今日は一日雨で、気温も低く、夏は終わった…という感じの一日でした。 多分、晴れたらまだガンガン暑くなると思うけど…そういうことを忘れる肌寒さでした。
昨日、仕事をしながら、「明日は朝ごはんを外で食べよう…そうしよう」と思っていました。 そして目が覚めると雨。肌寒さが布団を心地よくさせてぬくぬくと…1時間ぐらいしていましたが、イカン、昨日立てた計画が…と重い腰、眠たい瞼を叱咤して軽いメイクで出かけました。
読みかけて放置していた本を腐海の森から探り出しザァザァ雨が降る中、車に乗るとガソリンがない。そう言えば昨日の帰り道で気付いていた…。 お金あったかな…と財布を見るとギリギリ入れられそうだったのでスタンドへ。雨の日のセルフはちょっと憂鬱。近頃のガソリン価格高騰で(それでも一時期より5円程は下がったが)5千円を入れて、おつりなしでした。悲しい。
国道が工事していたので、迂回してロードサイドのスターバックスへ。 普段なら近くのマックでいいんだけど、鶏肉事件以来行っていない。マック以外なら安全なのかと言えば、別にまったくそんなことはないので特に意味のない行動。
スターバックスでベーグルサンドとアイスのカフェラテを頼む。それにしてもスターバックスの店員さんは、いつもなんで余裕気なんだろう。ファストフードなのにまったくせかせかしてないし、朝なのに眠そうじゃないし(眠そうだったら問題だけど)偉いなぁ。 唯一、ちょっと前にバナナの飲み物を売ってたときはなんか大変そうな感じが伝わってきたけど。
一方私はベーグルサンドが熱々で何の余裕もなく食べました…。
食べ終わってから持ってきた本を取り出してウォークマンを聴きながら読む。 村上春樹の『女のいない男たち』の2つ目の話『イエスタデイ』を読んだ。 それは携帯が影も形もなかった時代の、ノルウェイの森と同時期の、恐らく村上春樹の学生時代の時代設定の話でした。村上春樹の小説はこの時代が舞台のものが好きです。 固定電話と手紙だけが通信手段の時代において、きっと主人公は今の若い人が若い頃に体験する孤独より、もっと底深い孤独の中にいたんだろうなと思いました。きっと今より、深い年輪が刻まれるんだろうと思いました。
『イエスタデイ』だけ読み終わってお給料を下しにATMへ。
それから家に帰って、昨日の夜やっていたマンチェスターユナイッテッドの試合を録画し忘れていたことに気付いてガッカリしました。
そして、腐海の森を掃討しようと立ち上がり、とりあえず、終わりにしました。
昨日、というか、ここのところかなり参っていたみたいで、夏の疲れというか…。 先週まで元気に遊んでいたんですが、ちょっと、面倒なことが起きて一気に意気消沈して、色々嫌になって、もう絶対次の休みは一人でいようと心に決めていたのでした。
どうしてうまくいかないのかねぇ…。 さっき腐海の森から、谷川史子の『おひとり様物語』の5巻が発掘されたので読んだのですが(掃除は…)彼氏と別れようと決めた女の子が自分は最近優しくなかったと気付く話があって、ああ、私も最近めっきり優しくないなと思い至りました。 最後の話が一番好きで、実家で冬休みを過ごすOLが今は疎遠になっていた文通をしていた友達に再会する話が心に沁みました。 好きな人のことを書いた黒歴史系のポエムや、友達からの手紙に自分を振り返って寂しくなる主人公。 どうして手紙を出さなくなったのかとか、なんだかおざなりな自分の恋愛に心を痛めるけど、久々に再開した友達に救われて、優しくなる。
『イエスタデイ』も『おひとり様物語』も孤独が物語の根本にある。 孤独は辛く苦しい。でも孤独に立ち向かうことで、孤独が人生に年輪を与える。自分を強くしていくんだと思いました。
私の年輪ってどうなってるんだろう。
それにしても掃除ってしてみるもんですね。今日はとても良い本と漫画が読めて、その上、部屋もそこそこ…住める程度に片付いて、良い一日でした。 こういう過ごし方をして良かった。 本当は、明日、今日のことを話せる人がいればいいんだけど、それはまぁ、今はしょうがない。
今日は一日、ウォークマンの「季節のおすすめ・秋」を聴いていました。 今日の気持ちにちょうどよい、ゆったりしたテンポの曲がチョイスされていて最高でした。 これだからウォークマンは手放せないぜ。音量のマイナスボタンの反応が鈍いので噂のAシリーズが復活したら買おうかな。
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