耳鳴りおやじの日記
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2005年09月30日(金) 阪神優勝と電車男

...阪神が優勝した...しかし、なぜかパッとしない...

...たぶんの今年の阪神が勝ちすぎているからかもしれないが、それは阪神が強いのではなくて、巨人が弱いからではないのか...

...関西の人は結構、卑屈で弱い阪神が好きである...だからこそ、応援したい...中小企業の多い大阪にとって、自分の立場とかぶるのかもしれない...これは電車男の話とかなり似ている...

...電車男はおたく男でもてないが、そんな男が憧れの女性と恋におちる...そんな男をネットの友人が励ましている...

...ネットの友人は恋が成就すると、つまらなくなる...そんなものである...

...阪神優勝はなにわおやじの夢だが、強い阪神には興味ないのかもしれない....そうだ!岡田監督を巨人に星野さんを阪神にすれば面白いかも!

....巨人が弱い以上、そんな盛り上げ方がいいかもしれない...

...電車男も電車女にして森三中とタッキーの話...最後はタッキーがおタッキーだというおち...あ〜くだらない...仕事しよ...


2005年09月28日(水) 杉村議員

...ひさしぶりにニュースで笑った...

杉村議員の発言である...”料亭に行きたい”など若者らしい発言で世間をにぎわかしている...

...国民の代表かどうかはまあおいといて、少なくても今の若者がいきなり国会議員になったら、こういう感じだろう...

...だいぶ反省している...らしいが、連休中に読んだ本はだいぶ考えて1冊...それも何を読んだか教えてくれない...プライベートなことらしい...

...考えるにおそらく、先輩議員から渡された自民党の本か、それとも、漫画か...あるいは読んでいないかである...

...本人は政治に興味があるというよりは、国会議員というポストや年収、そして車(BMW)に興味があるようだ...

...ニート対策をやりたいらしいが、それなら自分の給料を500万にして後の2000万を車に使うのでなく、ニート対策に使ったらどうか?どうせ任期中にできる事は限られるのだから、年間1億円がニート対策費としてすぐに自由に使える...失敗しても自分の給料だから責任はとる必要もない...

...アルバイトで頑張ってきた杉村議員...それくらいやれば、名誉挽回だし、杉村議員らしいと思うけど...

...ニートもいいけど、ポスドクも同じ立場...ポスドク議員も出ないかなあ...


2005年09月27日(火) 自由のために挑戦!

...英会話だった...なかなか面白い...

話している内容がわからないというより、文章がわからないというものもある...こういうのは、は?と思ってしまう...

...出張でお会いした先生方からメールをもらう...しかし、便利な世の中である...会議ではいろいろなしがらみがあり、話しづらい人でもメールを打てば1対1で話が出きる...

...昨日の録画ドラマで”自由は与えられるのもではなく、獲得する物だ”という事を言っていたが、自由を得るためには人脈を広げ、議論し、協力することは不可欠である...

...ただ単に大教授の傘下で金をもらっていても、それは自由とは言えない...自由とは獲得するものである...

...昨日まで行っていた会議はどうも若手の研究者魂が弱い...気がする...知りたいことがあれば関係者にどんどん質問し、それでもだめなら夜の飲み会に着いていき、浴びるほど酒を飲ませて話させる...そんなチャレンジャーがもっと増えてもいいんじゃないか...

...私ももっとチャレンジャーになろうか...飲ませる前に自分が潰れそう...残念...


2005年09月26日(月) 盲点をみる...

...仕事もしないのに体重が減った...出張で疲れたか...

...しかし、改めて研究の基礎知識や広い視野の重要性を感じた...

...研究の発展にはその分野から生まれる技術の進展が次のステップに繋がることが多い...今回の出張では、新しい技術の紹介がなされた...
...私は非常に感動し、興奮したが、多くの方はおそらく他人の事だと思っているし、その重要性には気づいていない...

...実際、先輩先生に説得しても”使えないなら意味がない”と言われたが、どうも自分から壁をつくっているようにしか思えない...

...また、NatureやScienceなど国際誌につながるデータもあって一部、良くわかっている先生から質問を受けていたが、発表する本人がわかっていない...もったいない....これも発表者にもう少し、広い基礎的な知識があれば、と思う...発表者にはただの石ころデータでも、私にはダイヤモンドに見えてくる...ああ、磨きたい...

...データの意味を考えるときに、基礎的で幅広い視野がないと盲点だらけになる...その盲点をいかに見るかというのは金では解決しない...

...最近、どうも飛蚊症がひどく、目も悪くなりがちだが(日記の書きスギか)、盲点だけは少なくしたい...そのためには論文読みか...しんどい...


2005年09月25日(日) 出張から帰還...

...どうも大切な名刺入れをなくしたようだ...どうしよう...

...再び、研究について考える...莫大なお金を獲得し、国立大学の教授になる...という過程...それが研究活動...

...研究が目的ではなく、研究が手段として使われる...バランスもあるだろうが、手段のウエイトが強すぎる...

...その中で自分の興味を見つけ、こつこつと積み上げる人がいる...研究すれば研究するほど奥が深くなり、知りたくなる..そして方法を獲得し、発展する...

...国立がどうの..私学がどうの...その人がどうの...とか...そんなことはどうもつまらない...

...若い人が興味あることを議論する、そして学閥や年齢を問わず、交流し協力する...そんなことは夢物語なのだろうか?

...私ももっと苦労しなくてはいけないのかもしれない...今回はかなり切り込みを入れたが、私が切られるくらい議論がしたい...金や人に限界はあっても議論に限界はない...

...どうも大切な事を見失っているような...

...ひさしぶりに友人にあった..同級生で亡くなった人、懲戒免職になった人...師匠から見放された人...人生いろいろである...

...もう少し嫌みおやじでがんばろう....


2005年09月23日(金) 小学校大荒れ

...授業開始...学生の顔を見るとホッとする...

...小学校の校内暴力が深刻化しているらしい...なぜだろう...

...小学生と言えばまだ子どもである...精神的にどうのこうのという時期ではないと思う...小学校のカウンセラーを増やすなんて話もあるが、そんな必要はない...

...小学校にこんな問題が出てくると言うことは親や学校に問題があるとしか思えない...教育全体がサービス化し、金もらってるんだから世話するのはあたりまえという”経済感覚”が蔓延している...

...大学も金がない、学生がとれないところは問題化される..この国は経済感覚で動いて、理念は陳腐なものとして捨てられる...

...教育現場に経済感覚を持ち込んでよいか...先生は絶対的存在で親と言えども逆らえないという環境があっても良いのではないか...

...そのかわり、先生はかなりの難関を突破しないとなれない、給与も今の倍にすればいい...議員も年収2500万なんだから同等にしたらいい...

...文部科学省もわかっているんじゃないかな....はあ


2005年09月21日(水) ぼろぼろの車、ぼろぼろのおやじ

...車検に出した...もう10年乗っている...

...世の中には3年くらいで次の車にかえる人と乗り捨てるくらい長く乗る人がいるが、私はおそらく後者だと思う...

...たぶん、その車に残る家族のぬくもりにこだわっているのかもしれない...

...今の車は一人目の子どもが生まれ、それをきっかけに嫁さんの貯金をすべてつぎこんで購入した...嫁さんには恨まれているがまあ時効だろう(...と勝手に思っている)

...子どもが増えると共にいろいろな所にこの車と旅行した...なんか愛着があるのである...

...おそらく、売ればほとんど値の付かない車だが、最近、油漏れなどかなりの出費で修理した...それでも大事にしたいと思う..

...日本人は物に心があると感じるらしい..だから人間型ロボットを作りたがる...欧米人はそうじゃないらしい...そういう意味では日本人らしいところがあるのかもしれないが、車に愛着を持ちすぎるのもうっとうしい気もする...

...しかし、車は新車で代えられるが、老いた体は戻らない...油をさして修理してがんばっていかなくては...大事にしてくださいよ>家族


2005年09月20日(火) 中内さん死去..

...ホント、この連休はつらかった...と思ったら今週末また連休..

...ダイエーの中内さんがなくなった...日本の流通業界を動かした人でもあり、松下幸之助を安売りで激怒させた人でもある...

...最後にはバブル崩壊で崩れていった人でもあるが、この時代のおやじはやはり今からのおやじとは少し違うのだと感じる...

...中内さんの世代は戦争経験者の世代である...中内さんも瀕死の重傷を負ったらしいが、その経験がその後の仕事の原動力になっている...

...ゆとり教育だ、ニートだなんだという時代...若者の意識が低く、苦労すること、傷つくことから避ける時代...そこから出てくる若者はエリートでトップになりたい、かっこいいというだけで会社を起業し、ゲーム感覚で仕事をする...ホリエモン世代だ...

...若い頃に苦労するとは嫌な言葉だが、苦労していないというのもどうかと思う...

...私も以前”苦労していない顔だね”とか”もっと苦労しなさい”と言われたが、おやじおばさんのおせっかいもなんとなくわかる年になってしまった...

...昨日は敬老の日...過度な家族サービスは返って老いを進めてしまった...しんどい...


2005年09月19日(月) 女王のなんたら

...こんな時期に連休はきつい...


...女王のドラマの最終回をみた...多くの親はこのドラマをどうみるのだろう...

...本当にこんな授業があったらめちゃくちゃだと思うが、ちょっと違う視点から考えた...

...最近のゆとり教育の問題など現場の教員の混乱がある..教員は不条理を抱えつつも教育を続けなくてはいけないというストレスがあるに違いない...

...しかし、現場でやれることは少なくない...文科省のせいにしてあーだこーだといってもしょうがない...

...ひとりひとりの個性を尊重し、その子にあった教育をするという時代だ...負け組にならないように有名国立大学に入る..そのために夜遅くまで塾...

...何もかもその子の将来のためといってお金をつぎ込み、環境を整える...

...授業を面白おかしくして興味をひき、子どもに薄っぺらい動機を与える...

...しかし、そんな工夫をするのは本来子ども自身だ...子どもの感性を磨けば、普通の授業をしても感じること、感動することは山ほどある..

...時には教師の強烈な個性と対峙し、自問自答することも重要なのかもしれない...

...しかし、どうでもいいけど、この子役たちの通っている学校の先生...授業やりにくいだろうなあ...

...そして...そろそろ授業開始...ぼちぼちスタートだ...


2005年09月18日(日) いい教授なんていない..という話

...ひさしぶりに多くのOBと対面...元気な人とそうでない人...

...大教授のご乱心ぶりを聞いた...しかしながら、女王の教室ではないが、こういう切り捨て教授も日本にいてもいいんじゃないかな..問題は研究室に入るときに
”うちは世話もしないし、いじめもするし、精神論で教育する..それがいやなら入ってこないこと”という話があってもいいんじゃないかな...

...博士..国際論文..といえば聞こえがいいけど、その裏にはかなりややこしくてどろどろした世界がある..最近は論文の内容をみるだけで、その研究の背後に何があったのかわかるようになってきたが、こういうどろどろした世界を乗り越えつつもサイエンスを追究する”タフ”さが求められる..

...たとえばどんなややこしい教授でも、所属する大学院生が文句を言わずにひたすらに国際的なデータを出して、学会で認められれば、教授はその大学院生を認めざる得なくなる..認めてもらえない、いじめられるという文句だけをいう学生(昔の私だ!)は、要するに全く仕事をしていないか、していても外部に対してインパクトがないということだ..

...授業の単位を取るのも同じだ..あの先生は授業が下手だ、わかりにくい..と教育のやり方をどうのいうには簡単だが、自己評価を高めても先生によって教える個性はあるし、厳しさも全然違う..

”この先生から単位を取るためにはどうしたら良いか”と考えてしっかり単位を取れる”戦略”を自分で考え、実行できることが重要だろう..

...学問的なもの以外も含む駆け引き、忍耐力、情報整理、問題解決を自分の中でできるか..そこには自分との戦いもある..

問題解決には”自問自答”から逃れることはできない...そこには甘さがあり(これは私だ)..これにうち勝つ必要がある...要するに最大の敵は教授ではなく、自分である..

...はあ、疲れた..この連休も家族サービスで疲労...


2005年09月17日(土) 人間ドック..まあいいか..

...はじめて人間ドックへ...

...定期健康診断をしっかりやっているみたいな感じだ...
...負荷心電図ってやってみた..

看護婦さんが踏み台昇降の模範をしてくれたので、全く同じようにやったら

”そうじゃありませんよ、こうですよ”...とやった模範がさっきと違う...まあいいか...

”手をたたき、リズムをとりますのでお願いします”...手でリズム?昇降中に踊りそうになった..まあいいか..

...バリウム飲んで胃の検査..”右に傾けて..違う..むこうですよ..そしてこっちに傾けて..”...むこうこっちではわからないが..まあいいか...

...エコーで検査..”これ、ポリープね..とれますよ”げ..ポリープ???とれるって手術???...

”あの...ポリープって”
”まあ、脂肪のかたまりですよ、来年には自然となくなっているでしょう..心配ないですよ”

...ああ..そうですか..まあいいか..

..この医者の問診..説明がよくわからない..

...待合室に中国での国際学会のポスター..よく見ると..英語が間違っている..おまけに文法も間違っている..まあ、いいか..

”今日はお疲れさまでした”..”下のレストランでこのチケットつかってください”...ランチ無料券..共済から人間ドック代は出るから、このランチはまさにただ!...それも1000円のランチがついていた...1000円のランチっていついらい食べていないだろう...バリウム飲んだのにステーキランチを食べた..まあいいか..

...人間ドックには夫婦で参加している人もいた..夫婦で人間ドック..苦しい若い時代を生きてお互い支えてきた夫婦の人間ドック..幸せな光景である..年をとると自分の親よりも共に支え合える伴侶の方が頼りになる..じっと見ていたら睨まれた..まあ..いいか..

...そういえばバリウム飲んだ後、下剤を飲んだこと忘れていた..ステーキランチ食べすぎで...帰りは大変なことに..まあいいかではすまされない事に...

...今日は研究室のバーベキュー..大丈夫か...



2005年09月16日(金) う〜ん..

...ちなみにトイレで力んでいるわけではない..今日は人間ドック..心配..

..友人の先生達のレビューを読んだ..う〜ん..勉強するつもりがいつのまにか、この領域の問題点が見えてきてしんどくなる...

..何がしんどいか..よくわからないのである..こういう結果もある、あんな結果もある..というレビュー..それがレビューというものだ..と言われてしまえばそれまでで、たぶん自分が書いてもあまり変わらないのかもしれないが、それでもしんどい..

..それと実験結果の解釈..ほんまか..という疑問..疑問の積み重ねがさらに深い疑問になる..方向性の見えない疑問の連続..

..研究も特に難しいことを難しくするんではなくって、単純な結果をしっかりと再現性を持って出す..その結果が意味するところは何か..だけだ..この2つがどうもあいまい..

..Y教授は間違った研究を間違った解釈、論議といっていたが、ほんと単純な結果が何を意味するかということが研究では一番大事..か..

..こういう状態で派閥や権力だけが動くのはストレス..一匹狼(そういえば一匹狼って懐かしい言葉)でがんばるか....ようするに孤独ということ..むむむ


2005年09月15日(木) 捏造論文..再び..

..しかし、どうしてこんなことが起きるのか...

..もし本当ならデータが怪しいとかそういう問題ではなく、研究をする以前の問題である...

..研究者なら誰でも最初は知りたいことをやりたいという気持ちで取り組み、純粋な気持ちで研究者生活に入る..

..それがいつしか、予算の問題、論文の質の問題、名声といったところに振り回され、純粋に何かを知りたいと興味が一番後回しになる..悲しい..

..研究の発展とともに高価な実験器具が開発され、莫大な予算が投入される..本当にそんな高価な機械が必要なのかと考えると、あっても大学内に一台あればいいんじゃないのという機械も多い...予算消化のためにしょうがなく買っている..これも国民の税金である..ボーナスが多すぎてしょうがないから大きな冷蔵庫を2〜3台買うみたいな感じだ..そんな事を一般家庭がやるはずもない..そんなことを天下の有名国立大学が平気でやっている..

..一度大きな予算をあてると、その予算をまた貰いたくなる..大きな予算をあてたという名声を得るためにはその予算を当て続けなくてはいけない..そうじゃないと敗北者扱いされる..

..日本人が海外の有名研究室にいくと、ものが少ないことに驚くらしい..要するに研究室間で貸し借りするらしい...そんな横のつながりで研究できることが日本に求められる..日本は極めて研究室が閉鎖的である..

..閉鎖的な研究室が怪しまれても他の研究室は我関せず..同じ大学の同じフロアーなのに話もしない..

..そんな日本の体質から出た捏造問題..これが本当なら再び日本の研究は信頼を失う...

..とはいえ、一度大きな予算あててみたいなあ..死ぬまでに1回でいいから..


2005年09月14日(水) 利権から理念の時代へ

...今週はセミナー...ひさしぶりにデータの整理をした感じだ...

...小泉さんが大勝したことは、ある意味、利権の時代から理念の時代に入ったのだとYさんが述べている...

...”こういうものだ”から”こうあるべき”への転換はすべて真実かどうかはわからないが、”こういうものだ”という利権主導型よりましである...

...自民党の快勝は必ずしも多くのサラリーマンにとって楽な結果を生まないのかもしれないが、多くの国民は納得している...

...政治といういかにも利権がうごめく世界で理念が先行したことは、多くの職種で同じようなことが起きると思う...一部の利権者が逃れる時代は終わった...

...こうなるといかに理念を形成できるかが、大切か...これも大学の世界では難しい...官民格差の是正は国公立私立の是正に近いが、多くの国公立教員は私学化することに反対だ...しかし、それは今後許されないと思う...

...面白いことに世界的に権威のある研究者でも、国立大学の独法化反対の理念は小学生なみである...要するにだだをこねているようにしか聞こえない...

...わかっているけど、いやだ...という叫びが国立大学の教員から聞こえている...今までどれだけ利権にすがってきたかがわかる...

...今後の18才人口の減少は大学に対して極めて深刻な影響を与える...しかし、そんな大人たちを教育したのも大学である...今後の理念はどこへ...


2005年09月13日(火) ”のぼせろ”

...少し、面白いテーマがみつかりそう...

年をとると、いろいろ雑念が出てあーじゃこうじゃと考えるが、最近思うことは、年齢を重ねると

”私はこんなことが好きで、こういうことに向いている”

という自分への客観視みたいなところが出てくる...これって非常に重要で、何かをするときに必ず壁にぶつかったり、ぼろくそにされても、結局、自分が好きなことに向かって進んでいる気がする..

...最近、小学生や中学生に対して将来を見据えて好きなことをやりなさい..みたいな教育があるが、そういう特権が得られるのは大人になってやらせればいい...未成年には”やることをやれ”これだけだ...

そして、だいたい30代くらいから、とにかく”好きなことをとことんやる”...仕事とか趣味とか関係なく、自分がやりたいことをとことんやってみる...そうすると、なんとなく見えなかったものが見えてくる...

...知り合いのポスドクが研究職から離れることになった...残念だが本当に研究が好きだったのか疑問が残る...面白いと感じることと好きなことは別物だと感じる..

ある女優が、”人生にはのぼせることが大事”と話していたが、のぼせるくらい好きなことがあれば、人生はあまりにも楽しい...

好きな事でのぼせあがると、さらに深いのぼせあがりができる...

...私も昔は実験でのぼせあがって眠れないことがあった..が今はぐっすり睡眠...なにかのぼせあがることないかなあ...しかし、年をとるとのぼせると後が大変..一気に疲れがくる..

...小さなことでのぼせよう...”昼は唐揚げだ、わくわく”???


2005年09月12日(月) 選挙...これからの日本は?

...ひさしぶりに家を掃除...台風でぼろぼろになったよしずを交換..よしずを買うのもお金を気にする..

...選挙という家族サービス...みんなでマクドナルドへ行く...マクドナルドは日本のファーストフードに高カロリー食を持ち込んだ...

...そして、家族で投票...政治家にはいろいろお願いしたい...なんとか、ニッポーン!とか叫んでいないで、はよ仕事せえという感じだ...

...奥さんが最近、桃鉄にはまっている...私とすでに200年やっている...すべて私の勝ちである...サルなんとかというクイズでは嫁さんに全敗でも、桃鉄では負けたことがない...

...夜はなんとなく戦争のドラマ...少し前に生まれていたら死んでいた可能性は十分にある...この苦しさからたった数十年で再生した日本は素晴らしい国だ...

...しかし、戦争もしていないのに膨大な借金を抱え、少子高齢化で先行きも極めて不安な今後...

...まあ、不安な今後の日本といっても、いつの時代でも同じである..生きている限り、先行きは不安だ...不安がない世の中はない...

...政治家は大変だが、大勝した政党はがんばってくださいよ..ホント...


2005年09月10日(土) ありがとうおやじ

...なかなか、涼しくならない...しんどい...

...昨日のテレビで、自分の奥さんに”ありがとう”と言ったらどうなるか、なんて企画をやっていた...

...家族のつながりが希薄になる時代...妻が働き、経済的に自立し、子どもの数も減り、多くの教育費が注がれる時代..個々が強調される中でお互いに支え合うことが意識できなくなっている中で、心の空洞化が進みつつある...

...共稼ぎでなくても、夫の給料が少なくても、仕事がうまくいかなくても、子どもの学力が低くても、家族の中でお互い支え合うことを確認できれば、それはすごく幸せな事だ...

...どんなに日頃からがんこでむちゃくちゃなおやじでも、よっぽどでもないかぎり、”いつもすまんな”という気持ちはあるし、それがあるから少ない給料で頑張れるという現実もある...

...だから、たまには嫁さんに”いつもありがとうな”っていいましょうや...そこのおやじ...あなたですがな...

...という私も言っていません(切腹)


2005年09月09日(金) 10年間で得たもの

...台風の間...出張...

...この会議に参加した10年ほどまえ、なんと凄いと感じたものだが、今はこんなものかという印象だ...

...ひさしぶりにその世界のいろいろな人と話したが、改めて研究者が評価されるとは何かという事を考える...

...やはり、それはパイオニア的な質の高い研究を続けること...に尽きるのではないか..

...ただ、それを実施していくのは大学によって全く違う...教育的に育てていくところもあれば、切り捨ててていくところもある...

いずれにしても、結果しか評価されない...大学が悪い、教授が悪いと嘆いても結果が出なければ、同情もされない世界だ...

...だから何か不満があってもここでやりたいと思えば、教授の機嫌をとってでも結果を残す...それが嫌ならやめればいい...それは本人次第である...

...しかし、それがいいかどうかは別かもしれない...大学が教育機関である以上、受け入れた学生を傷つけて辞めさせる切り捨て教育をする教員はいくらノーベル賞クラスの仕事をしても大学にいてはいけないとも感じる...

...高い業績を残した研究者も全員が堅物ばかりでなく、その性格、姿勢は千差万別だ...その人が受けてきた教育の質が反映されている気がする...

...この会議も今年限りだが、多くの友人を得ることができた...このことが一番の収穫だろう...

...この経験を踏み台にして次のステップを踏めればいいのだが...

まあ、おやじになれば踏み台にされるのが幸せかもしれない..踏まれて踏まれて幸せを感じる(ちなみに私はMではない!)...


2005年09月04日(日) 思考の気分転換

...昨日食べたカレーが胃にもたれている...老いた胃はしんどい...

...今年は今までの学会を整理...長くつきあった学会を離れるのは辛いが、10年に1回ぐらいのスパンで切り替えるのは気持ちを切り替えるのにいい...

...ここ数年間で大学の姿は豹変しつつある...良い面もあり悪い面もあるが、今までのようにはいかない...

...国立では教授が助成金をとれないと卒論すらかかせることができない可能性が出てくる...大学の公費があまりにも少なくなりつつある...
知り合いのW教授も昨年、自費で学会に参加していた...大変な時代である...

...こんなに競争が過激になると、おそらく嘘の論文が増えるだろう...こうなって欲しいという結果を無理矢理まとめたものなら、まだいいが、実験もしていないのに結果があるなど”架空論文”...

...ただ、一番問題なのは本人にその意識がないということ...つまり心身共に正常な判断ができなくなっている...こういうエリートは山ほど居る...

...今日は英語のテスト...内容を考えないテストは楽でもあり、つまらなくもある...しかし、たまには思考の気分転換は重要だ..

...論文はでなくても正常な判断はしていきたいなあ...そんな老後を過ごしたい(?)


2005年09月03日(土) 平均の戸惑い

...ハリケーンの被害はあまりにひどい...地球温暖化の結果か...

...昨日購入した雑誌にその年代の生活の平均みたいな記事があった...

...若い夫婦の子どもの数は何人とか、週に何回家族で外食するとか...そんなアンケートだ...

...その中で家族と夕食を取る回数なんて項目があり、ほとんどの人が週に5ー6日だという...え?そうなんだ!

...私なんて週に1回...そうじゃないと仕事が進まない...給料は平均より良いが、教育と研究の労働力から考えると少ないくらいかもしれない...

...実験系でばりばりやっているひとも、ほとんど夕食は家で食べていないという印象だ...これは平均からみるとかなりかけ離れている...

...平均というのは、一体なんだろう...と思うことがある...大学に限らず、平均的な事をやっていては仕事は進まない...

...言い換えれば出世したければ、平均的な生活をしてはだめだということだ...家に帰っても晩酌をせずに英語の勉強をするとか、平均的な仕事をこなしているだけでは、自己の能力は高まらない...

...最近、大学の職階も年功序列的な発想がなくなってきたが、これは良いことだと思う...年をとれば出世できるという発想は特に大学に置いては意味がない...おやじになればだれでも人を指導したり、論理的な発想ができるわけがないからだ...

...英会話やスキーなどの能力は行った時間が重要だと言われる...英会話だと2000時間は必要らしい...大学などのアカデミックポジションの評価は、平均的な勤務時間ではなく、研究や教育に関わる時間で行うべきだ...大学に来てお茶飲んで帰る人は山ほどいる...

...しかし、そのパワーも年と共に減衰する...私はもうだめだ...後は期待できる若手に未来を託すか...悲しい...


2005年09月02日(金) 子どもは早く寝る..

...秋のなのに暑い...ハリケーンの被害...地球はどうなりつつあるのか...

...地球はひとまずおいといて、最近どうも気になることがある...子どもの平日塾通いである...

...いつも、仕事が遅く、ぷらぷらと電車を降りると小学生がぞろぞろ出てくる...夜の10時である...

夜の10時に小学生がいたら、警察官は補導すべきである...塾かなんだかしらないが、10時に帰ったら結局寝るのは早くて11時くらいか...第一、小学校の宿題はどうなっている...近所の家ではおやじの方が早く、子どもを迎えに行っている有様だ...どうかしてる...

...私も昔、塾には行っていたのであまり人の事は言えないが、平日にこんな遅くまで外にいることなんて考えられない...

...ゆとり教育への焦りもあるのかもしれないが、子どもの健康状態が非常に軽視されている...

...親が遅ければ子どもは居場所がないので塾に行かせる場合もあるだろう...そうやって親子のつながりが希薄化する...

...ゆとり教育の弊害がいろいろ出ている気がする...もし、こんないいところが成果として出ているというなら、それを国民にしっかり示すべきである...

...私もドラマみないで早く寝ようか...最近老化のせいか、早朝に目が覚める..はあ


2005年09月01日(木) 戦いを挑む女性

...実験で...む?...なにやら結果が...でも、予想とは全く逆な結果...しかし、それはそれで面白い...

...大学院生の論文にいちゃもんがつく...”面白いと思っていないのだろう”と教授...

...研究といっても、結局詰まるところ、人間臭いところがあって、あいつは知っているから、論文通してやろうとか...そんな微妙な駆け引きがある...

...ただ、それはやはり”微妙な論文”であって”決定的な論文”ではない...本当に面白い論文はやはり受理される...

...来週から学会だが、例のバトルが見られるのだろうか?Tさんは、昔一緒に焼き鳥を食べにいった仲の良い(と思っている)素敵な女性だが、学会では、大きな研究室の大ボスに1人で戦いを挑んでいる...どんなに大ボスでもルールを無視した行動には徹底的に対決する...

...実際には世界的に評価されているのは彼女だからできることだが、現実的にはなかなか難しい...そんな姿をみていると、私もまだまだと感じてしまう...

海外の研究室に行く前に”私と立場を交換しません?彼氏があなたの就職先の近くにいるの”なんて言っていた彼女...

...そんな彼女と会える学会も今年限り...少しでも話ができたらうれしいもんだ...


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