばかりに血が吹き出てくる。読みながら、痛たたっ!と顔をしかめながら読んでいた。それでもマキャモンの作品は、最後には読者を感動させてしまうのだからすごい。

私には子どもがいないから本気でわからないかもしれないが、子どものいる母親なら、主人公の一人ローラの気持ちは、痛いほどわかるだろう。銃で撃たれようが、犬に噛み付かれようが、骨折しようが、指をなくそうが、何としてでも子どもを守る母親のものすごさ!

子どもをさらったメアリーのほうもすごいが、こちらは気が狂っていると思えば、なるほどと納得できるけれど、正気でそれに立ち向かうローラはものすごい!女はマジで強い!そんな女を書いてしまうマキャモンは、一体どんな経験をしてきたのだろう?

マキャモンは脱ホラー宣言をして、その後断筆宣言をしたのだが、彼ならホラーでなくても十分にいい作品が書けるだろうと思う。また絶対に書いてほしい。すごく、いや、ものすごく心待ちにしているのだから。

ホラーは全くダメだった私が、ここまでホラー小説にのめりこむようになったのは、ひとえにマキャモンのせいだ。なぜなら、良くも悪くも、ホラーは人間の真の感情を描いていると気づかせてくれたからだ。そうした真の感情が、純文学のようにまどろっこしくなく、ストレートに描かれているのが気に入ったのだ。

白か黒か、○か×かという性格の私は、マキャモンの作品のように、悪はあくまでも悪であり、善はあくまでも善であるという描き方は大好きなのだ。そして必ず善が勝つのも、この世の中にあって、救われる思いがするのだ。実際の世の中では、善は必ずしも勝たないし、ホラー小説よりも恐ろしいことは多々ある。個人的には、必ず善が勝つマキャモンの小説は、むしろファンタジーであると言ってもいいかもしれないと思っている。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『マイン(下)』/ロバート・R・マキャモン
単行本: 325ページ
出版社: 文藝春秋 (1992/03)
ASIN: 416313140X
出版社より
1990年度ブラム・ストーカー賞受賞作。第十長篇にして、マキャモンがホラー小説に「決別」したとされる区切りの一作。スーパーナチュラルな恐怖は排除され、サスペンス/犯罪小説の範疇に収まる作品となっている。

60年代の過激派活動の記憶をいまも抱えるメアリー。当時の妄執が臨界点を超え、狂気の域に達したとき、彼女はかつての恋人への「供物」として捧げるべく、幼い赤ん坊を誘拐、逃亡した。その子の母ローラは、幸福な生活をなげうって息子のために立ち上がり、かくてふたりの女の壮絶な戦いが開始される。

超自然的要素は皆無だが、物語自体は「恐怖」に照準が合わされている。動乱の60年代への郷愁をいくらか匂わせはするが、これまでにないほど叙情味や物語の「遊び」も排されており、徹底的な逃亡と追跡の物語、ひとりの子どもをめぐる激情の物語となっている。猛然と疾駆するヘヴィな力感は圧倒的で、ほかのマキャモン作品とは印象を異にする。マキャモン最大の異色作であるかもしれない。

※画像は文庫のもの


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2006年09月16日(土)
吸血鬼より怖い・・・それは女

マキャモンの『マイン』上巻を読み終え、下巻に入った。吸血鬼より怖い・・・それは女。しかも狂った女って、それを聞いただけでも怖い。今回の作品は、幽霊とか吸血鬼とか、いわゆるそういう類のものは一切関係なく、ただ人間の、それも女性の狂気を描いたものだが、世の中で一番怖いのは人間かもしれないなあ、それも女だろうと。。。

女は本当に怖いけど、逆に強くもある。肉体的には男のほうが強いかもしれないが、精神的には、やはり子どもを産める女のほうが強いに違いない。「命をかけて守る」などという言葉は、むしろ女のほうがふさわしいし、実行できる可能性も高いだろうなと思う。

だから、男に守って欲しいなんていうのは幻想だ。いざとなれば、女のほうが絶対に強いに違いない。神戸の震災のときには、全然守ってくれもせず、ひとりで逃げ出した夫に愛想をつかして、離婚する人が大勢いたというのも頷ける。

でも、幻想だからこそ、強い男に憧れるというのもありだろう。本当に強い男がこの世にいるかどうか疑わしいが、「自分の命を捨ててでも守る」という言葉がもたらす夢にひたるだけでも良しとしよう。

ただし、それは幻想であって、現実に期待してはいけないことだ。現実には、自分が守る立場になるかもしれないと心しているべきだ。期待しなければ、失望もない。何事も。


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2006年09月15日(金)
ヤクルト×広島@神宮

楽しみにしていた神宮の横浜戦は雨で全然見れず、今日はヤクルト×広島戦。チケットはもらえるので、とりあえず行くことに。。。行ってみたらレディースデーとかで、ヤクルトのピンクのビニール傘を貰い、ヤクルトファンでもないのに傘を振って、東京音頭で盛り上がった。

ヤクルトファンではないと言いつつ、岩村とか五十嵐は好きだし、特に五十嵐は間近で見れて感激。今日は古田も「代打オレ!」で出場、球場全体が異常に盛り上がったけれど、別にあそこで出なくてもいいじゃないかという出方だった。でも、「代打オレ!」もファンサービスのひとつでしょう。

ヤクルトは、割にファンサービスがいい。横浜なんて、わざわざ行っても何ももらったことがないし、携帯の球団サイトも、横浜は有料コンテンツが多くて、なんかファンを馬鹿にしてるなという感じがする。ファンならお金を払えということか。その点、ヤクルトのほうが親切だ。物でつられるというのもアリかも。(^^;


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◆読了した本

『マイン(上)』/ロバート・R・マキャモン
単行本: 371ページ
出版社: 文藝春秋 (1992/03)
ASIN: 4163131302

出版社より
1990年度ブラム・ストーカー賞受賞作。第十長篇にして、マキャモンがホラー小説に「決別」したとされる区切りの一作。スーパーナチュラルな恐怖は排除され、サスペンス/犯罪小説の範疇に収まる作品となっている。

60年代の過激派活動の記憶をいまも抱えるメアリー。当時の妄執が臨界点を超え、狂気の域に達したとき、彼女はかつての恋人への「供物」として捧げるべく、幼い赤ん坊を誘拐、逃亡した。その子の母ローラは、幸福な生活をなげうって息子のために立ち上がり、かくてふたりの女の壮絶な戦いが開始される。

超自然的要素は皆無だが、物語自体は「恐怖」に照準が合わされている。動乱の60年代への郷愁をいくらか匂わせはするが、これまでにないほど叙情味や物語の「遊び」も排されており、徹底的な逃亡と追跡の物語、ひとりの子どもをめぐる激情の物語となっている。猛然と疾駆するヘヴィな力感は圧倒的で、ほかのマキャモン作品とは印象を異にする。マキャモン最大の異色作であるかもしれない。

※画像は文庫のもの


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2006年09月14日(木)
トルストイだがアメリカ南部

今日Amazonから届いた本は、最初にタイトルを見た時は詩集かと思ったし、ましてやトルストイの名前のついたタイトルだから、まさか南部の話とは思ってもいなかったのだが、アイダホ生まれの主人公がアラバマ(!)に行くという話らしいので、購入してみた。

概して南部を舞台にした本は面白いものが多いのだけれど、特にアラバマを舞台にしたものはハズレが少ないように思う(偏見と好みかもしれないが)。最近、ニューオーリンズやルイジアナを舞台にしたものを結構読んではいるが、こちらが多くを望みすぎているのか、なかなか面白いものがない。

ニューオーリンズは街そのものが小説のようで、それ以上の話を書くとなると、かなり大変なことなのかもしれないと思う。その点、アラバマあたりのひなびた田舎町の話などは、じっくり人間観察もできて、些細なことでも感情豊かな小説が出来上がるのだろうなどと、勝手に思ったり・・・。

南部ものでハズレが多いのは、サウス&ノースカロライナあたりか。全部がそうとは言わないが、私が今まで読んだ中では、その確立が高い。

そんなことを言っても、最近お気楽なものしか読んでいないので、南部ものもとんとご無沙汰だな・・・と思いきや、やっぱりマキャモンは応えてくれるんだね。読書中の『マイン』はしっかり南部の話だ。マキャモン自身が南部の生まれだが、この本が南部ものとは思っていなかったので、意外な喜び!

シーフード・ガンボは食べてるし、舞台になる病院は「セント・ジェイムス病院」(南部の曲で“Saint James Infirmary”という曲がある。ジャズフェスでやる予定)だ。オビに「吸血鬼より怖い・・・」とあるが、怖いのは女という話。中身ももちろん面白いが、ガンボにセント・ジェイムス病院で、もうやられた!という感じ。さすがマキャモン!


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◆Amazon

『The Poet of Tolstoy Park』/Sonny Brewer
ペーパーバック: 288ページ
出版社: Ballantine Books (P); Reprint版 (2006/3/28)
ASIN: 0345476328
From Publishers Weekly
A dying man's decision to move from Idaho to Alabama becomes a quixotic spiritual journey in Brewer's ruminative, idiosyncratic first novel, based on a true story. In 1925, widowed Henry Stuart learns that he has tuberculosis and will probably be dead within a year. Stuart's initial reaction is optimistic resignation, as he regards his illness as a final philosophical journey of reconciliation, one that sends him back through the writings of his beloved Tolstoy and other literary and spiritual figures to find solace and comfort. Despite the protests of his two sons and his best friend, he decides to move to the progressive town of Fairhope, Ala. There, he begins to build a round, domed cottage where he seeks to "learn in solitude how to save myself" and earns himself the sobriquet "the poet of Tolstoy Park." The plot, such as it is, runs out of steam when Brewer makes an ill-advised decision to jump forward in time in the last chapters, but the heady blend of literary and philosophical references and some fine character writing make this a noteworthy debut.
Copyright © Reed Business Information, a division of Reed Elsevier Inc. All rights reserved.


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2006年09月13日(水)
酷すぎる雨

◆横浜×ヤクルト@神宮─今日も雨天中止

今日も神宮で野球観戦の予定だったのに、また雨で中止。なんで横浜のときに限ってずっと雨なのよ!と、いい加減むかつく。チケット2日分用意して、2日とも雨だなんて、信じられない!酷すぎ!よほど日頃の行ないが悪いんだなと言われたけど、全く嫌になってしまう。

しかし、岩村選手のカードは、一体いつになったらもらえるんだろう?

そういえば、早実の斉藤君が進学を表明。学校で待ってるよ!てか、神宮にも通っちゃうよ。大学時代は野球部と応援部に付き合いがあったので、毎週土日は神宮に通っていたのだけれど、その頃を思い出して、また土日は神宮だなっ!六大学野球の外野席は、女性と子どもは無料なので(早慶戦以外)、たっぷり活用させてもらいます。

運悪く(良く?)体調不良時期に入ったので、今週はもうおとなしくして、マキャモンの世界にどっぷり浸りこもう。


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2006年09月12日(火)
今週はずっと雨?

◆横浜×ヤクルト@神宮─雨天中止

今日から神宮で横浜×ヤクルト3連戦。今日と明日のチケットをもらってあったので、とても楽しみにしていた。先週の東京ドームは横浜戦ではなかったから、どうでもいいと言えばどうでもよかったのだが、今週は横浜戦だから、気合を入れて行こう!と思っていたのに、雨で中止。

ヤクルトファンの友人と待ち合わせして、岩村選手のカードをもらうつもりで、本当にずっと楽しみにしていたのに、なんと無情な雨。おかげで飲みに行く羽目になった。(^^;


ところで、ジャズフェス事務局から正式に出演依頼書が届いた。これでもう逃げられないというわけだ。


断筆宣言をして久しいマキャモンだが、作品を全部読み終えてしまうのがもったいなくてとってあった『マイン』を読み始めた。特に意識して『マイン』を残しておいたわけではないけれど、結果的にこれが残っていた。でも、よく考えたら、以前にUKのマーケットプレイスで買ってもらった原書がまだ2冊ある。安心して読もう!


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2006年09月11日(月)
ダイエットサプリ

昨日、ダイエットサプリが届いた。というか、もうこれで2個目なのだが、Lカルニチンという脂肪を燃やす働きのあるもの。もともと人間の体内にある物質なのだが、それが年と共に減っていくので、代謝が悪くなるとか。

以前飲んでいたサプリは、脂分や糖分を吸収しないというもので、運動も何も関係なく、とにかく吸収しないんだから痩せるというわけで、確かに痩せた。でも、これをやめるとリバウンドは必至で、まさにそのとおりになった。

今回は、Lカルニチンを飲んで、消えうせた脂肪燃焼細胞を取り戻し、代謝を良くするという計画だったのだが、少し運動したほうが効果があると言われたけれど、少しでは痩せないようだ。食事の制限はないが、毎日、かなりしっかり運動しないと、全然効果なしみたいだ。

それに、代謝が変わるせいか、飲み始めはものすごく疲れるというか、だるいというか、もともと体の弱い人には絶対に薦められないのでは?と思うくらい、相当ダメージがある。マジでしんどい。何もしていないのにだ。

だったら、すぐに効いても良さそうなものだが、1ヶ月経っても効果なし。最初3キロ減って、おお!と思ったのだが、すぐに元に戻った。気のせいだったようだ。

しかし、一応6ヶ月飲まないといけない。いけないというわけじゃないが、6ヶ月分注文してあって、毎月それが届くのだから、飲むしかない。もっと早く痩せるには、やっぱり運動しかないのか〜!(泣


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◆読了した本

『天球儀文庫』/長野まゆみ
文庫: 189ページ
出版社: 河出書房新社 (2005/11)
ASIN: 4309407684
内容(「BOOK」データベースより)
ケンタウリ・プロキシマ。“星の名前”を教えてくれた宵里という名の少年は、いつもアビを魅了してやまない。ソォダ水のはじける音、天使の枕、流星群の観測…秋の新学期から、翌年の夏期休暇まで、二人が過ごした一年足らずの日々を描く。幻の初期作品四冊が、今一冊になって甦る。

目次
月の輪船/夜のプロキオン/銀星ロケット/ドロップ水塔


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2006年09月10日(日)
アメリカ南部のミステリ

ジョン・ディクスン・カーの 『月明かりの闇』 を読み始めたのだが、冒頭20ページほどで面白くなくてやめた。南北戦争後のアメリカ南部を舞台にしたミステリだが、やけに古めかしい。カー自身がすでに故人だから、新しいミステリを期待していたわけではないが、にしても・・・。というか、冒頭が退屈なミステリは、全然読む気にならない。翻訳も良くなかったし。それでも我慢して読むものもあるが、今回はちょっとダメだった。

その前に、<始末屋ジャック>の最新刊を読んだので、どうしても比較してしまったのもいけない。ジャックのほうが絶対的に面白いもの。面白いというのはエンターテインメントとしてという意味だが、サクサク読めるミステリは、やっぱりストーリーも面白いのだと思うし。

もっとも、最近の<始末屋ジャック>は、どんどんホラー寄りになっているので、もうミステリとして比較はできないかも。さらに、私もいわゆるミステリよりもホラーのほうが好きになっているので、なおさら。また、今回のジャックはフロリダの湿地帯に飛ぶ。珍しく南部の話なのだ。しかし、このジャックシリーズの翻訳者は、食べ物のこととかはあまり詳しくないみたい(南部のというわけではなく)。

ところで、ジョン・ディクスン・カーには、<ニューオーリンズ三部作>というのがあって、今回面白ければ、それも読みたいと思っていたのだが、おそらく読まないだろう。ニューオーリンズのミステリとかで調べていても、カーの作品がひっかかったことはなく、『月明かりの闇』の解説でも、その三部作は特に誉められてはいない。


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◆読了した本

『始末屋ジャック 深淵からの脅威(下)』/F・ポール・ウィルスン
文庫: 331ページ
出版社: 扶桑社 (2006/07)
ASIN: 4594051952
内容(「BOOK」データベースより)
容赦なく照りつける熱帯の太陽の下、邪悪な一団がうごめいている。ジャックの父トムは、奇跡的に意識を回復したが、ジャック父子に正体不明の何者かに幾度となく襲われる。それは。病室に現れた異形の女と関連しているのか?どうやら、敵はこれまでジャックが戦ってきた、異界の勢力と通じているようだ…。ジャックは、朝鮮戦争で名狙撃手だった父とともに、かつてない戦いを挑む!モダンホラー界最強、われらがヒーロー“始末屋ジャック”の智謀の冴えをとくと見よ。


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2006年09月09日(土)
バンド練習再開

昨日、東京ドームの帰りに、バンドのベーシストがやっている代々木の店に寄った。経営不振でうんぬんということだったので、しばらく静観していたんだけれど、いろいろ話もして、なんとか気分的に落ち着いたようで、今日は次回のスタジオ練習日を決めるまでになった。

ドラムの怪我もなんとか大丈夫なようだし、それぞれがまたやろうという気持ちになっているので、ほっと一安心。それだけに、自分もこれまで以上に頑張らないと!という感じ。皆忙しいので、思うように練習時間もとれないから、個人個人で頑張るしかない。そうなると、スタジオで合わせた時に、気持ちが合わないのが一番困る。なんとか、一回でも多く練習できるといいんだけど・・・。

ところで、昨日は雄弁会の岡田君と野球を観に行ったのだが、今日になって「昨日はありがとうございました」とメールが来た。本当に礼儀正しい子だ。自分の話ばかりする人が多い中で、人の話をちゃんと聞ける子だし、早実の斉藤君同様、家庭の躾がいいんだろうなと思う。立派な社会人になって、ぜひとも日本を背負って立って欲しい。


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2006年09月08日(金)
始末屋ジャックが南部へ

<始末屋ジャック>最新刊では、ほとんどニューヨークを離れない主人公ジャックが、フロリダまで飛ぶ。もともと身分証明書などもないジャックだから、パスポートとかいろいろどうするんだろうな?という興味もあったし、なんたって絶対武器携行ですから!武器はどうやって持ち込むんだろう?と。。。ジャックがテロリストだったら怖い!

で、南部に行ってまずは食事をしたジャック。「この世のものとは思えないくらいにうまい!」と言うのだが、そうでしょうとも!ニューヨークに住んでいたら、南部の食事はただのサンドイッチだって、ニューヨークの豪華な食事より美味しいに違いない。

さて、今日は弟から送られてきたチケットで、東京ドームに巨人対ヤクルトの試合を観に行った。ドームは冷房は入っているものの、風がないのでやっぱり気持ちが悪い。もともと好きではないビールが、ますます進まない。てか、ビール高い!神宮なら500円くらいなのに、800円って高すぎ!ぬるいし・・・

って文句ばっか言ってるけど、せっかく弟が送ってくれたのだし、たまの東京ドームも楽しかったよ。でも、うしろにいたオヤジグループがめちゃくちゃうるさくて、むかついた。大きな声で下品なオヤジギャグばかり言うし、ビール売りの子を呼びつけてからかうし、なんか臭いし。

女が集まるとうるさいと思われているけど、オヤジもかなりうるさい。しかも頭の悪いオヤジは面白くも何ともないから、ただうるさいだけで、ほんとに迷惑!ぺっ!

そういえば、神宮にはそういうお客がいないなと思ったけれど、いつも横浜戦だからというのもあるだろう。横浜のファンはおとなしいから。諦めも早いし。(^^;


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『始末屋ジャック 深淵からの脅威(上)』/F・ポール・ウィルスン
文庫: 365ページ
出版社: 扶桑社 (2006/07)
ASIN: 4594051944
内容(「BOOK」データベースより)
九月…愛する家族が標的となった『幽霊屋敷の秘密』の事件直後、ジャックの十歳年上の兄トム・ジュニアから電話があった。いまはフロリダに隠居している、二人の父トムが交通事故に遭い、意識不明の重体で病院に収容されているという。ほとんど表世界に顔を出さなかったジャックは、ニューヨークの闇を抜けて、陽光あふれる南国マイアミに向かう。だが、ジャックがそこで見たものとは?旱魃と暴風雨で荒れた土地フロリダ。その湿地帯には、謎の勢力が潜んでいた…。


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2006年09月07日(木)
野球三昧

今週〜来週は野球三昧。招待券がどんどん入ってくる。嬉しい悲鳴ではあるが、プロ野球の人気がなくて、チケットがあまっているという見方もある。

・9/08:巨人×ヤクルト@東京ドーム
・9/12:横浜×ヤクルト@神宮
・9/13:横浜×ヤクルト@神宮

気付いたら、もしかしてヤクルトファン?てくらいに、全部ヤクルトの試合だが、私は横浜ファンだけれど、ヤクルトも結構好きなので嬉しい。横浜、マジ不甲斐ないし、本当にヤクルトファンになろうかと思うくらいだ。(--;

これまでは、弱くても応援する気が起きたが、今年は本当にダメ。先日神宮に観に行ったときにも、選手に全然やる気がなさそうで、見ているほうも全く面白くなかった。いくら最下位で消化試合だって言っても、あれじゃプロとしてどうなのよ?と思うね。

ヤクルトのほうがファンサービスもいいし、ちょっと考えてしまう。でも、ビニール傘を持って東京音頭を歌うのは、やっぱり乗り越えられない壁だよね。(^^;


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2006年09月06日(水)
<始末屋ジャック>最新刊

なんとか、かんとか、T・ジェファーソン・パーカーの『California Girl』を読み終えた。部分的に面白いところはたくさんあるのだが、全体としてはどうなんだろう?

殺人事件に、家族関係、恋愛、政治や宗教や同性愛の問題など盛りだくさんなのだが、そんなに詰め込まなくてもいいんじゃないか?と。ちょっとくどかった。それぞれ別の話にしたら、もっと読みやすいんじゃないのかなあとか・・・。とにかくメインの殺人事件が起こるまでに、相当読まなくてはならないので、読み終えてみれば骨太な感じはするが、とりあえず冒頭で退屈した。

で、ちょうど図書館に予約していた<始末屋ジャック>の最新刊が用意できたとのことだったので、早速取りに行った。やはりなじみのシリーズは、わくわくする。<始末屋ジャック>はくどくないし。

かといって、大好き!というわけでもないのが微妙なところ。主人公ジャックのこだわりが、個人的にはあんまり好きではないのだ。でも、読みやすく、ホラーの要素もあるので、マキャモン断筆中の折、実際これくらいしか楽しんで読めるものがないのだ。

今日は、DMXで本の装丁のデザインをしている人に会い、いろいろ本の話ができたので、とても楽しかった。その後、どん底で某出版社のペペさんに会い、マキャモン話に花を咲かせた。マキャモンの話は、三丁目界隈ではペペさんとしかできないから、本当に貴重。

マキャモンだけでなく、だいたいお酒を飲みながら本について話せるという人がいない。それも自分の好みに合った本の話となると、なおさら。というわけで、今日は有意義な1日だった。このところ、音楽の話とかが多かったのだが、やっぱり私は本の話がしたかったんだなと・・・。楽しかった!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『California Girl』/Jefferson Parker
ペーパーバック: 400ページ
出版社: HarperCollins (2005/06)
ASIN: 0007149387
内容(「BOOK」データベースより)
1968年10月、カリフォルニア州南西部の都市タスティン。オレンジの出荷工場の廃屋で、頭を切り落とされた若い女性の死体が発見され、保安官事務所の部長刑事ニック・ベッカーは現場に急行した。被害者が誰かを知って、ニックは愕然とする。子どもの頃から知っているジャニル・ヴォンだったのだ。愛らしかったジャニル、ミス・タスティンにもなった彼女がなぜ?現場には新聞記者として活躍するニックの弟アンディも駆けつけていた。容疑者として、現場近くにいたホームレスの男が捕らえられたが、その取り調べをするかたわら、ニックは別の手がかりを求めて捜査を始める。この事件は、彼が初めて指揮をとる殺人事件だった。一方、アンディも独自に調査を開始した。やがて、ジャニルが麻薬捜査に関わっていたことや、妊娠していたことなどが判明し、事件は複雑な様相を呈し始める。ニックとアンディは、牧師である長兄のデイヴィッドの助力を得て、時に協力しあいながら、込み入った人間関係を調べていく。そして、ある人物が有力な容疑者として浮かんでくるが…。変動する1960年代のカリフォルニアを背景に、兄弟の絆、家族の崩壊、男女の愛憎を情感豊かに描き出す。『サイレント・ジョー』に続き、二度目のアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞した俊英の感動作。


◆図書館貸し出し(→9/27)

『始末屋ジャック 深淵からの脅威(上)』/F・ポール・ウィルスン
文庫: 365ページ
出版社: 扶桑社 (2006/07)
ASIN: 4594051944
内容(「BOOK」データベースより)
九月…愛する家族が標的となった『幽霊屋敷の秘密』の事件直後、ジャックの十歳年上の兄トム・ジュニアから電話があった。いまはフロリダに隠居している、二人の父トムが交通事故に遭い、意識不明の重体で病院に収容されているという。ほとんど表世界に顔を出さなかったジャックは、ニューヨークの闇を抜けて、陽光あふれる南国マイアミに向かう。だが、ジャックがそこで見たものとは?旱魃と暴風雨で荒れた土地フロリダ。その湿地帯には、謎の勢力が潜んでいた…。


『始末屋ジャック 深淵からの脅威(下)』/F・ポール・ウィルスン
文庫: 331ページ
出版社: 扶桑社 (2006/07)
ASIN: 4594051952
内容(「BOOK」データベースより)
容赦なく照りつける熱帯の太陽の下、邪悪な一団がうごめいている。ジャックの父トムは、奇跡的に意識を回復したが、ジャック父子に正体不明の何者かに幾度となく襲われる。それは。病室に現れた異形の女と関連しているのか?どうやら、敵はこれまでジャックが戦ってきた、異界の勢力と通じているようだ…。ジャックは、朝鮮戦争で名狙撃手だった父とともに、かつてない戦いを挑む!モダンホラー界最強、われらがヒーロー“始末屋ジャック”の智謀の冴えをとくと見よ。


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2006年09月05日(火)
天球儀文庫

今日はボックスで3時間練習。2時間だとバタバタして足りないような気がするけど、ひとりでずっと歌ってるわけだし、3時間はさすがにきつい。相当しんどい。歌うのは楽しいけれど、思うように上達はしないものだし。

しかし、そのあとでご飯の支度って、マジ疲れる。まあ、仕方がないけど・・・。歌の練習はずっと立ちっぱなしなので、それだけでも疲れるのだが、ご飯の支度もずっと立ちっぱなしだから、立っているということだけでも、とにかく疲れる。しかし、脚力の強化は大事なことらしい。(^^;

ところで、Amazonから長野まゆみの『天球儀文庫』が届いた。これは、もともと4冊だったシリーズを、1冊にまとめたもの。昨今は、もともと1冊のものを2冊にしたり3冊にしたりするほうが多いが、こうしてまとめてくれると嬉しい。

単行本で4冊だった時には、きれいな挿絵が入っていたそうだが、私は挿絵はどうでもいいほうなので(私の好きな絵ではないし)、文庫で1冊になっているほうが、よほど有難い。長野まゆみの本は、ほとんど図書館で借りているのだが、これは図書館にはなかったので購入した。


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『天球儀文庫』/長野まゆみ ¥473
文庫: 189ページ
出版社: 河出書房新社 (2005/11)
ASIN: 4309407684
内容(「BOOK」データベースより)
ケンタウリ・プロキシマ。“星の名前”を教えてくれた宵里という名の少年は、いつもアビを魅了してやまない。ソォダ水のはじける音、天使の枕、流星群の観測…秋の新学期から、翌年の夏期休暇まで、二人が過ごした一年足らずの日々を描く。幻の初期作品四冊が、今一冊になって甦る。

目次
・月の輪船
・夜のプロキオン
・銀星ロケット
・ドロップ水塔

(★Amazonギフト券 −¥127)


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2006年09月04日(月)
海までの切符

どうも気分が乗らないのだが、そんな自分に鞭打って、ボックスに歌の練習に行く。とにかく自分だけでもしっかり練習しておかないとね。頑張れ!と励ますのも自分しかない。とにかく、歌っているときは何も考えずにすむし。

2時間練習した後HAVANAに寄ったところ、先日まで幕張に通っていたという人に会い、「もう一度恐竜展に行かない?」と、幕張までの切符をペアでもらった。恐竜展はさすがにもういいという感じだけど、海にはまた行ってもいいかな・・・とか。海までの切符なんて、ちょっとロマンチック。途中下車でTDLという手もあるけど。(^^;

果たして、もう一度海に行けるかどうか・・・。てか、私は恐竜展の帰りに行ったメキシコ料理店で、あの謎のブルーのテキーラを飲んでみたいという誘惑にとらわれているだけかも。


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2006年09月03日(日)
鬱々と・・・

暑さもだんだん弱まってきて、急に秋に向かっているような感じのここ数日。ちょっとでも動けばまだまだ暑いけれど、じっとしていても汗が流れ出るようなことはなくなった。

私は春に生まれたので、これから寒くなるという秋は、どうも鬱な感じにとらわれてしまっていけない。やることはたくさんあるのだが、太陽が遠くなるのを感じると、ぽっかり穴が開いたようで、やる気が起こらない。暑ければ暑いで、やる気が起こらないのだが・・・。

バンドのほうも、ドラムが怪我をしたとか、ベースの店が経営不振でうんぬんとか、そういう話があるたびに、心臓がドキっとしてかなりのダメージを受ける。みんなで練習して、上手になったらやりましょうというわけではなく、すでに日にちが決まっていることだから、そのたびにあせる。

楽器を演奏するならまだしも、ボーカルは生声出さなきゃいけないんだから、気分的に落ち着かないと、声を出すのも容易ではないのだ。気持ちが落ち込むたびに、気力を奮い起こさなくてはならない。体力だけでなく、精神力が必要になるのは、こういう場合だ。早実の斎藤君みたいな強靭な精神力が欲しい。

しかし、野球のピッチャー同様、ボーカルも所詮は自分ひとり。誰に頼ることもできない。チームの結束はあっても、最後は自分しかいないのだから、誰も頼らずに頑張るしかないのだ。

というわけで、鬱々とした気分を書いてしまったが、これでストレス発散。文字にすることは、気持ちを落ち着かせることに役立つ。明日からまた、私は絶対にできるのだと思って頑張ろう!

ところで、T・ジェファーソン・パーカーの 『California Girl』 を読み始めたのだが、なかなか入り込めない。パーカーは面白いという評判なので、これから先面白くなるのだろうと期待しているのだが、登場人物が多くて、こんがらがっている。似たような男の子が何人も出てくるので、わけわかめ。(^^;


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2006年09月02日(土)
図書館に本を寄贈

今日病院に行ったら、血液を3本も採られた。そのせいかどうか、家に帰ってからだるくて仕方がなかったのだが、夕方、アポロ13号が手伝ってくれると言うので、図書館に未読の洋書を30冊ほど寄付しに行った。

もちろん売ることも考えていたのだけれど、どうせ売っても二足三文だし。一応未読の本だからきれいだし、図書館で一人でも多くの人に読んでもらえるならば、そのほうがいい。本を買った甲斐もあるというもの。それに図書館に置いてあれば、自分でもまた読めるし。(*^▽^*)

ついでに借りていた本を全部返して、いったんはすっきりしたのだが、なんかホラーっぽいのが読みたくなって、キングなど借りてしまった。キングとか絶対「なぁーんだ!」と思うとわかっているのに、懲りもせず。でも、キングの本はアポロ13号も読みたいというので、まずは先に読ませることに。

今回もまた、間に休館日を1週間挟んでいるので3週間借りられるし、別に急がなくてもいい。全部読んでしまうのはもったいないので、まだ残してあるマキャモンも、そろそろ読もうかな・・・とか。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『雨更紗』/長野まゆみ
文庫: 148ページ
出版社: 河出書房新社 (1999/10)
ASIN: 4309405975
内容(「BOOK」データベースより)
その少年の肌は、あの碗の青貝のようで妙に照るんです…雨夜に哉を抱いたのは幽霊か?美しい教師に愛された少年は本当は誰なのか?雨にけむる生と死のあわいで揺れ動く魂の交流を描き絶賛された珠玉作。


◆図書館貸し出し(→9/23)

『デスペレーション(上)』/スティーヴン・キング
文庫: 584ページ
出版社: 新潮社 (2000/11)
ASIN: 4102193235
内容(「BOOK」データベースより)
ネヴァダ州の砂漠を突っきるハイウェイ50。一人の警官が、通りがかる人々を次々と拉致していた。彼らが幽閉されたのは、デスペレーションという名の寂れた鉱山町。しかも、町の住民はこの警官の手で皆殺しにされていた。妹を目前で殺された少年デヴィッドは、神への祈りを武器に、囚われの人々を救おうとするが…善と悪、生命と愛という荘厳なテーマに挑む、キング畢生の大作。


『デスペレーション(下)』/スティーヴン・キング
文庫: 535ページ
出版社: 新潮社 (2000/11)
ASIN: 4102193243
内容(「BOOK」データベースより)
警官の魔手を逃れた生存者たちは、荒れ果てた映画館で息をひそめていた。作家マリンヴィルは、一行を導く少年の持つ神がかりの能力に気づき、この一件に人知を超えた力が及んでいることを知る。さらに、多くの鉱夫を生き埋めにした落盤事故が過去に起きたことが判明。警官を狂気に追い込んだのは、犠牲者の怨念なのか?かくして、殺戮を繰り返す悪の正体が、ついに明かされる。


『月明かりの闇―フェル博士最後の事件』/ジョン・ディクスン・カー
単行本: 374ページ
出版社: 原書房 (2000/03)
ASIN: 4562032928
内容(「BOOK」データベースより)
アメリカ南部の島ジェイムズ島にあるメイナード邸で、不可解な“事件”が頻発する。何者かに案山子が盗まれたり、武器室の斧が消えるという。さらに主人メイナードの言動も理解しがたかった。そうしたなかで殺人が起こる。鈍器で頭部を殴られたようだった。しかも殺人現場には、被害者以外の足跡がなかった。メイナード邸に客として招待されていたギデオン・フェル博士は、そこで最後の謎に挑むことになる。足跡のない殺人と限定された容疑者、百年前の惨劇と伝説、そして意外な真実とその動機。名探偵フェル博士の最後を飾る、長編本格ミステリ。


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2006年09月01日(金)
今日から9月

べつにわざわざ書かなくてもわかるタイトルだけど、私的には非常に重みがある。ひとつは、ジャズフェスまでまだまだ間があると思っていたのに、9月というと、もう2ヶ月余りしかないという気分になる。気分だけでなく、実際そうなのだ。

8月は、バンドのドラムが怪我をして入院してしまったので(昨日退院)、思ったように練習できなかったし、やっと練習できるかと思ったら、ベースが自分の店が営業不振で、9月も練習どころではないとのことで、先行き不安。店の営業不振とバンドの練習は何の関係もないと思うが、気分的なものもあるんだろう。しかし、あと2ヶ月しかないと思うと、気ばかりあせる。

それから、例年のことではあるが、サマー・リーディングが全然だったから、ああ、もう9月か・・・また読めなかったよという重苦しい雰囲気。何も夏にこだわることはなく、今から読んだっていいわけだが、9月になってしまうと、気分はもうハロウィーン。純文学には目が行かず、やはりファンタジー系に心が動いてしまうのだ。今日のように雨で暗い日は、ハロウィーンっぽいファンタジーが読みたくて、うずうずしてしまうのだ。

夏の雰囲気の本はそれなりに読んでいるのだが、「夏はこれ」と決めた本が全然読めなかった。来年からは、もう5月頃から夏の本を読もう!9月からはハロウィーン、10月にはクリスマスといった具合に、早め、早めに読むとしよう。と、一応考えるだけは考えておこう。(^^;


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◆読了した本

『猫道楽』/長野まゆみ
単行本: 155ページ
出版社: 河出書房新社 (2002/06) ASIN: 4309014712
内容(「MARC」データベースより)
「猫飼亭」という風変わりな屋号。土蔵造りの厳しい構え。膝の上に灰色の猫をのせ、喉を撫でつつ煙管を使う若い男。この屋敷を訪れる者は、猫の世話をするつもりが、「猫」にされてしまうという…。


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