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   Written by なお。
◆日記『心地よい孤独。』◆
孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合うことの出来る相手を持つことは一つの喜びである。
byバルザック
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2006年10月31日(火)
やはり、手帳はクオバディスが一番。


以前書いたとおり来年の手帳はハイタイドのサンマリノにしたはずだったのですが、ちょっと使ってみたけど、やはり、これではダメでした。。横書きだと時間の流れが視覚的に掴みにくいというのもあるし、サイズが約12cm×18cmなので、ちょっと大きい感じがしました。

ということで、長らく愛用しているクオバディスのビジネスプレステージへ、逆戻り決定。。今回の違う手帳を試してみて、いろんな手帳があるけど、やはり、私にはビジネスプレステージが一番だって、わかりました。。
現在愛用中のカバーは、ソーホーのパープル。(写真参照↑。)この色、気に入っているし、中身だけ来年用のやつに変えようと思います、はい。

ちなみに、クオバティスのなかで、人気があるのは、エグゼクティブノートという、16cm×16cmの正方形の手帳なのですが、あれだと持ち運びに際して「携帯性」が落ちるので、私は、10cm×15cmのビジネスサイズを愛用しております。

【エルオンライン】の「私のビジネス手帳」というページによると『アキコ・オガワ』のデザイナーの小川彰子さんはエグゼクティブをエクササイズのトレーナーの内田あやさんはビジネスを愛用しているとのこと。


それと、このブーツ(写真参照。)、たまたま見つけて思わず注文したモノなのですが、買って大成功でした。

なんと、3000円と大特価ったので半信半疑だったのですが、そのへんの店で1万円くらいで売っていたモノと、履き心地はほぼ同じでありました。私の中ではブーツ&靴=「消耗品」と分類されているので(だって、どっち道、たくさん歩くと靴は傷むので。)、あと2,3足、お手ごろでカラフルなものを仕入れて、この冬を楽しむ予定♪

2006年10月26日(木)
「美人」と「不美人」どっちが幸せか。(姫野カオルコ著『整形美女』)

今更ではありますが、姫野カオルコ大センセイの『整形美女』を読みましたので、感想でも。

結局、自分に自信がない男というのは、美女ではなく、「適度にブスな女性」を選ぶことになる、という「ケインズの美人投票」の原理が、非常にうまく書かれている小説でありました。解説にあるとおり、「高度資本主義経済の精髄のような作品」であります、はい。

美人過ぎて「高飛車」「お高く止まっている」「どうせ俺なんて相手してもらえない」と男たちから外見だけで判断されてしまい、結果としてモテない美女は、整形でわざわざ「ブス」になるのを選ぶ。。

そして、過去の分析を元に、「論理性のない言葉遣いこそモテるために必要」であり「時としてヒステリックになることこそが、男が安心する女らしさ」であるとの確信から、それらを武器に、見事、玉の輿に収まる(苦笑)。

逆に、もともと適度にブズだったがゆえに、「親しみやすい」「話しやすい」「劣情を誘う」と男性から評され、男には不自由しなかった女性が、美人になりたいと思い、整形して「絶世の美女」になってしまう...。

さて、彼女たちの運命やいかに。。二人の主人公の選択と生き方が交差し、そしてまた乖離し、読む者に真実を教えてくれる作品でありまする。

結論。やはり、イメージに振り回される人は多し。(ってことなのかな、ふむ。)

整形美女
整形美女姫野 カオルコ

おすすめ平均
stars真実
starsテンポいいです。
starsどっちがしあわせか?
stars売れ筋商品をめざした主人公
stars美人/不美人

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#Painting: Delia Brown,Chesley Green, Double Self-Portrait (French Grey), 2006

2006年10月21日(土)
【書評】『セクスペリエンス』森巣博著


以下、本の感想。大ファンのカジノ専門のギャンブラーで文筆家でもある、森巣博氏の小説『セクスペリエンス』

森巣さんは、長らくオーストラリアに在住しており、奥様は有名な学者さんで、息子さんは天才。森巣さん自身も、大変リベラルな方で、論理的かつ情熱的な文章をお書きになられる作家さんです。

まず、これは読み手をだいぶ選ぶ小説です。
タイトルからして、ロマンティック・ラブ・イデオロギーに洗脳されている人は手に取らないので大丈夫として、ある程度、社会に存在する権力作用(主にジェンダーの。)がどんなものなのか知っている人でないと、ダメなのかも、と思いました。その上で、以下、個人的感想。


舞台はオーストラリアのシドニー。主人公のフランとその親友アンジーは、大学時代の同級生で、二人とも「偶然に」同じ弁護士という仕事を選択することになるんだけど、その選択に至るまでの「個の差異」の描き方がすごく好みでした。

第1章の性描写は、個人的にちょっと暴力的過ぎて「うえっ。。」ってなったけど、その後の各章との繋がりと話の展開の仕方などを考慮し全体としてみると、純粋にエンターテイメントとしても面白かったし、また、エミール・デュルケームの自殺論や上野千鶴子先生の言葉やピョートル・クロポトキン(ロシアの思想家)などの言葉も散りばめられており、「ああ、こういう風にこの知識をこのシーンで使うのか、やるなあ♪」と驚きつつ関心したり。

それに、シドニーとパースの自然の描き方が綺麗で、特に、

「海の穏やかなうねりを心地よく感じる。
自然と遊ぶのは、官能そのものだった」(p185)


というのは、まさに私の個人的体感を表現してくれているなぁと思いました♪

以下、本の所々から引用。

「まだ結婚に魅力を感じていなかった。この年頃の多くのキャリア女性が、そう考え、かつ実践しているように、結婚は結婚として理想のパートナーが現れるまで放っておき、実生活では、キャリアの発展に支障をきたなさい程度に、性は性としてエンジョイすれば良い、とフランは考え、実践していた」(p189)

→個人的には、こういう風に考えられる日本人女性が増えればいいなぁ、って思ってるんだけど、現状見ると無理っぽいよね。。「結婚」って制度に価値を見出し過ぎている女性がまだまだ多いなぁ、って、思うし、「そんなダメ男と付き合ってられるだなんなんて、だいぶアンタも暇だよねえ〜。」って言っても、相手に笑顔で「いいの、ダメ男が好きなの♪」とか言い返される日々。。。


「わたしがあなたと築き上げたいのは、長期にわたる関係なの。誤解しないでね。それは結婚とか、そういうことじゃない。でも、一夜限りの肉欲ではなくて、少なくとも分量としての時間を、ある程度耐えられる関係が欲しいの」(p90)

→このフランのセリフ、なんていうか、あまりにも自分っぽくて笑ってしまいました(笑)。ちなみに、私の恋人は、ドーベルマン似でサーフィン好きで、何気に堅い仕事をしている理解ある男性です、あは(苦笑)。さらにたまに勘違いされるので、書いておきますが、「結婚とか、そういうことじゃない」からといって、真剣な関係でないワケでもないし、ちゃんとした関係でないワケでもありませんよ、論理性のある方ならわかってもらえるかと思いまする♪
セクスペリエンス
セクスペリエンス森巣 博

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stars読んだ後スッキリ!
starsよかった

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2006年10月15日(日)
包まれながら自由であること。


最近、とても恥ずかしいことがある。

恋人サマの、携帯の待受画面、私の写真なんだよね。。
誰にも見られなければいいけど、やはり、恥ずかしい。。

(注;見方を変えれば、喜ぶべきことである、
とも考えられると頭ではわかっている。けど、恥ずかしい。。)

ちなみに、彼は、この協会(↓)に、入ろうか迷っているそうである。
(「いや、入会はしなくても。。」と言っておいた。)

★日本愛妻家協会 http://www.aisaika.org/index2.html


というか、これ(↓)、昨日、話したことに似ているなぁと思ったので、メモ化。彼曰く、っていうか、私もそう思うんだけど、包まれながら自由であること=Solitude(心地よい孤独)ってことなんだと思うのであります。


★包まれながら自由であること(空間快楽主義)
http://sixsense.blog55.fc2.com/blog-entry-58.html
・フランク・ロイド・ライトの空間1
〜包まれながら自由であること〜

一般的に、恋人や親子などの非常に近い人間関係において
心地よい関係とはどのような状態でしょうか?

もちろん人それぞれでしょうが、おそらく
「包み込まれるような安心感に満ちた状態」を
否定する人はそう多くはないのではないでしょうか?

幼児は庇護してくれる親の存在をそのように感じているでしょうし、
男女関係においても「安心感」を求めるケースは多いはずです。
(男だって包まれたい願望が必ずあると思います)

そのような関係から生まれる空間には、とても心地がよくて
そこから出て行きたくなくなるような磁力が満ちています。

しかし、それは諸刃の剣でもあります。

大切に想うがあまり、囲い込んで外に出したくなくなり、
がんじがらめに相手を縛ってしまう・・・
そんなケースも普通に珍しいことではありません。

そうなってしまうと、包まれている方は息苦しく感じ、
そこから自由になりたい、変化が欲しい
と思うようになります。

極端に走ると、激しく奪い合うような緊張感や
スリルを求めるケースもあるでしょう。

おそらくここで「安定と変化のどちらを求めるか?」と問うことには
意味がなく、誰もがその両方を求めているのだと思います。

いま人間関係の話しをしていますが、
僕はこのことが「空間」にもかなり当てはまる気がしています。

ひとが人に求めるものと空間に求めるものは似ている
そんな気がするのですね。

そしていきなり結論にいきますが、
フランク・ロイド・ライトはこの矛盾する2方向の
人間の基本欲求を空間において同時に満たす天才だった
のではないか、と思うのです。

包み込まれるような安心感や安定感と、
流れていくような流動感や自由な感覚。

ライトがつくる空間にはその両方が共存し得るのです。
少なくとも僕にはそのように感じられるし、そのことが
自分がライトに惹かれてやまない理由であるように思えます。

2006年10月10日(火)
女性のための時間術。〜自分のリズムで時間を生きるということ〜
さっき1時間くらいかけて、過去に読んだ時間管理の本のなかから、『著者が日本人女性である』という視点から3冊選び、サラッと再読したので、以下、それらの感想をまとめつつ、私なりのスケジューリングを再考察するための日記(笑)♪

ミリオネーゼの手帳術―8ケタ稼ぐ女性に学ぶサクサク時間活用法
ミリオネーゼの手帳術―8ケタ稼ぐ女性に学ぶサクサク時間活用法佐々木 かをり

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まず、こちらは佐々木かをり氏の時間活用術で、(本当なら15分単位なんだけど、この本では30分1単位で数えて、30分のブロックを48個と考える)「弁護士メソッド」が基本。

ということで、もちろん、バーティカルタイプの手帳を使うことになります。で、過去3年くらい、この方法を採用していたのですが、やはり、ちょっと私には、イマイチ合わない方法なのかなぁと。。ちなみに、過去3年間はクオバディスのエグゼクティブノートを使用しておりました。

で、過去を振り返ってみると。なんていうんでしょう、これは。。
いや、別に、1日24時間を30分48ブロックと考えて、時間管理しなくちゃならないくらいに、色々な役割や仕事を重複してお持ちの方にはピッタリの方法だとは思うのです。

でも、私の場合は、「予定を詰める」のはそもそも好きじゃないので、予定を入れるかどうか決める際に「できるだけ余分な予定は入れない」というポリシーがあり、結果として、余計な動きをしなくても良く、集中できるひとかたまりの時間が得られる、という流れになっているので、この方法は、やはり、大げさかなぁって。。

川本裕子の時間管理革命
川本裕子の時間管理革命川本 裕子

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stars良書かも知れないが立ち読みで十分かも。
stars時間管理とは人生をよりよく生きるための方法論
stars少し
stars時間の無い人むけのすごい入門書
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川本裕子氏が著者だけあって、マッキンゼー流のMICE使いが満載という感じの時間管理本。川本氏は、マッキンゼーに勤め、早大教授もこなしながら、母であり、妻でもあるという一人三役のスーパーウーマンであります。

著者の基本方針は「自立した人間であること」。
でも、正直書いちゃうと、私から見ると、こういう感じの方って、どうも「仕事抱え込み過ぎではないですか?大丈夫ですか?」って聞きたくなってしまうんですよね、ふむ。(もちろん、無理はしていらっしゃらないのでしょうが、庶民から見ると、大丈夫なのかな、って。。)

もちろん、川本さんみたいな「生粋の」キャリアウーマンで、なおかつ「時間管理しなければ自分の時間がない」人ならば、これが一番良い方法なのだと思うのです。でも、個人的には、そこまでキャリア志向じゃないので、ちょっと違うかなぁと。。


夢をかなえる人の手帳術
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私のように自由度重視で、マイペースな人間には、やはり、これがベストかなぁと思いました。

まず、色々なスケジューリングの方法はあるけれど、この本に書かれている通り、「同じ時間を使うのでも、自分に合った方法を採るのが肝心」。

で、「自分のリズムで時間を生きる」のが、私にとっては一番大事なコトで、藤沢優月さんが仰るとおり、「スケジュール帳は、豊かな時間の世界と現実の予定、そしてあなたの夢や目標とを繋ぐ、魔法の手段となりえるのです」と私も思うのであります。

うん、やはり、(少なくとも私にとっては)スケジューリングとは、自分の時間を生きることなんだろうなぁと思いましたわ(苦笑)。

というか、ついでに、ちと早いですが、『夢をかなえる人の手帳術』で提唱されている方法に合うように、来年の手帳も購入♪HIGHTIDEのサンマリノにしました♪
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