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2004年12月31日(金)
雪の大晦日

本年も「schazzie club」にいらしていただき、ありがとうございました。何かと多忙につき、更新もままならない状態ではありますが、力を尽くしてがんばる所存でおりますので、来年もまた、変わらぬご支援のほど、よろしくお願いいたします。


今日も雪。

昨日は朝まで飲んでいたので、クエン酸を飲んでも二日酔いを避けられなかった。結局夕方まで回復せず。本当はエビのてんぷらを買いに行くつもりだったんだけど、そんなわけで全然ダメだったから、今年の年越そばは、てんぷらなしです。

今日は「超常現象、嵐の大喧嘩バトル」を観なくちゃいけなかったので、ご飯だけは9時までに終わらせて、休む間もなくおせちの用意。テレビが終わってから、ふたたびおせちの用意。昨日飲みすぎているので、普通なら0時になったところで「おめでとう」の乾杯するんだけど、全然飲む気にならず。その後もナンプレとかして無意味に過ごした。

ちなみに、今年読んだ本は、6万5千ページくらい。それでも去年より1万5千ページ近く増えていた。来年はあれこれやることが山積みなので、読書量はずっと少なくなるだろうという見込み。読書量は二の次で、まずはやらなければならないことを、やらなければいけないと思う。


ところで、昨日読了した 『Gregor The Overlander』 は、ゴキブリとクモとコウモリとネズミが出てくる戦慄すべきファンタジーだったのだが(私は足のあるものはだいじょうぶ)、なかなかどうして面白かった。ゴキブリもコウモリも人間がその背中に乗れるほど大きくて、死ぬほどゴキブリが嫌いって人は、本を触るのも嫌かもしれないが。

主人公のグレゴールは、2年7ヶ月前に父親が失踪して以来、母親を助けて、家事や育児を率先してやっている健気な男の子だ。ある日、洗濯室に開いていた穴に、妹のブーツ(2歳)と一緒に転がり落ち・・・。

落ちた先は「Underland」(まんま!もちろん上の世界は「Overland」)で、巨大なゴキブリやコウモリが人間と共存している世界だった。そこで、実はグレゴールの父親もここにいて、生きているらしいことがわかった。

ところが、父親は「Underlander」たちの敵であるネズミの国「Dead Land」に捕らえられているらしいというので、グレゴールを先頭に、「Underlander」たちはネズミ軍と戦うという話。

何と言っても、グレゴールの妹ブーツが、めちゃくちゃかわいい。2歳なのでまだグレゴールと言えず、「Ge-Go」というのがかわいい。周りが暗くなっているときに、ブーツの明るさで救われるのだ。

ブーツが「Go see ma-ma!」などと言うのを読んで、そうか、まだ言葉がちゃんとしゃべれない赤ん坊は、こんな風に言うのか!と、妙に納得した。まだ2歳のくせに、「おむつ取り替えて!」なんて、しっかり主張するところなんかは笑えた。もちろん「diaper」と言えないので、おむつは「diper」になってしまうのだが。

再び父親とめぐり合ったグレゴールとブーツは、無事に家に帰るので、めでたし、めでたしなのだが、「Underland」の王が、「See you soon!」と言うのが気になる。と思ったら、すでに続きが出ていた。今度もまだネズミの邪悪な王と戦うらしい。余談だが、グレゴールはしっかりしているのに、父親が情けない感じなのが、ちょっと不満だった。


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2004年12月30日(木)
忘年会

どん底のお客の学さんが、「店に生マグロを届けるから飲みに来い」と言ってくれたので、忘年会を兼ねて行く。

一方、アポロ13号は、築地の知人の店に、タラバガニとエビと数の子を買いに行った。その後またヨドバシに換気扇のフィルターを取りに行き、PC部屋のテレビまで買ってきた。新しいテレビがよほど嬉しいらしい。

どん底に6時集合というところを、あんまり時間ぴったりに行っても、食いしん坊だと思われるんじゃないかと、ちょっとずらして行ったところ、「遅い!」と言われてしまった。

それでも、食べ物はまだまだ大量にあって、バイキング食べ放題状態。さんざん食べてお腹がいっぱいになっても、1000円行かなかった。作家のしぶがきさんこと宗方慶司氏も、マスクメロンを持参。半分に切ったメロンにブランデーを入れて回し飲み。おええ〜、メロンはメロンで食べたかったよぅ〜!

今日は2、3階も無礼講状態で、従業員の上野広小路ボブが大酔っ払いになっていた。ていうか、誰もかれも、みな酔っ払い。

閉店後、文学部5年の上村君の卒論終了祝いをしに、銅羅へ。宮下君、純ちゃんと4人で朝まで飲む。今日はいきなりブランデーから入ったせいか、いい加減気持ち悪かった。今年はこれで飲み納め。

そういえば、しぶがきさんに本にサインをしてくれるように頼んでおいたんだけど、「家でじっくり書いてくる」と謎の発言をしながら持って帰った。アイドルタレントじゃあるまいし、サインの練習なんかしなくていいのに。ま、実際アイドル系のかわいらしい顔だちではあるのだが、作家なんだから、顔で売れても嬉しくないだろう。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Gregor the Overlander (Underland Chronicles)』/Suzanne Collins (著)
ペーパーバック: 311 p ; 出版社: Scholastic Paperbacks ; ISBN: 0439678137 ; 1 巻 (2004/07/01)


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2004年12月29日(水)

ひええ〜!雪だ。

今日はアポロ13号がゴルフに行く予定だったのだが、天気が悪そうなので中止ということになった。そうしたら、マジで天気が悪くなった。しかも雪ですと!アポロ13号がゴルフに行くときって、絶対晴れるから、逆の意味ですごいと思う。

Marcus Sedgwickの『The Book of Dead Days』を読了した。この本によると、クリスマスの翌日から大晦日までの6日間を「Dead Days」と言うのだそうだ。というわけで、この期間に合わせて読もうと思って、ずっと楽しみにしていたのだが、いざ読んでみたら、全然面白くなかった。

主人公の名前がなく、ずっと「Boy」のままなのだが、「Boy」本人も自分の両親は誰なのか?本当の名前は何なのか?という疑問を抱えながら、話が進んでいく。マスターである魔術師の正体や、邪悪な人間だと思った医師の正体などが明らかにされていくのに、最後まで読んでも「Boy」の名前はわからない。

魔物が徘徊する期間だというので、魔法とか不思議なこととかがたくさん書かれているんだろうと思ったら、単に魔術師が出てくるイリュージョンもので、なんだ、面白くないなあ・・・と思いつつも、一体こいつの名前は何ていうんだろう?という、ただひとつの好奇心に動かされて読み終えたのに、結局名前はわからないまま、「つづく」というわけだ。馬鹿にしてる!ああ、がっかりだ!「つづき」なんか絶対読まない!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『The Book of Dead Days (Book of Dead Days S.)』/Marcus Sedgwick (著)
ペーパーバック: 264 p ; 出版社: Orion Children's ; ISBN: 1842552678 ; (2004/05/06)


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2004年12月28日(火)
どうする?年賀状

予定していた本が読み終わらない。というか、Amazonのクリスマス本の配送が遅すぎ。クリスマス直前とか、過ぎてから届いても、読めるわけがない!

で、今年の年賀状はどうする?って話だけど、今年はプリンタを新しくしたのでそれで作ってもいいのだが、はがきや切手を買いに行ったり、住所を書いたりするのが面倒。ネットの付き合いしかないのに、わざわざ年賀状を送ってくる人もいて、ネット関係は全部メールですまそうと思っているのに、何ともありがた迷惑。

ある程度の年齢になると、やっぱりまだアナログ感覚で、手書きでなくちゃ心がこもっていないとかって言うけど、手書きだからって心がこもっているとは思えないけどなあ。前年、何にも関わってないのに、「今年もよろしく」っておかしいんじゃないかと。書くとき、何にも考えてないでしょって感じ。中には、たしかにお世話をしたはずなのに、お礼のひとつも書いてないってのもあるけど。

普段全然つきあいがないのに、年賀状だけは出すって無意味だと思うから、もうやめようよぅ。ぐうたら主婦の私は、年末年始の忙しさ+年賀状なんて、考えるだけでもう冗談じゃないって感じ。いい加減うんざり。年賀状なんて、郵便局の陰謀だよ!てか、郵政民営化になったら、年賀状はどうなるんだろう?


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『The Various』/Steve Augarde (著)
ハードカバー: 448 p ; 出版社: David Fickling Books ; ISBN: 0385750293 ; 1 Amer ed 版 (2004/01/13)


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2004年12月27日(月)
ター坊の誕生日

年末で忙しいので、今日は全然飲みに行く予定はなかったんだけど、アポロ13号が飲んでくるというので、結局私も飲みにいくことに。

となれば、今日はター坊の誕生日だし、手ぶらってわけにもいかない。でも約束したわけじゃないし、本人が来るのかどうかもわからないので、先日歌舞伎町の信濃屋で買ったオールド・カナダのボトルを持って行くことにした。ター坊が来なければ、自分のボトルとして入れておけばいいんだから。

などと思って行ったところ、店に入るなり「遅いよ〜!」と言われてしまった。なこと言われても、そもそもは来る予定じゃなかったんだし・・・。というわけで、シャンペンの残りとケーキを食べてお祝いする。学さんの友人(スペイン人)も誕生日で、店のお客さんの前には、全員にケーキが。日本人て、お酒飲みながらケーキ食べる人種なのかと思われたかも。

ブエノス・ノーチェス!
ヴァイア・コンディオス、アミーゴ!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『A Christmas Sleigh Ride』/Tracey V. Bateman (著), Jill Stengl (著)
ペーパーバック: 219 p ; 出版社: Barbour Pub Inc ; ISBN: 1593104200 ; (2004/09/01)
・「Colder Than Ice」/Jill Stengl
・「Take Me Home」/Tracey V.Bateman


◆Amazon

『One Starry Christmas (Harlequin Historical Series)』/Carolyn Davidson (著), Carol Finch (著), Lynna Banning (著) ¥594
マスマーケット: 299 p ; 出版社: Harlequin Books (Mm) ; ISBN: 0373293232 ; (2004/10/31)
・「Stormwalker's Woman」/Carolyn Davidson
・「Home For Christmas」/Carol Finch
・「Hark The Harried Angels」/Lynna Banning


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2004年12月26日(日)
「ジングル・オール・ザ・ウェイ」

クリスマスも終わってしまったが、今年は週末だったので、今日まではなんとなくクリスマス気分。去年読んだ本によれば、そもそもクリスマスは1月であるとする説もあることだし、欧米ではクリスマスホリデーは1月6日くらいまであるのだから、まだそんな気分に浸っててもいいかと。

毎年クリスマスには、 「ジングル・オール・ザ・ウェイ」 のサントラを聴く。あるいはビデオを観る。これは言わずと知れた、カリフォルニア州知事アーノルド・シュワルツェネッガーのコメディ映画。代表作の 「ターミネーター」 も好きだが(というかシュワちゃんの映画は全部好きだけど)、個人的にこの映画は番外でナンバー1なのだ。

脳みそも筋肉のスタローンと違って、シュワちゃんはコメディもできる。シュワちゃんのコメディは面白い。でも、この「ジングル・オール・ザ・ウェイ」は、それだけじゃない。子どものためにがんばる父親の、滑稽なほどの努力が涙ぐましいのだ。

それに、憧れのスーパーヒーローが、自分の父親だと知ったときの子どもの気持ちを考えると、たとえようもない誇らしさに、胸もはちきれんばかりだろう。世界中で一番強いヒーローが、自分の父親だったなんて!

というわけで、そこですっかりその子どもの気持ちに同化し、胸がはちきれんばかりになり、自分の父親が「ターボマン」だったらどんなにいいだろう、いや、「ターボマン」ではないけれども、「ターボマン」に匹敵するくらいのヒーローであった!などと思いながら、観るたびに涙を流す私なのだ。

スーパーヒーローは、恋人でも配偶者でもダメなのだ。それはやっぱり父親でなくちゃいけない。その父親を越えるために、子どもは一生懸命努力するのだ。そして、父親は子どものために、命をかけてがんばるのだ。いい話だなあ〜。(泣

「The Most Wonderful Time Of The Year」なんていうベタなクリスマスソングがまたいい!ナット・キング・コールの「The Christmas Song」も泣ける。また来年も観よう!そういや、この映画のノヴェライゼーションも持っていたっけ。


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2004年12月25日(土)
「エイリアンVSプレデター」

今日はクリスマスなので、チキンとケーキでクリスマスディナーという定番コースの予定だったのだが、買い物に出たついでにアイリッシュパブでビールを飲んだところ、土曜日なので映画でも観るかということになり、ついその気になってしまった。

オールナイトでやっているところを探したら、「エイリアンVSプレデター」と、「ハウルの動く城」しかなかった。私もアポロ13号も、一瞬の迷いもなく「エイリアンVSプレデター」で意見の一致をみた。

クリスマスに「エイリアンVSプレデター」だなんて、なんてロマンチックなんでしょう〜!うげげ!という感じだが、これが結構面白かったので、よしとしよう。そもそもこの映画を観たいと思ったのは、エイリアンとプレデターではどっちが強いんだろう?という単純な好奇心に動かされただけのこと。その決着がついたのか、つかなかったのか・・・エイリアンのしつこさは、ここでもまた・・・。ぎゃー!

私は常日頃、「神は宇宙人」説を支持しているのだが、この映画でも、神は宇宙人であるという設定になっている。その宇宙人が、エジプトやメキシコ、カンボジアなどの古代文明を作っていたというのだ。しかし、その宇宙人がプレデターであったとは、思いもよらなかった!絶句!

観る前から想像はついていたが、エイリアンは「宇宙トカゲ」とか言われて、やっぱり下等生物扱い。ひたすら想像を絶する繁殖力と性格のしつこさは、これまでと全く変わらないが、ただ戦う相手が人類ではなく、プレデターだというだけ。プレデターは人類よりはるかに強いので(神だから)、その戦いは互角である。ただしエイリアンは、そもそもプレデターに使われる身であったのだ。

映画を観ていると、なんとなくプレデターはいい宇宙人なんだ(神だし!)と思ってしまうのだが、これはとんでもない誤解。映画のキャッチフレーズにあるように、

「どっちが勝っても・・・人類に未来はない。」

のだ。「プレデター」の1作目で、シュワちゃんがどれだけ苦労したことか!でも、エイリアンとプレデターが戦っている間は、どちらも人類になど目がいかないから、人類は安泰である。ずっと戦っていてほしいね。


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2004年12月24日(金)
Merry Christmas ★





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Merry Christmas★
I Wish Your Happiness !


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今年もサンタクロースを追跡したい方は、こちらをどうぞ!
http://www.noradsanta.org/




<サンタさんへの報告>

●今日良かったこと─シチューが上手くできた。

●今日嬉しかったこと─クリスマスプレゼントの代わりにお小遣いをもらった。←これで「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション・トリロジーBOX」を買う!

●今日ぐうたらしたこと─うっかりナンプレにはまってしまい、本を読むのも忘れて没頭していた。

●今日驚いたこと─テレビでピンクレディをやっていて、ついつい観てしまったんだけど、大人になったピンクレディのほうがエロくて素敵。歌も踊りも上手くなってるし、メリハリついていい感じになっていた。ケイちゃんの猫背が直っていた。


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2004年12月23日(木)
『クリスマス・カロル』

今日は、土岐さんの店「ごち」がプレオープンらしい。でも、別に案内ももらってないから、行かなかった。今日行くと、何がしか包まないといけないのだろうが、給料日前だから、お付き合いに割くようなお金もない。

明日が一般のオープンらしいけど、別に何も言われてないんだから、早々に行く必要もないだろう。土岐さんも忙しいだろうし。それに、正確には土岐さんの店じゃなくて、竹書房の一平さんがオーナーなんだし。

どっちにしても、今日は飲み疲れと体調不良時期の腹痛で一日休養。ずっと寝ていたので、読書もさっぱり進まない。お昼は、昨日の帰りにサンドイッチを買ってきておいたが、夕食はご飯を炊いておにぎりにした。こんな時でもご飯を作らなくてはならないって、主婦ってほんとに嫌。会社に行くのはもっと嫌だけど。。。(^^;

アポロ13号に『クリスマス・カロル』の話をしていたら、彼はスクルージの言うことは正しいと言う。キリストの誕生日だからって、なんでお祝いしなくちゃいけないんだなんてのは、もっともじゃないかと。たしかにね、キリスト教徒じゃなけりゃ、何の意味もないです。でも、この本はそういうことを言ってるわけじゃないわけで・・・って、面倒なので、ま、いいか。

でも、自分が死んだ時のことを考えると、人間みないい人でいようと思うんじゃないだろうか。死ぬときに誰もつきそってもくれず、誰一人悲しんでもくれず、身ぐるみはがれて転がされているなんて、そんなことを考えたらいたたまれないだろう。

スクルージだって、改心したとはいっても、やっぱり自分が死んだ時の姿を見せられたのが一番ショックだったのだろうと思う。人間死ぬときは所詮一人ぼっちだとは言っても、誰も悲しんでくれないなんて、あまりにも孤独だ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『クリスマス・カロル』/チャールズ・ディケンズ (著), 村岡花子 (翻訳)
文庫: 151 p ; 出版社: 新潮社 ; ISBN: 4102030085 ; 改版 版 (1952/11)
カバーより
ケチで冷酷で人間嫌いのがりがり亡者スクルージ老人は、クリスマス・イブの夜、相棒だった老マーレイの亡霊と対面し、翌日からは彼の予言どおりに第一、第二、第三の幽霊に伴われて知人の家を訪問する。炉辺でクリスマスを祝う、貧しいけれど心暖かい人や、自分の将来の姿を見せられて、さすがのスクルージも心を入れかえた・・・。文豪が贈る愛と感動のクリスマス・プレゼント。


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2004年12月22日(水)
今年最後の(?)どん底

アポロ13号が忘年会で遅いので、私も飲みに行く。今頃になって、やっとクリスマス本(読み物)が届き始めたので、とりあえず、読書中だった『Room At The Inn』を読了してから出かけた。これは2作合本で、間を置かずそのまま続けて読んでいたので、どっちがどうだったっけという感じなのだが、2作目の「Mustangs And Mistletoe」のほうが気にいった。

飲みに行ったどん底はものすごく混んでいたが、ちょうど空きができて座れた。今日あたりが忘年会のピークなんだろう。混んでいると変に疲れる。しぶがきさんでも来れば、話のテンポがあがって面白いんだけどなあ・・・などと思いながら、混雑した店内で所在なげに飲んでいた。土岐さんがやめてしまったので、なかなか面白い話ができない。頃合を見計らって2階に上がる。

そうそう、しぶがきさんにサインしてもらうため、本を2冊預けてきた。字が下手なので、サインの練習中らしいのだが、アイドルタレントじゃあるまいし、字の上手い下手なんかどうだっていいのに。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Room at the Inn: Love Checks Into Two Christmas Novellas』/Kristy Dykes (著), Pamela Griffin (著)
ペーパーバック: 218 p ; 出版社: Barbour Pub Inc ; ISBN: 1593102550 ; (2004/09/01)
・「Orange Blossom Christmas」/Kristy Dykes
・「Mustangs And Mistletoe」/Pamela Griffin


◆Amazon

『A Dry Creek Christmas (Love Inspired)』/Janet Tronstad (著) ¥539
マスマーケット: 252 p ; 出版社: Steeple Hill ; ISBN: 0373872860 ; (2004/10/15)

『A Prairie Christmas: A Pair of Novellas Celebrating the Age-Old Season of Love』/Pamela Griffin (著), Maryn Langer (著) ¥537
ペーパーバック: 220 p ; 出版社: Barbour Pub Inc ; ISBN: 1593102569 ; (2004/09/01)
・「One Wintry Night」/Pamela Griffin
・「The Christmas Necklace」/Maryn Langer

『A Christmas Sleigh Ride』/Tracey V. Bateman (著), Jill Stengl (著) ¥537
ペーパーバック: 219 p ; 出版社: Barbour Pub Inc ; ISBN: 1593104200 ; (2004/09/01)
・「Colder Than Ice」/Jill Stengl
・「Take Me Home」/Tracy V. Bateman


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2004年12月21日(火)
リーガロイヤルで打ち上げ

お昼12時から、早稲田のリーガロイヤルで授業の打ち上げ。打ち上げでランチなんて、なんか拍子抜けだなあ・・・と思いつつも、生徒が3人しか出席しないので、出ないわけにはいかない。お酒を飲むわけじゃないし、長くても2時間程度だろうと思っていたら、3時間近くかかった。授業の後ならともかく、わざわざ打ち上げだけしに行くというのも、なんだか変な感じ。

遅れそうだったので車で行ったら、穴八幡でお札か何かを配っていたらしく、道が通行止めになっていて、大きく迂回しなくてはならず、結局明治通りに出てから早稲田へ。料金倍ですよ!タクシーの運転手さんが「そういえば、通行止めだって言ってたな」なんて後から言うし、早く言ってよ!むかつくわー!早稲田まで3000円だなんて、冗談じゃないってのよ。時間も歩いていくよりかかってしまったし。

で、リーガロイヤルの食事は、嘘でしょ!ってくらいにクソ(失礼!)まずかった。豚肉にかかっていた、めちゃ甘いソースに、アメリカのカーメルのレストランを思い出してしまった。アメリカ人なら「舌が繊細じゃないからね」と諦められるからまだしも、日本人のシェフが、よくもこんなまずいものを出せるなって感じ。アンビリーバブルだ!

以前、リーガロイヤルで結婚式をしたという知人に、あそこの食事はどうなの?と聞いたところ、うーーーーと言葉を失っていたのを思い出した。去年の打ち上げもリーガロイヤルだったが、去年は夜だったし、また違うのだろうとは思うが、あのホテルではもう食事したくないなあ。サービスも悪いし、ホテルの教育がなってない感じ。


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『Believe』/Mary Engelbreit ¥534
ハードカバー: 32 p ; 出版社: Andrews Mcmeel Pub ; ISBN: 0740711245 ; (2000/09/01)

※これも手のひらサイズの絵本。読了。


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2004年12月20日(月)
『天体の孤独』

藤枝るみねという人の『天体の孤独』を読んだ。だいぶ前に、ブックオフで100円で買った本。でも、新書版サイズの小さめのハードカバーで、この表紙。なにか不思議な感じがして思わず買ってしまったんだけど、ずっと読まなかった。日本の小説はめったに読まないのだが、このところ日本文学づいている(というほどでもないか)。

で、いざ読んでみたら、設定はSF(SMじゃないよ)なんだけど、ホモ系の話だったんだな。

ああ〜、このマンガチックな表紙って、やっぱりそうだったのか!って感じ。なんでそれに気づかなかったのか・・・。前に読んだアン・ライスの<眠り姫>シリーズもこういうマンガチックな表紙で、思いっきりホモ&SM(SFじゃないよ)の話だったし。

やっぱりこういう顎のとがった切れ長の目のマンガが描かれている本て、そっち系なのかあ〜?こういうマンガが表紙に描かれているだけで、レジに持っていくのが恥ずかしいのに、性癖もそっち系と思われたらまずい!(^^;

そっち系の性癖がまずいんじゃなくて、そういう性癖は、それはそれでどうぞお好きにと思うが、私にはそういう性癖はないってこと。ネット上にもあふれているこういう絵、私は好きじゃないんだけど、男の子がこういう絵に夢中になってたり、自分でも描いていたりするのを見ると、ちょっと気持ち悪い。

でもこの本の中身は、期待していなかった割には案外面白かった。問題のホモ系の描写もいやらしくなくて、さらっと読めたし、状況設定もきちんとしていて、文章もしっかりしている。よしもとばななとか、例のウィスキーのおまけについてくる女性作家たちの文章より、よほどまともだ。

言っていることもまともで、この状況なら同性同士で愛し合うのもありかな?と納得させるところもあって、なかなか上手い作家だなと思った。ジャンルはSFのエンターテインメントだとは思うけど、面白ければなんでもいい。最近あんまり面白くない本が続いたので、ちょっとすっきりした。


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『Christmas in the Big Woods (My First Little House Books)』/Laura Ingalls Wilder (著), Renee Graef (著) ¥643
ペーパーバック: 32 p ; 出版社: Harpercollins Childrens Books ; ISBN: 0064434877 ; Reprint 版 (1997/10/01)

※読了

『Arthur's Christmas (Arthur Adventure Series)』/Marc Tolon Brown (著) ¥643
ペーパーバック: 32 p ; 出版社: Little Brown & Co (Juv Pap) ; ISBN: 0316109932 ; Reprint 版 (1985/11/01)

※読了


◆読了した本

『天体の孤独』/藤枝 るみね (著)
新書: 297 p ; サイズ(cm): 19
出版社: 白夜書房 ; ISBN: 4893673130 ; (1993/03)
内容(「MARC」データベースより)
個人所有の〈別荘〉から緊急コールが出ている…。パトロールのロジャーとハルはすぐに〈別荘〉に向かった。コールタイプから一人暮らしの所有者の死亡ということだったが、〈別荘〉に到着した二人は、別の生きた人間が潜んでいることに気づく。


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2004年12月19日(日)
<マイロン・ボライター>シリーズ

クリスマスの本(読み物)が、やっと1冊だけ届いた。クリスマス本がなかなか届かないから、ハーラン・コーベンのクソ(失礼!)面白くない、<マイロン・ボライター>シリーズなんかを読んだり、またまたウィスキーのおまけの、どうでもいい日本文学なんかを読んだりしてしまった。

ハーラン・コーベンは、話に乗れば一気に行くのだが、これがまたクソ(失礼!)だらけの小説でうんざり。前にも書いたが、F言葉を何でもかんでもクソ(失礼!)と訳すのはやめてもらいたい。

そういえば昨日読み終えた、リサ・ジュエルの 『姉の歌声を探して』 もクソだらけだった。女性作家が書いたとは思えないような、えげつない表現もたびたび出てきて、それが冒頭からの死臭とからみあって、なんとも言えないおぞましさを感じた。話はいい話なのに、なんでこんなことまで書かなきゃいけないのかな?という感じ。非常に残念。

ハーラン・コーベンは、元FBIでスポーツ・エージェントの<マイロン・ボライター>シリーズが人気があるようなのだが、個人的にはシリーズ外のほうがまだいいかもと思う。ジェットコースター・ノベルで、たしかに一気に読ませる手腕は認めるが、主人公はユーモラスな人物であるという設定にも関わらず、ほとんどのジョークが笑えないというのが気の毒。それが面白いという人もいるだろうけど、私には今いち。こんな余計なことを書いてないで、早く先に進めて欲しいと思いながら読んでいた。

で、前に読んだ 『唇を閉ざせ』 でもそうだったのだが、結末がどうも納得いかない。500ページ以上も書いてきて、最後これですか?って感じ。ユーモアにしても、話の結末にしても、あまり頭のいい作家とは思えない。コーベンを最初に面白いといったアポロ13号も、『唇を閉ざせ』の後、このシリーズを2作読んで、いい加減うんざりしたと言っていた。私は1作でうんざりだな。とにかく汚い言葉が満載で、やはりクソ(失礼!)だらけのジョージ・ソウンダーズも真っ青って感じ。

それに、ハーラン・コーベンの描く主人公には、全然ヒーローがいない。カッコイイ活躍なし。胸のすく展開なし。ミステリの主人公がヒーローばかりとは限らないけど、シリーズものの主人公に魅力がないと、続きを読みたいという気にはならない。でも、あと3冊ある。。。うげ!


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『Room at the Inn: Love Checks Into Two Christmas Novellas』/Kristy Dykes (著), Pamela Griffin (著) ¥537
ペーパーバック: 218 p ; 出版社: Barbour Pub Inc ; ISBN: 1593102550 ; (2004/09/01)
・「Orange Blossom Christmas」/Kristy Dykes
・「Mustangs and Mistletoe」/Pamela Griffin


●DVD
『夜の大捜査線』 ¥2079
《監督》 ノーマン・ジュイソン
《製作》 ウォルター・ミリッシュ
《原作》 ジョン・ポール
《脚本》 スターリング・シリファント
《出演》 ロッド・スタイガー、シドニー・ポワチエ、ウォーレン・オーツ、リー・グラント
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン - ASIN:B000185D9O
Amazon.co.jp
アメリカ南部の田舎町で、町の実業家が殺された。警官は一番列車を待っていた黒人を逮捕する。だがその黒人は、フィラデルフィア警察の優秀な殺人課刑事ティッブスだった。警察署長ギレスピーはやむをえず、経験豊かなティッブスに捜査の協力を依頼する…。


◆読了した本

『沈黙のメッセージ』/ハーラン・コーベン (著), Harlan Coben (原著), 中津 悠 (翻訳)
文庫: 511 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4151709517 ; (1997/05)
内容(「BOOK」データベースより)
スポーツ・エージェントのマイロンは、プロ入りを控えたフットボール選手クリスチャンの契約金の交渉を請け負った。ところが、オーナーはクリスチャンが恋人の失踪に関係があると疑い、契約金の引き下げを要求する。マイロンが調べると、彼女の父親が数日前に殺されたことが判明した。その直後、クリスチャンのもとに当の女性のヌード写真が…ナイーヴでセクシーなヒーロー誕生。アンソニー賞に輝く話題の新シリーズ!アンソニー賞・最優秀ペイパーバック賞受賞。
※画像は原書 『Deal Breaker (Myron Bolitar Mysteries)』/Harlan Coben

●『天頂より少し下って』/川上弘美
新潮社ハーフブック
※ウィスキーのおまけ


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2004年12月18日(土)
『姉の歌声を探して』

今日もAmazonから本が届いたのはいいが、ずっと待っているクリスマス本(読み物)が、一向に届かないので(去年から頼んでいる本は入手不可だそうだし)、今日の本も欲しいと思って頼んではいるんだけど、なんだこれか・・・とがっかりしている。

今年のクリスマス本が来ないことには、なんだか落ち着かない。今さら届いたって、クリスマスまでに読めるわけでもないのだが、とにかく本が来なけりゃ話にならない。ほかの本を読んではいるものの、全く集中しない。


そんな中、BOOK PLUSの『姉の歌声を探して』を読み終えたが、シンデレラ・ストーリーなんて書いてあるから、楽しい話かと思ったら、冒頭から死臭の漂うくらい話だった。最後はハッピー・エンドになるのだが、どんなに明るくしても、最初に嗅いでしまった死臭が抜けず、ずっと不気味な感覚がつきまとった。

主人公の恋人になる男は、絶対守ってやるというタイプで、なかなかいい感じだったんだけど、身長180センチで、3日もオフロに入らなかったり、シャンプーをしてなくても気にならないような主人公には、まるで共感がわかなかった。そもそも、身長180センチの女の子の気持ちが、私にわかるはずもない。羨ましいと思うばかりだ。身長が違うと、絶対に世界観も違うだろう。

話の構成は面白いと思ったのだが、主人公の姉の親友(黒人のスリムな女性で、やはり身長が180センチ)のしゃべり言葉が関西弁ってのが、ずっこけ。彼女には訛りがあるらしいのだが、訛りといえば東北弁というのも能がないなとは思うけど、ロンドンで黒人が関西弁とは・・・。これは英語より読むのが難しかったかも。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『姉の歌声を探して』(B+)/リサ・ジュエル
単行本: 383 p ; サイズ(cm): 19
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4048970453 ; (2004/11)
カバーより
イギリスの人気女性作家が贈る、大人色のシンデレラ・ストーリー。
はじまりは、長く消息を絶っていた姉の急死。知らせを受け取った妹のアナは、信じられない思いで彼女が最期を遂げたロンドンへやってきた。元ポップ・スターで、自分とは正反対の社交的な美人だった姉のビー。けれど彼女の住まいは期待を裏切られるほど味気なく、侘しいものだった─。遺されていたのは知らない男にあてた一篇の詩と、手つかずの大金。いったい、姉に何があったのだろう?彼女はなぜ、死んだのだろう?

ビーの親友たちに出会い、姉の真実を探る中で、片田舎でわがままな母親に縛られていたアナの人生は、急激に溶け出してゆく。そして知るのは、大きな悲しみに包まれていた姉の孤独と、アナにとってはじめての、心からの愛。


◆Amazon

『Bellefleur』/Joyce Carl Oates ¥1357
(Amazonバーゲン30%OFF)
ペーパーバック: 563 p ; 出版社: Plume ; ISBN: 0452267943 ; (1991/09/01)

『Stony Brook Farm』/Sharon Snow Sirois ¥982
(Amazonバーゲン30%OFF)
ペーパーバック: 320 p ; 出版社: Lighthouse Pub ; ISBN: 0967905273 ; (2002/10/01)<BR CLEAR="left">

『メアリー・バートン─マンチェスター物語』/エリザベス・ギャスケル (著), 相川 暁子 (翻訳), 阿部 美恵 (翻訳), 多比羅 真理子 (翻訳), 中山 恵美子 (翻訳), 朝川 真紀 (翻訳), 金子 史江 (翻訳), 中村 美絵 (翻訳) ¥3150
単行本: 174 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: 近代文芸社 ; ISBN: 4773365382 ; (1999/05)
内容(「BOOK」データベースより)
1848年出版の、エリザベス・ギャスケルが作家としての名声を確立した長編小説。激動するマンチェスターにおける労資間の問題等を克明に描き、「社会問題小説」として高く評価される。同時に、心の問題を深い洞察力で掘り下げ、「人間性探求の書」としても興味深い作品である。

内容(「MARC」データベースより)
激動するマンチェスターにおける労資間の問題を克明に描き「社会問題小説」として高く評価された、著者の代表的長編小説。マンチェスターでお針子をしているメアリーは、自分の美しさに自信を持ち、上流階級に憧れているが…。


『十字架のある風景』/宗方慶司 ¥1470
単行本: 251 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 文芸社 ; ISBN: 4835579305 ; (2004/08)
カバーより
ぶっ壊してあげるよ、君の神様とやらを─
空気のようにあたりまえだった信仰。でもそれは、母親から植えられた単なる「儀式」にすぎなかった。目覚め始めた自我がそれまでの人生を否定したとき、信一のなかで何かが弾け、新たな葛藤の日々が始まる。


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2004年12月17日(金)
DVD 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」

Amazonから、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のDVDが届いた。一般には今日発売なのでまあいいのだが、これまでは発売日より前に届いていた。実際、Amazonでは14日に発送手続きをしている。これまでは、遅くとも翌日には届いていたのに、佐川のメール便だと、それが届くのが3日後ということになるわけだ。

Amazonだってあまり信用のできる状態ではないし、それが佐川の対応の悪さとダブルになったら、利用者はとことんイライラさせられることになるだろう。Amazonは、自社のイメージをアップさせるためにも、ペリカンに戻すべきだ。なんならクロネコだっていいが。なぜにわざわざ、遅くてしかも評判の悪い佐川に変えたのだろう?単に安いから?それとも、トップのコネクション?


さて、「ハリポタ」のDVDには、おまけがついていた。「怪物的な怪物の本」のおもちゃだ。これまでにも、他の店ではおまけがついていたのだが、Amazonに予約しても、一切ついてこなかった。今回はどういうわけか、ついてきた。

「怪物的な怪物の本」は、結構好きなので、嬉しい。やっぱり伊勢丹のハリー・ポッター展で、「怪物的な怪物の本」のブックカバーを買うべきだったかなあ。フワフワしてて、なかなかさわり心地も良かったんだけど、泣く泣く我慢した。

いつも思うんだけど、グッズマニアとしては、絶対に我慢してはいけない。二度と簡単には手に入らないから、あとで間違いなく後悔するからだ。もちろん、買って後悔するものもあるけれど、買ってしまったものは仕方がないと諦められるが、買わなかったものはのちのちまで諦めきれない。

ところで、映像特典を観てみたが、私は今回のアルフォンソ・キュアロン監督はあまり好きではないなと思った。でも、この監督だからあの映像なんだなと納得はした。つまり、落ち着きがない。映画も前2作に比べると、ドタバタした感じがして、マンガチックになったと思っていたのだが、あの監督では仕方がないんだろうといった感じ。クリス・コロンバスのほうが良かった。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 特別版』 ¥2503
ワーナー・ホーム・ビデオ - ASIN:B00008MSTU
Amazon.co.jp
メガヒット・ファンタジーの第3作は、監督アルフォンソ・キュアロンに交代し、よりダークでミステリアスな物語と映像が前面に押し出された。ホグワーツ魔法魔術学校の3年目を迎えたハリーだが、彼の両親の死に関わっているという囚人シリウス・ブラックが、アズカバンの監獄を脱獄。ハリーに近づこうとしていると噂が立ち、ホグワーツの周囲を、アズカバンの看守である恐ろしい吸魂鬼が監視する。

原作のエピソードをできるだけ損なわないようにと、かなり駆け足の展開。原作を読んでいない人には、やや目まぐるしいかもしれない。しかし、ロンドンの街を走る「夜の騎士バス」のスピード感、半分馬で半分ワシの魔法生物ヒッポグリフのフライング、魔法使いの村「ホグズミード」の雪景色、そして吸魂鬼の恐怖など、要所での鮮烈なビジュアルには誰もが目を奪われるはずだ。メイン3人のファッションはカジュアル系が中心で、制服の着崩し方にも大人の魅力がチラホラ。ハリーの強い怒りは過去2作には見られなかったほどシビアで、青春ドラマへシフトさせようとするキュアロン監督の意図が感じられる。(斉藤博昭)

【収録内容】
《Disc: 1》
本編(約142分)+劇場予告編

《Disc: 2》
映像特典(約84分)
●占い学:トレローニー先生の水晶玉(未公開シーン集)(約5分)
●占い学:映画のできるまで(約12分)
●占い学:シュランケン・ヘッドの頭(キャスト・監督・J.K.ローリング他インタビュー集)(約44分)
●大広間:スキャバーズを捕まえよう!
●大広間:聖歌隊の練習(約2分)
●大広間:カドガン卿の冒険
●闇の魔術に対する防衛術:見逃したかもしれない魔法
●ルーピン先生の教室ツアー
●ハニーデュークス・ツアー
●ボグワーツの校庭:ハグリッドの小屋:魔法生物飼育学(約5分)
●ボグワーツの校庭:ハグリッドの小屋:場面を作る(約16分)
●ボグワーツの校庭:ゲーム・プレビュー

《監督》 アルフォンソ・キュアロン
《製作》 デイビッド・ヘイマン クリス・コロンバス マーク・ラドクリフ
《原作》 J.K.ローリング
《音楽》 ジョン・ウィリアムズ
《出演》 ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン トム・フェルトン マイケル・ガンボン ゲイリー・オールドマン ほか


◆読了した本

『我が罪』/宗方 慶司 (著)
単行本: 87 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 文芸社 ; ISBN: 4835510089 ; (2001/03)
内容(「BOOK」データベースより)
意識と無意識の間に存在する、一つの罪。人がその真実に気づく日は訪れるのだろうか?罪からはじまる四部作第一弾。22歳の新鋭が鋭くも静かに描く。

内容(「MARC」データベースより)
受け取ったことすら忘れていた自殺をほのめかす彼からの手紙。手紙を受け取った3日後、彼は事故死した。10年の年を経てのしかかる罪の意識。無意識とはもっとも重い罪であるのか…。罪からはじまる4部作第1弾。


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2004年12月16日(木)
シュワちゃんか?カーンか?

サッカーには全然興味がないのだが、ドイツのオリバー・カーンだけは観たい(カーンの写真集を購入したくらいだし)。でも裏番組がシュワちゃんの「ターミネーター」。二大猿顔スターの激突だ。オーマイガッ!どっちを観る?

「ターミネーター」 は、いつでもDVDを観れるからいいとしても、サッカーは日本が攻撃しないとキーパーのオリバー・カーンが映らないからなあ。。。

結果
3×0でドイツ勝利!
さすが守護神オリバー・カーン!


今日は、Amazonからメール便が届いたので、てっきり17日発売予定の 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 のDVDかと思っていたところ、どん底の知り合いである作家の「しぶがきさん」のデビュー作であった。「ハリポタ3」のDVDも、とっくに発送したとメールが来ているのに、まだ届かない。

それというのも、これまでAmazonの配送方法は、全部ペリカン便の宅配かメール便だったのに、最近、メール便が佐川になった。古書店なんかでも佐川のメール便を使っているところは多いのだが、クロネコとかに比べたら、断然遅い。同じ日に発送しても、届くのに差が出る。

佐川のほうが料金が安いんだろうか?クロネコやペリカンだと、その日のうちに届いたりするのに、佐川は届かない。それがものすごく遅いというわけでもなく、ちょうどイラつく遅さ。

もともとメール便は、発送してから1〜3日かかりますよと言われているから、文句を言うわけにもいかないので、待っているほうは、明日届くのか、あさってなのかとイライラするし、できれば即日届くクロネコやペリカンにしてくれればいいのになと空しい期待をするしかない。


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『我が罪』/宗方 慶司 (著) ¥1155
単行本: 87 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 文芸社 ; ISBN: 4835510089 ; (2001/03)
内容(「MARC」データベースより)
受け取ったことすら忘れていた自殺をほのめかす彼からの手紙。手紙を受け取った3日後、彼は事故死した。10年の年を経てのしかかる罪の意識。無意識とはもっとも重い罪であるのか…。罪からはじまる4部作第1弾。


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2004年12月15日(水)
総合英語(20)&第2回アメリカ南部映画祭(6)

◆総合英語(20)

今日で授業も終わり。テキスト20章のうち、18章までしか終わらなかったが、先生があとの2章分の訳とエクササイズの解答を教えてくれて、あとで自分で復習するようにと。

来週の火曜日にリーガロイヤル・ホテルで打ち上げの予定。その連絡をメールで入れたら、丁寧な返事が返ってきて、「1年間ありがとう、感謝しています」と書かれてあって、恐縮してしまった。礼儀正しい先生なんだなと感激した。


◆第2回アメリカ南部映画祭(6)

「夜の大捜査線」
In the Heat of the Night (1967)
監督:ノーマン・ジェイソン
出演:ロッド・スタイガー、シドニー・ポワチエ、ウォーレン・オーツ、リー・グラント
担当:村田薫先生
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン - ASIN:B000185D9O

母を訪ねて故郷のミシシッピにやってきたフィラデルフィア警察の殺人課のベテラン刑事が、黒人だという理由で、現地で起きた殺人事件の容疑者になる。しかし、素性がわかると、いやいや警察は捜査に手を貸してくれるように黒人刑事に頼む。その手腕に白人の警察署長は目をみはる。アカデミー作品賞、主演男優賞(ロッド・スタイガー)。

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アメリカ南部の田舎町で、町の実業家が殺された。警官は一番列車を待っていた黒人を逮捕する。だがその黒人は、フィラデルフィア警察の優秀な殺人課刑事ティッブスだった。警察署長ギレスピーはやむをえず、経験豊かなティッブスに捜査の協力を依頼する…。

アカデミー作品賞など全5部門を受賞したクライム・サスペンス。人種偏見が根深い南部の町を舞台に、黒人刑事と白人署長が対立しながらも事件を解決していく。監督は本作で巨匠の仲間入りをしたノーマン・ジュイスン。シドニー・ポワチエが黒人刑事を、ロッド・スタイガーが署長を演じるほか、ウォーレン・オーツらわき役にも個性派スターがそろっている。クインシー・ジョーンズの音楽、レイ・チャールズによる主題歌、そしてハスケル・ウェクスラーのすばらしい撮影も印象的だ。(アルジオン北村)


※早稲田での南部映画祭は誰でも参加できるが、一応授業の一環であるから、映画を観ながら、あれやこれやと考えながら観ている。映画館や家で観るのとは、ちょっと違う状況なのだ。

けれども、今日の映画は何も考えなかった。疑問に思うようなところもなかった。単純に面白かった(これは私の褒め言葉である)。シドニー・ポワチエがかっこ良くて、ずっと見とれていたし、アカデミー主演男優賞をとったロッド・スタイガーも、ジョン・アーヴィングみたいで好みだったし。もちろん彼の演技も良かった。

というわけで、あんまりあれこれ言いたくない映画だ。村田先生の解説もちゃんとメモしてあるのだが、観たあとに聞くのはいいが、私がここに書いても蛇足のような気がする。エンターテインメントとして、ポワチエいいなあ・・・と思って観ていれば満足という映画だろう。レイ・チャールズの歌もいい。これ、DVD買おうっと!


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2004年12月14日(火)
クリスマス・ボックス



        
★ X'mas BOX ★
期間限定
 
 


クリスマス・ボックスは、期間限定の掲示板。普段、掲示板に書き込みしたことのない人も、私へのクリスマス・プレゼントと思って、どうぞ一言お願いします。クリスマスにちなんだこと、なんでも結構ですので、よろしく♪

期間限定なので、クリスマスが過ぎたら削除します。長期間は残らないので、書き捨てと思って、どんどん書き込みしてください!


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

Stories, Essays & Memoir (Library of America)/Eudora Welty (著) ¥2733
ハードカバー: 976 p ; 出版社: Library of America ; ISBN: 1883011558 ; (1998/09/01)
(立原さん、小松さんの分)


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2004年12月13日(月)
クリスマスの絵本

Amazonからクリスマスの絵本が届いたが、『Jingle Bells』のほうは、開けてびっくり!なんと、8cm×9.5cmの手のひらサイズのポップアップ絵本。最初にこれが1冊だけ届いたので、嘘でしょ!と。この暮れの忙しい時に、宅配便のオニイサンにも申し訳ないって感じ。

で、たしかにハードカバーではあるんだけど、40ページというのは大嘘!たったの8ページしかない。しかもサイズが書いてなかったので、Little Booksとはあるものの、まさか手のひらサイズとは思いもよりませんでしたっ!ちなみに、本の上部にリポンがついているので、どうやらこのままオーナメントとして、クリスマスツリーに飾るみたいです。ツリーもないのに。。。


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『Jingle Bells (Little Books)』/Armand Eisen (著), Andrews & McMeel (著) ¥534
ハードカバー: 40 p ; 出版社: Andrews Mcmeel Pub (J) ; ISBN: 0836200187 ; Pop-Up 版 (1995/10/01)

※読了・・・と書くのも気が引けるけど、一応読了。

『The Nutcracker: With 25 Jewel Stickers! (Jewel Sticker Stories)』/Schuyler Bull (著), Jerry Smath (著), Schyyler Bull (著) ¥525
ペーパーバック: 24 p ; 出版社: Grosset & Dunlap ; ISBN: 0448418525 ; Bk&Acces 版 (1998/09/01)

※読了。
原作はホフマンの「くるみ割り人形」。これは絵本用の短縮版。立体感のあるキラキラした小さな宝石のようなシールがついていて、それをどこに貼るか、ちょっとしたクイズのようなものがついている。


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2004年12月12日(日)
ダニエル・スティール第一作目

かなり前にバーゲンで買ってあった、ダニエル・スティールの『Going Home』だが、表紙が真っ赤で背表紙が金なので(下の画像とは違う)、なんとなくクリスマスっぽいと思って読んでいた。

途中でクリスマスの描写もあって、当たらずとも遠からじという感じだったが、第一作目ということで、状況設定が幼稚だなという感じは否定できない。一作目だからしょうがないとも言えないが、今でも設定の甘さを感じるダニエル・スティールだから、まあ仕方がないか。

とはいえ、主人公ジリアンの行動にはあきれ果てた。相手のクリスの節操のなさにもびっくり!紆余曲折を経て、結婚の約束までこぎつける二人なのだが、このままうまくいくはずがないと思っていたら、やっぱりね。。。

最高に悲しい結末のはずなのに、実際はハッピーエンドになってしまい、これじゃあんまり都合が良すぎるだろうって感じ。なんだ、これ?それに、妊婦が大もてだなんて、聞いたことがないぞ!

こういう話が受けてしまうのも、アメリカならではなんだろうか?私はロマンスものも好きだし、それはそれで楽しんで読んでいるけれど、この話は登場人物が皆、大馬鹿野郎だと思う。こんなの有り得ない!と叫びたくなった。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Going Home』/Danielle Steel (著)
マスマーケット: 400 p ; 出版社: Pocket Books (Mm) ; ISBN: 0671749412 ; Reissue 版 (1996/01/01)

※ダニエル・スティールの第一作目


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2004年12月11日(土)
衝動買い

今日は病院の日。あの病院にしては結構混んでいて、思わぬ時間をくってしまった。それに、来月は担当の先生がいつ来れるかわからないと言う。また他の先生に代わるなんてことになったら、ものすごく嫌なんだけど!

で、予定していた血液検査も、「うっかりして、ご飯食べてきちゃいました」と言って、パス。他にやることないからって、年末に余計なことしないで欲しいよね。薬局では、またしても薬が一種類足らず、あとで取りに来いと言うので、来れるかどうかわからないので、送ってくれと言っておいた。毎回出してもらってる薬なのに、なんで置いておかないんだろ。

病院を出てから、伊勢丹で靴のバーゲンをやっていたので、ちょっと覗いてみたのだが、つい2足も衝動買いしてしまった。学校に行くのに歩きやすい靴ていうと、やっぱりNew Balanceでしょってわけで、茶色のウォーキングシューズを買った。それと、ベージュのサンダルっていうか、ミュールっていうか、ウェスタンブーツのつま先だけみたいなやつ。よくよく考えると、今買わなくてもよかったかな、タカシマヤで買えば、ポイントがもっとついたのにな、などとぐちぐち考えながら帰ってきた。

それから、家の近くのリサイクルショップで、ムートンのハーフコートを試着。前からいいなと思っていたこげ茶のやつは、ちょっと大きすぎてダメ。今日、表に出てたやつは、羽織った感じはちょうどいいんだけど、ボタンをしめるときつい。どっちか欲しいと思っていたのに、ダメじゃん!がっくり。

夕食を外に食べに行って、家に帰ってきたら、ビデオに録画しようと思っていた「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」のスペシャル・エクステンデッド・エディションが始まってしまっていた。ああ、大変!と慌ててみたけど、そういやAmazonにスペシャル・エクステンデッド・エディションのトリロジー・ボックスを予約してあるんだから、録画しなくたっていいんだっけと思い出した。

アポロ13号が、「なんでそんなもの買うんだよ、意味ないだろう」と言うんだけど、だって欲しいんだもの。でも、あんまりそう言われると、そうかなとも思ったり・・・。ていうか、テレビからの録画は、吹き替えの声がすごく嫌なので(特にアラゴルン)、どうせ録画しても観ないだろうし、観ても文句タラタラに違いない。やっぱりDVD買おうってことになるだろう。コレクターズ・エディションは持っているものの、「数量限定」なんて言われると、めちゃ弱い。

ちなみに最近は、ものを買うときは衝動買いが多い。あれこれ迷ってみたりもするんだけど、結局買うのは、最初にコレ!と思ったものだから、迷わないと損だみたいな演技は疲れるし、時間の無駄というものだ。


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2004年12月10日(金)
クリスマス本&「巌窟王」

12月はクリスマス関連の本が読みたいと思っていたが、今年はクリスマスの本が全然届かない(塗り絵だけ)。去年からオーダーし続けている本とか、とっくに届く予定なのに遅れている本とか、今年新しく届いた本がないのだ。

とはいえ、去年までにたまった本もたくさんあるので、読むものがないというわけでもないのだが、やはり今年は今年の本が欲しい。絵本などは姪にあげてしまったし、今年はクリスマス・コレクションの在庫が、かなり品薄になっている。クリスマス本は、読むのが楽しいのではなく、買うのが楽しいとも言える。クリスマスらしい表紙の本が届くと、それだけで嬉しい。内容はほとんど期待できないが。

というわけで、現在 「気になるこの1冊」 に、クリスマス関連本をあれこれピックアップしているのだが、Amazonだけでも15000冊近くある。気の遠くなるような作業なんだけど、クリスマス本の画像を見るのは楽しいので、何はともあれ、できる限り載せていくつもり。でも今となっては、ほとんどがクリスマスまでには間に合わない。ま、クリスマスは来年もあるので、まとめておけば、いつか役に立つだろう。(^^;

興味のある方は、「気になるこの1冊」の「Christmas」のカテゴリーをクリックしてください。クリスマス関連本がまとめて出ます。ちなみに、使用しているSweetBoxのブログは、サーバーがたびたび落ちます。表示されない場合は、また別の機会にトライしてみてください。


◆アニメ「巌窟王」

「巌窟王 1 」
定価: ¥5,880 (税込)
価格: ¥4,704 (税込)
OFF: ¥1,176 (20%)
発送可能時期:発売予定日は2005/02/25です。
ただいま予約受付中です。
メディアファクトリー - ASIN:B0006ISHRE

●この商品は「巌窟王」シリーズの1作目です。

内容(「Oricon GE」データベースより)
フランスの文豪アレクサンドル・デュマの名作「モンテクリスト伯」を原作にしたドラマティック・アニメーション。声の出演は中田譲治、福山潤、平川大輔ほか。

※アニメだって。これといって決定的な映画がない「巌窟王」。ジェラール・ドパルデューのモンテ=クリスト伯爵よりは、アニメのほうがまだいいかもしれないけど、全5巻になるらしいので、とても買えないっすね。


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2004年12月09日(木)
よしもとばなな

ウィスキーを買ったら、また本がおまけについてきた。前回は乃南アサの本だったが、今回は「よしもとばなな」。「よしもと」は「吉本」って漢字じゃなかったっけ?と思って、Amazonで見てみたら、全部ひらがなになっていた。へええ、そうだったのか。

で、こんなウィスキーのおまけの本で判断するのも何なんだけど、はっきり言ってくだらなかった。世界の「よしもとばなな」のはずなのに、こんなもんだったのかと。そういう私は、「よしもとばなな」初体験なのであった。

これまでに「よしもとばなな」の本について聞いていた感想は、「軽くてすぐに読める」といった類のもの。でも今回のやつは、結構しつこかった。このおまけシリーズは、どれも128ページと決められているらしく、そのページ数を埋めるために、同じことを何度も言っている感じがして、短編とはいえ、うんざりしてしまった。

この中で、いいお酒の飲み方みたいなことを書いているのだが、私自身、そんなことは人それぞれだろうと思うし、作中の男たちが皆、女性はカクテルを飲むものだというような偏見に満ちているのが気にいらない。あんな甘ったるい酒なんか飲めるか!っていうような女性だってたくさんいるんだから。

主人公は、チェイサー片手にウィスキーをストレートで飲み、それを男たちが、「すごい飲み方だな」と言って、中にはそれが原因で別れたなんて男も登場する。ストレートにはチェイサーがつきものだし、ストレートで飲むのが特別変わっているとも思わないが、それを読んで、「嘘!こんなカマトトな世界がまだあったんだ!」という感覚に囚われた。

以前、学生が自分の書いた小説を読んでくださいと言って送ってきたことがあったのだが、その中で主人公がサントリー・オールドを飲んでいた。「なぜオールドなの?」(今どきオールドなど置いている店のほうが少ない)と聞いたら、他に知らないからだとの答え。商品名を出すからには、多少のリサーチはするべきだと思う。

「よしもとばなな」のこの作品には、「いいお酒」と称して、高いウィスキーがよく出てくる(この本はサントリーのおまけだから、当然ながら商品名は出していないが)。「いいお酒」を静かに飲むのがいい飲み方だと。だったら、角瓶なんかのおまけにつけちゃ興ざめでしょう。ちなみに、角瓶は安くてもおいしいウィスキーだ。高ければいいってものでもない。

お酒につけるおまけに、お酒のことをあまり知らない人が、お酒をテーマにして書くというのは、かなり勇気があるなとは思うけど、やはりこれは失敗だったと思う。もちろんメインのテーマは、お酒の飲み方なんていうことではないのだが、残念ながら、これはお酒のおまけということで、どうしたってそういうことに意識が行く。これがお酒のおまけでなければ、読み手の感じ方もまた違ったのだろうとも思う。

ちなみにこのおまけシリーズは、あとでまとめてアンソロジーとして単行本にするらしい。だから今、おまけごときで判断するのは何だなとは言っても、あとでしっかり本になるわけだから、文学作品として、のちのち批評される運命は避けられない。ていうか、このシリーズは、皆本気で書いていないみたいで、どうでもいいやって感じではある。たかが「よしもとばなな」のおまけ本で、ここまで引っ張った自分を褒めてやりたいくらいだ。(^^;


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『アーティチョーク』/よしもとばなな
新潮社ハーフブック

※ウィスキーのおまけ


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2004年12月08日(水)
総合英語(19)&第2回アメリカ南部映画祭(5)

◆総合英語(19)

今年の授業も、残すところあと1回。
今日のテキストは、アガサ・クリスティの作品が子どもの命を救ったという話だったのだが、その中に「lose one's hair」という表現が何度も出てきて、それを解説している先生も、どちらかというと「lose his hair」の進行形なので、ついつい笑ってしまい、まともに顔を見れなかった。(^^;


◆第2回アメリカ南部映画祭(5)

「マザー」
Say Amen, Somebody (1982)
監督:ジョージ・T・ニーレンバーグ
出演:ウィリー・メイ・フォード・スミス、トーマス・A・ドーシー
担当:青山南先生
Xenon Studios - ASIN:B0000560SR

ゴスペル・ミュージックのふたりのパイオニアである「プロフェッサー」と呼ばれるトーマス・A・ドーシーと「マザー」と呼ばれるウィリー・メイ・フォード・スミスの軌跡を追いつつ、教会から生まれたゴスペルをたっぷり聞かせてくれるドキュメンタリー。ほかに登場するのは、サリー・マーティン、バレット・シスターズなど多数。舞台はシカゴ。

※近年、ジャズ・フェスティバルなどで、日本人が歌うゴスペルを聞く機会も多々あるのだが、やはりゴスペルは日本人には無理だと感じた。ゴスペルに限らず、どんな歌でも音楽でも、魂がこもっていれば感動するものだが、ゴスペルだけは、どうやっても日本人が魂をこめることはできないだろう。

では、ゴスペルとは何か?
悪魔のほうに行くとブルース、神のほうに行くとゴスペル。その境目は紙一重だという。マザーこと、ウィリー・メイ・フォード・スミスの答えはこうだ。

・ゴスペルは福音
・体の内側からわきあがる感情
・精霊(スピリット)を分かち合うもの
・歌によって人々の魂を救う

精霊(スピリット)くらい、日本人にだってあるさと思うが、ここでの精霊は、父と子と精霊の三位一体の精霊である。このキリスト教の精霊という感覚は、キリスト教徒でなくては理解できないものだろうし、日々の暮らしの中で、熱心に魂の救いを求めて神を敬うものでなければ、その体の内側からわきあがる感情などは、とても表現できないだろうと思う。

辛い毎日を過ごし、「どうぞお救いください」と神に祈る心があって、初めてゴスペルの世界がわかるのだろうと思う。だから厳密にいえば、ゴスペルを歌うのは、白人にも無理なんじゃないかなと思う。

しかし本当に魂のこもった歌は、宗教なども超えて、たとえ無宗教の人間にでも感動を与えるものだろう。映画の中で、トランス状態に陥る人々がたくさんいたが、その場で聞いていたなら、誰もが多かれ少なかれ、そういう状態になるかもしれないと思った。

最後に、トーマス・ドーシー作曲の名曲「プレシャス・ロード」をエルビス・プレスリーと作家のジェームス・ボールドウィンが歌ったものを聞いた。それぞれに特徴があってよかったが、やはり本家本元のドーシーの歌が最高だと思った。私にはプレスリーは甘すぎる。これはすでにゴスペルではなくて、ポップスだよねと思った。


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2004年12月07日(火)
カポーティの 『冷血』 やっと読了

先月のブッククラブの課題であったカポーティの『冷血』を、やっと読み終えた。終わったということで、とりあえず一息つきたいところだったが、課題とあれば、感想もすぐに書かなくてはならない。しかもすでに大幅に遅れているわけだし。というわけで、無理矢理文章をひねり出して、なんとかアップした。ふう〜。

ブッククラブで、1冊の本を読了できずに月をまたいでしまったのは初めてなのだが、それだけにすごく重圧を感じていた。これでやっと気持ちの余裕ができたといった感じ。自分でやっていながら、毎回しんどい。「古典の名作の読書会をやりたい」と言い出した友人は、早々にリタイアしており、そもそも強制されて読むのが苦手な私が、なんでそのままやっているんだろうなと疑問を持ちつつも、わずかながら参加してくれる人もいるので、なんとなくやめられずに今に至る。

しかし、このままではストレスがたまる一方だし、せっかくの名作も、あまりいい状況で読むことができない。こうでもしないと、なかなか古典を読む機会がないとは思うが、しんどい、辛い、と思って読むのでは、名作もかわいそうだろう。だから、来年からはスタイルを変えてやるつもりでいる。きっぱりと「やめる!」といえないところが、優柔不断だ。終わりにふさわしいような、ディケンズの 『クリスマス・カロル』 で、やめてもいいんだけどな。。。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『冷血』/トルーマン・カポーティ (著), 龍口 直太郎 (翻訳)
文庫: 559 p ; サイズ(cm): 16
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4102095039 ; (2000)
カバーより
アメリカ中西部の片田舎の農村で、大農場主クラター家の4人が惨殺された。著者は、事件発生から、ペリー、ディックの2人の殺人者が絞首台の露と消えるまで、犯人の内面の襞深くわけ入り、特にペリーには異常なほどの感情移入をして、この犯罪の本質に鋭く迫っていく。細密な調査と収集した膨大なデータの整理に5年間の全生活を賭けて完成した衝撃のノンフィクション・ノベル。

●画像は原書 『In Cold Blood: A True Account of a Multiple Murder and Its Consequences (Vintage International)』


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2004年12月06日(月)
『わが心のディープサウス』

バーダマン先生の『わが心のディープサウス』を読んだ。さすが南部のネイティブだけあるなという感じ。やはり観光客とは目の付け所が違うんだろう。先生自身は長らく日本に住んでおり、この本を書いたときには「旅行」で訪れているのだが、旅行ガイドっぽくもなく、南部の作家が書いた小説でも読んでいるような感じになった。

それと個人的に、南部のこんな写真が見たい、あるいは、きっとこんな風景があるはずだと想像していた写真があったことが、非常に良かった。カメラマンのスティーブ・ガードナー氏も南部生まれなので、バーダマン先生とガードナー氏の、故郷に対する思いが共鳴しあっている感じがした。

先日の映画(「フライド・グリーン・トマト」)の時にも、南部料理についていろいろ話を聞いたが、バーダマン先生は実は食いしん坊なんじゃないだろうか。この本の中でも、食べ物のことがたくさん出てくる。アメリカの食べ物はまずいという先入観があるけれど、南部の料理はなんとも美味しそうだ。日本人にとっては単なる外国料理の一種だが、先生にとっては「おふくろの味」ということになるわけで、懐かしさもひとしおだろうし、思い入れも大きいのだろう。でも、私は結構気に入りそうだ。

ちなみに、翻訳の森本氏も早稲田の教授。バーダマン先生は日本語がペラペラだけれど(ちょっと怪しい部分もなきにしもあらずだが)、文章はやっぱり英語で書くんだな、と。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『わが心のディープサウス』 Lands&Memory 記憶の風景/ジェームス・M・バーダマン (著), スティーブ・ガードナー (写真), 森本 豊富 (翻訳)
単行本: 125 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309267815 ; (2004/09/02)
<カバーより>
ブルースの魂と、ミシシッピを胸に──街に流れるベニエとチコリコーヒーの香り、川面にこだまする蒸気船の汽笛、そして果てしないデルタの平野は季節に鳴ると真っ白な綿花で覆われる──南部出身の二人が望郷の思いとともに描く、アメリカの中の異郷。


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2004年12月05日(日)
第80回 ラグビー早明戦

◆第80回 ラグビー早明戦(国立競技場)

○早稲田(49)─明治(19)×

FWで圧倒! ワセダ“重戦車超え”快勝V
光る早大FB五郎丸、完璧キックで19得点
早大は1回戦で流経大と−大学選手権組み合わせ


今日の天気は異常。昨夜の大雨が嘘のように晴れ上がったのはいいが、試合前24度だった気温が、試合中には26度まで上がった。夏日である。

9月のオックスフォード戦も暑かったが、今月はもう12月。ラグビー観戦は寒いものという観念からすれば、冗談でしょ?という感じ。昭和63年くらいだったか、「雪の早明戦」なんていうのもあったくらいだから、寒くて当たり前なんである。

ともあれ、昨夜は東京23区にも暴風波浪注意報が出ていたくらいなので、そのまま大雨だったら嫌だなあと思っていたので、晴れてくれたのは願ってもないことだったが、この暑さには本当にまいった。

今回の早明戦では、特筆すべきことがいくつかある。まず早稲田は対抗戦4連覇になるが、すべて全勝優勝。次に49点という得点は、過去の早明戦において最高得点である。また、今年のフォワードは、これまでの最強であるということ。そしてもちろん、12月の26度という気温も、過去に例のなかったこと。

この試合で、早稲田は対抗戦27連勝である。関東学院のリーグ戦30連勝を、来年には破るだろう。ただし最強のフォワードも、ほとんどが4年生なので、来年の優勝はどうなることやらだ。

個人的には、スクラムハーフの後藤翔太の成長に目を見張る。去年までは、実際ちょっと頼りなかったのだが、それが、常勝を期待される早稲田ラグビー部のレギュラーになるため、またスタメンの座を獲得するために、どれほどの努力をしただろうかと思うと、よくがんばったね!と言ってあげたくなる。

常勝を期待されているわけだから、対抗戦で優勝したくらいでは、観客も納得しない。当然、この先にある大学選手権での優勝をもって、初めて優勝したとみなされる。他のチームでは考えられない苦労があるだろう。

試合後、大学選手権のチケットを買いに行ったところ、プレイガイドは長蛇の列だった。やはり期待は大きい。


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2004年12月04日(土)
トルーマン・カポーティ 『冷血』

先月のブッククラブの課題である、カポーティの 『冷血』 がまだ読み終わらない。読んでいるはずの人からも音沙汰なしなので、きっと誰も読み終えていないのだろうという甘い考えで、今月も引き続き読んでいるわけだが、内容は悪くないのに、翻訳がひどい。 ●画像 : 『In Cold Blood: A True Account of a Multiple Murder and Its Consequences (Vintage International)』

カポーティの作品は、短編はともかく、長編の翻訳に恵まれていないようで、 『遠い声 遠い部屋』 もあんまり良くなかったけれど、今回の『冷血』は、ちょっとやそっとじゃないぞ。まあ、言わんとしていることはわからないわけではないし、昔の翻訳だからこんなものかとも思うんだけど、日本語の文章としたって、変でしょう。

会話部分なんかも統一されていないし、登場人物の性格も把握していないという感じで、翻訳者は割と有名な人だけど、こんな翻訳しちゃうんだ?と、むしろ不思議に思う。昔の翻訳だから日本語が変だっていうことなどないはず。多少の違和感はあったとしても、言葉そのものがおかしいというのは、やっぱりおかしい。

ノンフィクション・ノベルということで、かなり詳細が書き込んである小説だが、カポーティ自身の文章は美しいはずだと思うのに、日本語はどうにも・・・。なかなか進まないのを翻訳のせいにするのも何だし、この長編を原文で読もうとも思わないのだけれど、もうちょっと何とかならないもんかな。新訳熱望!

で、そんなおかしな日本語の文章を読んでいると、どうも気分が冴えないので、クリスマスものを併読しようと思って、しまってあった箱から取り出してみたものの、買ったときの気分とは明らかに変わってしまっていて、なんとなく読む気がしない。早くクリスマスものが読みたいと思っていたのに、いざそうなると気が乗らないなんて、ずいぶんと天邪鬼である。

いつもシーズンに合わせて本を選んだりしているのだが、そんなことは関係なく、読みたいときに読むのが一番いい。でないと、読むべきタイミングを逃してしまう。狭い部屋の中にたまっていく本を、なんとか整理しなくてはならないし、読まないと思う本は、もう捨てるしかないのか・・・。


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2004年12月03日(金)
久々にマイケル・シェイボン

今日は図書館で借りた本の返却日だったので、ジュンパ・ラヒリの本もそうだが、「ドラゴンランス」の感想を大急ぎでまとめて、ぎりぎりになって返却した。というのもラヒリの本が、このあとも予約が入っていて、延長できないため。

ところで、ゾエトロープからのメールに、「MCSWEENEY」という単語をみつけたので、おや?と思って調べていたところ、久々にマイケル・シェイボンの名前を目にした(メールの内容はシェイボンには全く関係ないのだが)。夏に 『Summerland』 を読んで以来だ。ちなみに、これのペーパーバックって、今年の2月に出版されたばかりなのに、もう絶版みたいなのはなぜ?(たしかに面白くなかったけど・・・)

去年、 『McSweeney's Mammoth Treasury of Thrilling Tales』 という短編集を購入したのだが、そのシリーズの続編か何か知らないが、 『McSweeney's Enchanted Chamber Of Astonishing Stories』 というのがまた出たらしい。Michael Chabon(著)とあるが、シェイボンだけではなく、いろいろな作家のアンソロジー。

今度のには、マーガレット・アトウッド、ジョナサン・レセム、スティーヴン・キング(キングは前回も掲載)、チャイナ・ミーヴィルなどが書いている。前回は冒険ものを集めたアンソロジーだったが、今回はびっくり仰天な話ですか?

ともあれ、いかにもアメリカ的なコミック風の表紙に惹かれているので、中身はどうでもいいのだ。読む、読まないに関わらず、たぶん買ってしまうだろう。


MCSWEENEY'S HOSTS A MAGAZINE SEMINAR IN SAN FRANCISCO

Sunday, December 12, from 6: 00 - 9:00 pm.
The location for this seminar is still to be determined.

826 Valencia presents December's seminar, how to Start a Magazine,・Panelists will include Shana Berger (ReadyMade), Lisa Jervis (Bitch: A Feminist Response to Pop Culture), Andrew Wagner (Dwell), and Alison Bing (Artweek). Eli Horowitz (managing editor of McSweeney's) will moderate. Because they realize that magazine startups are financially strapped, they are offering this seminar at half-price; only $50. For updated information, visit http://www.826valencia.org/workshops/adult.

McSweeney's Enchanted Chamber Of Astonishing Stories (Vintage)/Michael Chabon (著), Michael Mignola (著)
U.S. 定価: $13.95
価格: ¥1,357 (税込)
OFF: ¥150 (10%)
ペーパーバック: 328 p ; 出版社: Vintage Books ; ISBN: 1400078741 ; (2004/11/09)

McSweeney's Mammoth Treasury of Thrilling Tales (Vintage Contemporaries Original)/Michael Chabon (著)
U.S. 定価: $13.95
価格: ¥1,357 (税込)
OFF: ¥150 (10%)
ペーパーバック: 479 p ; 出版社: Vintage Books ; ISBN: 140003339X ; Vintage 版 (2003/03/25)


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2004年12月02日(木)
12月の「BOOK CLUB」のお知らせ

明日、図書館に返却しなくてはならないので、ジュンパ・ラヒリの『その名にちなんで』を読み終えた。これは「面白かった」と表現すると、なんだか違うような気がする。感動とも違う、胸が痛くなるような小説だった。

本当は、二つの大陸で生きたインドからの移民ということについても書くべきなんだろうけれど、個人的には主人公のゴーゴリというよりも、その両親のアシマ(母)とアショケ(父)のほうへの感情移入のほうが大きく、自分の両親について、ゴーゴリの両親のように、彼らにも彼らの人生があったのだなどと考えたことがないという事実に愕然とした。私は父や母について、父と母であるという以外に、ほとんど何も知らないのだ。

以前、父の短歌帳を見たときに、心臓をぐっと掴まれるような衝撃を感じたことを思い出した。弟が結婚するときのことを詠んだ歌に、「息子はなんて楽しそうなんだろう、自分の青春時代は戦争ばかりで、あんなに楽しそうにすることはなかった」といったようなことが書かれていた。その時、父にも弟と同じ年頃、同じ感情を持った時代があったのだと、青天の霹靂みたいに思ったのである。戦争が、父のそういった青春を全部奪ってしまったのだと、自分のことのように悔しい思いがして、涙が出た。

ゴーゴリの両親同様、私の両親も見合い結婚だったから、恋愛もせずに結婚するとは、一体どんな感じなんだろう?と不思議にも思っていたが、昔はみなそうだったんだくらいにしか思っていなかった。しかし、そういう結婚をして、家族を大事にするという責任感は、今の人たちよりもずっと強かったに違いないと思う。恋愛だろうが、見合いだろうが、結ばれる運命というものがあるならば、恋愛が絶対条件ではないはずだ。もっと強い絆があるに違いない。けれども、父や母にそんなことを聞いてみるようなことは、ついぞなかった。母には、今からでも聞けるかもしれないが。

そんな風なことを考えながら本を読んでいたら、ゴーゴリの父親が死んだところとか、プレゼントされた「ニコライ・ゴーゴリ短編集」に書かれていた父親の文章を、ゴーゴリがまるで初めて見るかのようにショックを受けながら読んだところとか、子どもがいかに親のことを知らずにいるかということを思ったら、本当に悲しくて仕方がなかった。その父親は、穏やかで責任感のある立派な父親だった。嫌で嫌でたまらなかったゴーゴリという名前にも、実は深い、深い意味があったのだ。


◆12月の「BOOK CLUB」のお知らせ

『クリスマス・カロル』/チャールズ・ディケンズ (著), 村岡花子 (翻訳)
文庫: 151 p ; 出版社: 新潮社 ; ISBN: 4102030085 ; 改版 版 (1952/11)
カバーより
ケチで冷酷で人間嫌いのがりがり亡者スクルージ老人は、クリスマス・イブの夜、相棒だった老マーレイの亡霊と対面し、翌日からは彼の予言どおりに第一、第二、第三の幽霊に伴われて知人の家を訪問する。炉辺でクリスマスを祝う、貧しいけれど心暖かい人や、自分の将来の姿を見せられて、さすがのスクルージも心を入れかえた・・・。文豪が贈る愛と感動のクリスマス・プレゼント。

●画像は原書 『A Christmas Carol (Aladdin Classics)』
原書でも可


◆「BOOK CLUB」はこちら⇒http://www.freepe.com/i.cgi?bookclub


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『その名にちなんで』/ジュンパ・ラヒリ (著), 小川 高義 (翻訳)
単行本: 350 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4105900404 ; (2004/07/31)
内容(「MARC」データベースより)
「ゴーゴリ」と名づけられた少年。その名をやがて彼は恥じるようになる。進学を機に、ついに改名。生まれ変わったような日々のなか、ふいに胸を刺す痛みと哀しみ。そして訪れる突然の転機…。ふかぶかと胸に沁みる長篇。


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2004年12月01日(水)
総合英語(18)&第2回アメリカ南部映画祭(4)

◆総合英語(18)

先週休んでしまったので、先生に申し訳ないなという感じで出席。なにしろ出席人数が少ないので、誰が休んでいるか、すぐにわかってしまう。熱心な先生なので、ほんとに申し訳ないと思うんだけど、具合が悪くては、何ともいたしかたがない。授業のスピードもどんどん早くなっているので、1回休むと、ノートをとるのが大変。


◆第2回アメリカ南部映画祭(4)

「フライド・グリーン・トマト」
Fried Green Tomatoes (1991)
監督:ジョン・アブネット
出演:キャシー・ベイツ、メアリー・スチュアート・マスターソン、ジェシカ・タンディ
担当:ジェームス・バーダマン先生
レントラックジャパン - ASIN:B00005R22K

だらだらと生きてきた主婦が、老人ホームで偶然知り合った80過ぎの話し上手な老女から、半世紀も前の話を聞かされる。アラバマの小さな町に暮らしていた二人の女の話だ。女性への偏見と黒人の差別が当たり前だった時代、このふたりの白人の女は毅然として結束して生きた。話に刺激される主婦。ファニー・フラッグの原作はロングセラー。

Amazon.co.jp
人生に疲れぎみの中年主婦エヴリン(キャシー・ベイツ)は、ある日、老女ニニー(ジェシカ・タンディ)と知り合いになり、彼女の語る昔話のとりこになっていく。それは約50年前、兄の死によって心を閉ざしてしまった少女イジー(メアリー・スチュアート・マスターソン)と、かつての兄の恋人ルース(メアリー・ルイーズ・バーカー)との交流の物語だった…。

過去の物語を語り聞かせながら、現代に反映させていくという構成が秀逸な、女たちの世代を超えた友情の物語。地方色を巧みに生かした設定や映像美など、映画的に見るべき価値は高い。J・タンディとK・ベイツ、アカデミー賞受賞の実力派名女優ふたりの心地よい演技合戦も、大いに見ものである。監督はジョン・アブネット。(的田也寸志)

<原作>
『Fried Green Tomatoes at the Whistle Stop Cafe』/Fannie Flagg (著)
マスマーケット: 402 p ; 出版社: Ballantine Books (Mm) ; ISBN: 0804115613 ; (2000/10/31)

<邦訳>
『フライド・グリーン・トマト』/ファニー フラッグ (著), Fannie Flagg (原著), 和泉 晶子 (翻訳)
単行本: 399 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 二見書房 ; ISBN: 4576920782 ; (1992/05)
内容(「BOOK」データベースより)
満ち足りない日々を送る中年の主婦エヴリンは、ふとしたことから快活な老女ニニーと知り合う。ニニーが語るのは、数十年前のアラバマに生きた自由奔放な女イジーと物静かな美女ルースの物語。女たちの生き方、友情、愛を描いて、心に焼きつく不滅の傑作。


※ちょっと前にテレビでオンエアされたものを観ていたのだが、テレビではだいぶカットされていたんだなと思った。ちゃんと観ると、やっぱり面白い映画だなと思う。イジーのイメージが違うというのが、どうしても気になってしまうのだけれど。。。

原作者のファニー・フラッグは、11月にクリスマスものの新刊 『A Redbird Christmas』 を出した。まだハードカバーなので、今年は買わないと思うが、来年のクリスマスには読めるかなと、楽しみにしている。

担当のバーダマン先生は、生粋のアメリカ南部人なので、食べ物のこととか、かなり詳しく説明してもらえた。ずっと知りたくてたまらなかった「グリッツ」の正しい作り方も教えてもらったので、やっとおいしいグリッツが食べられる。映画鑑賞後、先日購入したバーダマン先生の本3冊に、サインをしてもらった。


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