今日もアリガトウゴザイマシタ。
■明日、(帰って)来てくれるな!
2011年12月30日(金)
もう帰って来ているが、娘・R(8才)と息子・タク(6才)が嫁実家にお泊りしていた。
泊まる日の朝、
「じゃあ風邪引かないようになー」
と僕が会社に行く時、タクとは拳をガツガツと合わせて別れの挨拶をし、Rは僕の手を取ってすりすりとほお擦りし、なかなか離してくれない。こんなに名残惜しそうにしてくれるのってあと何年ぐらいなんだろうか。
夜、帰って来てから嫁実家に電話してみると、嫁父が出た。どうやら僕が家を出てからほんの20分後ぐらいにウチに子供達を迎えに来たようで、
「道ですれ違ったかもしれないねェ。オレ、シャレオツな服着てたから気付かなかったかな?」
などと言っていた。シャレオツと言ってる時点で既にシャレオツでない。それを聞いたRが電話口に出て来て
「パパ、ボーッとしてるから気が付かなかったんだよきっと」
という強烈なことを言っていた。頭の中が1年中お花畑のお前に言われたくないわ!ムキになって嫁父に「何分ぐらいに電車から降りましたか」等聞いてみると、結局は僕が電車に乗って数分後に嫁父が駅に到着した、みたいなタイミングだったようだが。Rには
「今日なにしたの?」
と聞いてみたら、
「…」
5秒ぐらい無音状態。
「どうしたの?」
「…えっとー、ガスト行ってー、」
「それから?」
「…(また5秒)…あとー、たのしかった」
ニューヨークから生中継、みたいなタイムラグが発生し、最後はものすごいはしょりおった。
「R、眠いんでしょ」
「…(5秒)、うん」
やっぱりお花畑だったようだ。
そしてタクはというと、なんと前回の日記で書いた、なくした手袋が実はあったという。嫁実家に着ていったコートのポケットに入っていたのだそうだ。
「パパがボクの手袋なくした…くやしい…」
と恨み言を言っていたのでひたすら謝っていたのに
「パパのせいにしてごめんなさい」
ショボーンとした声で立場逆転。まあ手袋なんてものはよくなくなるものである。こないだRの学校に行ってみたところ、忘れ物コーナーの所にわんさかあった。そんなむなしく消えていく運命、それが手袋。
靴下と違って、「はかない」ってか。
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■手袋。東が西武で西東武。それ池袋。
2011年12月28日(水)
「あなた、タクの手袋知らない?」
嫁が、息子・タク(6才)の手袋がなくなってしまったのだと言う。いつからないのかというと、土曜日に浅草にNegiccoを観に行った時で、
「パパに預けた!」
とタクが証言し、
「それRも見た」
娘・R(8才)もその場面を目撃しているという。そして僕はバッグの中やコートのポケットなどを漁ってみたが、
「ないっす」
すなわち僕が失くしてしまったようだ。
言い訳させてもらえば、電車に乗るとやれ上着だの耳当てだのを外して僕にぶん投げてくるし、逆に絵本とかアメ玉を出せとかうるさいし、荷物の出し入れが多いんである。上着をたたんでいる内に
「ゴミ!」
偉そうにあめ玉の包み紙を突っ返してくるし、いい加減に戦艦ヤマト。
僕は自分の持ち物ですら忘れることが多いので、子供達の荷物まで見れるわけがない。自分の荷物は自分で管理しろ!ということで子供達にも手提げ袋やリュックを持たせてそこに入れさせているのだけれども、電車から降りる時に慌てて上着を取り出したり本をしまったりしている内に手袋をどっかにやってしまったようだ。
でも言い訳は言い訳に過ぎないわけで、手袋を預かった上に紛失した僕が100パー悪い。としまえんのスケートリンクの売店で買った200円ぐらいの手袋だったけれども
「ごめんなー、パパなくしちゃった」
許せ、と謝ると
「えー!」
タクは口をとんがらせていたが、
「また買ってやるからさ」
と言うとニヤリと笑い、
「手袋はいらないからポケモンカード買ってぇ」
なんてヤツだ。最近隙あらばポケモンカードを欲しがるタクである。
「だめっ。手袋ないと冬の間ずっと手が冷たいぞ!」
そう言い聞かせてタクの欲望を抑えた。その代わり、子の手本となるべき親が息子の大事な手袋を失くすということは親としてアルマジロ行為であり、それに対する罰を甘んじて受けようではないか。
手袋だからろくぶて。なんちて。
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■楽をしてもクロール、クロール、苦労してもクロール、クロール。
2011年12月27日(火)
先週、息子・タク(6才)が
「苦しいからやだ!コーチがきびしいからやだ!」
泣いて行くのを嫌がった水泳教室を、今週も僕が連れて行くことになった。先週の日記に書いた通り、号泣したとはいえ、前回のレッスンが終わった後はケロッとしていたので、ひとつ壁を越えたのかな、と。
今週は全然嫌がることも泣くこともなく、むしろ上機嫌でサクサク準備をして家を出た。この日は送迎バスがあったので乗らせてもらう。幼稚園児は親同伴じゃなきゃダメなので僕は付き添いだ。バスの一番後ろの番長席を確保したタクは、
「バスだと景色が高いところから見えるね!」
後ろ向きになって後部のガラス窓から景色を眺めていた。
「後ろ向いてっと気持ち悪くなっかんな。やめとけ」
と注意しても聞かない。そのうち到着したので降りようとしたら、ひとりの男の子が爆睡していたので
「お客さん、終点ですよー」
肩を揺すって「ドア、閉まります」→「ダァ シエリイェス!!」みたいな車掌ダミ声で起こしてやった。
受付を通って更衣室に入って着替えてコーチのところに行って…先週泣いて帰ろうとしたのがウソのように普通にこなしていく。この日は安心して見ていられた。授業が終わって更衣室に迎えに行っても
「もうちょっとでクロール25メートル泳げるんだ!」
と嬉しそうに言っていた。辛くてもそれを乗り越えるガッツがあってよかった。
「頑張れば頑張っただけ速く、長く泳げるようになるぞ」
とか
「パパが君ぐらいの時は全然25メートルどころか全然泳げなかったよ」
などと褒めてやっていると、横から知らない男の子が
「おれ、25メートル泳げるぜ!」
超得意気に話に割り込んできたよく見たらさっきバスの中で寝ていた子であった。
「すごいなあ。何年生だい?」
「2年!」
「2年でそんな長く泳げるのはスゴイね!」
2年生男子はフフン、と嬉しそうに着替えを始め、水着を脱いだところで
「チンコビーム!」
別の友達に向かってわいせつなポーズを展開した。ちんこも2年にしちゃあ長いなあ…とか変な感心をしていたら、ちんこを向けられた友達もお尻を突き出し
「うるせえ!うんこビーム!」
最低低の底の反撃を始めたので
「さ、タク、着替え終わったら頭乾かしてやるぞ」
タクが真似すると困るのでとっとと離れることにした。
帰りのバスでもタクは番長席。行きと同じように後ろを向いて景色を眺めていたら
「パパ……きもちわるくなってきちゃった…」
「だから言ったじゃん!」
「これって、ふつかよいっていうんだよね」
「車酔いだ!」
いつ酒飲んだんだっていう。
行きはよいよい、帰りも酔い酔いってか。
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■あなたに贈るプレゼント、どんな品川よいでしょう。
2011年12月26日(月)
子供達にとって、クリスマスといえばやはりプレゼントなのだろう。
「あー、はやくあしたのあさにならないかなー」
娘・R(8才)と息子・タク(6才)はワクワクしていた。そのせいか、寝る時間になってもソワソワしてなかなか布団に入ろうとしないので、
「早く寝ないとサンタさん来てくれないぞー」
ボソッと言ってみるとすっ飛んで布団の中に滑り込んで行った。
「いい子にしてないとサンタさん来ないぞー」
など、クリスマスイヴまでの限定期間、このサンタ系殺し文句はよく効く。タクは頭まで布団の中に潜り込み、布団で隠れて見えなくなってしまった。そして静かになったので、ようやく寝る体勢になったのかと思ったら、1分後ガバッと布団から飛び出して枕元をチェック。そして
「サンタさん来た?」
「そんな早く来るかっ!布団に入ってから1分しか経ってないぞ!」
忍者じゃないんだから、と笑いながら言うと
「そっか!サンタさんは忍者だったのか!家の中にコッソリ忍び込んでくるしね!」
Rがなんか変な方向に受け取ってしまったので
「いやいや違うから。ていうか早く寝ろ」
結局寝かし付けるのが大変であった。早く寝ないと枕元にプレゼント置けないんだよね…と思いながら添い寝していたところ、うっかりしたことに僕も爆睡してしまった。
目が覚めたのがもう子供達も起きそうな時間で超焦って慌ててプレゼントを用意しようと思ったら、既に子供達の枕元に置いてあった。嫁がやってくれたのであろう。助かった。
しかも「Rちゃんへ」「たっくんへ」と書かれた、「サンタより」という"設定"の手紙付きで…。嫁、やるじゃない。
そのうちモソモソと起きだした子供達はもちろんプレゼントを見つけて狂喜乱舞。
「サンタさんからの手紙もついてる!」
手紙のほうも早速読んでみるRとタク。
「えーと、『パパとママの言うことをよく聞いて、お手伝いするんじゃぞ』って書いてある!」
嫁、サンタから言わせるとは、なかなかの策士である。しかしこの手紙の字面を見たRが、
「でもコレ、ママの字じゃないの?」
「いや、サンタの字だろ?」
「ママの字に似てるー。ママが書いたんじゃない?」
どきっ。
「いやー、サンタがママの字に似せたんじゃないかな?」
「そんなことするわけない!」
うおおい、策士が策に溺れようとしてるんですけど!タクはタクで
「サンタってパパとママなんじゃないの?」
と直球の問いかけをするのでガン無視。
「あ、君達。そろそろゴーカイジャー始まるよー」
「うあああ!テレビテレビ!」
今年はなんとかうやむやに済ませたが、もうサンタの実在を信じたクリスマスは今年で最後のような気がする。ちょっと寂しいような。
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■江戸っ子とNegicco。
2011年12月25日(日)
嫁が仕事なので娘・R(8才)と息子・タク(6才)を連れて浅草へ。
東京スカイツリーをバックに写真…って変な看板がああああ!まあよい。
今日浅草に来たのはスカイツリーを観に来たのではなく、Negicco(ねぎっこ)というアイドルのライブのためである。13:30からと16:00からの2回、開催された。
Negiccoは新潟のご当地アイドルで、地元のネギを売り出すために結成され、9年目という長いキャリアを積みながら新潟のみならずじわじわと知名度を高めてきている。
うちの子供達も、僕がNegiccoのCDとかDVDを流しているのを横から見たり聞いたりしているうちにファンになってしまった。先月、ちょうど近くの光が丘のショッピングセンターにライブがあった時も観に行ったのだが、その時は
「ねぎっこにお手紙書く!」
とふたりで手紙をメンバーに渡したものである。その時以来のライブである。で、どこで観たのかというと
こんな感じ。「まつり湯」というスーパー銭湯の宴会場である。これだけで場末感たっぷり。しかしそれだけにステージとの距離が近く臨場感たっぷりだし、風呂入って酒飲んでアイドル観て窓からは東京スカイツリー、という楽しいことがいっぺんに味わえて極楽気分であった。
観客層はNegiccoファンが半分以上の客席を埋めていたが、もちろん普通にお風呂に入りに来た一般客もいるわけで。僕らと相席になったおっさんがちょうどそんな感じで、既に瓶ビール片手に酔っ払っており
「え、これ誰?」
とか
「オレ、まつり湯の社長と友達なんだけどさ」
など横からいちいちへべれけ口調で語りかけてくるのだが、Negiccoの歌って踊っているさまを観ているうちに
「いいねえ!ファンになっちゃったヨォ!」
すっかり出来上がってと一緒に手を振り回したり合いの手を打ったりしていた。Edocco Meets Negicco。
1回目の最後の曲ではステージから降りて来てくれて、歌いながら観客と握手したりハイタッチしたり。僕達も握手してもらった。もうこの手は洗えない!(その後すぐ風呂入っちゃったけど)。
アンコールではサンタ姿で登場。このエンターテイメント精神、なんかもう素晴らしいのひとことである。
ライブ第1回目の後、握手会があったのだがRが何故か
「恥ずかしいから握手しないで見てるだけにする」
ということを言い出すので、何がそんなに恥ずかしいのか問い質すと
「光が丘で渡したお手紙に変なこと書いちゃったから」
どうやら
「りんご娘(青森のご当地アイドル)に負けるな!」
という檄文を書いちゃったことを反省しているらしい。
「大丈夫だよ。多分忘れてるから」
と説得して手を引っ張っても
「やーだ!」
柱にしがみついて動こうとせず、仕方なくタクとふたりで握手をしてもらうことにした。一方タクはテンション高まりまくりで、順番待ちで並んでいる間、いつの間にか覚えてしまった曲の踊りを踊っていたら
「スゴイねー」
NegiccoのTシャツを着た、年季の入ったファンらしき方にお褒めの言葉をいただいた。そしてNegiccoのメンバーのひとり、ポンちゃんからも
「ちゃんと手を振ってくれて嬉しかったよー」
曲の振り付けと一緒の動きをしていたのを見てくれていたようで、これまた褒めてもらっていた。よかったな、息子。その間Rは明子姉ちゃんと化し、柱の後ろからじいっと見ていた。
第1回と第2回の間にお風呂に入る。露天風呂からちょうど東京スカイツリーがどーんと見えて最高。
2回目が始まると更にテンションが高まり、タクなどはポンちゃんに褒められて気をよくしたせいか、終始手拍子を打ち、この写真のようにタオルを振り回す曲では自分のタオルをぶんぶん振り回していた。タクは常にタオルを手放せず、いつも口元に当ててふんふんしているのだが、この時初めてそれ以外の役に立ったのではないだろうか。
観客席最前列では気合いの入ったコアなNegiccoファンの方々が手を振ったり
「なおちゃーん!」
とかコールをしたり様々なアクションを展開していたのだが、タクもそれ見てマネしていた。なんかもうアイドルオタクになれる素質充分である。
さて、曲の間のトークでは、酔っ払っていい感じの観客の雰囲気に当たったせいか、わりとぶっちゃけた話が多く、
「曲のCDは自分達で1枚1枚CD-Rに焼いて売ってました。でも『この曲が入ってない』とか『違う曲が入ってる』とか問い合わせが来たり…」
という苦労話が面白かった。もちろん今は手作りのCDではなく、タワーレコードが主催するレーベルと契約しており、来年にはベストアルバムが出るとのこと。そして客席にはそのタワーレコードの社長が普通に座ってるし。
アンコールではまたサンタ姿になって客席を縦横無尽に。
Nao☆ちゃん。
Megちゃん(ポンちゃん)
Kaedeちゃん。カメラ目線いただきました。
最後に歌ったのは
「観客が肩を組んでラインダンスをする」
何故かそういうお約束がある曲で、Negiccoファン達が真っ先にタワーレコード社長のところに駆け寄り、肩を組んでラインダンスをしていたのが最大の山場であった。もちろん僕達も列のはじっこに加わってエッチラオッチラ踊ったし、どうみても一般客のオヤジもやっていて、あの場所にいた大多数がやっていたのではないだろうか。
ポンちゃんもなし崩し的に列に加わって肩を組んでいて、ステージに戻っていたNao☆ちゃんとKaedeちゃんが逆にポツーンと寂しそうであった。
楽しかった宴が終わり、帰り道に
「楽しかったけど、もっと観ていたかったなー」
とタク。どうやらますますNegiccoのファンになってしまったようだ。
「うん。Negiccoは新潟の人だから、また東京に来たときに観に行こうね」
本当は「また」どころか年末まで都内イベントがギッチギチに詰まったスケジュールで、明日などは浅草よりもっと近場のサンシャインでライブがあるのだが、さすがに連日は…ということでウソをついたら
「えー!でも『10日間東京にいまーす』って言ってたよぉ!」
ちっ。ちゃんとトークを聞いてたか。だんだん誤魔化すのが難しい年頃になってきた。
「えーと…今日の夜いい子にしてたらサンタさんが来るよ」
「あ!そうだった!今日はクリスマスイブだー!」
ふう…なんとか誤魔化せた。ありがとうサンタ。メリークリスマス。そして、Negiccoのクリスマスの挨拶は、もちろん
ネギー・クリスマスなのであった。
1回目曲順
1.恋のEXPRESS TRAIN
2.EARTH
3.Anniversaries
4.完全攻略
5.Winter Wonder Land(アンコール)
6.Falling Stars(アンコール)
1回目曲順
1.ネギ・フラストレーション
2.トキメキ☆マイドリーム
3.スウィート・ソウル・ネギィー
4.Winter Wonder Land
5.Anniversaries
6.ニュートリノラブ
7.圧倒的なスタイル(アンコール)
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■もうかりまっか?ボツボツでんな。
2011年12月24日(土)
先週、息子・タク(6才)が水疱瘡になってしまった。
お風呂に入っている時、なんか体にボツボツが出来てるなあ…と気付き、
「かゆい」
とタクも言うので、もしかしたら水疱瘡かも、と真っ先に思った。しかし水疱瘡ってわりにはそんなにボツボツが多いわけでもなく、熱もないので
「単なるとびひ?」
とか嫁とあーだこーだ言っていたのだけれども、翌日嫁が医者に診てもらったところ
「思いっきり水疱瘡ですよ」
思いっきりアウト。予防接種を受けていたので軽い症状で済んでいるのではないか、とのこと。ボツボツが多いのは背中の肩の辺り、おへそ周辺、と太ももの内側あたり…など。タク本人は全然ピンピンしているので、
「記念写真撮っておくか」
人生のイベントのひとつとして、風呂上がりのタクのボツボツ姿を撮っておいた。お尻のあたりを撮ろうとしたら
同棲時代の由美かおるみたいなエロポーズになってしまったがまあよい。しかしそれを見ていた娘・R(8才)が
「Rも撮って!撮って!」
と全裸で乱入してきたものだから
「ダメ!君は女の子だから!禁止!犯罪!アグネス!」
嫁と全力で止めた。それから1週間、タクは外に出られず、症状は軽いがその分元気なので
「ううう…縄跳びしたい…暴れたい…」
可愛そうにガマンの生活を強いられていた。で、1週間経った今日、ポツポツはみんな小さくかさぶたになってるし、増えてもいない。タクも「かゆくない」と言っているので、完治した希望が見えてきた。
「じゃあ今日また先生に診てもらおう」
ということで今度は僕が連れて行く。嫁から聞いた話によると、とにかく混んでて1時間は余裕で待つらしい。そしてどうでもいい情報であるが、先生が着ているシャツが動物柄で可愛過ぎるらしい。
受付で水疱瘡の経過を診てもらいたいんですが、と伝えるとすぐさま別室に通された。で、1時間半待たされた。病院で診察受けるのもディズニーランドのアトラクション並みに待たなければならないんだなあ…。
幸い子供向けの絵本がたくさんあったのでそれを貪るように読んでいたタク。それでも
「まだ〜?」
いい加減退屈しまくりになった頃、
「お待たせしました〜。じゃあ見せてもらいましょうか」
やっと先生登場。嫁には聞かされていたが相変わらず可愛いシャツである。今日は動物シリーズではなく、いろんな車シリーズであった。服だけでなく先生も何となく可愛らしい。ハチミツのツボを投げたら速攻キャッチして一気飲みしそうな…って、そう、プーさんっぽい愛嬌がある先生であった。待たせる時間だけじゃなく先生のキャラもディズニーだったとは。
「うん、もう大丈夫ですね」
お陰様でタク、水疱瘡完治のお墨付きをいただいた。
「よかったね。もう暴れてもいいよ」
家に帰ってからタクに言うと
「やった!縄跳び!サッカー!かけっこ!マラソン!」
すぐさま飛び出して行った。
「うおおい!危ないから!待て!」
水疱瘡が治っても暴走は治らないようだ。
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■アイ・フィール・酷。
2011年12月23日(金)
会社から帰って来たらものでかくて長いダンボール箱があってその横に
こんなのがあった。
「○○ちゃんのパパが当てたんだって」
と嫁。ウチのすぐ近くに住んでいる娘・R(8才)の同級生のお父さんがコカコーラの懸賞で当てたのだそうだ。しかもダブって当たったのでひとつをウチにくれたらしい。なんという太っ腹な。そしてラッキーな。
厚紙で出来たコカコーラトラックのお尻にボタンがついており、押すとカプセルが出てくる。中にはコインチョコとかおもちゃとかが入っている。上から開けてみるとコーラもちゃんと入っており、なかなか楽しい。
ちなみにコカコーラは現在のサンタクロースの典型的な「赤い服を着た真っ白なヒゲ爺さん」というイメージを、コカコーラが広告により世界的に広めたのだと言い張っており、
(コカコーラのサイトにそう書かれている↓)
「現在あるサンタクロースのイメージはコカ・コーラの広告から始まったそうですが、本当ですか?」この車も
「サンタの服赤くしたの、ウチだし!」
と主張しているように見える。
Rも息子・タク(6才)も興奮していじりまくっており、Rはカプセルが詰まっているコカコーラトラックの中にオモチャ他ガラクタを放り投げて既にカオス状態。タクはトラックが入っていた細長いダンボールの箱の中に
「ほらほら、入れるよー」
とゴロンと横になっているではないか。
「棺桶みたいだからやめなさい!」
そう叱ったら横から嫁が
「棺桶はそんな底が深くない」
むう。棺桶に対するこだわり。さては貴様、王大人か。
それにしてもこれを当てた○○ちゃんのパパ、この他にもジョージア缶コーヒーでニンテンドーDSとか、他の懸賞でもテレビとか、懸賞でいろんなものを当てているとてもラッキーな人なんである。
○○ちゃんパパにはいつもお世話になっているので
「正月、実家帰った時に佐野ラーメンセットでもお土産に買うかあ…」
「そうだね、レモン牛乳関係だと好み分かれるからね!」
嫁とそんな話をしてみたり。
僕もジョージア缶コーヒーの懸賞は応募したことがあるけれども、いちいちシールを剥がしてWEB上でパスワードをいっこずつチマチマ打って…というのがめんどくてすぐ辞めてしまった。運がいいとか悪いの前に根気がないのでダメである。
懸賞は懸賞でも僕の場合、腱鞘炎(足の:昨日の日記参照)なんである。
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■走る走る、オレだけ
2011年12月22日(木)
昨日の日記ではウォーキングを始めるためにシューズを買った、ということを書いたが、実はこれ、11月始めの頃の話であった。
シューズを買ってから早速ウォーキングを始めてみたんである。だいたい5キロぐらいの距離を目安にしてコースを考えるのも楽しかった。
結果、いくつかのコースを作って歩き始めてみた。飽きないためには退屈しないコースを歩くに限る。僕はごみごみした商店街を歩くのが好きなので、出来るだけ場末のダラダラと続く商店街沿いを歩き、「トキワ荘跡地」(藤子不二雄他、若き日の著名マンガ家が過ごしたマンガの聖地)や「宇井医院」(ういいーん)等、これまた僕好みのスポットを折り返し地点とした。
ところがものの5日目で足首が痛くなってしまい、休息を余儀なくされた。体弱すぎ。実質上のウォーキングがたった5日間なのに、痛くなった足首が治るまで休んでいた期間が3週間という本末転倒な安静期間を経て、ようやく運動再開できる状態となった頃には、
「もう、歩きじゃなくて走っていいだろう」
ブランクを取り返そうと焦りがあったのだろう、僕はそう考えてしまって復帰後、ウォーキングではなくランニングに切り替えてしまった。結果、往復で6キロの距離を走り始めて1週間目、ランニング途中に
「ぐわあああ!」
急に左膝に痛みを感じ、それ以上走れない状態に。次の日は歩くのもままならず、足を引き摺ってそーっと歩かないと激痛が走る有様。医者に診てもらったら
「鵞足炎ですね」
と診断された。膝を動かす筋肉が3本あるそうなのだが、それらが膝の骨にくっついているところがちょうどガチョウの足みたいに見えるらしい。急に運動して負担が掛かるとそこが炎症するからそういう名前が付いたらしい。おのれ、僕はアフラックになってしまった。
「まあ、腕に例えると腱鞘炎みたいな感じですかね」
治るためにはとにかく休むことが一番とのことで、またしても僕の運動計画は中断せざると得なくなってしまった。嫁なんかは
「だからウォーキングにしろって言ったでしょー」
ゲラゲラ笑ってザマミロ状態である。娘・R(8才)はさすがに優しいので
「パパだいじょうぶ?」
と心配してくれるが、息子・タク(6才)なんかは
「パパ、どこ痛いの?膝?じゃあ『ぐるぐるぐるぐるグルコサミン(※)』やってみて!」
「できるかっ!」
嫁以上に容赦ないことを言うのであった。
※「グルコサミン」を知らない方はこちら↓
歩くより走りたい。その思いの底には予期せぬ故障の連続で思うように体を動かせない焦りがある。歩くより走った方が苦しいけれど、苦しい程痩せる効果があるんじゃないか…と僕は焦っていた。
しかしもう若くないのだし、少々緩めでも継続できる程度の運動量を続けることがベストなのかなあ…と思うのであった。
ランニングなだけに勇み足だったりして。
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■ウォーク・ジス・ウェイ。
2011年12月21日(水)
デブ化に伴い、何か運動をしなければと決意したのは昨日の日記のとおり。
じゃあ何の運動にするべかというと、お金がかからないランニングにすることにした。そのことを嫁に言うと
「ウォーキングにしなさい」
ろくに運動もしてないのにいきなり走り出すと何かと故障するから歩け、とのこと。嫁は昔ウォーキングをやっていた経験があるのでそれを尊重し従うことにした。
それじゃあまずシューズを買わないとなあ…ということで街のスポーツ用品店に行った。特に意味はないが娘・R(8才)と息子・タク(6才)も連れて行く。
店内でシューズを探してみると、なるほどランニングシューズとウォーキングシューズ、それぞれのコーナーがあった。事前にアバウトではあるがネットで知識を断片的に得たところによると、ウォーキングシューズとランニングシューズはかなり作りが違うという。
重心移動が違うとか接地時間が違うとか他にもアレやらコレやら…ホントにアバウトな知識しかないので、そこはプロフェッショナルな店の人に聞けばいいだろうと思って
「ウォーキングを始めたいんですが、どんなシューズがいいですかね?」
店の主人を捕まえてみた。すると、
「あー、ウォーキングシューズもランニングシューズも大して変わらないよ!一緒だよ!」
プロなのに素人よりアバウトだよおおおお!
店主は店頭に出ているウォーキングシューズをガン無視し、
「これなんかオススメですよ!今なら半額!」
ふつーのランバードのランニングシューズを勧めてきた。あんたコレの在庫処分したいだけちゃうんか。しかし店主の押しの強さに負け、ウォーキングとランニングの違いはおいといて、わりとカッコいいシューズだったので
「じゃあこれください…」
なんか断れない空気を感じたのでそうなってしまった。だってスポーツ用品店の店主なだけに、断ったら重いコンダラーで轢かれそうな感じだったんだもん…。
それに、嫁に「走るな。歩け」と言われたから歩こうとしているだけであって、本当は走りたかったんである。歩いてちょっと慣れたらすぐ走りたい…という思惑もあったわけで、だからランニングシューズでもいいよね…等ウジウジと思考を巡らせながらお会計を済ませている間、タクが
「パパ、サッカーボールがいっぱいあるよ!」
サッカーのコーナーで目を輝かせていた。
「ボクはサッカーやってるのかい?」
店主も目を輝かせる。
「小学校に入ったらクラブ入るんだ!」
「そーなのー。じゃ、その時はまた来てね」
輝き過ぎて目からビームが出そうなぐらいになっていた。ホントに在庫捌きたいだけなんだな!
そんなわけでウォーキングシューズを買うつもりがうまく口車に乗せられてランニングシューズを買ってしまったわけで…。ホントに大して変わらないのだろうか。
ウォーキングだけに、五十歩百歩。なんちて。
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■Who's fat?「お前だ」
2011年12月20日(火)
アル・ヤンコビックという人がいる。
日本で言うと嘉門達夫みたいなポジションなのだろうか。凄い上質なパロディネタを作り上げる人で、昔、マイケル・ジャクソンの「BAD」をもじって「FAT」(デブ)という曲を作った。
ご丁寧にビデオクリップもそっくりなモノを作り、マイケルが颯爽と改札を飛び越えて行く「BAD」に対し、「FAT」ではアルの衣裳も髪型も何もかもオリジナルに似せてあるのに、体型だけ北斗の拳のハート様ばりに丸々と太っているので改札で詰まる、といった徹底的に緻密なパロディギャグがふんだんに盛り込まれていた。
ゲラゲラ笑いながら見ていたものだが、まさか笑えなくなる日が来るとは…。すなわち僕が「FAT」になってしまった。かつて10年ほど前は体脂肪率ひとケタだった。運動大嫌いな僕であるが、その頃はDDR(ダンスダンスレボリューション)に大ハマリしていて、ゲームといえども結構な運動量で、ふくらはぎとか凄く逞しくなっちゃっていた。
しかしそのブームも去り運動量は殆どなくなり、おっさんになると共に代謝が悪くなり、更に禁煙したことも追い討ちをかけてブクブク太ってしまった。
僕の父は細く、僕はずっと父の体格や体質そっくりだったので
「僕はいくら食っても太らないよーん」
と油断していたが大間違いだった。父は野球にソフトボールにゴルフ、と運動大好き人間だったことをすっかり忘れていた。なれば僕も運動をしなければならないだろう…という気持ちになった。
更に僕が痩せなければならない、と決意した決定的なことは…娘・R(8才)である。お風呂からあがって、Rの髪の毛を拭いてやっていた時のことであった。Rの顔がちょうど僕の腹が向かい合うぐらいの感じだったのだが、Rは急に僕の腹に顔を埋め、
「パパのポヨポヨおなか大好きー!」
とモフモフするではないか。
「こら、やめなさい!」
「ぶぶぶぶぶーーー(腹肉に口を当てて息を吹きかけている)」
「やめろっての」
「ぎゃはは!おならみたいー!」
「離れなさい!」
「やだ、お腹大好き」
Rは中年オヤジの出っ腹が好きになってしまった。これからしょっちゅう僕の腹を弄び、将来Rが大きくなってもこの嗜好は変わらず、
「太ったおっさんしか好きになれないの」
というデブ中年フェチになってしまったらなったら…。この恐れが決定的になり、僕は痩せる決意をしたのである。
それに、元々ダジャレが好きなおっさんが太ってしまっては、まるで怪しい外国人のようではないか。
すなわちデブ・スペクターである。なんちて。
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■トイザらスに行くザまス。
2011年12月19日(月)
そろそろクリスマスプレゼントを買ってやらなければいかんなあ…、ということで、トイザらスの広告を見せながら
「君達、サンタさんにお願いするのはどれかな?」
娘・R(8才)と息子・タク(6才)に確認を取ったら
「Rはこれ!」
「たっくんはこれ!」
それぞれ欲しいものをボールペンでグリグリ囲んだ。Rはジュエルペットのおもちゃでタクはポケモンカードのセット。これで何が欲しいか分かった。その後友人に用があったので電話をしようとしたら
「ねえ!サンタさんにお願いの電話するの?するの?」
「違う!ただの電話!」
「Rが欲しいのはシルバーの色のヤツだからね!赤じゃないよ!」
「違うってのに!」
携帯をひったくらんばかりの大騒ぎになってしまった。
翌日、嫁がふたりを買い物とかに連れ出している隙にトイザらスに買いに行くことにした。時間をずらして僕も家を出る。しかし駅前で見慣れた3人の後ろ姿が!あぶねええ。
トイザらスに着くとそこはもう年末のアメ横並みにごった返していて、子供達もいたけれど、中には僕のようにまだサンタを信じている子供達のため、こっそり来ているお父さんお母さんも結構いるんだろうなあ…と思うとなんだか胸が熱くなる。
Rとタクが欲しいと言っていたモノは幸いすぐ見付かった。人だかりが特に多かった仮面ライダーのコーナーでは、変身ベルトは売り切れとの貼り紙がされていて、相変わらずの人気のようである。去年タクが欲しがっていたので朝5時から並んだりして苦労したものだ。
家に帰ってからプレゼントを押し入れの奧に隠し、嫁に「家に帰ったぞ」とメールしといた。そろそろRの年齢ぐらいになるとサンタなんていねー!とか言い出しそうだけれども、あの電話した時の食い付きの激しさからすると、まだ信じているようである。
でももしかしたらこんな仕込みをするのも今年が最後かなー、なんて寂しくもあり。すなわち今年がサンタを信じたラストのクリスマスであり、
ラーストクリスマス、ふふふふふーん(←歌詞わかんない)
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■負けないで。もう少し。
2011年12月18日(日)
午後、息子・タク(6才)の水泳教室に備え、昼ご飯を食べていた。
「うーん、ドキドキするー」
タクは始まる前なので緊張しているのだと言った。別に初めてでもないし今更?と不思議に思ったのだがそのままモリモリ食べていたら
「うう…ううわあああん」
タクが食べながら号泣するではないか。泣くか食べるかどっちかにしろ!、いや、そういうことではなく
「どうしたんだ?」
「水泳、行きたくない!」
いきなりサボタージュ宣言。
「なんでよ!」
「ドキドキするの!きんちょーするの!」
それって恋なのかしら、って違う。とりあえず食べろ!と言い聞かせて昼ご飯を食べ終える。それでチャリに乗っけて水泳教室まで走りながら話を聞く。どうやらドキドキする、というのは
「コーチが厳しいから。苦しくてもやめさせてくれないから」
とのことで。レッスンの様子は僕も見ているけど全然厳しくない。コーチも皆おかあさんといっしょ系の気のいい兄ちゃんばかりである。もっとスパルタ系の水泳教室もあるし。タクは進級したてなので今のクラスのレベルがちょっとキツイってのは確かにあるのだろうけれども…。
とりあえず水泳教室に到着。
「こんにちはー。あら、どうしたの?」
未だ号泣しているものだから受付のお姉さんを始め周りの注目を浴びながら中に入り、
「タク、それはコーチが厳しいんじゃなくて、今が頑張り時なのだ。頑張って練習すれば強くなって苦しくなくなるぞ」
とかなんとか言っちゃって説得を試みつつ、水泳教室に着いて水着に着替えさせた。それでも
「今日のコーチが誰なのか知りたいー!」
泣きながら訴えるタク。
「じゃああの受付のお姉さんに聞いてこい」
「いっしょに行ってー!」
「はいはい」
タクはしくしくと受付に行き、
「僕○○級ですけどコーチ誰ですか」
とお姉さんに聞き、
「××コーチだよ」
との返答にまた号泣。どうやら恐れていたコーチだったらしい。
「タク、そういうのから逃げてちゃ何も上手にならないぞ。今逃げたら負けなんだ。悔しくないのか!」
とか星一徹になった気分で諭すが、そもそもスポ根大嫌いな僕の息子なのでしょうがないかなー。今日ダメだったら辞めさせちゃってもいいかなー、なんて思っていたら
「じゃあお姉さんが『優しくしてね』って言ってあげるから一緒に行こう!」
おお、なんて天使な受付のお姉さん。タクはお姉さんに手を取られ、コーチが待つプールサイドに歩いて行った。そこでコーチと二言三言話して、タクは素直に授業を受ける気になったようで、他の生徒と一緒に体育座りで座った。
「大丈夫でしたよ〜。まだ幼稚園ですか?偉いですね」
笑顔で戻って来たお姉さん。フォローのひとことも添えてくれてありがたいものである。胸が熱くなり深々とお礼をした。実はそのお姉さんとコーチが出来ていて、
「優しくしてね」
と言ったのはタクのお願いと共に夜のお願いも含んだダブルミーニングだったら…と妄想したら股間も熱くなった。
授業が始まってから待合室で見ていたが特に変わったこともなく、普通にこなしているように見え、終わって戻って来た時はケロッとした顔であった。
「な?大丈夫だったろ?」
「うん」
つい1時間前には号泣していたのがウソのようにニヤニヤとしておった。
帰り道、
「パパー」
「はい」
「さっき泣いてたのはねえ…」
「うん?」
「あれ、うそ泣きだから」
「うそつけ!」
泣いたカラスがもうウソつき。なんちて。
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■一瞬行方不明娘。
2011年12月16日(金)
「まったくRったら…」
まだ子供達が起きている時間に仕事から帰って来ると、嫁がカリカリしていた。どうやら娘・R(8才)を叱ったらしい。
嫁は週に何日かパートの仕事に出ていて、その時はRは放課後子供教室で引き続き学校に残り、息子・タク(6才)も預かり保育で幼稚園に残り、嫁の仕事が終わったら迎えに行く、ということになっていたのだが、Rは勝手に友達と帰って来てしまったらしい。
嫁が迎えに行った時には既にRは学校におらず、下駄箱には上履きはあるけれども下履きがない状態。慌てて近所の仲良しのAちゃん(この日は病欠だった)の親に電話しても
「ウチにはいないよ〜」
とのことで、もう暗くなってしまったのに一体どこに行ったんだ!と大パニックになったそうである。しかしAちゃんの親が心配して外を見張っていてくれたらしく、
「今Bちゃん(別の近所の子)と帰って来たよ!ウチの前通った!」
と電話をくれたお陰でやっとRを見つけられたのだそうだ。
「ママが迎えに行くって言ったでしょー!勝手に帰るな!」
Rは「迎えに来るからそれまで待て」と言われていたのを忘れた、とのことでそりゃもうガンガンに叱られたらしい。
「もの凄く叱ったので、あなたフォロー夜露死苦」
嫁がまだ怒りを抑えきれない猪狩増代状態で、僕になだめ役をふってきた。Rを見詰めると「えーまだパパになんか言われるのー」というウンザリとした表情になっていた。
まあ、僕が小学校2年生の頃といえば、勝手に近所を駆けずりまわっていたと記憶するが、必ず集団でいたし暗くなったら帰ったし、現在の東京と違って昔ののどかな田舎の話だし、、環境が違う。区の防犯メールで
「男が、下半身を露出し、卑猥な言葉を発しているところを、下校途中の女子児童らが遭遇したという情報がありました」
嫁にフォローよろしく、と言われても僕も心配なので二言三言、言いたくなるではないか…。
「Rちゃん、まだ大人と一緒じゃなきゃだめだよ?かわいいから変なオッサンにどっか連れてかれちゃうよ?」
「うん…」
Rはしょぼーんとした感じで答える。
「本当はママとの約束を忘れてたんじゃなくて、Bちゃんと一緒に帰りたかったからそうしたんじゃないのか?」
「ちがう…」
「それともBちゃんに一緒に帰ろうって言われて断れなかったのか?」
「ちがうよ」
だんだんRも不機嫌になってきた。相当嫁に絞られたらしいのでもう散々だ、という気持ちになっているのだろう。もうなだめ役になった方がいいのかもしれない。
「反省したなら一緒に寝ようか」
「うん!」
笑顔になってコロッと態度を変えたRは僕に飛び込んできた。こういうの、うまいよなあ…。今日の所は大甘な僕だけど、
「大きくなってから、夜帰ってこないとかしたらパパもの凄く怒るからね」
とだけは言っておいた。そういうどこぞの男に引っ掛かってる恐れがある行動に対しては僕は容赦なくRを畳みかけるように尋問するだろう。
僕のしつけは、しつけーぞ。
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■プラズマです!
2011年12月15日(木)
娘・R(8才)のお友達で○○ちゃんという子がいるのだが、Rが
「○○ちゃん、舞妓になったんだって!」
とRが騒いでいたので、へえ、いつのまにそんな修行を、と思ったらマイコプラズマのことであった。マイコプラズマって必殺技みたいな名前だから
「くらえ!マイコプラズマ!」
「ぐわああああ!」
みたいな感じでいかにもやられた感がある。
ウチの子も用心しなくては、という話と嫁としているうちに、ノロやロタ、インフルエンザも流行ってるのかねー、という話の流れになった。僕は会社でインフルエンザウィルスの予防接種を受け、嫁と子供達は近所の病院で受けた。
僕が勤める会社の健保は、僕本人に対しては補助金が出るのだけれども、家族には出ない。それが嫁には気に食わないらしく、
「家族にも補助金が出るところがあるんだよ!なんであんたのところは出ないの!」
「なんでって僕に言われても、しょぼい会社なんだからしょうがねえだろ!」
「結構な金額なのよ!」
「分かってるよ!」
分かってるけどどうしようもないではないか。補助金も出ないしょぼい会社勤めでごめんよ…。注射するお金が重い負担になるようなしょぼい稼ぎでごめんよ…と自分の不甲斐なさにひとり枕を濡らす夜であった。
性的な意味の注射だったら僕が毎晩でも可能なんdながなあ…。補助金は出ないがタマキンもつけちゃう。
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■つけまつける
2011年12月14日(水)
きゃりーぱむ、いや、きゃりーぴゃむ、じゃなかった、きゃりーぴゃみゅ、あああもう、きゃりーぱみゅぱみゅの新曲「つけまつける」のプロモーションヴィデオがYOUTUBEでUPされた。やっと言えた。
きゃりーぱみゅぱみゅ - つけまつける
早速見ていたら娘・R(8才)と息子・タク(6才)も
「きゃりーちゃんだ!」
「ぱみゅぱみゅちゃんだ!」
すぐに食らいついてきて一緒に見て、早速歌に洗脳されて繰り返し繰り返し歌う。
「つーけまつーけまつーけまつー」
音飛びのCDプレイヤーみたいだなあ…と眺めていたら
「パパ、つけまって何?」
とRに聞かれた。
「つけまつげのことだよ」
「ふーん」
つけまといえば、既にきゃりーぱみゅぱみゅプロデュースのつけまつげが売られている。今回の曲はその宣伝ソングなのだろうか、なんて思ってしまったり。しかし将来つけ髪の毛、ていうかヅラにはお世話になるかもしれないけど、つけまなど死ぬまで絶対付けることがないオヤジの僕が何故そんなことを知っているかというと、ウチにあるからである。
何故ウチにあるかというと、きゃりーちゃん本人からもらったからである。別に共達とかではない。夏頃発売されたCDを買ったら握手会の券が付いてきたので、そこで握手してもらってサインと一緒にいただいたのだ。。
その時の様子はこちら→
きゃりーぱみゅぱみゅ握手会ついさっきつけまつげを販売しているサイトを見たら1,260円って書いてあったのでびっくりしてしまった。高。400円ぐらいかと思ってたよ…。結局嫁にも誰にもあげるアテがなくて引出しの中に眠ってるのだけれど、Rにでもつけてみるかなと思ったら
「Rはもともとまつげ長いからつけまはいらないよー」
ふふん、と得意気に語る。確かにRは目が大きくて二重まぶたでまつげもそこそこ長くて、女の子の目としてはわりといい感じである。何もしなくてもカワイイ時期だよねえ…。
そういえばRの名前のルーツである、昔僕が大好きだった近所の美少女・Rちゃんがつけまを付けていた。まばたきすると音が出そうなくらいバッサバサな長いつけま。
今、どこかで幸せにしているだろうか…。Rちゃんに速攻つけまをあげたいところだったのに。
そんなわけでウチのつけまは未だ誰の手にも渡ることなく、引出しに眠るままなのであった。さすがに僕が付けたら危ないけれど、僕もまつ毛がもうちょっと長かったら、目がパッチリのいい感じのオヤジになれるんだろうか。
まつ毛はダメだけど、けつ毛なら長いんだけどなあ…。
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■優しいお姉さんは好きですか。
2011年12月13日(火)
「ねえー。パパ、トランプやろうよー」
息子・タク(6才)にせっつかれ、娘・R(8才)も加わり3人でトランプ。
「パパ、しゃっぽーしゃっぽーしてー」
「はいはい」
Rとタクはシャッフルすることを「しゃっぽーしゃっぽー」と言う。なんかカワイイ。まずは七並べをやってみる。するとタクが早々に行き詰まり、パスを連続しビリになった。タクは人一倍負けず嫌いなので半ベソになり
「もうやんないっ!」
ぷいっと拗ねてしまった。
「うおおい!自分から誘ってきたくせにいきなりやめんなよ!」
「やだ!やんない!」
「次はたっくんの好きな遊びやっていいよ」
「じゃあ、しんけいすいじゃく!」
6才児は単純である。パアッと明るい顔になって
「パパ早く並べて!」
僕を思いっきり顎で使う。で、並べ終わってゲームスタート。Rとタクがしのぎを削ってカードを取り捲っていたが(僕は2秒で忘れるためダメである)、最終的にはタクが勝った。
「いえーい、いえーい」
すっかり機嫌が治ったタクであったが、Rが僕にそっと耳打ちした。
「あのね、Rね、分かってたんだけどたっくんのためにわざと間違えてあげたの」
うおお、なんということだ。
「R、お前はいい子だなあ…」
弟には優しくせよ、なんてひとことも言ってないのに、なんて優しく育ったのだろう。その後ババ抜きだのジジ抜きだのスピードだのひととおりやったが、タクがそこそこ勝ち、Rもそこそこ勝ち、僕がボロ負けで終わったのでタクは上機嫌であった。
夜になってお風呂でまたお遊び。ジャンケンなのだが普通のジャンケンではなく、手を後ろに隠したままグーチョキパーのいずれかを出しておいて、それが何か相手に当てさせるというルールであった。
Rが後ろに隠した手はグーかチョキかパーか。その答えをタクが言う前に、僕が後ろを覗き込んでRの手を確認する。答えを言った後に変えさせないためである。Rが出しているのはチョキだった。
「じゃーたっくん、答えをどうぞ!」
「グー!」
タクは自信満々にグーだと答えた。しかし僕は正解を知っている。残念でした…と思いきや、Rがにやーっとしながら出したのは
「グーでしたー!」
「やったー!当たりだー!」
タクは正解だ、と喜ぶ。
「Rは優しいな」
「うん」
Rもニコニコと喜びながら
「たっくん、パパが『Rは優しいね』って言った意味、分かる?」
ちょっと意地悪っぽい笑みを浮かべてタクに聞いていたが
「わかんね」
姉の優しさに気付かないとはなんという贅沢なヤツ。いいなあ。僕もこんな優しいお姉ちゃん欲しかったよ…。
子供の頃、姉がいる友達を捕まえて
「ねえ、ちゃんと風呂に入ってる?」
と聞いてみて、「うん」と答えたらすさかず
「姉ちゃんと風呂に入ってるんだってー!うっわ。ドエロ!」
鬼の首を捕ったようにからかったもんだが…。
あの時の田川君。ごめんなさい。本当はお姉ちゃんが欲しかったのです。
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■突きに願いを。
2011年12月11日(日)
夜、仕事が終わり、駅から出て空を見上げてみると月はもう三日月のように細くなっていた。皆既月食だ。普段の三日月と違うのは、影になっている部分もどんよりとした赤い色でぼうっと浮かんでいることだ。
我に返ると口をぽかーんと開けたまま見上げていたので、うわ、他の人に見られたらみっともないと思い、チラッと右を見たら口をぽかーんと開けたまま見上げているお姉さんがいた。目が合ってしまい足早に立ち去る。おのれ「月が綺麗ですね」ぐらいの言葉が即座に出てくれば…。通報されるかもしんないけど。
家に帰ると嫁がしこしこと家事をしていた。
「月がもう全部隠れそうだよ…」
と伝えると慌てて窓をガラガラと開け始めたが、
「ちっ、ヒサシが邪魔で見えないわ。外に出なくちゃ見えないわ。寒いからいいや」
ブツブツと言いながらまた家の中に引っ込んだ。宇宙のロマンが分からないヤツめ。嫁が引っ込んだのと入れ替わりに、カメラを持って外に出てみるともうほぼ全部隠れている状態。
撮ってみたけどやはり固定していないとダメだなあ…。
しばらくするとまた月光が戻って来た。さすがに全身が冷え切ったのもあり、家の中に戻った。いつもと違う赤い月を見つめていたことによるものなのか、ルナティックな精神状態に…。すなわちムラムラしてきたのであるが、月食が起きるということは今宵は満月である。満月から与えられたパワーを嫁のまん・けつに注ぎ込むか、と、とりあえずけつを撫で回したら
「やめてください!」
「そういうことすんな!」
「気持ち悪い!」
そりゃもうひどい言われようで。ひょっとしてアレか。女性の月例的なアレなのか。月の満ち欠けと女性の月経は目に見えない繋がりがあるという…。そんなことはどうでもよく、とりあず間が悪かった。僕は出した手を引っ込めるしかなかった。いつもタイミングが悪いなあ…。
月食だけにツキがないっ、てやかましいわ。
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■ふんふんふん。
2011年12月10日(土)
アスファルト上にある地雷。
朝、学校に出掛ける娘・R(8才)を含む近所の子供達と家を出る僕。
途中までRとお手々繋いだり、子供達とのほのぼのとしたゆるーい会話を楽しみながら歩いているのだが
「ぎゃああ!」
「いやーん」
Rとお友達がいきなり立ち止まろうとしてつんのめり、横におっとっと…と体制を崩した。そう。アスファルトにある地雷、犬のフンである。
もうほぼ毎日あると言っていい。悲惨なことに既に誰かが踏んづけてしまった形跡があることも。これのせいでいつも朝の楽しいひとときが邪魔されてしまう。
タバコのポイ捨てと同様に条例などで罰則を定めるべきである。飼い主のアナルをアロンアルファにて封鎖の刑とか。
とある街でこんな貼り紙を見かけたが、書いた人の気持ちもよく分かる。もう恨みオーラが滲み出てくるようで僕も思わずカメラを向けてしまったことよ。
そして万が一踏んでしまったら…。僕ならまだしも子供達が踏んでしまうと、子供にとってうんこ踏んだというのはかなりダメージがでかい。メンタル面でかなり引きずってしまう…。いつも一緒に登校する子達はいい子だけれども、他の学校の子達にタイミング悪く見られてしまったら
「うわあああ〜!Rがうんこふんだー!えんがちょーん!カギ飲んだ!バリア張った!」
と汚物扱いされる恐れもある。一度公園でRが踏んでしまった時があって、靴の裏にガッチリ食い込んでしまった。Rはもう
「やだ!もうはかない!」
その靴を絶対履こうとしない。
「その辺駆けずり回って遊んでる内にいつの間にか取れてるよ」
と言っても絶対履こうとせず、ベンチに座ったままになってしまったので僕が公園の水道で泣く泣くこびり付いたのを木の枝とかを駆使して洗った…なんてこともあった。僕まで悲しくさせる、犬のフン放置。許すまじ。
何故飼い主は持ち帰ろうとしないのか。何故とか言っても持ち帰る気などさらっさらのサラサーティーな思考の人間なのだろうけれども。一体どういう性格なんだろう。僕は意外とヤキモチや恨みねたみを持ちやすい人なのではないかとプロファイルする。
フンだけにシット深い。なんちて。
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■鼻の東京。
2011年12月09日(金)
親の欲目というモノは、自分が子を見る時、そのフィルター越しに見ていることに気付けないところが厄介である。
「親の欲目を差し引いても我が子は優秀」というような言い回しもあるけれど、実はあんまり差し引けていない。加齢臭オヤジが己の臭いに気付かないように、親の欲目もまた然りなのである。
そんなわけで、娘・R(8才)は親の欲目を指し引いてもカワイイ方だと思う。AKBに入って総選挙をしても37位ぐらいには入れるのではないだろうか。
「クラスの男の子からもカワイイって言われないか?」
お父さんはいつも心配している。そしてその心配通り
「言われるー」
えー、やっぱりそうなの。しかしRには親の欲目フィルタをもってしても誤魔化しきれない、百年の恋も醒めるようなことが…。
それは、ハナクソをほじるんである。人目も憚らずガンガンほじる。両穴同時に指を突っ込むダブルハナクソほじほじを炸裂している時もある。しかも出て来たのを食う。運動会の時も周りにクラスメイトがいるにもかかわらずほじってたので、普段の学校生活もそうなのだろう。いくら「やめなさい」って言ってもなかなか止められないようである。
カワイイけれどもしょっちゅうハナクソをほじり、食ってる子。僕だったらアウトか、セーフか…。かなり迷うなあ。
ハナクソほじりの他にも以前、
「せっかくカワイイ顔してんだからそういうことはやめなさい!」
嫁と注意したもうひとつのみっともない行動があったのだが、なんだっけっか…。忘れてしまった。この日記を書くにあたり、Rに確認してみたら
「知らない」
苦笑いしながら答えた。
「あ、さては知ってるけど言いたくないのだね?」
「うん」
自分でも恥ずかしいことだ、という自覚はあるようだ。
そして更に更に、三つ目もある。これはハナクソよりもみっともない癖、というか行動なのだけれども、さすがにここに書くとRがかわいそうな、下関係の話なので書かない。ともかく、普段は大人しい問題のない子なのだけれども、天然で
「えー!」
と驚愕することをやらかしてくれるので、
「カワイイフリしてあの子、わりとやるもんだね」と、
と歌いたくなってしまう。みっともない癖がひとつ、ふたつ、みっつ。どれかひとつでも直してくれたらいいのだけれども。いや、やはり全部直してもらわないとダメである。いっこずつ、順番でいいから直さないと。
ひとつ治ったぐらいじゃ、文字通り目クソハナクソなのである。
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■サンリ王に、おれはなる!
2011年12月08日(木)
息子・タク(6才)は、この前の土曜日に幼稚園のお遊戯会をやったことによる振替休日に、嫁とサンリオピューロランドに行って来たそうだ。
サンリオピューロランドとは、サンリオのキャラクターがわんさかいるテーマパークで、多摩センターにある。以前娘・R(8才)が小学校の振替休日にこれも嫁と行ったことから
「ぼくも行きたい!」
と嫁におねだりしていたようである。ようやくその願いが叶ったわけだが…ピューロランドって普通女の子が行きたがるものではないのだろうか。男の子向けのキャラっていないのではないだろうか。タクぐらいの年の男の子だったらどっちかっていうと「東京ドームシティで僕と握手!」というヒーローの方を選ぶと思うのだが。
しかしタクは行く前に
「ポムポムプリンが好き!会いたいなあ!」
と目を輝かせていた。
ポムポムプリンとは?(↓のサイト参照)
ポムポムプリンのサイト(FLASHゲームや動画などで動くポムポムプリンを見られます。後ろ向きになるといちいち見える、「*」印のアナルがチャームポイント)
タクはこのキャラが好きなのか…。マイメロディが好きと言われたらちょっと引くが、このキャラなら男の子が好きでも違和感がないような気がする。まあ、僕だってねり丸とか井上トロが好きなわけだが。血か。
確かこのポムポムプリン、僕も見たことあるぜ!、あ、それはきゃりーぽむぽむ、いやぱみゅぱみゅだた。いや、本当に20世紀末頃にこのキャラの商品よく見かけた記憶がある。なんか懐かしいなあ。
で、行ってみた感想は、ポムポムプリンを象ったソファやその他グッズが満載のプリンのお部屋コーナーがあったりして、とても楽しかったそうだ。そして買ってもらったぬいぐるみを僕に見せて
「ねえ、似てる?」
うーん。どっちも犬っぽいから似てるっちゃあ似てるかもしれない。タクはぬいぐるみを大事に大事にダッコしながら一緒に寝ていた。ポムポムプリン、余程気に入ったようである。
僕はポムポムプリンよりムチムチプリンが好きである。
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■区内町御用達。
2011年12月07日(水)
以前、としまえんで開催された、「練馬アニメカーニバル」にて、練馬区公式ご当地キャラ「ねり丸」のアニメを見ていたところ、
「ねり丸を観ているお子さん達を撮影させていただきたいのですが…」
区の広報の方から依頼を受けたことを書いた。それを思い出して練馬区のサイトを見てみると、区の報道発表資料に使われていた。
これ→
「報道発表資料」(PDFが開きます)【「ねり丸」アニメを観る子ども】が娘・R(8才)と息子・タク(6才)である。
これを元にした記事はネットでいくつか見つけることは出来た。R達の上にある【セル画制作体験の様子】の男の子の写真が使われている記事もあった。しかし、Rとタクの写真が使われている記事はなかった…。
このセル画体験だってRが一番乗りだったんである。それなのにしょぼんぬ。そのセル画体験では元アニメーターのおばちゃん達が丁寧に教えてくれたので、その様子をRは学校の宿題である日記に書いて提出した。
「絵も描いちゃった」
ご丁寧に空白欄にねり丸のイラストまで描いてあり、なかなかの力作。その後しばらくして、
「先生が感想書いてくれたー」
赤ペンで書かれた先生のコメントを見せてくれた。先生は、
「どうやってセル画を完成させたか、分かりやすく書けていますね」
と褒めてくれていた。しかし最後のひとことが強烈であった。
「ところで、ねり丸ってなんですか?」
なんと先生はねり丸を知らなかったのだ。商店街にはねり丸のノボリがたくさん立ってるし、町内の掲示板にもねり丸を使った何らかのポスターがよく貼ってあるし、1万円出せば1万1千円ぶんの商品券が買えるという、お得なねり丸商品券もあるのに。
練馬区民なら1日のうち必ずどこかで目に入っていると言っても過言ではない。なのに
「何故知らないんだ!」
と叫んだら
「先生は練馬区に住んでないんだよ!隣の区に住んでるんだよ!」
「あー…そうなの…区内じゃないんだ…」
しかし練馬区立の小学校の先生なんだから、雇い主が大プッシュしている公式キャラを知らないというのはいかがなものか。マックの店員が「あの気持ち悪いピエロ誰ですか」って言ってるようなものだろう。現にRはせっかくねり丸の絵まで描いたのにちょっと寂しそうだった。
練馬区立の小学校なのだから、児童は当然全員練馬区民なので、いくら練馬区外在住でもある程度の練馬区内ご当地情報は掴んでおくべきである。
そうしないと話が合わなくなって、やば区内?
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■おっさんは サッカーボールより ハイボール
2011年12月06日(火)
小春日和な感じの休日。
嫁は街へ買い物へ、僕は子供達を暴れさせるために公園へ出掛けた。
わりと広い公園で、1周500メートルぐらいのジョギングコースもある。夜はオバケが出るとの噂だが、今のこの時間はポカポカとしていてとても気持ちがいい。娘・R(8才)は縄跳びを家から持って来て、
「パパ、にじゅうとびやるからみててねー」
とか
「あやとび飛んだ回数かぞえてねー」
とか、縄跳びが上手になったのを僕に見せたいようだった。そしてタクは
「パパー!サッカーやろう!」
お気に入りのサッカーボールで蝶々サンバ、ジグザグサンバ、ダッシュダッシュダッシュ、キックエンドダッシュと、激しいボールの蹴り合いをして遊んだ。
オヤジと一通り遊んだ子供達は、そのうち好き勝手にふたりで公園内を遊び始め、爆竹のように飛んだり跳ねたりしているので僕はお役御免。ベンチに腰をかけて「あー」と休んでいるウチに、暖かい日差しに包まれてウトウトと寝てしまった。
「パパ、起きて!起きて!」
Rに起こされて「うおっ」と起きて時計を見ると、20分ほど寝ていたようだ。
「みんなでサッカーやろ?」
再び僕が駆り出される時が来たようだ。
「よし、やろう。じゃあボールはどこ?」
「え?あっ!ない!」
「なんだとー!」
ちょっと前までボールで遊んでいた癖に、どこにもないではないか。みんなで探せ!としたところ、ちょっと離れたところで見た感じ小学校高学年の、美少女と言えなくもない女の子4,5人がキャッキャウフフとタクのボールで遊んでいるのを見つけた。
「あ、あれだ」
僕がふたりに知らせると、いつもはトロいはずのRが
「返してもらってくる!」
すたこらと美少女風少女達に向かって行くではないか。
「ちょ、ちょと待て」
今時の女の子は怖い。見た目は普通でも実は今時ニホンカワウソ並みにレアなスケバンで、Rがボール返してなんて言おうものなら
「顔はやばいよ、ボディやんな、ボディを」
といじめられたらどうしよう(どうでもいいが「スケパンデカ」というAVがある)。僕はすぐさま助けなければならない。畜生、やりやがったな、倍にして返すぜ、フックだボディだ、ボディだチンだ、ボディだチンコだ、チンコだチンコー!
…と中年男が叫びながら女子児童に迫る、という事案が発生しました、と練馬区の防犯メールに掲載されてしまったらどうしよう。慌ててRの後を追いかけていくと、Rはあっさりボールを返して貰っていた。
「学校のお友達なの」
よく知っている上級生だったらしい。イヤに行動が早いと思ったらそういうことだったのか。よかった…。おまけにRはタクに向かって
「お友達だったからいいけど、知らない人だったら返してくれなかったかもよ?だからなくしちゃダメよ」
僕が言おうと思っていたことをとっととタクに言っていた。いつの間にそんなお姉さんキャラになったんだ。
物心付いたときからおっとり者の小心者だとばかり思っていたが、今日のRは肝っ玉が据わった感じで堂々と見えるなあ。
ボールだけに、大したタマである。なんちて。
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■胸騒ぎの餅つき’11
2011年12月05日(月)
娘・R(8才)の小学校で餅つき大会があり、僕はほんの少しだけお手伝いをした。
この餅つき大会は炊き出し訓練も兼ねていて、学校の備蓄室なる部屋に入って非常食やらバーナーやらの資機材を搬出した。なるほど、災害で街が壊滅して食糧危機に陥った場合、頭をモヒカンにしてバイクにまたがり、ヒャッハーと雄叫びを上げながらこの部屋を襲えばいいんだな。
餅つき大会の開始時刻になってから嫁と娘・R(8才)と息子・タク(6才)と一緒に餅をいただくために列に並ぶ。一人に対してあんこ、きなこ、のり巻きを1個ずついただく。タクは
「きなこ!きなこが食べたい!」
とにかくきなこ餅だけでいいのだ、と騒いでいたので
「文句言わずに食え」
と抑えようとしたらRが
「じゃあRのあげるよ」
自分のきなこ餅を与えていた。なんて弟想いの姉なんだ。気は優しくてきなこもち。餅の他にも豚汁やおこわなどが炊き出し訓練により振る舞われ、これもいただく。
「豚汁、うまいよね」
「うん」
ズズズズと嫁と豚汁を啜る。ひとーつ、人の世の豚汁を啜り…。子供達は腹が満たされた後は好き勝手に校庭を駆け巡っていた。タクは校庭の片隅で行なわれていたフリマのポケモンカードに引っ掛かり、欲しいのがないか長い時間ずーっとカードをめくって探し、
「コレ買って〜」
3枚ほど持って甘えて来た。嫁だと身も蓋もなく「絶対ダメ」と言われるから僕の所に来るのだ…。タクの狙い通り買ってしまったが…。
一方Rは、いつも一緒に遊んでいる一番の仲良し・Aちゃんとキャアキャア言いながら走り回っていた。元気である。子供達も餅つきぺったん体験をさせてもらえるので、
「君達も餅つきしてみたら?」
と勧めてみたが、「やだ」とあっさり断られ、その後はヒソヒソと何やら話し込んでいる様子であった。
終了後、家に帰ってからRが
「パパ!たいへん!あと一ヶ月後に地球爆発するんだって!」
「はあ?それどこ情報よー」
「A子ちゃんが言ってた!」
餅つき大会じゃなくてウソつき大会だったようである。
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■タクザイル
2011年12月04日(日)
幼稚園のお遊戯会があった。
年長である息子・タク(6才)にとって最後のお遊戯会なので栃木の母もやって来た。よい観覧席をゲットするためにはかなり前から並ばなければならず、
「観る時間より並ぶ時間の方が長いねえ」
途中電車が人身事故で止まるというトラボーに巻き込まれ、疲れた母がぼやく。そう、これはディズニーランドのようなもの。待ち時間60分で楽しむのは正味5分。
本日の主役、タクは前々から
「おれ、センターだから!」
と、AKBで1位を獲ったような得意顔で話す。タクは踊りが上手く、覚えも早いしリズム感も良いので立ち位置が真ん中という一番目立つ栄誉を与えられた。真ん中に上手い子を置いておけば他のみんなもそれを見て倣うため、全体がまとまるのだという。
確かにタクは早いうちから踊りを覚えてしまったらしく、
「女の子の踊りも覚えたよー」
と、女子グループの踊りもウチで披露していた。(男の子と女の子が分かれてそれぞれ披露するんである)そんな余裕をかましていたタクも、さすがに出番直前では
こんな感じで緊張していたが、始まってみるとさすが「おれセンター」と自慢するだけあって踊りが上手い。
感心したのはそれだけではなく、元気に踊る時はニコニコして目線をこっちに送ってニヤッとしたり、また、ビシッとポーズを決める時はキリッとした顔で、といった硬軟自在な演技を見せていて、本当に楽しんでやってるんだなあ…ということであった。
僕自身を思い返すと、僕のこの頃ってお遊戯は既に「かったるい」とイヤイヤやっていた記憶があるが、親としてカワイイと思うのはやっぱりタクの方だよなあ…。
踊りに使われた曲はEXILEのRISING SUNで、
「らーいじーんぐさーん、ふふふん、ふふん、ふふふふふん」
いつもこんな感じの鼻歌を歌っていたが、本番でも口が動いていた。歌いながら踊る余裕があった子ってあまりいない。
「さすが我が子だわー」
ビデオを撮っていた嫁も、我が子宮より出でた傑作を見よ、と言わんばかりの自画自賛状態。
お遊戯会が終わり、タクもステージから戻って来て
「すごいうまかったなー。余裕の表情だったね」
みんなから褒められて
「おれ、センターだから」
まんざらでもない得意顔であった。タクは去年もセンターだったし、おかあさんといっしょに出た時は体操のマユお姉さんにピックアップされふたりで踊っていた。
僕も嫁も別にダンサーでもミュージシャンでも竹の子族(古い!)でもないのだけれども、幼稚園のお遊戯会でセンターを張れるぐらいの才能はあるらしい。物心付いた時からPerfumeのPVやライブビデオを見せまくってたせいだろうか。
とにかく、センターという一番目立つところで息子が伸び伸びと踊り、僕ら親も嬉しくて笑いが止まらないわけだけれども。
「ナハ、ナハ、ナハー!」
それはセンダー(みつお)…。
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■姉コン
2011年12月02日(金)
「たっくん、Rちゃんが好きー」
息子・タク(6才)は、前の日記でも書いたように、幼稚園で好きな女の子が5人ぐらいいるくせに、一番好きなのは姉であるR(8才)のようだ。
「ちゅーしよー」
とか
「Rちゃんと結婚したい〜」
とか可愛さアピールしてるし、僕のライバルとして着実に成長しつつある。ふっ。息子よ。Rは僕と結婚したいって言ってるんだぜ〜。結婚式の絵も描いてくれたしな。
当のRは
「ねえ、パパはなんで結婚したの?」
そんなこと忘れた、とばかりにわりとクールに聞いてくる。
「うーん、なんでだろう…」
なんでだっけ、と思い出せず、まじで考え込んでしまった。僕の答えを今か今かと待つRの目をキラキラさにたじろぎ、
「まあ、結婚、したくなっちゃったんだろうなあ…」
なんか上手く言えず、マヌケな答えとなってしまった。
「えー、なにそれー」
ぎゃははは、と笑う子供達。
「君達と家族になるために結婚したんだよ」
とか気の利いたことを言えばよかったなあ…と思っても後のカーニバル。そういうことは即座に言わなければならない。
タクはその後も結婚結婚と浮かれていたが、嫁に
「きょうだいは結婚できないんだよ」
と言われて
「えー!そうなの!なんで…」
結構本気で落ち込んでいた。ま、始まったばかりの長い人生、結婚した相手とその長い間を一緒に暮らすわけだからゆっくり探すがいいさ。どうしても幼稚園児の身で結婚したければ、公園でRとシーソーをすればよい。
けっこんばったん。うわー…。
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■YAHOO玉袋
2011年12月01日(木)
Negiccoライブの日記の時に書き忘れてしまったが、娘・R(8才)は特に興味津々といった感じで、いちいち細かいところに引っ掛かって僕に質問攻めしてくるところが面白かった。
例えば、曲の間のトークのコーナーで
「機械音痴のリーダーがツイッターを始めました!」
という報告があって「うおおー!」と歓声が上がっのだけれども
「なーに!なんのお話なの!」
周りは盛り上がってるのに自分だけ分からないという苛立ちを僕にぶつけてくるR。
「えーっとね…」
どう説明したらよいかちょっと迷った。ツイッター、なんて言っても分からないよなあ…。ネット…と言ってもインターネット自体もまだ分からないRなのでそれを一から説明するのは大変である。そこで
「パソコンを始めたってことだよ」
「そっか!」
機械音痴にも程があるだろ、って感じの説明になってしまった。また、ライブ会場には
「ご当地アイドル日本一!」
と書かれたNegiccoを紹介する貼り紙があった。地方アイドルナンバー1決定戦でグランプリを受賞したことによるものと思われる。しかしRは「当地」は読めないので単に「アイドル日本一」だと思ったらしく、
「ねぎっこってアイドル日本一なの?パフュームよりもスゴイの?」
と僕につっかかってきたので、再びなんと説明したらよいか困ったしまった。そりゃ知名度も売れてるののPerfumeの方が遥かに上だけれども…。散々迷った挙げ句
「田舎のアイドルの中で日本一なんだよ」
「そっか!」
またもやとてつもなく失礼な説明になってしまった。
このように、すごい細かいところを突いてくる質問で、僕が咄嗟に返答できずモヤモヤ感が残ってしまう、ということが多々あるのだが、逆に僕が超細かい、というかどうでもいい謎が分からなくてモヤモヤしているところをRがずばっと答えを出してくれることもある。
あれはディズニーランドでゴハンを食べている時じゃった。僕はカレーを注文し、食べていた。遊園地のメシなので期待していなかったらその通りでチープな味わい。しかしそれでいてどこか懐かしい。この味はどこで…?大学の学食?いや違う。なかなか思い出せずモヤモヤとしつつ、辛さは弱いので、
「君たちも食べてみる?なんかどっかで食べたような味なんだよねー」
と子供達に分けてやると、Rがひとくち食べた瞬間叫んだ。
「給食と同じじゃん!」
それだ!あーすっきりした。でもこのようにRがズバリ答えを言い当てることは稀なので、いつもは
「へー、そこが疑問に思うのか」
という子供ならではの好奇心と着眼点で僕に質問攻めしまくっている。子供に分かりやすく教えるのって結構大変だなあと思いつつ、いつまでも聞いて貰いたいと願う、かまってちゃんな僕である。
聞くは一時の恥。聞かれるは一生のオヤジ。
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