lucky seventh
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2008年11月04日(火) マリィ・ブック

マリィ・ブックと呼ばれた本があった。

それは、マリィベル・ブック;ノートンという名の女に
人生を変えられた 男と女と  人形の物語。

マルガリータ・ブラン;レディは愛した男のために
男の愛した女の人形を作った。
<マリィ・ドール>リード。
 マリィヲ模シタ人形

それが女の作った
男が愛した女を模った人形だった。


女は子供のころから神さまになりたかった。
だから女は少女の時分、まま事よりも本を読み
お化粧よりも机にかじりついた。
それだけ、彼女は神さまになりたくて
そして神さまになれると思っていた。
そのためなら、愛することも愛されることも
犠牲にできた。
けれど、女は人間だった。
男と出会い
恋をし
愛されたいと思ってしまった。

その時、マルガリータ・ブラン;レディは
人になってしまった。
女になってしまった。
けれど、マルガリータ・ブラン;レディはそれもよいと思った。
愛することは素晴らしく
幸せだったから。
けれど、男は女を愛さなかった。
忘れらない人がいたから

マルガリータ・ブラン;レディはそれでも男を愛した。
愛とは惜しみなくそそぐもの。
マルガリータ・レディ;ブランはそう思っていたから。
だから、男の忘れられない人がこの世にいないと知って
この世に連れ戻そうとした。
けれど、マルガリータ・レディ;ブランは人だった。
だからその人を生き返らせることができなかった。
ならば、せめても慰めにその人そっくりの人形を作ろうと決めた。

けれど、メフィストフェレスがささやく
神さまになりたくはないのか?と…。


それは、マルガリータ・レディ;ブランが一生をかけるはずだった
人生だった。
マルガリータ・レディ;ブランのすべてだった。




そして、マルガリータ・レディ;ブランは
その人形に命をふきこみ <創造主>になってしまった。
                  神サマ
それが すべての悲劇のはじまりだった。


ナナナ

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