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2004年01月31日(土)
「ロード・オブ・ザ・リング」TV情報&2月読書会

◆1/31(土)、2/7(土)フジテレビ特番で「王の帰還」紹介!
◆2/7(土)第1部ノーカット版放送

1月31日(土)14:30〜16:00、フジテレビで放送の「大女優とオヤジが行く!秘湯&グルメ快楽三昧 爆笑ツアー in ニュージーランド公開直前!『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の中身もみれちゃうぞ!!スペシャル」で「王の帰還」を紹介(関東地方のみ)。番組ホストのモト冬樹、ゲストの杉田かおる&矢沢心が、ニュージーランドで行われたワールド・プレミアに潜入、出演者の素顔に迫る。

※「大女優とオヤジが行く!秘湯&グルメ快楽三昧」なんていうタイトルで、瞬時に「ロード・オブ・ザ・リング」を思い浮かべるわけもなく、これは見逃した。こういうタイトルやめてよ!


また、2月7日(土)には、同じくフジテレビの13:00〜14:00で「公開直前!爆笑問題のロード・オブ・ザ・リングまるわかりスペシャル」(関東以外の地域では、一部放送時間が異なる場合がありますので、お近くのFNN系列局にお問合せください)が、そして20:03から放送「プレミアムステージ」では、第1部「ロード・オブ・ザ・リング」がノーカットでいよいよ地上波初登場! お楽しみに!

※爆笑問題の・・・というのが、なんか曲者っぽい。どうせおちゃらけなんでしょ、きっと。こんなふざけた番組しかないのかーっ!まともなのは、本編そのものの放送ってことね。


◆2月の読書会のお知らせ

『完訳 緋文字』 岩波文庫/ホーソーン (著), 八木 敏雄 (翻訳)
文庫: 429 p ; サイズ(cm): 148 x 105
出版社: 岩波書店 ; ISBN: 4003230418 ; (1992/12)
内容(「BOOK」データベースより)
胸に赤いAの文字を付け、罪の子を抱いて処刑のさらし台に立つ女。悔悛を説く青年牧師の苦悩…。厳格な規律に縛られた十七世紀ボストンの清教徒社会に起こった姦通事件を題材として、人間心理の陰翳に鋭いメスを入れながら、自由とは、罪とは何かを追求した傑作。有名な序文「税関」を加え、待望の新訳で送る完全版。

『緋文字』 角川文庫/ナサニエル・ホーソン (著), Natheniel Hawthorne (原著), 福原 麟太郎 (翻訳)
文庫: 343 p ; サイズ(cm): 148 x 105
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4042137024 ; 改版 版 (1995/11)
内容(「BOOK」データベースより)
十七世紀のボストン。戒律の厳しい清教徒社会で、一人の女が広場のさらし台に姦通の罪で立たされていた。罪の子を胸に抱いたヘスターは、生涯、その胸に"姦淫"を意味する赤いAの字を縫いつけねばならないといいわたされる…。ヘスター、彼女と姦通して苦悩する若い牧師、裏切られて復讐に燃える夫の三人の姿と心理を鋭く追求し、光と影を交錯させながら人間の悲哀を描いた傑作。

『緋文字』 新潮文庫/ホーソーン (著), 鈴木 重吉 (翻訳)
文庫: 284 p ; サイズ(cm): 15
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4102040013 ; 改版 版 (1957/10)


◆うそでしょ?Amazon!

誠に申し訳ございませんが、大変残念なご報告があります。お客様のご注文内容のうち、以下の商品については入手できないことが判明いたしました。

"Christmas Classics from the Modern Library (Modern Library)"/Modern Library (著)

※ランダムハウスのモダン・ライブラリーで、しかもクリスマス時期には、出版社もしっかり宣伝もしていたのに、入手できないってどういうこと?なおかつ現在でも「通常7日間以内に発送します」とある。面倒になって取り寄せないんだろうと、あらぬ疑いを持ってしまう。(--;


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『The Voyage of the Arctic Tern』/Hugh Montgomery
ハードカバー: 212 p ; 出版社: Candlewick Pr ; ISBN: 0763619027 ; (2002/09/01)


『愛している』/アン・ビーティ
単行本: 325 p ; サイズ(cm): 182 x 128
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4152077190 ; (1991/08)
内容(「BOOK」データベースより)
緑あふれる季節をむかえたヴァーモント―1984年。ニューヨークで大人気のシックな雑誌『カントリー・デイズ』の本社はここにある。人生相談のコラムを連載中のルーシー・スペンサーもここに住み、編集長のヒルドンと愛人関係を続けながら、手紙の最後にいつも「愛している」と書いてきた別れた恋人のことを忘れかねている。この静かな田園を、ある日突然小さなハリケーンが襲った。ルーシーの姪でハリウッドの子役スターであるニコルが、休暇で訪ねてきたのだ。テレビのソープオペラ『情熱の輝き』で有名になった、むずかしい年頃の14歳である。夫の浮気に気づいたヒルドンの妻、ホモの記者、雑誌の内幕を取材にきた女性ライター、ニコルのエージェント、『情熱の輝き』のノヴェライゼーション作家などがいりみだれて始まった、なつかしい1984年の夏の行方は…。ユーモラスにエレガントに、アメリカの時と人々を封じ込めた代表的長篇。


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2004年01月30日(金)
「ロード・オブ・ザ・リング」完全朗読版

「指輪」のオーディオブックが欲しいと思っていたのだが、買おうかなと思っていた、ひとつにまとまったアメリカ版は在庫切れ。どうせ買うならUnabridged版(省略、短縮がない完全朗読)がいいので、<Recorded Books>のものにしようかと思って、80%くらい買う気になっていたところ、アポロ13号に「絶対ヤメロ!」と言われてしまった。

なぜなら、以前原宿のBOOK・OFFで買った『Harry Potter and the Philosopher's Stone』のオーディオブックでさえも、まだ全部聴いていないのだから、買っても絶対に聴かないだろう、無駄遣いだというわけだ。

でもねえ、ファンとしては持っててもいいかな・・・なんて、ちょっと思ってみたりもするわけで、どうせ聴かないだろうと言われても、だったら、何冊も買っている原書だって、全部読むわけじゃないし・・・と思う。これがコレクターというものじゃないかなと。(^^;

でも、欲しいと思っているオーディオブックは3部に分かれていて、CDが一体何枚になるのかも不明。しかも場所をとるので、身近に置いておけない。しょうがないので、ブックエンド付きの本を買うことにした。え?!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

Molly Moon's Incredible Book of Hypnotism/Georgia Byng (著)
ペーパーバック: 336 p ; サイズ(cm):
出版社: Macmillan Children's Books ; ISBN: 0330399853 ; (2003/05/02)内容(「MARC」データベースより)
孤児院のいじめられっ子モリー・ムーン。ある日、偶然図書館で出会った一冊の本が、彼女の人並み外れた「催眠術」の力を花開かせた。めくるめく冒険の数々。しかしそこには思わぬ落とし穴が…。女の子版ハリー・ポッター。

<参考・邦訳>
モリー・ムーンの世界でいちばん不思議な物語 ハリネズミの本箱/ジョージア ビング (著), Georgia Byng (原著), 三好 一美 (翻訳)
価格: ¥1,800
発送可能時期:通常24時間以内に発送します。
単行本: 444 p ; サイズ(cm): 182 x 128
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4152500018 ; (2002/10)
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「女の子版ハリー・ポッター」という、うたい文句に懐疑的になったとしても、本を閉じた瞬間、そんな気持ちは露と消えているにちがいない。いたるところにしかれた伏線と巧みな文章構成に読者は膝をたたき、人間の欲望や暗い部分にもふみこんだ人物設定に自らの一面を見、本書から目を離すことができなくなる。なにより、この本を子どもたちに独占させておくのは惜しい、そう思わせるところが「ハリー・ポッター」的である。

孤児院ハードウィックハウスに暮らすみなしごモリー・ムーン。不器用でトラブルメーカー、お世辞にもかわいいとはいえない彼女は孤児院でも学校でもいじめられてばかり。

しかし、ふとした偶然で手にした「古代の技が語る 催眠術」という1冊の本が、彼女の眠っていた才能を花開かせた。催眠術を武器に、モリーは孤児院を飛び出し、ついにはブロードウェイのスターとなる。しかし、そんな彼女をつけねらう悪徳教授ノックマンの手はすぐそこにまで伸びていた。

いじめられっこが、催眠術を通して自分に自信をもち、数々の難題に果敢に挑んでいく。そして、周囲にちいさな幸せの種をまくその姿は、鮮やかな印象を残し、多くの子どもたちに勇気をあたえることだろう。

早川書房が子どもたちへ贈る「ハリネズミの本箱」シリーズ第1弾のうちの1冊となる本書。「エサを巣にためておくハリネズミ」のようにいつまでも本棚にとっておきたくなる本である。(小山由子)


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2004年01月29日(木)
フィギュア付き「ロード・オブ・ザ・リング」

先日、どん底のさんせ君から「週刊ロード・オブ・ザ・リングが出ましたよ!フィギュアつきです!」というメールが来た。ほほー、どんなんでしょう?と思って、紀伊国屋に見に行ったところ、確かにあった!

「ロード・オブ・ザ・リング シネマ・フィギュア・コレクション」というやつで、A4サイズくらいのしっかりした箱入りなので、どれほど大きなフィギュアなのかと思ったら、よくあるお菓子のおまけくらいのフィギュアだった。マジで?って感じ。それに、私はフィギュアコレクターではないし・・・。でも、せっかくなので買った。(^^;

ちなみに今回のフィギュアはガンダルフ。ていうか、イアン・マッケランだよ、これは。ガンダルフとして飾っておくのはちょっと嫌。正確には「隔週刊」で、2号はレゴラス、3号はアラゴルンなので、3号まで買ったら、もう買わないだろうなあ。初回は890円だが、次回からは1790円と、お高いし。

「ハリポタ」グッズは結構感心するものが多いが、「指輪」グッズはいいものがあまりない。そもそもファン層が違うのだろうが、デザイナーが悪いのか、企画が悪いのか、はたまた日本の代理店だかおもちゃ屋が悪いのか、なんかねえ・・・というものばかり。「指輪」ファンは指輪を欲しがるものだと思っていたけど、日本で売っている指輪そのものは、ものによっては全然貧弱。内側の文字もない。ちゃんと内側にも文字が彫ってあるものは、なかなか手に入らない。アメリカなどでは、$3くらいのものだって、ちゃんと内側まで文字が彫ってあるのに。

でも、指輪を欲しがるのは原作のファンであって、映画ファンはそうではないんだろう。私はあの指輪の中でも、エルロンドとガラドリエルとガンダルフが持っている石付きの指輪が欲しい。エルロンドは「青い石のヴィルヤ」、ガラドリエルは「白い石のネンヤ」、ガンダルフは「赤い石のナルヤ」という例のあれである。

ところで、フィギュア・コレクションの隣にあった「ROADSHOW」もついでに買ってしまった。これには「指輪」のポストカードが20枚とシールがついていたからだ。こういうおまけに弱い私。「指輪」グッズはろくなものがないといいながら、映画館に行ったら、また買い込んでしまうんだろうなあ。フィギュアなんかに無駄遣いしてる場合じゃない!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『続・ママは決心したよ!』/ベイリー・ホワイト
出版社/著者からの内容紹介
ジョージアの田舎を舞台に著者とその一族の奇天烈な活躍が笑いと感動を呼んだ『ママは決心したよ!』に待望の続編登場。今回も奇人変人たちが人生の奥深さをしみじみ感じさせてくれる。


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2004年01月28日(水)
「王の帰還」PHOTO GUIDE

昨日、山本さんにいただいたのは、「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の映画のパンフレットではなく、「PHOTO GUIDE」だった。イギリスの映画館では、日本で売っているようなパンフレットは売っていないのだとか。どうりでキャストや映画製作に関する記事がないわけだ。単純に日本とイギリスではつくりが違うのかと思ったら、パンフレットではなかったのだ。これは現在Amazon.co.jpでも取り扱い中。山本さん、ありがとうございました!

The "Return of the King" Photo Guide ("Lord of the Rings" S.)/J R R Tolkien (著)
ペーパーバック: 48 p ; サイズ(cm):
出版社: Collins ; ISBN: 0007170564 ; (2003/11/06)
Book Description
The Lord of the Rings film trilogy reaches its phenomenal conclusion as Frodo, Sam, and Gollum struggle toward the fires of Mount Doom through Shelob's Lair. Aragorn, Legolas, and Gimli must choose the Paths of the Dead to bring desperate aid to the besieged city of Minas Tirith in Gondor, where Gandalf and Pippin have gone to rally the steward Denethor. Merry, forbidden to accompany his friends or the army of Rohan in their long march to war, joins a mysterious rider banished to a similar fate. Spectacular imagery illuminates the story as it proceeds to the Battle of Pelennor Fields and beyond.


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『優雅な生活が最高の復讐である』/カルヴィン・トムキンズ (著), 青山南 (翻訳)
◇カルヴィン・トムキンズ=「ニューヨーカー」美術記者、伝記作者。

『ママは決心したよ!』/ベイリー ホワイト (著), Bailey White (原著), 柴田 裕之 (翻訳)
単行本: 234 p ; サイズ(cm): 182 x 128
出版社: 白水社 ; ISBN: 4560046506 ; (1998/04)
出版社/著者からの内容紹介
毎週毎週ラジオの音楽番組に同じ曲をリクエストし、国道で轢かれたてのほやほやのウズラや七面鳥を料理し、台風のさなかベランダのベッドで平然と眠るママ。恐ろしく風変わりでかつ愛すべきママと、それを取り巻くさらにおかしな家族の物語。抱腹絶倒保証付きの全米ベストセラー。


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2004年01月27日(火)
英国人の愛読書、究極ランキング!

山本さんがイギリスから帰国。立原さんと3人でダブリナーズで会う。現在イギリスに住んでいる人とアイリッシュパブで・・・というのも能がないなあとは思ったが、ここはゆっくりくつろげるというか、ずっと居ても怒られないので、いいかなと。

久々に青山先生のクラスの話などをして、有意義な午後を過ごす。それと、イギリスのおみやげに、日本ではまだ公開されていない映画「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」のパンフレットをいただいた!

やはりイギリスみやげで「ニュースダイジェスト─在欧日本人のためのコミュニティー情報誌」というのをいただいたのだが、そこに「英国人の愛読書、究極ランキング!The Big Read」(BBC調べ)という特集があり、とても興味深かったので載せておく。(山本さん、せっかくなので利用させていただきます!)

「指輪」が第一位なのは当然という感じだが、イギリス人は「ハリポタ」よりも「ライラ」だと聞いていたので、ライラシリーズが上なのは、特に意外ではなかった。意外だったのは、「銀河ヒッチハイク・ガイド」がこんなに上位に入っていたのか!ということ。それこそ「ハリポタ」より上なの?とびっくり!あれって、やっぱりイギリス独特のユーモアという感じだから、はまる人(イギリス人)にははまるのねと思った次第。


1 : The Lord of the Rings (指輪物語)1954-55(英)/J.R.R.Tolkien
2 : Pride and Prejudice (高慢と偏見)1813(英)/Jane Austen
3 : His Dark Materials (ライラの冒険シリーズ)1996-2001(英)/ Philip Pullman
4 : The Hitchhiker's Guide to the Galaxy (銀河ヒッチハイク・ガイド)1979(英)/Douglas Adams
5 : Harry Potter and the Goblet of Fire (ハリー・ポッターと炎のゴブレット)2000(英)/J.K.Rowling
6 : To Kill a Mickingbird (アラバマ物語)1960(米)/Harper Lee
7 : Winnie-the-Pooh (くまのプーさん)1926(英)/A.A.Milne
8 : Nineteen Eighty-Four (1984年)1949(英)/George Orwell
9 : The Lion, the Witch and the Wardrobe (ライオンと魔女)1950(英)/C.S.Lewis
10 : Jane Eyre (ジェーン・エア)1847(英)/Charlotte Bronte
11 : Catce-22 (キャッチ=22)1961(米)/Joseph Heller
12 : Wuthering Heights (嵐が丘)1847(英)/Emily Bronte
13 : Birdsong (よみがえる鳥の歌)1993(英)/Sebastian Faulks
14 : Rebecca (レベッカ)1938(英)/Daphne du Maurier
15 : The Catcher in the Rye (ライ麦畑でつかまえて)1951(米)/J.D.Salinger
16 : The Wind in the Willows (たのしい川べ)1908(英)/Kenneth Grahame
17 : Great Expectations (大いなる遺産)1860-61/Charles Dickens
18 : Little Women (若草物語)1868(米)/Louisa May Alcott
19 : Captain Corelli's Mandlin (コレリ大尉のマンドリン)1994(英)/Louis de Bernieres
20 : War and Peace (戦争と平和)1869(露)/Leo Tolstoy
21 : Gone With the Wind (風と共に去りぬ)1936(米)/Margaret Mitchell


〓〓〓 BOOK

◆紀伊国屋

『シービスケット─あるアメリカ競走馬の伝説』/ローラ・ヒレンブランド \1800
単行本: 521 p ; サイズ(cm): 20
出版社: ソニーマガジンズ ; ISBN: 4789720748 ; (2003/07)
出版社/著者からの内容紹介
ニューヨーク・タイムズベストセラー6週連続第1位となった感動のノンフィクション。世界恐慌に苦しむ1938年、マスコミをもっともにぎわせたのはルーズベルト大統領でも、ヒトラーでも、ムッソリーニでもなかった。ルー・ゲーリックでもクラーク・ゲイブルでもない。その年、新聞がもっとも大きく紙面を割いたのは、脚の曲がった小さな競走馬だった。馬主は自動車修理工から身を起こした西部の自動車王、チャールズ・ハワード。謎めいた野生馬馴らしの過去を持つ、寡黙な調教師のトム・スミス。片目が不自由な赤毛の騎手、レッド・ポラード。馬の名は、シービスケット。これは、悲劇の名馬と男たちの奇跡の物語である。

※原書を買おうかなあ・・・と思っていたのだが、店頭で見て、思わず買ってしまった。本を読んで、もう一度泣こう!


◆四谷図書館

『ママは決心したよ!』/ベイリー・ホワイト
出版社/著者からの内容紹介
毎週毎週ラジオの音楽番組に同じ曲をリクエストし、国道で轢かれたてのほやほやのウズラや七面鳥を料理し、台風のさなかベランダのベッドで平然と眠るママ。恐ろしく風変わりでかつ愛すべきママと、それを取り巻くさらにおかしな家族の物語。抱腹絶倒保証付きの全米ベストセラー。

『続・ママは決心したよ!』/ベイリー・ホワイト
出版社/著者からの内容紹介
ジョージアの田舎を舞台に著者とその一族の奇天烈な活躍が笑いと感動を呼んだ『ママは決心したよ!』に待望の続編登場。今回も奇人変人たちが人生の奥深さをしみじみ感じさせてくれる。

『少年時代』(上)/ロバート・マキャモン
内容(「BOOK」データベースより)
十二歳のあの頃、世界は魔法に満ちていた―1964年、アメリカ南部の小さな町。そこで暮らす少年コーリーが、ある朝殺人事件を目撃したことから始まる冒険の数々。誰もが経験しながらも、大人になって忘れてしまった少年時代のきらめく日々を、みずみずしいノスタルジーで描く成長小説の傑作。日本冒険小説協会大賞受賞作。

『少年時代』(下)/ロバート・マキャモン
内容(「BOOK」データベースより)
初恋、けんか、怪獣に幽霊カー。少年時代は毎日が魔法の連続であり、すべてが輝いて見えた。しかし、そんな日々に影を落とす未解決の殺人事件。不思議な力を持つ自転車を駆って、謎に挑戦するコーリーだが、犯人は意外なところに…?もう一度少年の頃のあの魔法を呼び戻すために読みたい60年代のトム・ソーヤーの物語。


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2004年01月26日(月)
美容院

久々に美容院に行ったところ、また担当の美容師がやめていた。仕方がないので、そこのオーナーにやってもらったのだが、前の美容師のほうが、感覚的にはあってた・・・。

「でも、彼女住んでるところは近くですよ」と言われたが、近くに住んでるからって、やってもらえるわけじゃなし、何の意味もないいんじゃないの?逆に、プライベートで付き合う気はないし、それこそ近くのスーパーなんかですっぴんで会いたくはないという感じ。

美容師さんて、いいなあと思うと皆すぐにやめてしまう。なんでなの?


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2004年01月25日(日)
「シービスケット」

●映画「シービスケット」鑑賞
<シービスケット公式サイト>

これは泣くだろうと思っていたら、やっぱり泣いた〜!
動物ものだから・・・ということでは全然ない。「負けることもある、でも諦めるな!」みたいなメッセージがひしひしと伝わってきて、だからといってわざとらしい「スポ根」ものっぽくもない。思わず、『モンテ=クリスト伯』の「待て、そして希望せよ!」という最後の言葉を思い出してしまった。

登場人物もみな淡々としているんだけれど、それぞれの熱い思いが伝わってくるといった感じ。アメリカの大恐慌時代の夢と憧れと絶望がすべて含まれており、人々のシービスケットに対する思いに圧倒される。

シービスケットに騎乗する、騎手役のトビー・マグワイアがとてもいい。「サイダーハウス・ルール」の時は、わりに子どもっぽい感じだったが、今回は騎手の役づくりのために、相当体重を落としたと見えて、頬がげっそりこけていた。ウェイト・コントロールの辛さは身にしみてわかっているだけに、そんなところでも感動した。でも、この役はトビー・マグワイアで本当に良かったという感じ。「プライベート・ライアン」のライアン役をやった、マット・デーモンに匹敵するはまり役だと思う。

シービスケットの持ち主役のジェフ・ブリッジスは前々から好きだが、調教師役のクリス・クーパーも渋くてカッコイイ。全て実在の人物で、実際と比べるとだいぶイメージは違うのだけれど、それぞれいい味を出していて、配役も良かったのだと思う。手に汗握る競馬シーンの迫力も見もの。思わず馬券を買ってしまいそうだ。(^^;

内輪話を暴露すると、実際の競馬シーンは、非常に有名な騎手2人がスタントで騎乗しているらしい。それはそうだろう。いくら訓練しても、あそこまで白熱したレースは、素人では無理だと思う。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『オレンジガール』/ヨースタイン・ゴルデル (著)
単行本: 237 p ; サイズ(cm): 182 x 128
出版社: NHK出版 ; ISBN: 4140054395 ; (2003/10/26)
出版社/著者からの内容紹介
ゴルデルが久々に発表したヤング・アダルト小説。
2003年10月10日、フランクフルト国際ブックフェア会場で本国ノルウェーをはじめ、世界同時に発表されて話題を独占。


『The Winter Room』/Gary Paulsen (著)
ペーパーバック: 112 p ; サイズ(cm):
出版社: Random House Childrens Pub ; ISBN: 0440404541 ; Reissue 版 (1991/05/01)
From the Publisher
The winter room is where Eldon, his brother Wayne, old Uncle David, and the rest of the family gather on icy cold nights, sitting in front of the stove. There the boys listen eagerly to all of Uncle David's tales of superheroes. Then one night Uncle David tells the story, "The Woodcutter," and what happens next is terrible--then wonderful.


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2004年01月24日(土)
映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」

◆映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」は6月4日公開(アメリカ)
<Harry Potter and the Prisoner of Azkaban Teaser!>

てことは、日本では夏休み公開ってことになるのかな?小耳にはさんだところでは、「ロード・オブ・ザ・リング」の公開に近すぎるから、映画会社が時期をずらしたいなんてことを言っていたようなんだけど、時期が一緒だとしたって、見るものは見るし、見ないものは見ない。「ハリポタ」のほうが弱気なのか。あまり待たされると、もういいやって人も出てくると思うけどなあ。。。

また、前2作は12月公開だったから、その時期でないと雰囲気が出ないというのもある。伊勢丹の「ハリー・ポッター展」も夏ってことになるわけでしょ?あの混雑は、夏には暑苦しい。ハリポタグッズも冬向けのものが多いから、特にコスプレの人たち、夏の魔法使いはどんな格好するのよ?


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ゾエトロープ[blanc]』(B+)/フランシス・フォード・コッポラ(編)
単行本: 282 p ; サイズ(cm): 19
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4048970410 ; blanc 巻 (2003/12)
内容(「MARC」データベースより)
新人作家を発掘し、映画の原作となる短編を産み出すために創刊された文芸誌『ゾエトロープ』の日本向けオリジナル傑作選第4弾。クオリティの高い短編小説8編を収録したスタイリッシュ小説集。


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2004年01月23日(金)
フライド・グリーン・トマト

昨日から読み始めた、ファニー・フラッグの『フライド・グリーン・トマト』にすっかりはまってしまい、お正月以来なかなか本に集中しなかったのが嘘のように、久々に本を読みふけった。やっぱり、ただ単に集中できないんじゃなくて、面白い本ならいつでも集中するんだな。。。(^^;

前々から、この本は面白いと聞いてはいたのだが、話の作りがややこしくて(時間などがバラバラになっているのと、登場人物が多いこと、いくつもの舞台設定があることなどがややこしいと感じた理由)、原書は途中で中断したままだったのだが、はまってしまったら、一気に話にのめりこんで、泣いたり笑ったり感動したり、自分も同じ町の住人であるかのような錯覚にとらわれるほど面白かった。

そういう感覚はアリス・ホフマンの本にもあった。どちらもアメリカ南部の話だし、またこの『フライド・グリーン・トマト』には、私の大好きな『アラバマ物語』『クレイジーインアラバマ』を彷彿とさせるような、人種差別を含めた社会問題も追求しているというところが、ああ、南部の話だなあと感じ、話に深みを与えている気がした。

困ったのは、時々おいしそうな南部の料理が出てきて、ダイエット中の空腹の身には辛かったこと。でも、バーベキューを「焼肉」、グリッツを「あらびきトウモロコシ」と訳しているのは、全然違うんじゃないか?と。「焼肉」は韓国の焼肉を想像してしまうし、「あらびきトウモロコシ」では、あのおかゆ状の食べ物は絶対に思い浮かばないだろう。

ともあれ、登場人物たちもみな魅力的で、1920年代から80年代にかけてのアメリカが詳細に描かれていて、もう一度原書で読んでもいいと思える本だった。南部の話は本当にハズレがない。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『フライド・グリーン・トマト』/ファニー フラッグ (著), Fannie Flagg (原著), 和泉 晶子 (翻訳)
単行本: 399 p ; サイズ(cm): 182 x 128
出版社: 二見書房 ; ISBN: 4576920782 ; (1992/05)
内容(「BOOK」データベースより)
満ち足りない日々を送る中年の主婦エヴリンは、ふとしたことから快活な老女ニニーと知り合う。ニニーが語るのは、数十年前のアラバマに生きた自由奔放な女イジーと物静かな美女ルースの物語。女たちの生き方、友情、愛を描いて、心に焼きつく不滅の傑作。
※画像は原書『Fried Green Tomatoes at the Whistle Stop Cafe』/Fannie Flagg


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2004年01月22日(木)
密かな目標

今年は密かに、バーナード・マラマッドの『The Complete Stories』と、ジョン・チーヴァーの『The Stories of John Cheever』の2冊の分厚い短編集を制覇するという目標がある。それもじっくり丹念に読んだ上で、全作品の感想を書こうなんていう、あとになって「ああ、言わなきゃよかった」と思うこと間違いなしの目標だ。

4月からまた早稲田の授業を受けるかどうか、今のところは全然未定だが、この2冊だけはなんとかちゃんと読み終えたいと思い、とりあえず下記のようなページも作った(まだ工事中)。人に見せてどうこうという目的ではなく、自分の目的達成のための目印のようなものとして。こんなことをやっているので、本そのものが全然読めていないのだけど。

一体いつごろ完成するのかなあ・・・。(^^;

マラマッド研究
チーヴァー研究


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2004年01月21日(水)
図書館と映画

四谷図書館方面に用事があったので、久々に図書館を覗いてみた。やっぱり四谷はそそられる本があまりないなあ・・・と思っていたら、青山先生の翻訳本が2冊並んでいた。それも、よりにもよって「私は苦手だ!」とさんざん愚痴をこぼしたアン・ビーティの『愛している』と、美術記者であるという人の本。

アン・ビーティは発表があったから、もう一生読まなくてもいいだろうというくらいに集中して読んだし、ほんとにもう一生読まないつもりだったのだが、青山先生はどんなふうに訳されているのか?という好奇心から、つい借りてしまった。しかもこれは短編ではなく長編だし、また全然違った雰囲気かもしれないと、凝りもせずに手を出した。

もう1冊のほうは、装丁がちょっと変わっている本。絶版のため、Amazonでは出てこなかったし、紀伊国屋でも入手不可となっていた。ともあれ、青山先生の翻訳だから、読んでみよう。

『フライド・グリーン・トマト』は原書『Fried Green Tomatoes at the Whistle Stop Cafe』を読もうと思っていたのだが、途中で中断したまま、いつまでたっても読み終えそうにないので、翻訳を借りてしまった。ファニー・フラッグは、他にも2冊ほど原書があるから、これはもうとりあえず翻訳で読んじゃえ!


ところで今日は新宿に出たついでに、映画「シービスケット」(原作『Seabiscuit: An American Legend』/Laura Hillenbrand)の前売り券を買ったところ、小さなフォトスタンドをおまけにもらった。中に入っている写真の馬(シービスケット)がとても可愛い目をしていたので、この映画は絶対泣くぞと思った。

アポロ13号は、やはり映画化されたデイヴィッド・ベニオフの「25時」が観たいと言うので、それなら原作を持ってるよ!と言ったところ、読んだのか?と聞かれたから、まだだと言うと、読む本だけ買え、あるいは読み終えたら買えと言われた。そんなこと言われたって、買うときは読むつもりで買うんだから、みんな「読む本」なのだ。柴田元幸さんだって、買った本の3%しか読んでいないっていうんだから、いいのよ。(^^;

そういえば今月末には、ジーン・ハックマンが出る「ニューオーリンズ・トライアル」という映画も公開になる。これはジョン・グリシャムの『陪審評決』(原題『The Runaway Jury』)が原作だが、ハックマンが観れれば原作はどうでもいい。2月早々には「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」だし、観たい映画が目白押し。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

ペール・ゴリオ―パリ物語 バルザック「人間喜劇」セレクション/バルザック (著), Honor`e de Balzac (原著), 鹿島 茂 (翻訳)
単行本: 466 p ; サイズ(cm): 182 x 128
出版社: 藤原書店 ; ISBN: 4894341344 ; 第1巻 巻 (1999/05)
内容(「BOOK」データベースより)
パリのヴォケール館に下宿する法学生ラスティニャックは野心家の青年である。下宿にはゴリオ爺さんと呼ばれる元製麺業者とヴォートランと名乗る謎の中年男がいる。伯爵夫人を訪問したラスティニャックは、彼女が、ゴリオの娘だと知らずに大失敗をする。ゴリオは二人の娘を貴族と富豪に嫁がせ、自分はつましく下宿暮らしをしていたのだ。ラスティニャックはゴリオのもう一人の娘に近づき社交界に入り込もうとするが、金がないことに苦しむ。それを見抜いたヴォートランから悪に身を染める以外に出世の道はないと誘惑されるが、ヴォートランが逮捕され、危やうく難を逃れる。娘たちに見捨てられたゴリオの最期を見取った彼は、高台の墓地からパリに向かって「今度はおれとお前の勝負だ」と叫ぶ。


◆四谷図書館から

『オレンジ・ガール』/ヨースタイン・ゴルデル
単行本: 237 p ; サイズ(cm): 182 x 128
出版社: NHK出版 ; ISBN: 4140054395 ; (2003/10/26)
出版社/著者からの内容紹介
ゴルデルが久々に発表したうヤング・アダルト小説。
2003年10月10日、フランクフルト国際ブックフェア会場で本国ノルウェーをはじめ、世界同時に発表されて話題を独占。


『フライド・グリーン・トマト』/ファニー・フラッグ (著), Fannie Flagg (原著), 和泉 晶子 (翻訳)
単行本: 399 p ; サイズ(cm): 182 x 128
出版社: 二見書房 ; ISBN: 4576920782 ; (1992/05)
内容(「BOOK」データベースより)
満ち足りない日々を送る中年の主婦エヴリンは、ふとしたことから快活な老女ニニーと知り合う。ニニーが語るのは、数十年前のアラバマに生きた自由奔放な女イジーと物静かな美女ルースの物語。女たちの生き方、友情、愛を描いて、心に焼きつく不滅の傑作。


『愛している』/アン・ビーティ (著), 青山 南 (翻訳)
単行本: 325 p ; サイズ(cm): 182 x 128
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4152077190 ; (1991/08)
内容(「BOOK」データベースより)
緑あふれる季節をむかえたヴァーモント―1984年。ニューヨークで大人気のシックな雑誌『カントリー・デイズ』の本社はここにある。人生相談のコラムを連載中のルーシー・スペンサーもここに住み、編集長のヒルドンと愛人関係を続けながら、手紙の最後にいつも「愛している」と書いてきた別れた恋人のことを忘れかねている。この静かな田園を、ある日突然小さなハリケーンが襲った。ルーシーの姪でハリウッドの子役スターであるニコルが、休暇で訪ねてきたのだ。テレビのソープオペラ『情熱の輝き』で有名になった、むずかしい年頃の14歳である。夫の浮気に気づいたヒルドンの妻、ホモの記者、雑誌の内幕を取材にきた女性ライター、ニコルのエージェント、『情熱の輝き』のノヴェライゼーション作家などがいりみだれて始まった、なつかしい1984年の夏の行方は…。ユーモラスにエレガントに、アメリカの時と人々を封じ込めた代表的長篇。


『優雅な生活が最高の復讐である』/カルヴィン・トムキンズ (著), 青山南 (翻訳)
◇カルヴィン・トムキンズ=「ニューヨーカー」美術記者、伝記作者。


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2004年01月20日(火)
『王の帰還』の見どころ


完結編『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の見どころ
ファンタジー小説の元祖『指輪物語』を原作に、3年にわたり何百万人という観客を夢中にしてきた3部作の完結編『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』。一足早く映画が公開された米国から、ワイアード・ニュースが最終章のレビューを豊富なスチール写真とともにお届けする。


このニュースによると、「王の帰還」には、サルマンはもう出てこないようだ。原作では、フロドたちがホビット庄に帰ったときに再び登場するのだが、映画ではカットされてしまうらしい。長大な物語だから、描ききれなくてカットされている部分はたくさんあるが、一番残念なのは、アルウェンが不死の命を捨てて、アラゴルンとの愛にかけるという心情があまり描かれていないこと。「王の帰還」でもやはりそうらしい。この物語の大きな流れの中では、映画で活躍するエオウィンよりも、アルウェンのほうが重要人物なのに。。。

そういうところをカットしているくせに、原作にない余計な話を盛り込んでいる(例えば、アラゴルンが川に落ちて流されるとか・・・<二部のこのシーン、結構根に持っているんだ、私は!)っていうのは納得できないなあ。。。「王の帰還」も視覚的には、一部、二部に比べてさらに面白そうではあるが、トールキン・ファンにとってはどうなんでしょう???とはいえ、「王の帰還」の部分が一番好きなので、かなり期待はしているのだが。

まずは先行オールナイトで観に行く予定だが、上映時間3時間20分・・・て、時期的に我慢するのが辛いときなので、困った。一応前売りは2枚買ってあるので、見逃してもまた見ればいいんだけど・・・。


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2004年01月19日(月)
自分に足りないがんばり

早大が授業料全額免除−入試で上位91人の学生─サンスポ.com

オリバー・カーン来日会見、日本にエール─日刊スポーツ.com


早稲田大学蹴球部4年生WTBインタビューより

吉永:めちゃくちゃ勉強したよなー。俺なんか中学の勉強から始めたもん

※吉永は一浪して早稲田へ。吉永だけに限らず、「めちゃくちゃ勉強したよなー」と自信を持って言えるがんばりって、すごいなと思う。各方面で力を出している人って、例え一時期だけにしても、皆何かにめちゃくちゃがんばっている時期がある。そういうがんばりや粘り、精神的な強さに憧れると同時に、それが自分に足りないと思う。

昨年の青山先生の授業でも、マイケル・シェイボンの発表のときは粘りが足りなかったと思って、今でも悔やんでいる。次のアン・ビーティではもっと粘ったつもりだが、それでも釈然としないものが残っている。もっともっとがんばれば、もっともっとちゃんとできただろうにと思う。それは、発表がうまくできたかどうかではなく、自分の中で精一杯やったかどうかの満足度という意味だ。「あの時はめちゃくちゃがんばった!」と言い切れない自分が悔しい。

文学の解釈には正解がないから、結果はこうであるとはっきり言えないし、正反対の解釈があっても間違いではないけれど、訳文や自分の考えを表現するにあたって、最大限の力を出し切ってがんばったかどうかの判断はつく。

言葉は難しいものだから、言いたいことと、言っていることがイコールにならない場合もあるし、そこで誤解を生むことも多々ある。特にネット上ではそういうことが非常に多い。私は感覚人間で、好き嫌いで判断することが多いから、それに惑わされてしまうのがどうもいけないとは思うのだが、シェイボンは好きな作家だったし、だから余計に悔やまれる。

青山先生に「一番好きな作家は誰ですか?」と訊ねたところ、「もう好きも嫌いもない」というお答えだった。そうか、そうなんだ・・・私はまだ青いなと思った次第。けれども、もともとの職業柄、自分の感覚はやはり大事。自分の感覚を信じてこれまでやってきたわけだから、美術と文学の違いはあっても、そう簡単には崩すことのできない直感でもあるから、好き嫌いなく・・・というのは非常に難しい。


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2004年01月18日(日)
100倍にして返す!

<対関東学院大戦・観戦記>

<悔しさを噛み殺すWTB吉永将宏>
「日本一にしてやるから信じて見ててくれと約束したのに、申し訳ない…。もう、こんな思いは味わいたくない。日本選手権で完全燃焼します

<赤黒を着て初めての敗北を味わったNO8佐々木隆道>
「この悔しさを忘れずに、来年の今日は笑っていたい。僕はもうこれ以上は負けません

<この悔しさは100倍にして返す ロック内橋徹>
「来年はこの悔しさを100倍にして返す


そうだ!100倍にして返してくれー!

「早大、連覇ならず」なんていう生易しい悔しさじゃないだろう。そういう私だって、いまだに悔しくて仕方がない。4年生の吉永には勝たせてやりたかったけど、勝つ者がいれば、同時に負ける者がいるのは仕方のないこととはいえ、関東にはどうしても負けたくなかった!雪になったことで、奇跡は起こると思っていたんだけれど。。。

でも、彼らは皆前向きでいい。向こうにしてみれば全然関係のない私が、すっかり落ち込んで何もする気にならずにいるのに、彼らはもうしっかり前を向いている。後ろを見ても何も始まらない。来年、100倍にして返せばいいんだ!

私の場合、根が弱いから、ともすれば崩れそうになる気持ちを、ラグビー部の選手たちがいつも救ってくれている。ラグビーの試合と自分の生活をシンクロさせて、彼らのパワーをもらうことで、気合をいれることができるのだ。だから、負ければ一緒にがっくりきてしまう。

でも、前向きな彼らのパワーも見習わなければいけない。辛いことや悔しいことがあったら、「私はもう負けない!100倍にして返してやる!」と思わなくては!

ところで、吉永は日本選手権に出るのだろうか?2月から3月末までってことは、途中で卒業してしまうのでは?他の大学もそうだが、特に関東学院なんかは、15人のメンバーのうち11人が4年生だから、3月に入ってからの試合なんて、全然メンバーが違うだろう。それで今シーズンの日本一を決めるなんて、おかしな話だ。ラグビー協会も何を考えているんだろう?試合数を多くすれば、観客が入るというものでもないのに。

今度早稲田の試合があるのは2月21日だが、場所は花園だ。秩父宮は関東学院とどこかの社会人チームの試合になるのだが、ラグビー協会はあてが外れただろう。関東では観客は入らない。


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2004年01月17日(土)
ラグビー大学選手権決勝

◆ラグビー大学選手権決勝

<早大、連覇ならず/ラグビー大学選手権>─早稲田スポーツ
<試合結果>

今年の冬は暖かいと思っていたら、今日の決勝は雪だった。
世評では7割が関東勝利だったが、雪なら早稲田のほうが慣れているから勝てる!と気合を入れたのに、負けた。この日思いっきり校歌を歌うために、1年間早稲田に通ったのにーぃっ!というのは冗談にしても、予想以上にがっくりきた。完封負けでなく、1トライでもとれたのは幸いか。

ウィングの吉永が大泣きしていたのにつられて、私も泣いてしまった。彼は4年だから、もう後がない。こういうところが学生の辛いところで、社会人にはない散り際の切なさみたいなものを感じる一瞬だ。逆に、毎年4年生はこれが最後なんだというのが、応援する側も真剣になる要因でもある。

私ががっくりきているのとは比較にならないくらい、本人たちは悔しいだろうと思うが、今年は私も本当にがっくりきた。実際、今年の関東には勝てるとは思っていなかったが、だからこそ、決勝の日までは何があっても気合で!と思っていたのが、ふっと途切れて、脱力。

このあと3月まで日本選手権もあるが、学生の意識はここで途切れてしまう。あとは余力で・・・という感じだろう。お疲れ様。

来年こそは、「荒ぶる」を歌うぞ!


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2004年01月16日(金)
決勝前夜

明日はラグビー大学選手権決勝。
昨年の山下大悟と違って、太田尾が主将では心もとないせいか、なにやら落ち着かない。気合を入れて集中!


青山出版社

『終焉ーTOWARD THE END OF TIME』
JOHN UPDIKE ジョン・アップダイク著(1月15日発売)→Amazonの詳細

その他T.C.Boyleの最新刊(!)などを予定いたしております。


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2004年01月15日(木)
切れた!

ちょっと前から、お風呂の追い炊きができなくなって、修理を頼んだのだが、もう寿命だから浴槽も全部取り替えないとダメだということだった。

その日も突然やってきた水道屋だったのだが、くれぐれも今度来るときは、前もっていつ来るのか連絡をくれるようにと、携帯の番号まで教えておいたのに、人の話はまったく聞く耳持たずのようで、今朝7時に、いきなり電話があって、「今から行きます」という。

こちらの都合では、来週の土曜日にと思っていたし、どんなお風呂にするのかも決めていないのに、いきなり今日作業ができるわけ?と思ったら、「もう浴槽も届いてるから、来週じゃ困る」って、なんでなのよ!お客様の都合は何も関係ないのか?そんなことはどうでもいいのか!

うちは浴室が狭いので、洋式バス方式で、一人ずつお湯を流してしまうから、コンピュータ制御の風呂釜なんて必要ないんだと言っても、今はみんなそうだからと勝手に決めてしまったらしいのだ。使うのはこっちだよ。洋式バスならお湯だけ出ればいいのだが、うちはボロで、水道もおかしいので、お湯だけで温度を調節するとなると、冬はちょっと辛い。だから追い炊きも一応必要なわけなんだけど、水から沸かすわけじゃなし、家族が多いわけでもないから、温度をずっと保っている必要もないのに。

でも、もう面倒なので、とにかく風呂釜も日にちも100万歩くらい譲って言うとおりにすることにしたのだが、お風呂場を片付けて待っているというのに、11時になっても来ない。どうしたのかと電話をしたら、「午後になります」って、ふざけてんじゃないぞ!たしかさっき午後からにしてくれと言ったら、「1日かかるから朝からやらないと」と言ったんじゃなかったか?そんな適当なことだったら、朝の7時に「今から行きます」なんて電話してくるなってのよ!いくら温厚な私でも(?)、これには我慢できなかったので、激怒した。私は夕べ2時間しか寝てないのよ。だから余計に凶暴になってるんだ!それでなくても、このところ機嫌が悪いってのに!

結局お昼ごろに来て、すぐにお昼を食べに行って、とどのつまりは午後からの作業で、夕方まで。PC部屋にも行けない。かといって昼寝もできない。眠くなってしまうから本も読めない。もちろん、昨日予定していた図書館にも行けない。

たしかに立派なコンピュータ制御のお風呂にはなったけど、どうせそんな機能は使いやしないのに、説明を延々と聞かされて、無駄な電気代とガス代がかかるだけだとため息をついていた。

それにしても、あのオヤジ。耳が遠いのか、それとも日本語がわからないのか。。。もうアドレナリンがぐるんぐるんかけめぐって、ふらふらになった。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『トード島の騒動』(下)/カール・ハイアセン
内容(「BOOK」データベースより)
ストウトの罪は、ゴミの投げ捨てだけではなかった。トード島の開発にかかわり、カエルの大量虐殺に手を貸した大悪人のひとりでもあったのだ!ストウトの愛犬を誘拐して、トゥイリーはプロジェクトの阻止をはかるが、相手はロビイストとしての本領を発揮、事態は思わぬ方向に…知事、議員、開発業者から娼婦、殺し屋まで、変人たちが大暴走。入りみだれるプロットは、複雑にからみあいながら、手に汗にぎる抱腹絶倒のクライマックスへ!


◆Amazonから

Ruby Holler/Sharon Creech (著) \654
ペーパーバック: 320 p ; サイズ(cm):
出版社: Harpercollins Childrens Books ; ISBN: 0060560150 ; 1st Harper 版 (2004/01/01)

The Winter Room/Gary Paulsen (著) \545
マスマーケット: 112 p ; サイズ(cm):
出版社: Random House Childrens Pub ; ISBN: 0440227836 ; Reprint 版 (1998/11/10)

Missing May (Yearling Newbery)/Cynthia Rylant (著) \600
ペーパーバック: 96 p ; サイズ(cm):
出版社: Random House Childrens Books ; ISBN: 0440408652 ; Reprint 版 (1993/10/01)

The Garden Behind the Moon/Howard Pyle (著) \654
マスマーケット: 132 p ; サイズ(cm):
出版社: Tor Books ; ISBN: 0765342421 ; (2002/06/01)

Llewellyn's Witches Datebook 2004 Calendar/Edain McCoy (著), Elizabeth Barrette (著) \978
ペーパーバック: 144 p ; サイズ(cm):
出版社: Llewellyn Pubns ; ISBN: 0738701300 ; Engagement 版 (2003/04/01)
※これは一応日記帳なんだけれども、魔女にとって必要不可欠な知識がいろいろ書いてあって、本としても十分読み応えのあるもの。

ゾエトロープ (blanc) Book Plus/フランシス・フォード・コッポラ (著), アドリエンヌ・ブロデュール, サマンサ・シュニー, 小原 亜美 \1000
単行本: 282 p ; サイズ(cm): 19
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4048970410 ; blanc 巻 (2003/12)
[ 内容 ]
コッポラの夢が生んだ、スタイリッシュ短編集最新作!すでに全米で活躍中の個性溢れる若手作家の傑作が大集合!文学の未来がここにある!



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2004年01月14日(水)
肩こり&頭痛

家にいるといろいろ面倒なことがあるので、今日から大学の図書館に行って、ジョン・チーヴァーでもじっくり読むかな・・・と思っていたのに、肩こり&頭痛で出かけられなかった。薬を飲んでも全然効かないし、困ったもの。本など読もうものなら、たちまち眩暈。

1時間ほど、お風呂の中で肩をほぐしながら、お気楽なカール・ハイアセンなど読んだが、やっぱり頭痛がとれなくて、全然楽しくなかった。気分的に鬱状態なんだろう。「気合だ!」と言いながらも、実のところは全く気が晴れない。これでは決勝に臨めないぞ!って、私がいくら思ったところでしょうがない。

明日こそ図書館に行こう!と思っていたら、Amazonから本が届くみたいなので、午前中に届けばいいが、午後になったりしたら、またダメになる。これもまた20日以降の配送予定だったのに、まったく出鼻をくじいてくれる。


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2004年01月13日(火)
ダイエット強化週間

クリスマスとお正月で元に戻ってしまったのでは?とかなり気になっていた体重だが、実際には1キロ減っていた。合計でマイナス7キロ。ちょっとほっとする。連続飲酒効果か。。。

また胃が大きくなってしまったので、今回のダイエット強化週間は辛い。このところ気分的にもあまりぱっとしないので、ここでダイエット強化というのは自傷行為のような気もするのだが、バイオリズム上、致し方ない。

早稲田のラグビー部も、決勝に向けて辛い練習をがんばっているんだから、私もがんばる!お互いいい結果出そうぜー!だからウィングの吉永君、応援メールの返事ちょうだいよ。(^^;


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2004年01月12日(月)
手荷物検査

◆成人の日

<騒いだ新成人を特定、告訴も検討 静岡・伊東市長>
<新成人代表が土足で演台に、議員の出席を批判 川崎>

一方で、イラクに行かなくてはならない自衛隊の新成人もいるというのに、何をやってるんでしょうね。もともと成人式など無意味だと思っているし、自分も出席しなかったくらいだから、式が気にいらないなら出席しなければいいのにとしか思えないのだけれど、人前で目立ちたいという幼い頭しかないんだろう。

土曜日のラグビー大学選手権でも、国立競技場の入り口で手荷物検査があった。自衛隊派遣に伴う、テロの警戒だろう。びん、かん、ペットボトルの持ち込み禁止。早稲田の試合は第一試合で12時からだったから、皆お昼ごはんを持ってきているわけで、それでなくても寒いから、ラグビー観戦は荷物が多い。幸い私のペットボトルは何も言われなかったが、こんなところにも戦争の影響が徐々に深刻に現れてきているというのに。。。

ラグビー部の選手たちの真剣な顔を見た後で、新成人のアホな顔を見るのは、暗澹たる思い。もちろん、馬鹿な新成人ばかりじゃないけれど、世の中、大人のほうが悪いことをしているんだから、仕方がないのかとも思う。大学に行っても、キャンパスの学生たちが同じ生き物とは思えず恐怖を感じるのは、年のせいか?


おまけ:やっと隣が引っ越して行った。とりあえずバンザイ!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

トード島の騒動〈上〉 扶桑社ミステリー/カール ハイアセン (著), Carl Hiaasen (原著), 佐々田 雅子 (翻訳)
文庫: 356 p ; サイズ(cm): 148 x 105
出版社: 扶桑社 ; ISBN: 4594031471 ; 上 巻 (2001/05)
内容(「BOOK」データベースより)
陽光あふれるフロリダのトード島―「ヒキガエル」という名を持つこの小島で、突然大がかりなリゾート大開発がはじまった。大量に生き埋めにされたカエルたちをよそに、利権渦巻くプロジェクトは進んでいく…さて、おせっかいな環境運動をたったひとりで展開するトゥイリーは、車窓からゴミを投げ捨てるという、許しがたい犯罪行為を目撃した。問題の人物は、やり手のロビイストとしてフロリダ政界で珍重されている、ストウトという男だ。怒りに燃えたトゥイリーの強烈な攻撃がはじまった。


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2004年01月11日(日)
「王の帰還」公開日決定

「王の帰還」2/14公開決定!
各映画賞も続々受賞!


「王の帰還」の公開日が2月14日(土)に決定しました! 
また、本年度アカデミー賞の大本命として各映画賞も続々受賞!詳しい受賞結果は、公式サイトの「ニュース」のコーナーでご覧ください。


間違えて着ていかれたコートが戻ってきたというので、昨日はラグビーの試合をはさんで、また飲みに行くことに。別に飲まなきゃいけないわけじゃないけれど、そこはそれで、ラグビーの話が出たりすれば(当然どうだった?と聞かれるし)、さっさと帰るわけにもいかず、結局また飲むはめに。辛勝ではあるが勝ち試合だし、一応祝杯を。

おかげで三日酔いだったのだが、隣が一日中うるさくて、またしても熟睡できず、いまだ体力が回復せず。頭はさらに回らず。これから1週間はダイエット強化週間なのだが、決勝までに風邪を引いたりして寝込んでも困るので、ここはしっかり食べて体力をつけないといけないだろう・・・と言い訳。

試合のビデオを観ながら、あれこれ反省しつつ(私が反省しても仕方がないのだが)、決勝戦に向けて、気合を入れ直す。

そういえば、今日テレビで「ロスト・ワールド(ジュラシック・パーク2)」を見ていたのだが、あの女性科学者はジュリアン・ムーアだったのか!と今頃気づく。こういう映画って、必ず女の人が面倒を起こして、あーあ、という感じなのだが、あの女性科学者が、「めぐりあう時間たち」のあのジュリアン・ムーアだったなんて・・・。この映画では、ぽちゃぽちゃしていて、全然顔が違う。


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2004年01月10日(土)
ラグビー大学選手権準決勝

◆ラグビー大学選手権準決勝

<対同志社大戦・観戦記>
<連覇へ死闘制した!早大、同志社に辛勝>
<大学選手権、来季はトーナメント方式に戻す>

今日は第一試合だったので、二日酔いの体にはしんどかった。さらに、途中で逆転され、負けるかも!と思って、ほんとにヒヤヒヤして、荒ぶるどころじゃなかった。それでも辛うじて勝利。同志社は反則が多くて、レフリーがちゃんと見ていれば、2トライは差がついただろうと思うのだが、それにしてもこんな試合運びでは、関東学院には勝てないだろうと誰もが思っているだろう。たぶん、ナンバーエイトの佐々木がいなかったら、今日は負けていたかも。。。

でも、佐々木、吉永がトライを取ったので、個人的には嬉しい。この二人は前に進む強い選手で、困難を切り開いて、自らの力でねじ伏せていくという感じが、見ていてすごく気持ちがいい。決勝も気合を入れ直してがんばってほしい。関東なんかに絶対負けるな!

14番ウィング吉永将宏
「No.8」佐々木隆道


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2004年01月09日(金)
新年会

このところ夜はかなり冷え込んでいるというのに、お客さんが間違って私のコートを着て帰ってしまった。全然似ても似つかないコートなのに、どうして間違えるかなあ・・・?(--;

というわけで、この寒空の下、コートなしで帰ってきた。それに、ポケットに鍵を入れておいたので、鍵もなく、アポロ13号が先に帰っていたので助かった。

でも、こんなことで風邪を引いて寝込むわけにはいかない。明日はラグビー大学選手権の準決勝だから。気合でウィルスを撃退。

騒音が悩みの種だった隣人が引越しするというので、大喜びだったのだけど、早朝から夜中までドタバタとうるさい。それももう少しの辛抱だと思って我慢しているのだが、飲んだときに熟睡できないと酔いが残るので、かなり頭にきている。明日はこの怒りを爆発させて、荒ぶる!


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2004年01月08日(木)
超乱読予想

喉の具合がおかしいので、早めに風邪薬を飲んでおいたのだけど、体調不良の時期だし、こういうときはウィルスにもすぐつけこまれる。それにしても、外に出て人ごみにまぎれたわけでもないのに、どこからうつったやら?

部屋の中はなるべく乾燥しないようにしたいので(美容のためにも健康のためにも)、洗濯物を部屋の中で干しておいたりするのだけど、アポロ13号がそれをひどく嫌う(彼はカラカラに乾燥していたほうがいいらしい)ので、喉や鼻をすぐやられてしまうのだ。アポロ13号は、なぜ乾燥していても平気なんだろう?毎日汚れた外気を吸っているので、粘膜が鍛えられているのかもしれない。それと違って、私はデリケートなんだけど。。。(^^;

今日、途中で投げ出そうと思った『A Wrinkle In Time』をなんとか読み終えた。自分のサイト内でこんな本はどうですか?と紹介しておきながら何なんだけど、最後はがっくりだった。あそこまであんなことを書いておいて、そうくるのか!みたいな・・・。

読むのがこの時期でなかったらよかったのかもしれないが、頭がボケてるところに物理とか数学の話をさんざんしておいて、結末はそれですか!だ、まったく。異次元とか宇宙の話は好きだけど、そもそも行方不明のお父さんが、なぜそんなところにいるの?という感じで、そのあたりを納得させてくれれば、もう少しましな感想になっただろうと思うけど、やっぱりニューベリー賞って、あんなものなのね。。。

次に『When Zachary Beaver Came to Town』(邦題『ザッカリー・ビーヴァーが町に来た日』)を読もうかなと思ったが、同じく表紙に金のメダルがついていたので、これもニューベリー賞なのか?と思ったら、全米図書賞だった。全米図書賞ならまだいいかな?

去年、私の好きなT.コラゲッサン・ボイルもノミネートされていたが、残念ながらとれなかったようだ。つまり?とれないほうが面白いのか?うーむ・・・。でも、これは夏の話のようなので、読むのは夏にしよう。

というわけで、次に読む洋書は、なんとなく寒そうで冬っぽい『The Voyage of the Arctic Tern』にしてみた。「arctic」は「北極の」という意味だから、これは寒いだろうと思ったら、「arctic tern」で「キョクアジサシ」という鳥の名前になり、ここでは船の名前ということなので、北極の話ではないようだ。

そもそもこの話は、作者のヒュー・モンゴメリが、孫へのクリスマス・プレゼントとして書き始めたということなので、クリスマスに読もうかなと思っていた本。でも、中身は全然クリスマスには関係なさそうなので、やめておいたのだ。これは紀伊国屋のバーゲンで買った大判のハードカバーで、重たくて布団の中とかお風呂の中では読めないので、サブで『Molly Moon's Incredible Book of Hypnotism』を読む。孤児モリー・ムーンのいじめられ具合が、レモニー・スニケットの<不幸な出来事>シリーズに匹敵するほどで、とっても不幸っぽい。そういえば、<不幸な出来事>シリーズも、2冊未読だ。(--;

今年はなるべく積読本を減らしたいので、もともと乱読ではあるが、「超乱読」になる予定。というわけで、今年の読書記録は(洋書の場合)、ロマンスやミステリやファンタジーの羅列になるだろうと、今から予言しておこう。そのかわり翻訳書のほうは、去年集めた文芸書を片付ける予定だが、予定は未定だから。。。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『A Wrinkle In Time』/Madeleine L'Engle
ペーパーバック: 240 p ; サイズ(cm):
出版社: Random House Childrens Books ; ISBN: 0440498058 ; Reissue 版 (1973/04/01)


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2004年01月07日(水)
紅茶とコーヒー

ケヴィン・ブルックスの『マーティン・ピッグ』を読了したが、昨日の日記に「アメリカ」の少年と書いてしまった。これは「イギリス」の間違い。修正済み。これも「ライ麦畑」の悪影響か。「青春もの=ライ麦畑=アメリカ」という連想になってしまう。だから、「ライ麦畑」なんて安易に持ち出さないでくれ!って感じ。

作者のケヴィン・ブルックスはサリンジャーが好きらしいが、それよりも、やはりコナン・ドイルやレイモンド・チャンドラー、コリン・デクスターなどの影響のほうが大きいように思う。これは青春小説でもあるが、ミステリの要素もあり、その部分が面白いからだ。

本の中には地名もなにも出てこないので、アメリカと言ったって内容が変わってしまうわけではないのだが、少年が紅茶ばかり飲んでいるところからも、アメリカではないとわかる。アメリカだったら、15歳の少年が紅茶ばかり飲んでいるなんて考えられない。少年でなくとも、アメリカ文学では「お茶を飲む」という描写はあまりしないだろう。「お茶を飲む」のは、イギリス文学特有の描写のひとつだと思う。

しかし「紅茶=イギリス」もまた、最近は全部にあてはまるわけではない。『ブリジット・ジョーンズの日記』あたりから、小説内にもスターバックスが登場して、イギリス人も紅茶でなく、カプチーノなどをよく飲んでいるから。

余談だけど、ラスベガスのホテルのカプチーノは、すごくおいしかった!普段コーヒーを飲まない私が、毎日何杯も飲んだ。日本でコーヒーの話をされても全然ダメ。コーヒーは、ネスカフェの極薄アメリカンしか飲めないから。カフェインレスのネスカフェならなおいい。ちなみにカフェインレスのネスカフェが外で飲めるのは、近所では慶應病院のレストランだけだ。

弟からもらった「ミルミキサー」の使い道がないと言ったら、知人に「コーヒー豆をひくのにちょうどいいんだよ」と言われたが、そういうわけで、それは問題外。コーヒー豆など、生まれてこのかた買ったことがない。お正月に食べたタラバガニの殻をミルミキサーでひいて、カルシウム&キトサンを摂取しようと考えたが、面倒でやめた。小魚をひいてふりかけにするとおいしいとも言われたが、ふりかけがそもそも好きじゃないし、お茶をひいて粉にするというのはやってみたが、まずかった。結局、使い道がないまま、しまいこんである。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『マーティン・ピッグ』(B+)/ケヴィン・ブルックス
内容(「MARC」データベースより)
マーティン・ピッグ。それはぼくの名前だ。何度ブタとなじられたか知れない。父は酔っ払いだ。母はとうに出ていった。そんなぼくの日常の中で事件は起きた。クリスマスの一週間前、ぼくは父を殺した─。注目の青春小説。


◆Amazonから初荷

DVD 『西部開拓史 特別版』 \2000
監督: ジョージ・マーシャル, ジョン・フォード
Amazon.co.jp
3台のキャメラで撮影し、右・中央・左と3方の映写機で同時にひとつのスクリーンに映写するシネラマ方式で製作された、映画史上初の超大型劇映画。

1830年代から80年代までのアメリカ西部開拓とともに歩む一家三代の物語を、ジョン・フォード、ヘンリー・ハサウェイ、ジョージ・マーシャルといった西部劇の名匠3名が、ジェームズ・スチュアートやジョン・ウェイン、ヘンリー・フォンダ、グレゴリー・ペック、リチャード・ウィドマークなどなどそうそうたるスターを総動員して、全5話のエピソードで描いていく。イカダによる激流下りや、ネイティヴ・アメリカンの襲撃、暴走する野牛の群れなどダイナミックなシーンの数々が、劇場公開時はシネスコよりもさらに横長の超大画面で繰り広げられていった。できることなら映画館で体験してみたい作品ではある。(的田也寸志)


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2004年01月06日(火)
シャーロック・ホームズ大全

BOOKPLUSの『マーティン・ピッグ』を読んでいたら、気になる箇所があった。アル中の父親を殺してしまう男の子の話なのだが、殺人の間接的な動機となった本について語っている部分で、ちょっと長いが引用する。


「もしぼくが誕生日に『挿絵入りシャーロック・ホームズ全集』をもらわなければ、父さんはまだ生きていただろう。たぶん。(中略)だれにもらったかなんてどうでもいい、とにかくだれかにもらったんだ。だれかに。『挿絵入りシャーロック・ホームズ全集』。とてつもなくでかくて分厚い本で、シャーロック・ホームズのすべての話と、原作と同じ挿絵がついていた。ホームズは、落ちくぼんだ凶暴そうな目と冷酷な目をした、痩せこけて薄気味悪い人物として描かれている。ぼくはこれまでミステリ小説を読んだことはなく、そのときウィルスに感染してベッドから出られない状態でなかったら、わざわざ読もうとは思わなかっただろう。つまり、それは「とてつもなく」分厚い本で、千ページ近くもあった。ものすごいページ数だ。やたらに重い。(中略)ひどく退屈だったので、ある日その分厚い本を取り上げて、ちょっと読んでみた。すばらしい本だった。やめられなくなってしまった。どの話もとてもいい。千ページ?読み足りないくらいだ。ぼくは夢中になった。明けても暮れてもミステリ。二日ですべての話を読んだ。そしてもう一度読み返した」


これを読んで、おや?これは講談社のSUPER文庫版『シャーロック・ホームズ大全』のことではないだろうか?と思った。もちろん、そのはずがない。だって、これはイギリスの少年の話なんだから、当然英語で読んでいるはずだし、大全は全集でもない。でも、そっくりだ!全集ではないとは言っても、ほぼ全集に近いし、挿絵は原著のイラストを使ってあって、「落ちくぼんだ凶暴そうな目と冷酷な目をした、痩せこけて薄気味悪い人物」というホームズ像もぴったりだ。何より「とてつもなく」分厚くて重たい。日本語版は605ページだが、A4サイズで小さな字の2段組だから、普通の本にすれば、余裕で千ページはいくだろう。

で、何がびっくりしたって、これを2日で読んだ少年にびっくり!私は同じSUPER文庫の『モンテ=クリスト伯』を読んだが、夢中で読んだにも関わらず、20日くらいかかった。もっとも、こちらはさらに小さな字で3段組だったが。それにしても「ホームズ全集」を2日で読んでしまうとはっ!さすが、ジョージ・オーウェルが「ばかばかしい本」(しかし面白い)の筆頭にあげているだけのことはある。

というわけで、予定外だが『シャーロック・ホームズ大全』を読みたくなってしまった。今月の読書会の『ペール・ゴリオ』(または『ゴリオ爺さん』)も読まないといけないのだけれど、「レ・ミゼラブル」のドラマを見たばかりで、時代背景も一緒だし、かぶってしまうと嫌なのでまだ読まずにいるのだが、もしホームズを読み始めたら、そっちが読めなくなりそう。

そういえば、『マーティン・ピッグ』は「ライ麦畑以来の傑作」と言われているが、実際サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』(または『キャッチャー・イン・ザ・ライ』)とは雰囲気も何も全然違う。どちらがいいとか悪いとかは言わないが、無理矢理比べるなら、私はこちらのほうが好き。青春小説といえば「ライ麦畑」というのは、いい加減うんざりだ。ファンタジーといえば、「ハリー・ポッター」を引き合いに出すのも同様。

私はいつも疑問に思っている。本当に「ライ麦畑」は素晴らしい小説なのか、あるいは、アメリカ文学といえば「ライ麦畑」しか知らないのか?ついでに、村上春樹は本当にすごい作家なのか、それとも小説家と言ったら村上春樹しか思い浮かばないのか?


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ギャスケル短篇集』/エリザベス・ギャスケル
内容(「BOOK」データベースより)
ごく普通の少女として育ち、結婚して子供を育て―とりたてて波瀾のない穏やかな生涯の中で、ギャスケルは、聡明な現実感覚と落ち着いた語り口で人生を活写した魅力的な作品を書いた。本邦初訳四篇。


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2004年01月05日(月)
『A Wrinkle In Time』

●バーゲン本
ちょっと前にAmazon.co.jpのバーゲンで、マデリーン・ルイングル(Madeleine L’Engle)の『A Wrinkle In Time』を4割引で買ったのだが、注文した時から、どこかで見覚え、あるいは聞き覚えがあるんだけど・・・と思っていたら、自分のサイトの「Harry Potter Fun Facts」の中にある「おすすめファンタジー集」の中だった。(^^;

「ハリー・ポッター」を読んでファンタジーに興味を持った人は、こんな本もどうですか?というコーナーなのだが、自分でもすっかり忘れていた。ほとんどの本は未読でも知ってはいるのだが、ルイングルの本だけはスコーンと抜けていた。

で、読み始めたはいいが、他の冒険ファンタジーとはちょっと雰囲気が違って、なにやら妙な感じ。ニューベリー賞受賞作なので、あまり期待はしていなかった(ニューベリー賞はハズレが多いと思う)とはいえ、まだ初めのほうなので、イメージがはっきり掴めてはいないのだけれど、哲学的なような、数学的なような・・・。淡々とした語りの雰囲気も誰かに似ていると思ったら、ヨースタイン・ゴルデルか?

ゴルデルは好きなので、まあいいんだけど、頭がパーになっているお正月明けに、この雰囲気はちょっときついかも。ゴルデルでも、『アドヴェント・カレンダー』の雰囲気ならまだいいが、『ソフィーの世界』寄りになるときつい。この時期には、もっとお気楽な本のほうがいい。でも、これの続編を、Amazonにオーダーしてあるんだっけ。そっちのほうがドラゴンとかが出てきて面白そうだ。


今日は、アストリッド・リンドグレーン原作(『長くつしたのピッピ』などの作者)、ラッセ・ハルストレム監督の「やかまし村の子どもたち」をビデオに録画した。しかし、続けて放映された2作目の「やかまし村の春・夏・秋・冬」の録画に失敗。これって、Amazonでも扱ってないし、もう〜、がっくり!リンドグレーンは特に好きではないのだけれど、ハルストレム監督の映画は大好きだから、ほんとにがっかりした。でも、いつも思うのだが、ハルストレム監督が起用する男の子って、ほんとにかわいい。男の子の趣味がいい・・・って変な意味ではない。だけど、ちょっと疑ってるかも?(^^;


ところで、「レ・ミゼラブル」を全部観た。今回、ドパルデューは良かったと思うのだけど、娘のコゼット(本当の娘ではない)の恋人マリウス役をやったエンリコ・ロ・ヴェルソが、やたら顔が濃くて気持ちが悪かった。フランス人であんな人いるの?と思ったら、イタリア人だった。もしこれから原作を読んだら、マリウスの場面は絶対あの顔を思い浮かべてしまうだろうなあと思うと、とても読めない。

しかし、物語の核となる「確固たる意思で善を行う」というジャン・バルジャンの信念には感動。自分を犠牲にしても必ず約束は守るという行動は立派だ。物語の大半が、父親としてのバルジャンを描いていたため、父と娘の愛情には、やはり感情移入するところが多かった。


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2004年01月04日(日)
伊達政宗と「アメリ」

数年前に仙台に行って、伊達政宗が大好きになった。昔やっていたNHKの「独眼竜正宗」は観ていなかったのだが、今日総集編をやっていたので、ずっと観てしまった。う〜ん・・・ちょっとイメージが違うようだけど、こんなものなのか?

というか、フランス革命でもナポレオンでも、はたまた織田信長でも豊臣秀吉でも、書く人によって解釈が違うし、誰の目から見た伊達政宗なのかでも違うのだろうが、死に装束をつけて秀吉に会いに行った時の正宗が、なにやら笑みを浮かべているというのは、どうも納得できなかった。正宗が演出好きであることは知っているし、伊達男の「伊達」は、伊達正宗から来ているというのも聞いていたが、秀吉には決死の覚悟で会いに行ったんじゃなかったか?

仙台で見聞きした時には、いろいろな意味で素晴らしい人物と思ったけれど、ドラマを観た限りでは、結局どういう人だったのか、よくわからなかった。良くも悪くも、正宗の個性が全く出ていなかったと思う。


その後、ビデオに録ってあった「アメリ」を観た。可愛いけど変な子だ。映像もファンタジックできれいだったけれど、いかにもフランス映画という感じ。ちょっと前に、「アメリ」の舞台となったモンマルトルの様子をテレビでやっていて、「ここがあの八百屋で、ここがアメリが働いていたカフェです」などと紹介されていたので、逆に映画のほうを観て、ああ、これがあのモンマルトルの八百屋ね、なんて思った。

クリスマスに「ブッシュ・ド・ノエル」というフランス映画も観たが、フランスの映画って独特だ。ドパルデューの一連のドラマも、やっぱりフランスってこうなのか・・・みたいな感じになる。何が「こうなのか」は、想像におまかせするとして。

明日は、ラッセ・ハルストレム監督の「やかまし村の子どもたち」を2本やる。ハルストレム監督は大好きなので、これは見逃せない。おかげで読書は全く進んでいない状況。


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2004年01月03日(土)
「サンタクロースの自伝」と「レ・ミゼラブル」

「サンタクロースの自伝」

昨年末に読み終えた『The Autobiography of Santa Claus』の感想を、やっと「私の読書の記録」にアップしたのだが、これは感想というより、内容のまとめのようなものになってしまった。でも、これはぜひともこういう形で記録しておきたかったので、まあ、仕方がない。読みながら書いていたメモも、実際に膨大なものになっていたのだが、それをまた削りながら書いたにも関わらず、日記帳2日分にも及ぶ長いものになってしまった。

読み始めた当初は、歴史の教科書でも読んでいるような感じで頭が痛かったが、だんだん面白くなってきた。どこまでが本当で、どこからが作り事なのか定かでないところが面白い。歴史上の人物も登場し、史実もしっかり踏まえているのに、奇想天外。荒唐無稽。すごく面白かった。

でも最後に感じたのは、人間てどの時代でも、どこかで必ず戦争をしているんだなということ。まったく愚かな生き物である。だからこそ、いつの世の中でも、サンタクロースのように世界中に喜びを配って歩く人が必要なんだろう。「サンタクロースなんかいない」のではなく、皆がサンタクロースにならなければいけないんだと思った次第。

もちろん、のちに「サンタクロース」となったニコラスは、もともとキリスト教の司教だったから、キリストの誕生日を祝うという意味も含まれてはいるが、ニコラスの「gift-giving」は、宗教を問わないというところが重要だ。人々に恐怖を与えるのではなく、喜びを与えれば、世界はきっと平和になるだろう。たぶん、ブッシュとかビン・ラディンのところには、サンタクロースが来なかったのかもしれない。


「レ・ミゼラブル」

元旦から連日、テレビで「レ・ミゼラブル」を見ている。例のジェラール・ドパルデュー主演のドラマだ。でも、どうにも納得できないところがある。いちいちあげていたらきりがないのでやめておくけれど、原作を読んでいないので、脚本とか演出が悪いとも言い切れないし、もちろん原作と比較してうんぬんも言えないのだが、単純にドラマとして見た限りでも、どうも変だ。

今回は、主演のドパルデューのせいではなく、彼はむしろ今までの中では一番はまっているのではないかと思うのだが、ストーリーがおかしい。「モンテ=クリスト伯」のような有無を言わさぬ力がない。作者のデュマとユゴーの力の差だろうか?

今月の読書会では、バルザックを読む予定でいるが、ユゴーはバルザックの友人であった。どちらも未読なので比べようがないが、あちこちの批評を見る限りでは、間違いなくバルザックのほうが面白そうだ。作家としての性格も、バルザックのほうが好みだし。

ユゴーは本筋から外れた脱線が多いと聞いているので、個人的には『レ・ミゼラブル』は読む気にならない。そういうところが面白いとされているのかもしれないが、どうしても読むなら、それこそ児童向けの短縮版でいいかも。


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2004年01月02日(金)
約束厳守!

◆ラグビー大学選手権
1月2日 試合結果速報

今日は危なかった。同点まで追いつかれて、もしかして負けるのでは?とまで思った。主将太田尾がまったくダメだったし。バックスの14番吉永がトライしたのが、唯一良かった。清宮さん、スタンドオフとフルバックを替えたほうがいいと思うぞ!これでは関東学院には勝てないよ。だって関東学院は試合当日に、学校でチケットを無料で配っているんだって(関東学院生談)。学校の気合が違うのよ。早稲田も王者ぶってじゃダメなのよ!でも、太田尾が主将じゃ負けるでしょうねえぇぇぇぇ。昨年の山下とは人格も気合も全然違うもの。ていうか、同じプレーばっかりして相手に読まれてるんじゃないってのよ。少しは学習しろって!<太田尾

さすがに今日の太田尾は恥ずかしかったんでしょう。いつもなら試合後、女の子のもとに走る太田尾が、今日はそういうことが全くなかった。そうだ!反省しろよ!

今日から3丁目のHAVANAがやっているといっていたので、ラグビーの帰りに行くと言っておいたのに、4日から営業だとか。だったら約束したんだから連絡くらいしろってのよ。しょうがないので、近くの居酒屋(昔から2日からやっているところ)でご飯を食べた。ていうか、荒ぶっていたのでしこたま飲んだ。

で、飲んだついでに言うけど、約束は守ってください。どんな約束でも!HAVANAのことじゃないですよ。私はますます人間不信に落ちいります。人間と関わるのが嫌になる。そこのあなた!約束したでしょ?これを見ているんだったら約束は守ってくださいよ!見ず知らずの人が見てるんだったらしょうがないけど、約束したでしょ!守ってよ!

ていうか、「人に期待するな」というのが毎年恒例の標語。それでも期待してしまう私が悪いのかも。でもね・・・。(--;


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2004年01月01日(木)
★ A HAPPY NEW YEAR 2004






明けましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとって素晴らしい1年となりますよう、
心よりお祈りいたしております。

2004年元旦 schazzie



〓〓〓 1月の読書会のお知らせ 〓〓〓

バルザックの『ゴリオ爺さん』を読みます。下記は現在Amazon.co.jpで入手できる翻訳書です。興味のある方は、ぜひご参加ください。
読書会関連 【 BOOK * CLUB 】

『ゴリオ爺さん』 新潮文庫 ハ 1-4/バルザック (著), 平岡 篤頼 (翻訳)
価格: ¥552
文庫: 396 p ; 出版社: 新潮社 ; ISBN: 4102005056 ; (1972/04)


『ゴリオ爺さん (上)』 岩波文庫/バルザック, 高山 鉄男
価格: ¥600
文庫: 321 p ; 出版社: 岩波書店 ; ISBN: 4003253086 ; 上 巻 (1997/09)

『ゴリオ爺さん (下)』 岩波文庫/バルザック, 高山 鉄男
価格: ¥560
文庫: 262 p ; 出版社: 岩波書店 ; ISBN: 4003253094 ; 下 巻 (1997/09)


『ペール・ゴリオ―パリ物語』 バルザック「人間喜劇」セレクション/バルザック (著), Honor`e de Balzac (原著), 鹿島 茂 (翻訳)
価格: ¥2,800
単行本: 466 p ; サイズ(cm): 182 x 128
出版社: 藤原書店 ; ISBN: 4894341344 ; 第1巻 巻 (1999/05)
内容(「BOOK」データベースより)
パリのヴォケール館に下宿する法学生ラスティニャックは野心家の青年である。下宿にはゴリオ爺さんと呼ばれる元製麺業者とヴォートランと名乗る謎の中年男がいる。伯爵夫人を訪問したラスティニャックは、彼女が、ゴリオの娘だと知らずに大失敗をする。ゴリオは二人の娘を貴族と富豪に嫁がせ、自分はつましく下宿暮らしをしていたのだ。ラスティニャックはゴリオのもう一人の娘に近づき社交界に入り込もうとするが、金がないことに苦しむ。それを見抜いたヴォートランから悪に身を染める以外に出世の道はないと誘惑されるが、ヴォートランが逮捕され、危やうく難を逃れる。娘たちに見捨てられたゴリオの最期を見取った彼は、高台の墓地からパリに向かって「今度はおれとお前の勝負だ」と叫ぶ。


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