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■おほほ頬。
2014年04月23日(水)
娘・R(10才)が、こないだ買ったポケモンのぬいぐるみをほっぺたにすりすりして
「このかんしょく、すきー」
と言っていたり、僕が椅子に座っていると相変わらず僕の背中と椅子の背もたれの間に割り込んできて
「ここが落ち着く」
とか言っているので、Rのほっぺたをぷにぷにして
「パパはねー、Rとタク(8才の息子)のほっぺたさわってるのが好きさ」
と話した。ちょうどタクも近くに来たのでタクのほっぺたもさわりまくった。子供たちのほっぺたはとにかくぷにぷにで飽きない。おいしいとほっぺたが落ちると言うけれども、ちょっとつまんだだけでぷよんと取れてしまいそうなほど柔らかである。
「ボクのは特にいいでしょう!つやつやぷうだもん!」
そしてタクは自信満々。タクのほっぺはホントにツルツルで、更にツヤツヤと光沢すらある。なので僕がそのほっぺを「つやつやぷう」と名付けた。どうやらそのネーミングを気に入っているのである。
「パパは君たちが寝てる時もそーっと、ほっぺたさわるんだけど」
「そうなの!」
「Rにやると、ものすごい嫌な顔をして向こうむいちゃうんだよね」
「えー!」
Rはほほを赤らめて「そうなの?」と照れた。そうなんである。健やかな寝顔をちょいちょいとツンツンして寝るのが僕が一日の最後にやること。
一緒に寝られて、寝顔にちょっかいを出す。そんなことが出来るのも、もうすぐ終わるんだろうなあ。今日からはひとりで寝る、と、言い出し、ほっぺたを突っつこうものなら変態オヤジ扱いされ…
ほっぺたより涙が落ちてきた。なんつって。
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■オヤジは子供を浜松町。
2014年04月21日(月)
息子・タク(8才)が浜松町にあるポケモンセンターに行きたいという。
ポケモンセンターというのは、ポケモングッズ専門店のことで、タクははまっているポケモンカードゲーム関連グッズを買いたいんだそうだ。
「じゃあRも欲しいのがあるの。ポケモンのぬいぐるみ」
が欲しいのだという。
「ぬいぐるみって意外と高いよ?何千円もするかもよ?大丈夫?」
としっかり者の嫁が娘を脅すと
「…じゃあちっちゃいの探す…」
ちょっと出鼻をくじかれたようだ。そう、ふたりの予算はお小遣い千円ぶんしかない。その中でやりくりするよう命じている。
そんなわけで僕が連れて行った。ポケモンセンターに着くと結構な繁盛ぶりで、客層もファミリー層からオタク層、普通にかわいい女の子層から外国人観光客層まで様々なジャンルの人達がいる。
タクはお目当てのポケモンカードを入れるケースを、そしてRは
「みてみてー、これカワイイの。あとモフモフして気持ちいいの。あと1000円なの」
ということでお気に入りのぬいぐるみを見つけたようだ。なんか、わたあめみたいなポケモン。僕はまだ151匹だった最初のころのポケモンは覚えてるんだけど、それ以降のは全然ついていけない。
ポケモンカードのルールについては更に分からなくて、タクが説明してくれるのだけれども、なんだか外国人と喋ってるみたいでサッパリ分からない。一方Rは
「パパ、あのね」
と学校での出来事を話してくれるのだけれども
「あのね、こんどおみくじ委員になったんだけど、○○ちゃんが先生になんか言って昼休みにドッジボールで遊んだら一輪車が…」
どうもこの子は人に説明することになると壊滅的で、なんだか宇宙人と喋ってるみたいになる。
「てかなんなんだよ、おみくじ委員て」
「パパ、今日は凶」
「ダジャレかよ」
ともかく買うものが決まったらレジに行くぞ、財布を用意しろ、と指示すると、Rとタクはニヤリとして
「ねえパパー、(自分たちの小遣いじゃなくてパパのお金で)なんか買ってー」
やっぱり僕におねだりが来た!しょうがねーなー、じゃあ安いのならいいよ、と言ってしまい(いつもそうだから毎回たかられるのだ)、タクはポケモンカード2袋、Rはポケモンの文房具を持って来たのでそれを買ってやることにした。
「その代り…。これからお台場でNegicco(新潟出身のアイドル)のライブがあるから付き合え!
「いいよ!」
嫁から許可を貰えたので、浜松町からお台場のライブ会場に向かうのでありましたとさ。
子供ポケモン親好きもん。
おまけ:レアカードが出たとかで、ゆりかもめの中で興奮するRとタク。
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■キッスは目にして。
2014年04月20日(日)
新しいコンタクトレンズを作るため眼科に行った。
嫁も一緒である。子供たちは家で留守番。というか、息子・タク(8才)の友達がウチに遊びに来ていた。
同じコンタクトレンズ使用者とはいえ、僕はハード派で嫁はソフト派。お互い譲らないところがある。
「ソフトだとでか過ぎて入らないんだよね…」
と以前嫁に言ったことがあった。その時嫁に
「あはは!目が細いからね!」
大爆笑された。日頃嫁の貧乳を馬鹿にしていたツケを思いっきり食らった格好であった。
さて、眼科にはアサイチで行ってみたんだけど既にメチャクチャ混んでいて、やっぱり日曜日ってやってるお医者さん少ないから激混みなんだなああ、と。
嫁も僕もいくつかの検査があり、嫁の方が先に終わってしまった。
「じゃあ帰るねー」
えー、一緒に帰ろうよー、と寂しく思ったのだが、僕はもっと待たされる可能性があるしなー、と嫁を見送った。それは正解で、僕がドクターから診察を受けるまで更に1時間も待たされた。そして診察室に入ると、待ち受けていたドクターに
「緑内障かもしれないので今度検査受けてみてくださいねー」
とものすごいことをサラッと言われてしまった。こんなオチがあったとは…。メチャクチャ凹んでしまってウチに帰った。嫁に
「僕緑内障かもだってー!どうしよう!もう治らないようー!」
と泣きついたら
「まああの先生、大げさで点数稼ぎ的なところもあるから…」
うざったい顔をしながらも慰めてくれた。嫁はそれから
「区長選の投票、行く?」
と聞いてきた。
「それどころじゃない落ち込みだよ…緑内障直してくれる候補がいたら投票するよ…」
「あっそ」
嫁に呆れられた。
コンタクトレンズは在庫切れで何日か後にならないと手に入らないし、嫁に「今夜どうだ」
というアイコンタクトも通じなくて散々でありましとさ。
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■ソフトボール・オン・デマンド2.
2014年04月15日(火)
日曜日は朝からおっさんソフトボールの大会であった。
まだ家族が眠る中、徹夜明けだの二日酔いだのひどい顔をしたおっさん共が集まって、大会会場にレッツラゴー。
相手が勝ったりこちがら負けたり、白熱の試合を繰り広げ、午後の試合になったあたりに電話がかかってきた。試合中でワチャワチャしていたので結構イラッとしたら
「パパー?あのねー、試合見に行きたいのー」
娘・R(10才)からであった。今からだと最後の試合がだいたい1時間後にあるからそれに合わせておいで、と伝えた。すると
「ワタシはめんどいから行く気ないんだけどRが行きたいっていうから行くわー」
Rから電話を変わった嫁の、実にめんどくさそうな声が聞こえてきた。うるせえグローブでお尻揉んじゃうぞ!
やがて最後の試合が近づき、準備をしているとまた電話がかかってきた。またしてもワチャワチャしていた時なので更にイラッとして出たら
「あのねー、たっくん(タク:8才の息子)が行かないって言うからやっぱり行かないー」
「勝手にしろ!」
とガチャ切りして試合に赴いた。
ウチに帰ってから
「なんだよもう、行くって言ったり行かないって言ったり!試合中だから電話に出るのも忙しいんだぞ」
とRに文句を言うと
「だってたっくんが急に友達と遊ぶって言ってそっち行っちゃったから…」
Rは行く気満々だったのだが、タクが気紛れで友達と遊びに行ってしまったとのこと。タクと一緒じゃなきゃ嫌だったので行くのをやめたとのこと。RはRで板ばさみだったらしい。つっけんどんにしてちょっとカワイソウだったか。
「たっくんが友達と遊んでる間、ママとユニクロ行ったの。これパパの」
と青いシャツを渡された。そういえば、隣の街にユニクロがオープンし、チラシが入っていたので、もし行くならオープンセールのシャツを買っておいて、と嫁にお願いしていたのであった。で、その通り買って来てくれたのだという。
「土曜日は激混みだったって聞いたからホントは行く気なかったんだけど、今日は空いてるってメールで教えてくれた人がいたから行った」
と嫁。今日の嫁は、自分は行く気ないんだけど仕方ないから行った的なスタンスのようだ。
ではこれはら僕も行く気はないんだけどおっさんソフトボールの反省会に出席しなければならないので魚民に行ってきまんもす。
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■娘よ。
2014年04月13日(日)
考えてみると、娘・R(10才)はもう小学5年生である。
5年生といえばもう思春期ではないか。オヤジが忌み嫌われ、「キモイ」「クサイ」「寄らないで」「触らないで」と、今まで懐いてきた娘が手のひら返しになる時期である。もう僕もいつRにそういう態度を取られてもおかしくない時期にきてしまった。待ったなしである。
ただ今のところ一緒にお風呂に入ってくれるし、一緒に寝てくれるし、イスに座っていると、いつも僕の背中とイスの背もたれの間にぐいぐい入り込んできてへばりつく。
「なんでいつもここに入ってくんの!」
まとわりつかれるのは嫌いではないのだが、さすがに窮屈なので聞いてみると
「ここが好きだから。ここはRの指定席なの」
とのことで、何故か知らんが気に入っているようだ。そんなわけでまだRに思春期の兆候は無い。
ある日、子供たちと出掛けたとき、Rと手を繋いで、これもまた、ああ、いつまで一緒に手を繋いでくれるんだか、思春期になれば云々…とか泣きそうになりながら歩いていたところ、向こうからランニングをしているおっさんとすれ違った。
「あれ?こんちは!」
「あーどもども!」
よく見るとRの同級生の父親であり、おっさんソフトボールチームのメンバーのひとりであった。
「いやー、体鍛えてんだねー。偉いわ…」
と感心しながら颯爽と走り抜けていくおっさんを見送ると
「パパも見習わないとね。ウフフ」
Rがしたり顔で呟くではないか。その上目遣いのいたずらっぽい笑顔が、なんかおませな女の子みたいでドキッとしてしまった。やっぱり成長しているんだなあ…。
ご成長ありがとうございました。
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■イッテQサカモトQ。
2014年04月11日(金)
子供たちがひとつ上の学年になった。
新学年になってから、家を出る時間がずれていたが、今日は娘・R(10才)と一緒に家を出た。しかし息子・タク(8才)はまだ出てこない。
ウチの前に一緒に登校する子供達が待っていた。3月までは一緒に学校に行っていた6年生の女の子ふたりはもういない。中学生になってしまったんだなあと実感する。
でも卒業する子もいれば入学する子もいる。ランドセルに黄色いカバーを付けた女の子がひとり。新一年生ちゃんだ。道挟んで斜め向かいのウチの子だ。
「おはようございまーす」
とお母さんと挨拶する。今まで話したこともなかったが、子供繋がりだと自然と挨拶が出るもんである。
「じゃ、行くよー」
一年生ちゃんを守るようにR達が出発する。
「あれ、タクを待たないの?」
「うん!」
無慈悲な姉はタクを置いてけぼりにした。まあ、遅れるほうが悪いんだよな…と、僕もとっとと行こうかと思ったが、ひとりぼっちになってしまうタクがなんとなくかわいそうで待ってやることにした。
「おはようございまーす!」
学校のイケメン先生が颯爽と歩いて来た。僕もイケメンと喋りながら行ってしまおうかな、とも考えたがやはりタクを待った。イケメンは道の先でR達に追いついてキャアキャアやっている。いいなあ。
あまりにも遅いので玄関に戻って
「何やってんだよ!」
と急かすと、タクは靴を履いているところであった。
「もうみんな行っちゃったぞ」
「大丈夫!走れば追いつくから!」
タクはそう言ってびゅばーす、とものすごい勢いで行ってしまった。そして取り残された僕。
なんだ、ひとりぼっちでかわいそうなのは僕じゃないか。
上を向いて歩こう。涙がこぼれないように。
ひとりぼっちの朝〜。
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■声優、セイミー。
2014年04月09日(水)
子供達に見せるため、映画版「ドラえもん」を何作か中古で買った。
娘・R(10才)も息子・タク(8才)もドラえもんは好きで、単行本を読んだり映画館にも何回か観にも行っている。ふたりが目を輝かせている姿は、僕の子供の頃と同じでありドラえもんの魅力の色褪せなさに妙に感動している。
ドラえもんの映画が今も続いていることはもちろん知っていたが、昔の作品のリメイクも出ていることは最近知った。ちょっと前に嫁と子供達が「のび太の大魔境」のリメイクを観に行ったからである。
僕は最初の映画「のび太の恐竜」を映画館で観た。ドラえもんが映画に!と子供心にすごい興奮して、親に宇都宮の映画館に連れてってもらった覚えがある。同時上映がモスラ対ゴジラだったらしいがそれは覚えてない。
それからの映画版ドラえもんは、原作マンガがコロコロコミックに連載されていたため、それだけ読んで映画は観ていない。コロコロは中学に入るくらいまでは読んでたかなあ。
この日、僕はふたりに「のび太の宇宙開拓史」のリメイク版を見せた。僕が子供の頃好きだった作品で、西部劇のオマージュが含まれているが印象的だった。
藤子不二雄の自伝的マンガ「まんが道」に、藤子不二雄が手塚治虫と「ヴェラクレス」という西部劇を観たエピソードがある。ラストで主人公と悪役が拳銃で決闘し、ガーンと撃ち合った後、悪役がニヤリと笑う。悪役の勝ちなのか?と思わせたところでその悪役が倒れ、主人公が勝ったことが分かる。その演出がよかった、と絶賛している。
それが「のび太の宇宙開拓史」でも使われている。物語のクライマックスでのび太と敵のギラーミンが拳銃で決闘する。銃を撃ち合った後、のび太は汗をダラダラ流しながら倒れる。そしてギラーミンはニヤリと笑う。ギラーミンの勝ちなのか?と思わせといて
「おまえの…勝ちだ」
と呟きながらギラーミンは崩れ落ちる。のび太が倒れたのは緊張によるものだった…というところが最高にカッコよかった。
リメイク版は旧作より結構いじられているらしいが、子供達にとっては今の作品が原点になるのだろう。僕にとっても当時の原作が原点だ。
その後に「のび太の海底奇岩城」を見せた。これも僕が好きだった作品のひとつである。子供達も食い入るように観るだろう…と思ってたら
「もういい」
Rが始まって10分ぐらいで見るのをやめてしまったではないか。
「なんで?つまらない?」
つまらないわけあるか、と思いつつも聞いてみたら
「声が違う。見られないよ」
ガーン。
お前は山岡士郎か。しかしそうなのだ。この作品はリメイクじゃないから声が大山のぶ代(他)なのだ。僕が今のドラえもんを観る気になれないのは、のぶ代(他)の声じゃないからなのだが、子供達は逆だったんだね…。
繰り返すが、子供達には今の作品が原点で、僕には当時の作品が原点なのだ。
原点って重要なんだなあと思いつつ、僕は減点パパってやかましいわ。
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■ギブミー花見ー。
2014年04月06日(日)
家族で花見に出掛けることにした。
「どこに花見に行く?上野?浅草の隅田川?」
と本場志向の嫁は妙にワクワクしていたが、そのへんに行くには時間がかかる。既に時は午前10時。未だに娘・R(10才)と息子・タク(8才)が朝ご飯をダラダラ食べており、既に出遅れティアヌス。
そんなわけで近場の新井薬師公園にした。桜まつり開催中で、たくさん屋台が出ていたり、ステージでオバサン達が合唱していたり、大変盛り上がっていたが
肝心の桜はほぼ散っていた。昨晩の無慈悲な雨と風にトドメを刺されたものと推測される。
「パパー、やきそばたべたい」
とR。
「ボクはチョコバナナ!」
とタク。
「あ、あそこの人、とうもろこし食べてる!どこで売ってんの!」
と嫁。皆、花よりダンゴ過ぎる。
嫁や子供達の食べたいモノを探して調達する僕。新井薬師公園内の屋台は町内会のおじさんおばさん達が主体で、道挟んだ隣の新井薬師梅照院の境内にはテキヤ系の屋台が中心、と、屋台が棲み分けしていてい面白い。
テキヤ系の屋台の女の子達は、皆生活疲れした元ヤンみたいな感じで結構ソソる。そんな子からチョコバナナを受け取ると結構興奮した。
食べ物を買ってきてやると、さらにRが
「ジュース飲みたい」
とか言い出すので、じゃあ僕もビールでも買ってくるかね…と、公園の近くのコンビニに向かったら
公園の前にある中野通りの桜並木はまだまだ綺麗であった。こっちで花見したかった(迷惑行為)。
腹が満たされるたRとタクは、公園にある遊具で暴れ始めた。昨日の雨のせいで、滑り台の下には水溜まりが出来ていて、遊びにくい感じだったけれども子供はそんなのおかまいなしだ。
猿回しの一団も来ていた。
猿と行動パターンが同じなタク。
和やかなお祭の雰囲気の中で、しばらくまったりとした時間を過ごしていたい…などと酒が回ってきた頭で考えていたら、
「ぶわあああ!」
「タクが水溜まりに落ちた!」
タクのズボンが泥だらけになってしまい、とっとと帰ることになってしまった。
「ホントはジャンプして水溜まりを避けようと思ったんだよ。でも失敗しちゃった」
「はいはい」
タク、半ベソ。家に帰って脱がせたらパンツにもお尻にも泥が。
「風呂に入れ!」
シャワーでタクのお尻を洗う僕であった。
「ああ、ボクのカワイイお尻が汚れちゃったよう」
とおどけるタク。確かにカワイイんだけど。自分で言うな。
桜の花見の後は桃尻の尻見でありましたとさ。。
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■泳ぎになってティーチャー
2014年04月05日(土)
実家に帰った時、必ずと言っていいほど行くプールがある。
普通の地味な市営のプールなのだが、娘・R(10才)は
「あったかいプール(ジャグジーのこと)と暑いお部屋(サウナのこと)があるから好き」
で、息子・タク(8才)
「アイスの自動販売機があるから好き。帰りに買って!」
なんだそうだ。それぞれお気に入りのツボがあるようだ。今住んでいるところの近くにもいくつか区営のプールはあるけれども、この条件を揃えたところはないので、ふたりはどこよりもココに来たがるのだ。
プールが好きだからといって水泳を極めたいとかそういうスポ根のノリではなく、泳ぎたいように泳ぎ、じゃれ合い、遊ぶ。Rはクロールが苦手なので
「見てやるからクロール練習しようぜ」
せっかくなので鍛えようと思ったら
「やだ」
あっさり振られ、Rはすいすいと平泳ぎで泳いで行ってしまった。
このプールの利用層は多くがお年寄りで、三途の川を歩いているような感じで水中ウォーキングをしたり、煮干が浮いているような感じでゆったりと泳いでいる。あとは僕らのような子連れがたまに1組か2組来るぐらいで、肝心の若い女の子は絶対いない。なので水着ギャルのおっぱいに目を奪われ、プールから出られなくなる心配は、残念ながら無い。
そしてお年寄りはキッチリ運動するためとか、子連れは水泳を上達するためとか、皆まじめに取り組んでいる。特に目的もなくただ水遊びのノリで来ているのはウチだけではないだろうか。
だからRとタクが周りに迷惑になるのではないか、と思えるぐらいにふざけ始めることもある。ここは普通の25メートルのプールで、コースごとに右側通行で泳いでいかなければならない。暴れたりするのはもちろん禁止だ。
ふたりはわざと溺れているようなフリをして、水に浮かびながらガボガボと暴れている。
「やめなさい!何やってるんだ!」
ふたりをとっ捕まえてきちんと立たせたところ、
「あのねー、空のUFOから光が当たって、体が浮いてUFOの中までさらわれるところのモノマネ」
「矢追純一かよ!」
思わず笑ってしまったがきちんと叱らなければならぬ。
「ふざけてんのはお前らだけだぞ!まじめにやれ!分かったかR!」
「あ、おならしちゃったぷぷぷ」
「ちゃんと聞けよ!本当にUFOにさらいに来てもらうぞ!」
「やだー!」
そんなこんなで、なんとか真面目に水泳を終えたふたりは
「アイス買って!」
満面の笑みで自販機コーナーがあるロビーにすっ飛んで行った。
「はいはい、走るな走るな」
自販機コーナーあるのはセブンティーンアイスだ。ふたりともどれにするか真剣に悩んでいた。そのうちタクは隣のカップラーメンの自販機にも目移りして
「カップラーメンもいいかな…」
どちらにするか思いっきり迷っていた。UFOにさらわれるモノマネは余程体力を使うらしい。
結局はふたりともアイスを選び、ペロペロと舐めていた。いつかこの子達が大きくなって、
「よくプールでセブンティーンアイスをオヤジに買ってもらったなあ」
なんて思い出してくれる日は来るんだろうか、と無邪気な顔を見ながらそう思った。
アイスだけじゃなくプールにもセブンティーンぐらいの女の子がいればいいんだけどなあ…。セブンティぐらいの人はよくはいる…。
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■隣の子とラーメン。
2014年04月04日(金)
栃木の実家でくつろいでいた。
娘・R(10才)と息子・タク(8才)は、隣に住む女の子と遊んでいる。この子はタクと同い年で、僕らが帰省するとすぐ
「遊ぼ!」
と、すっ飛んで来るのだ。何ヶ月かにいっぺんしか会わないのに、昨日も遊んでいたかのような打ち解けっぷりは羨ましい。
いつの間にか外が暗くなり、
「ラーメン食べに行くならそろそろ出かけないと閉まっちゃうよ」
と母が急かす。実家の近くのラーメン屋に行くことにしていたのだ。帰省する度に必ずと言っていいほど食べに行っている美味しい店である。だけど夜はとても早く閉まってしまうのだった。
よしじゃあ行くべか、となったのだけれども、子供達が仲良く盛り上がりすぎていて、隣の子ちゃんをポイッと帰すのもなんだか気が引けたので
「いっしょに行くかい?」
とを誘うと
「行く!」
即答だった。
「じゃあお母さんに言っておいで。てかお母さんも一緒にどうかな」
女の子は自分の家にすっ飛んで行って、すぐ戻ってきた。
「お母さんは用があるから行けないって。あとお金持ってきたよ」
ありゃ、気を遣わせてしまったか。外に出るとちょうどお母さんも庭に出ていたので、
「こっちが誘ったんだからいいんですよ!」
「あらーすいませんねえ」
「じゃ、娘ちゃんお借りします!」
と挨拶してレッツラゴー。ラーメン屋に到着すると結構な混み具合で。
店員さんの中に、長髪のお兄さんがいる。いつもオールバックで結んでいるイケメンで、エグザイルにいそうな感じなので僕らは勝手に「エグザイル」と呼んでいる。この日もエグザイルが厨房にいるのを母が目敏く見つけ、
「あ、エグザイル髪切ってる!」
と小さく叫んだ。なるほどサッパリとした髪型になっておりエグザイル感が減少してしまっているではないか。いや、だから何だということもなくて、わりとどうでもいいことだ。しかし母は気になるようで、ちょうどエグザイルが注文を取りに来たので、
「髪切った?」
と嬉しそうに訊ねるではないか。タモリかよ。
「ええまあ」
エグザイルはちょっとはにかんで答えた。
「ウチの孫がファンなのよ」
母がタクを指してそんなことを言うと
「ぶふっ」
エグザイルは表情を変えずに噴き出し、速やかに注文を取って厨房に戻って行った。母よ、自分がファンなくせに照れ隠しにタクを使うのはやめてもらいたい。
そんなドタバタがあったりで、Rとタクと隣の女の子は、3人でラーメン2杯と餃子2個ずつぐらいを食べた。実質タクがほぼ1杯平らげたかも。Rと隣の女の子はラーメンより餃子にがっついていた。
そして母はラーメンよりイケメンにがっつく、と。なんちて。
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■町内ふしぎ発見!
2014年04月01日(火)
実家に帰ってひと息付いた僕。
駅から車で帰る途中、とある一角に差し掛かった時、母が運転しながら言ったことを思い出していた。
「この辺は昔、遊郭だったんだよね。宿場町だったから」
地元が昔、小さな宿場町であったことは知っていたが、遊郭まであったことは今まで知らなかった。
「昔って、いつぐらい?」
「お母さんが小学校低学年くらいまではあったかなあ。子供ながら、この辺は空気が違うって思ってたんだよね」
だいたい60年ぐらい前ということになる。宿場町の名残りである古い建物は街道沿いに僅かながら残っている。しかし遊郭の名残りはあるのかどうか。遊郭だった建物はレトロというかモダンというか洒落たものが多くて好きだ。時々そういう建物を撮影したサイトを眺めることがある。
ちょうど隣の家の女の子が、ウチの子らが来たのをすぐさま嗅ぎつけて遊びに来て、子供同士盛り上がり始めたので僕がいなくてもよさそうだ。なので探索してみることにした。以下は僕の実家近辺の観光スポットレポートである。
まずは母が言った元遊郭エリア。すぐ近くながら、子供の頃もほとんど来たことがない場所。しばらくうろついてみたがやはり遊郭の痕跡は微塵もなく、ごく普通の住宅街であった。
全然関係ないけど味のある廃屋やキリスト看板や、いい感じの民家が見つかった。このまま帰るのももったいないのでしばらくうろついてみると、
子供の頃親によく連れて来られたスーパーの廃墟があった。この中に本屋があって、オバQの単行本などを買ってもらったの覚えている。
更ににうろついてみるとエロ本小屋に辿り着いた。中にいかがわしいものがありそうな秘宝館的なワクワク感がたまらない。帰省した時によく車で通るのでずっと気になっていたのだが、まさか母や嫁は子供がいる前で寄るわけにはいかず、まだ中に入ったことがなかったのだ。今日ようやくドキドキしながら趣のあるのれんをくぐって入ってみると…
残念ながらここも廃墟のようだ。ずっと前から故障しているようで、エロ本自販機も錆びまくっていた。
残念な思いでエロ本小屋を後にし、田んぼ道を突っ切っていくと、小さな祠が見えてきた。
これは「お玉稲荷」と呼ばれている、地元のちょっとした伝説スポットである。
昔、お玉さんという器量よしの娘が、ある医者に嫁いだ。しかし他にも医者に嫁がせたいと思っていた人がいて、お玉さんが離縁されるよう、ありもしないひどいことをいいふらした。
そんな話を信じてしまった医者は激怒しお玉さんを切り殺してしまった。お玉さんは
「死ぬ前に髪を洗わせて下さい」
と頼んだそうだ。しかし髪を洗っているところを殺されてしまった。
お玉さんが殺されてから、お玉さんの悪口を言いふらした人の娘が医者に嫁いだ。しかし医者にはその娘がお玉さんに見えてしまい怖くなってまた殺してしまった。
それからというもの、村の住人が雨の日に唐傘を差して歩いていると、髪をちらしたお玉さんの首がぬうっと目の前に出るようになった。
そこでみんながお宮を作り、お玉稲荷として祀るようになったのだという。ちなみに医者は気が狂い、いつの間にか屋敷さえなくなってしまったのだという。
医者が二人の娘を殺した刀をゴマ畑に隠したので、この辺は「ゴマは作るもんじゃない」と言われているそうだ。
また別の話も伝わっていて、「お玉という女性が横恋慕した男にゴマ畑で殺されたので、白ゴマを絞ると赤い血潮となって流れた」というものもある。
(随想舎「民話の海へ とちぎの新しい民話集」、角川書店「日本の伝説44 栃木の伝説」より)
この本には、先程僕が探し当てようとしうろついていた遊郭があったころには、
「そこの女郎さんたちが大勢お参りに来たという。幸せ薄い女性として同じ運命をあわれに思ったからのことであろうか」
ともある。また、僕が見た時にはこの通り前の覆いがガタガタになって外れてしまっているけれども、昔は中を隠すようにきちんと閉じられており、
「お玉稲荷の中には、血染めの手拭いが入っている」
と言われて、当時の子供はとても中を覗こうとは思わなかったとか。僕は覗いてしまったがもちろんそんなものはなく。手を合わせてお玉稲荷を後にした。
そんなわけで観光スポットどころか廃墟&オカルトスポットになってしまったが、決して僕の地元が朽ち果てているわけではない。あくまで僕が廃墟に引き寄せられただけであり、実際は新しくて広い道路がドカーンと開通し、その道路沿いにでかい店がガンガンオープンしているんである…と一応フォロー。
実家に帰って来て
「お玉稲荷撮ってきたよ。ほら」
と母に画像を見せると
「やめなさい!消しなさい!それは神様とかそういうんじゃないから!消さないと絶対悪いことが起きる!」
とめちゃくちゃ言われてしまった。母はけっこうそういうのを信じる性質である。そして僕はそういう母を長年適度にスルーしていたのでそのままにしていたのだが、
「あ、なんだか肩凝った。その画像のせいだ」
とか
「あ、氷川きよしの番組、録画忘れた。その画像のせいだ」
とかいちいち因縁を付けてくるようになってしまった。
お化けよりも何よりも、この世で一番怖いのは生身の女である。
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