恋文
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2014年02月28日(金) 雨後

縮こまっていた
花も
そろそろほころびるだろう


2014年02月27日(木)

まだ緑もない
枝が濡れる
音もなく


2014年02月26日(水) 日々

半分流されて
日々は移ろ


2014年02月25日(火)

経てきた年月は
ふり返っても
もう 茫漠としている

これからの月日も
どこまで続いているのか


2014年02月24日(月) もやもや

つかえたままの
もやもやを
呑み込めもせず
また日が過ぎる


2014年02月23日(日)

空を見上げて
このまま
ずっと過ごせればいいのに


2014年02月22日(土) 動揺

ちいさなことに
動揺する
いつものこと


2014年02月21日(金) つまらない

毎日は
傍らを通り過ぎるようだ


2014年02月20日(木) 朝の夢

リアルだった感覚を頼りに
朝の夢を
思い出そうとしている


2014年02月18日(火)

夢のなかでも
雪のなかにいる


2014年02月17日(月) 凍った道

雪国のような
街角を
そろそろ歩く


2014年02月16日(日) 居場所

小さな
居場所にいる
まだ
もう少し


2014年02月15日(土) 自分

焦っているのではないのに
とどめられない自分


2014年02月14日(金) 毎日のこと

変わることも
そのまま
受け入れることも

毎日のことと
同じこと


2014年02月13日(木) 縛る

縛られている
のではなくて
自分で縛っている


2014年02月12日(水) 行く先

多分
きっと

思いながら
毎日がすぎる


2014年02月11日(火) 冬景色

閉じ込められた
空の下


2014年02月10日(月) 凍る

山陰に
沈んでゆく
光も
いっしょに凍る


2014年02月09日(日) まんなか

まんなかにいる

それがわたしの
そのものなのね


2014年02月08日(土) 風雪

鳥もいない
風の音と
風に鳴る音ばかり

曇ったガラス窓と
思えば
外も煙っている


2014年02月07日(金)

明日は
雪になるのだろうか

穏やかな
薄曇り


2014年02月06日(木) 安定

とりあえず
いまが
うまくいっているなら
それでいいか


2014年02月05日(水) 雪の翌日

空気ごと
凍って
透明になる


2014年02月04日(火) 予兆

些細なことだけれど
心の隅に
ひっかかる


2014年02月03日(月)

霧のなかに
紛れ込んでいます

朝になったら
晴れますよね


2014年02月02日(日) 霧の夜

ミルク色の
町の中

くるまっていよう


2014年02月01日(土) なんとか

落ちても
ゆかないよ

なんとか
ぶらさがっている


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