目次 モドルススム
2004年01月07日(水) 躊躇

なんとなく思った

貴方は あの子が好きなんだと
なんとなくなんかじゃない

ずっと ずっと ずっと ずっと ずっと

分かってた言
それをあたしは ときどき思いだしては
貴方に
「あたし、付き合っててええの?」

そう尋ねていた
本当のことが言えない、と分かっているから問うの
優しい貴方
優しすぎる貴方

貴方は決まって
「流華が好きやからずっと一緒におってほしい」

そうやって言ってくれる
あたしが泣いたら
慰めてくれる
弱れば電話して

あたしを励ましてくれるでしょう




優しいね 貴方は






だけど その優しさが、 かえって
あたしを傷つけたりもするんだよ


一昨日は合宿やった


あの子は可愛い
あたしはブス

あの子は綺麗
あたしは醜い

あの子は素直
あたしはいぢっぱり


知ってた
あの子はずっと 貴方のことが好きだった
いつもいつも
からかってはいるけど
本当は
あたしより 貴方のことが好きなんだ


貴方も


惹かれていないはずがない






邪魔者はあたし
何の為に 7ヶ月も一緒にいてくれたの?
あたしは
貴方と一緒にいるときが好き
でも
「幸せ」とは絶対口にできな


口にした瞬間に
不幸になりそうだから




別に 体を重ねなくても
唇を合わせなくても
手をつながなくても

一緒にいる方法を見つけた




「声」




貴方の声と香りだけで
それだけであたしは満たされる



好き





貴方があの子を想っていて
あの子が貴方を想っているなら





あたしは潔く身を引こう?
何を躊躇うことがあるの?



被害者面をするのは
あたしの特技
受けてたちましょう












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