圧倒的。 この一語です。 東京では、23勝1敗。前回総選挙の雰囲気からするとあり得ない数字です。
前にも書きましたが、選挙のテーマとして郵政民営化の是非に絞った戦略はやはり当たったようです。 一点突破全面展開。 郵政民営化の是非を問い続けることで、これが記号化しました。
民営化賛成=改革派、反対派=守旧派。 この構図へと還元。
実に見事です。 対立候補擁立など、話題作り・演出の上手さも効いていました。
選挙の現場での実感としては、個々の候補者名よりも、党に対する支持の厚さが実感されました。 小泉総理の写真入りパンフレットのはけ方が尋常ではなかったです。
自民党もこれだけ大勝しましたが、これからが大変だと思います。 期待の大きさに負けないぐらいの結果を出すことが求められます。 これが叶わない時は、自民党に対する期待は失望へと変わります。 恐らく、民主党への期待感へと転化することになります。
その民主党もこれからどう立て直していくのか。 こちらも正念場です。
いずれは二大政党制への移行が望ましいと思っていますが、 いまの民主党は軸足が定まっていないのが課題です。 郵政民営化を巡るブレに象徴されるように、 支持基盤である労働組合との関わりなど、検討されていかなければならないことが沢山ありそうです。
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