maya-mey's story
時の中で・・2003年1月今日から始まる物語 精神架空の物語の始まりです

2004年11月25日(木) 気がつけば


冷たい夜明けが霞む街を目覚めさせる
遠くに見える蒼い山に掛かる
白い霞み・・

あやふやな思いを脱ぎ捨てて
今静かな夜明けを向かえるの
遠い日の記憶は・・
静かな時間と言うベールで覆い
全てを・・忘れ行く・・

時を止める事など出来はしない
判りきったことなのに・・
私の心は・・時の中で
止まったままだった・・
淋しさも・・悲しみも・・
もう・・見詰ては行けない
現実さえも・・

生きている・・そう叫びたいほどに
苦しくて・・淋しかった日々
ほんの少しでも・・暖めていたかった
我侭な心の選択だったのかもしれない・・
もう・・終わったこと・・
心の中では・・判っているよ
そう・・呟く・・

闇の世界が・・朝日を浴びて
優しい時間を取り戻す時
私はただ・・乗り遅れないように
目覚めるだけ・・そう・・
何かを・・始めるために
静かな時間に・・聞こえ来るのは・・

わが身の鼓動と・・
時を刻む・・時計の響き・・

  by jamrin



2004年11月06日(土) おはようの時

開けきらぬ夜明けの空を見詰ていたよ
冷たい北風が・・私の心に流れ込む・・
凍えそうになる心を・・そっと両手で抱き寄せてみるの。
静かな時間と・・あけ行く空の霞む茜色・・無常なまでに美しい。
そんな朝の情景を思い出しながら・・今・・日記を書いているの
心の1ページに刻まれて行く優しい時間、淋しさも虚しさも・・
やがて時を越えて薄れていくような・・
私はお気に入りのコーヒーをいれている・・琥珀の香りに包まれながら・・
こんな目覚めを楽しんでいる。
ざわめきの聞こえないマンションの中庭は少し淋しい・・少し肌寒い朝になったね・・

今日はどんな1日になるのだろう・・
心の何処かでワクワクしながら・・ほんの少しの淋しさの中・・この場所から飛び出そう・・
動かなければ・・何も始まりはしない・・何も・・

ピンと張り詰めた空気の中で
静かな時間を見送って行く
淋しさも・・切なさも
ただ・・黙って・・見送って行く
独り善がりな人生に・・
ほんの少しの休息があるのなら
暖かな・・温もりを感じてみたい
我侭な私の心が・・呟くの
優しい朝日の温もりに
そっと目を閉じまどろみながら
今日の始まりを感じてる
そう・・・
動かなければ・・始まらない・・
何も・・始まらない・・

・・あるこうよ・・前を見て・・

心に囁く・・
始まりの時



2004年11月04日(木) 一本の電話

眠れぬ夜の小さな抵抗・・
そうさ・・始まりだよ・・前を見て歩こう・・
草臥れ果てた心が囁き出した
遠くに揺れる水面の明かりに・・泣き出しそうになりながら
それでも尚・・歩きたい。そう思うの・・たった一言の優しさが私を救ってくれる・・歩きたい
ただその想いだけで・・生きている。

携帯が突然になった・・
「もしもし・・○○ですけど・・・」
久しぶりに聞く懐かしい声
「おひさしぶり・・」と答える私に・・
「あのぉ・・3月の公演ではるんですよね。。」
「公演までのワークショップの日程参加・不参加を市民会館に連絡してください・・」
初日のオリエンテーションに仕事で出れなかった私は・・もう・・参加できないと想っていたの・・
きっかけとは不思議なものです・・
今・・色んなことに疲れ果て・・夢を追いかけることすら出来なかった私に・・
小さなきっかけが迷い込んできました。
戸惑いと・・期待・・交差する私に・・
市民会館が直接かかわらはるので・・と説明が続く・・
「わかりました・・日程市民会館の方に連絡しておきますね」と私・・
「はい・・よろしくです」と・・彼女・・
「また・・おあいしましょう・・」その言葉を携帯から聴きながら・・
夢と現実の狭間に迷い込んでいた私・・
もう一度・・舞台に・・・そう思う私の心は・・秋色に紅葉していた・・
始まりです・・歩き出す事・・忘れないで・・と・・・

時をさまよって・・やっと・・
この場所に辿りついたよ
息切れしながら・・
歩いていたの
もう・・戻る所など
何処にもないよ
そう・・呟きながら
見詰た水面に揺れる・・
優しい灯火
心に流れるメロディを
ねぇ・・もう一度
間だ見ぬあなたに
伝えたい・・


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