戯言、もしくは、悪あがき。
散る散るミチル
ミチルは果てた
充電切れたら
今夜も寝逃げ

2010年03月16日(火) te

てのひらにいまあるもののことを
なでるように想っている
そして心はまだ
もっと、もっと、と鳴る

ずっと浮かんでいた足が
いま、確かに土をつかんだ
そして
空はとめどなく
いつもそこにあった

わたしたちは
それぞれの泉に
波紋をふるわせながら
ゆるやかに交じり合い
広がっていく
それぞれの光が
はじけながら遊んで
見たこともない色を
描き出していく

空はいつもそこにある

どこまでも拓けた場所で
土のにおいのする食卓を囲んで
今日出会ったもののことを
語りあう
笑い声が響き
音楽が始まる
むき出しの足が地面と
熱を分け合って
とても素晴らしい
楽器になる

触れた温度のことを
想っている
それでも心はまだ
もっと、もっと、と鳴る
波紋はすべてを巻き込んで
海の向こうまでひろがっていく

だからわたしたちの足は
果てしなくたくましく
どこまででも
いくことができる

笑い声がきこえる
どんな技巧よりも素晴らしい
歌として鳴り響き
すべての境を飛び越えて
青空のさきへと
飛び立っていく

わたしたちは
響きあう
ひとつの音楽だから
どこへでも
どこまででも
行くことができる

それぞれの足をたくましく
土の上に
打ち鳴らしながら



2010年03月01日(月) さき

こころがからだを裏切らなくなったので
たどりつけない場所がふえた


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