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■お母さんといっしょ、お父さんといっそ…
2006年03月31日(金)
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娘・R(2才)がNHK「おかあさんといっしょ」の「パジャマでおじゃま」をマネするようになった。

テレビでの大まかな流れは、まずお子様がまず3才ぐらいの子供が

「○○○○(名前)、3才です」

と自己紹介をしてから一生懸命パジャマを着ていき、完了すると

「できたら、はい、ポーズ」

フィニッシュのキメポーズをカメラに向けて終了、というものである。BGMはおなじみの「ぱぱっぱぱっぱっぱ、じゃまじゃま」というアレ。こないだテレビで久しぶりに見たので、まだやっていたのかと驚いた。僕が子供の頃からやっていたから、まさか自分の子供と見ることになろうとは。

Rはまだズボンしか履けないのでズボンだけを自分でやる。お風呂から上がり、ズボン以外を着せてもらったRは、ズボンに駆け寄ってテレビの通りやろうとするのだが、

「2しゃいです!2しゃいです!」

名前をすっ飛ばして年齢だけ馬鹿でかい声で言った後、モゾモゾとズボン履きに取りかかる。

「ぱぱっぱぱっぱっぱ、じゃまじゃま」

僕は横で例のテーマソングを歌う。Rがもたついて時間がかかるので中だるみし、

「どんどんぱんぱんどんぱんぱん」

途中からドンパン節になったり

「すびずばー。ぱぱぱやー」

左卜全とひまわりキティーズ「老人と子供のポルカ」に変えてみたりする。

うんしょうんしょとようやく履き終わると、

「Rちゃん、『できたら、はい、ポーズ』は?」

「ぴーしゅ!」

得意満面の笑顔で両手ピースのポーズをキメておしまい。ああ、いつの間にかこんなことまで出来るまで成長したのだなあ…と目頭が熱くなった。願わくばいつまでもその笑顔を僕に見せて欲しい。そしてRが中学生ぐらいになったブルマをあげるので、

「ぶぶっぶぶっぶっぶ、るまるま」

と父の前でブルマを履いて欲しい…ってやってくれる訳ないか。というか、そんな風俗店がありそうな気がする。

…と思ったらやっぱりあった。

おかあさんといっしょ
デリヘル「おかあさんといっしょ」
http://www.daysnavi.info/oka-san/(風俗店なので直リンクしない)

おかあさんといっしょ
MHK-ママエッチ系-「おかあさんといっしょ」
http://www.raoh.net/mhk/(アダルトサイトなので直リンクしない)

ていうかこんなお母さんイヤだ。

よく見たら合っているのは名前だけで、その趣旨は「おかあさんとムフフ」な感じのようなので、僕が目指すものとは正反対のようであるが…。

今日は「MHK-ママエッチ系」にやられたので、これ以上良いダジャレオチが思い浮かびませぬ。

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■侮れんチルドレン
2006年03月29日(水)
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娘・R(2才)と息子・タク(5ヶ月)との入浴。

僕はタクを抱いて湯船に浸かり、

「タク、Rお姉ちゃんをよく見ておくがよい。お姉ちゃんのハダカを見れるのは今の内だけなのだから…」

とタクに男の帝王学を教え込んでいた。そんなイケメンズ親子がいつくしむ目で眺める中、Rはお風呂のオモチャでキャアキャアと遊んでいた。

するとタクもRの楽しそうな趣に心を動かされたのか、しきりに手でお湯をパチャパチャ弾き、

「あう〜。おう〜。あう〜」

何やらRに話し掛けているような声を上げていた。それを受けてRもテンションが高まり、

「あ、あっくん(タクのこと)見てる。あっくーん!おいでー!」

なんだかふたりが会話して遊んでいるように見えてきた。Rもほんの少し前までは赤ん坊であった。タク同様に「あう〜」とか「あば〜」とか唸っていたものだ。もしかしたらその時の記憶が未だ残っていて、

「あの頃はこういう気持ちの時にあんな声を上げたりしたもんだ」

と、タクの言いたいことを理解しているのではないだろうか、と思った。小さな子供だけにしか分からない言葉。そんな言葉があったとしたら、とてもメルヘンではないか。僕はRやタクと過ごす内に、小さな子供はどんなことを考えて声を出したり、どんな夢を見て夜泣きをしたり寝ながら笑ったりしているのだろうか、とかねがね不思議に思っていたのである。

「Rはタクの言ってることが分かるの?」

「うん」

おお!やはり分かっているのだ!幼児の間のみで通じる言葉があったのだ!僕はドキドキしながらRに尋ねた。

「タクは何て言ってるのかな?」

するとRの答えは…。

「うん。あっくんね、『あう〜』って言ってうの」

…そのまんまやんけー。

動物の話す言葉を理解できるという「ききみみずきん」でもあれば、タクの言うことも分かるのだろうに。

確かタンスの奥にあまり使う機会のない、というか嫁が使う機会を与えてくれない、ゴム製避妊具があったよな…。あれは僕にとっては少しサイズが小さ過ぎるのだが…。

ってそれは「ぴちぴちスキン」でんがな。
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■お遊戯王
2006年03月28日(火)
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池袋にて寿司を食った後、サンシャインシティに移動し、「たまちゃんひよちゃん」のイベントを見に行った。

たまひよ
たまちゃんひよちゃんとは、嫁が買っている育児雑誌「たまごクラブ」「ひよこクラブ」等のキャラで、娘・R(2才)にもお馴染みなのだ。イベントの内容は、

たまちゃんひよちゃん(の着ぐるみ)とお遊戯会→写真撮影会

という流れで数回繰り返されていて、僕らが到着した時は撮影会の最中であったが、

「今からでも撮影できますよ〜」

とスタッフに誘導され、早速たまちゃん達と写真を撮ってもらった。

その後、お遊戯会。たまちゃん達の着ぐるみは、ムチャなデザインのせいか歩く時もスタッフ達が手を取って誘導していたほどであり、大変動き辛そうであった。お遊戯など出来るのだろうか、と思っていたらその通りで、突然

「みなさんこんにちは〜。私はアスカお姉さんでーす!」

辛うじてお姉さんと呼べるギリギリな感じの妙齢女性が現れて、彼女がメインでお遊戯の進行を始めた。たまちゃん達はひょこひょこと手足を動かすので精一杯で、ものの5分もすると

「ごめんなさい。たまちゃんひよちゃんは一旦退場させていただきますねー」

とっとと去って行ってしまった。ウルトラマンみたいな奴らだ。そういえばウルトラマンの着ぐるみも、中がすぐ暑くなるので20分が限界だと聞いたことがある。

しかしRはアスカ嬢だけとなってもお遊戯にノリノリ。(息子・タク(5ヵ月)はまだ小さいので嫁の膝の上)本当に楽しそうに踊っている姿を見ると、こちらまで嬉しくなってくる。

これって何かに似てるなあ…と思ったら、クラブと同じなのである。お互いハッピーな気持ちを共有して更にマンモスうれぴーになって踊る。ナウでヤングなクラバー達もお遊戯のハナタレ幼児達も根は同じことをしているのだ、と思うとなんだかおかしくなった。

「ぱぱー、たっち!たっち!」

ノリノリの絶頂に達したRは、座っていた僕にも「立って踊れ」と強要し始め、

「いや、パパは大人だから、ね…」

「めー!たっち!するの!」

僕はRの強力なShall We Dance?攻撃に逆らえなかった。我が家の女王様と私。仕方なく立ち上がって踊り始めたところ

「後ろの人が見えないので座って下さい!」

すぐさまスタッフに注意されてしまった。すいません。僕は大馬鹿者です。

こうしてR大喜びのままお遊戯は終わり、再びたまちゃん達が現れて写真撮影会へとイベントは繰り返される。僕らはもう済ませているので、Rの手を引いて帰ろうとしたのだが

「め!ぴーしゅってしゅるの!」

(R語:訳「ぴーしゅってしゅる」=「ピースってする」=「写真を撮る」)

もう一度たまちゃん達と写りたいのだと言って動かないので、またもやパチリと写真を撮ってもらった。

「じゃ、たまちゃんひよちゃんにバイバイして帰ろうね」

「たまちゃん、ばいばーい!ひよちゃん、ばいばーい!」

Rはしっかりお別れの挨拶も出来て大変良い子だったのだが、いつまでもバイバイし続けるので

「あの…次の撮影の人がつかえてますんで…」

またもやスタッフに注意されてしまった。すいません。僕は大馬鹿者です。

「ほらっ。R。次の子が待ってるんだよ!」

「ばいばーい!」

「Rっ。中の人も暑くて大変なんだから!」

Rの手を引っ張ってようやく会場を後にした。なかなか冷や汗モノのお遊戯会であり、やはり僕はお遊戯よりも嫁との桃色お遊戯のほうが得意だなあと思ったのであった。

そんな我らの桃色お遊戯会の日程は…

全く目途が立っていない。
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■案ずるより産むがや寿司
2006年03月27日(月)
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池袋に家族で寿司を食いに行った。

嫁と僕で娘・R(2才)と息子・タク(5ヵ月)を抱えて行くのは少し大変だろうかと考えながら店に入ると、予想通り混雑していた。しばらく待たされている間、隣に座っていた50代っぽいおじさんに

「お子さんはふたりとも女の子ですか?」

と尋ねられた。スカートをはいていた娘・R(2才)はともかく、息子・タク(5ヵ月)が女の子に見えてしまったようだ。

「いえ、下の子は男の子なんですが…」

甘エビより小さいながら男のシンボルが付いていますので、よろしかったらお見せしましょうか、とおむつを外しにかかろうとしたのだが

「ほほー。そりゃいいですねえ」

おじさんはにっこり微笑んでおった。

タク
ワシは漢じゃあああ!

さて、テーブル席に通されて、僕と嫁は早速飢えた腹を満たすべくばくばくと喰らっていた。タクはまだ母乳オンリーなので食べられないが、Rは以前寿司を食べた時も生の魚だろうがモリモリ食べていたので、

「R、なんでも食べなよー。今からこんなの食べてちゃ舌が肥えて困っちゃうかなあ。はははは(所詮回転寿司である)」

などと言っていたのだが、どうも飯時のタイミングが悪かったのと、3日ぐらい便秘気味なせいか全然食べてくれない。

「私もそろそろお腹一杯だわ。イクラで締めるわ。Rも食べる?」

ようやく嫁が頼んだイクラだけはモグモグ食べ始めた。

「僕はあまりイクラは好きじゃないんだけどね…しょぱいから」

と僕が言うと

「しょぱい!しょぱい!」

言葉を覚えてしまったRはイクラを頬張るたびに叫び始め、席の上で踊りまくるので、

「ちょ、ちょっと、踊るのやめなさい!」

と抑えるので必死であった。

踊るR
イクラパワーを得て元気になって踊るR。

これをイクラホマミキサーと言います。クリックしてね!←ランキング投票ありがとうございます。
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■亭主憎けりゃ靴下まで憎し
2006年03月26日(日)
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ホゲホゲと朝起き、娘・R(2才)におはようのチューをしようとしたら逃げられてしまい、追い掛けて行こうと思ったら、何やら黒い物体を持って戻って来た。

「ぱぱ、くちゅーた」

あ、しまった。昨日脱いだまま洗濯機に入れるのを忘れてしまっていた靴下だった。するとそれを見た嫁が烈火の如く怒った。

「あなた!脱ぎっぱなしにしちゃだめって言ったでしょう!」

「はいはい、すみませんねえ。ちゃんと片付けますよ」

「まったく、そんな汚いもの早くゴミ箱に捨てちゃってよ!」

「ちょと待て。ゴミ箱って」

「アラ、洗濯機だったわね。つい本音が出ちゃった。おほほほ…」

「そうか、君は僕をそういう目で見ていたんだね…」

なんということだ。人が着たものを核廃棄物のような扱いしやがって。息子・タク(5ヵ月)がうんち漏らしちゃった服だって、漂白剤に付けて丁寧に洗っているというのに、僕の靴下はそれ以下の汚物ってことかい。

軽く嫁に殺意を抱いたのは言うまでもない。それに、そういうことをRの前で言うと、将来

「パパのと一緒に洗濯しないで!」

と言われるようになってしまうではないか。そして休日昼寝でも指定様ものなら

「稼ぎも悪いし家族サービスもしないし、そんな汚いもの早くゴミに出しましょうね」

なんて嫁と娘が結託し、とっとと三下り半を叩きつけられ、

「最近ご主人見ませんねえ」

「ええ、粗大ゴミに出しました」

なんて近所の奥様方とオホホホと話すんだわ。きっとそうだわ。女の変わり身は早い。このままでは絶対やられる。

そうならないようにするにはどうしたら良いか…。

とりあえず、脱いだものはきちんと洗濯機に入れるしかあるまい。

これを洗濯の余地無し、と言います。
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■かなまら祭り
2006年03月25日(土)
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来月の土日は既に花見や帰郷などでわりと予定が詰まっている。

その中で最もエキサイトなイベントは「かなまら祭り」であろう。

かなまら祭りとは、詳細を思い切りはしょって言えば、男根のおみこしを担ぐ祭りである。詳細を知りたい方は↓をご参考いただきたい。

かなまら祭りかなまら祭り
■2005年のかなまら祭りの画像。

巨根
■TPOに合わせたイデタチのおしゃれな外人さん。

■2005年のかなまら祭りの日記→こちら

男根おみこしの他にも、かなまら祭りを主催する神社の境内では、何本もの男根が迎撃態勢の整った地対空機関砲の如くそそり立っている。

去年僕は嫁と娘・R(2才)を連れてかなまら祭りを見に行き、その奇妙奇天烈な躍動にいたく感動した。日本人でよかったと思った。2006年の日程は4月2日であるゆえ、

「今年もかなまら祭り行くよね?」

と嫁にその旨を伝えてみたところ、実はあまり乗り気ではないらしい。去年見たからそれで充分だとのことで。川崎くんだりまで子供ふたりも連れて行くのはしんどい、と言うのだ。

そう、子供である。僕も正直なところ、子供達のことを考えると少し躊躇してしまう。息子・タク(5ヶ月)は問題なかろう。嫁はタクのアレは小さいと悩んでいる。そこで男根のおみこしにでも触らせれば、御利益にあやかること請け合いである。

ところが娘・Rは…女の子である。穢れなき生娘である。アレを2才女児に見せていいものだろうか…。このことなのである。去年のかなまら祭りでは、男根おみこしの周りの人ごみが凄く、ちびっ子のRは見ることが出来ないままその内昼寝してしまった。

しかし今年は知恵も付いてしっかりしてきたので、あの巨大男根をスルーさせることは難しいだろう。

「ぱぱ、あれは?」

こう聞いてくるのは必至であり、どう答えていいかまいっちんぐなのである。勿論僕やタクと一緒にお風呂に入っているので、アレ自体は見たことがあるのだが、それらはあくまでも平常状態のものであり、エレクチオンさせたものを見せたことはない(当たり前だ)

だからおみこしを見ても「あ、ちんちん!」とは分からず、聞いてくるはず。だからと言って

「あれがちんちんの真の姿なんだよ」

まさかまともに教えるわけにもいかんし。

僕はしばし考えて、結論を出した。こう解釈したらどうか。

おみこしをはじめとする男根像は守り神である、と。ヒンドゥー教でも男根崇拝があり、かなまら祭り同様、リンガと呼ばれる男根像を祀っている。そしてリンガはシヴァ神の象徴である。

Rもこの巨大男根のご守護を賜れば、うしろの百太郎もしくは「ジョジョの奇妙な冒険」のスタンドのようにRを常に守ってくれ、将来どこぞの馬の骨とも分からぬ雑魚ちんちんなど跳ねつけてくれるのではないだろうか。

ちんちんを以ってちんちんを制す。そしてRの純潔は守られる。その御利益にあやかるためにかなまら祭りに参加するのだ。

…無理矢理デッチ上げた大義名分であるが、信仰のきっかけなぞこんなものであろう。これで大手を振ってかなまら祭りに参加出来る。

鰯の頭も信心から、である。
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■嫌われん坊将軍
2006年03月23日(木)
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僕は疎まれているのだ。

夜、娘・R(2才)と戯れている時、Rは容赦なく蹴りをかまし、馬乗りになっては僕の腹の上ではばんばん暴れる。ああそんなに父を虐げないでおくれ。

更に横で寝転がっている息子・タク(5ヶ月)にもちょっかいを出し始めたので、タクにはそんな暴力を振るわないでおくれ、加減を知らないんだから…と注意して見ていたところ

「あっくん(タクのこと)、ちゅ」

なんとタクには優しくちゅーをするではないか。弟に甘いキスをしてくれる姉。僕もそんなお姉さんが欲しかった。しかし僕の今までの人生においては、姉はいなかったし、これからもいないであろう。松井秀喜に似た弟がひとりいるのみである。タクよ、お前が羨ましい。

「パパにもちゅーしてくれないかなー」

「めっ」

「なんでよー!」

しかしRは頑なに僕にちゅーしてくれない。再び僕に馬乗りになり、腹の上で暴れるだけだ。ドロップキックをかまされて本気で痛い。

「Rー。パパにも優しくしておくれよー。お腹痛いよー」

マジギレしそうな痛みを堪えつつRを制止しようとするのだけれども、Rはそんな僕の気持ちを知ってか知らずか、またタクの方に寄って行き

「あっくん、ちゅ」

「どうして父の愛が伝わらないのー!」

じらしプレイとしか思えないRの仕打ちに、僕はこの子に疎まれているのだと思わずにはいられなかった。

翌日の朝、嫁が目覚めて新聞を読んでいたので、後ろから乳房を鷲掴みにして揉みほぐしてみた。

「ああん、ちょっと、やめて…」

「へっへっへ。口ではそんなことを言っているが、ほれ、体はこの通り…」

という日活ロマンポルノ風のみだらな展開を予想してそうしたのだが、現実は

「やめて!タクに飲ませる母乳が漏れるから!もったいない!」

ピシャリとかわされてしまった。それぐらいのもったいないはマータイさんだって目をつぶってくれるだろうに。嫁のこのような厳しい仕打ちに僕は嫁に疎まれているのだと思わずにはいられなかった。

家族の中で嫌われてる…って思うのは私だけ?

どーでもーいーですよ。

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■父御は夢ぞ、ただ狂へ
2006年03月22日(水)
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祝日の昼下がり、嫁から娘・R(2才)の昼寝をさせるよう命が下った僕。息子・タク(5ヵ月)はとっとと寝てくれて助かるのだが、Rはそうはいかない。

「はい、Rちゃん、ねんこ」

どんな女性にするよりも丁寧で濃厚なベッドテクニークをもってRを寝床に誘い、まだ眠りたくなく、ふざけて暴れるRに小鳥のさえずりのような子守唄を歌ってやると、Rはトロトロと眠りの世界に入っていったのであった。よしよし、今日は素直に寝てくれた…

というところではっと気が付いた。Rはまだ起きていて暴れており、今までいなかった嫁が何故かすぐ横におり、くわわわっと恐ろしい表情でこちらを睨んでいた。

「あれ、さっき寝たと思ったのに」

「なに寝ぼけたこと言ってんのよ!あなたが一番先に寝てるのよ!」

どうやら僕は嫁の言うとおり寝ぼけていた。Rを寝かせいる内に、とっとと寝てしまい、夢の中でRが眠りに落ちた夢を見ていたのであった。夢オチかよ!

「いやー、夢の中ではちゃんとやってたんです、僕…」

と弁明したものの、嫁は「味噌汁で顔洗って来い」という顔をしていた。

そしてその夜も寝かしつけ。今度は嫁の方がさっさとぷしゅるるる…という沸騰したヤカンのような息を立てて寝てしまったので、僕はRが眠りに落ちるまでしっかり抱き締め、それを見届けてそっと嫁の隣に寝かせたのだった。翌日、

「夜は僕がだっこして寝かせたんだせー」

と嫁に言うと

「はあ?それも夢なんじゃないの?」

真っ先に寝ていたくせにちっとも信じてくれないので、僕も自分の記憶すら信じられるか曖昧になってしまい、夫婦とは何か、人間とは何かを考え込んでしまった。

そう、全ては夢。にんべんに夢とかいて儚いと読む。僕のようなオタク男が結婚して子供まで授かれるなんてことは夢なのだ。ある時ふと目が覚めてみると、僕はひとりゴミとエロとマニヤなグッズに埋もれた部屋で暮らしている、ただの孤独なオタクだったのだ…。

という夢オチが待ち受けているのかも知れない。

オタクの夜の夢。
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■いやーん、雪隠
2006年03月21日(火)
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娘・R(2才)にはそろそろトイレで用足しできるようになってもらいたい時期である。

しかし未だオムツっ子なので、僕はお風呂に入れる時に、服を脱がせた後トイレに
座らせることにした。

日頃は嫁がトイレトレーニングをしているようで、トイレでするべきことはある程度Rも分かっており、

「よいしょ、よいしょ」

子供用の便座をセッティングするのは自分でやるし、トイレットペーパーを引っ張って

「きれいきれい」

お尻を拭くことも分かっているし、水を流すレバーには手が届かないのだが、それを指差し

「じゃー」

僕に水を流すように指示をする。ただ、肝心な用を足すことだけがスッポリ抜けているのだけれども…。
その反面、余計なことをひとつ覚えてしまった。それは、すっぽんぽんでトイレにまたがった後、

「ぴーす、ぱぱ、ぴーす」

とポーズを取るのである。これは僕に「写真を撮れ」ということ。何故このようなことを覚えてしまったかというと、僕が初めてこの「お風呂前トイレ」を
させた時に、記念にRをパチリと写真に収めたのである。

それがいけなかった。

撮った画像を改めて見ると、とてもエロいのである。全裸でトイレ、というシチュエイションがそう思わせるのだろうか?2才児の裸だしとタカをくくっていたら、意外にも女臭さがむんむんと出ており、その雰囲気は例えれば20年前のロリータ少女写真集のようないかがわしさに似ていた。

いや待て、それは僕がロリコンだからそういう穢れた目で見てしまうのであって、健全な目で見れば微笑ましい子供の写真でしかないのかもしれない、と思い嫁に見せたのだが

「うわ、なにエロいの撮ってるのよ」

とやはりエロ烙印を押され、これはするべきではなかった、今後は二度と写しますまいとを心に誓ったのだ。それなのにRから撮れと言われてしまっては、僕はどうしたらいいのだろうか。己の罪悪感と娘の要望の間に挟まれ、甚だまいっちんぐ。

断れないままRの写真を撮って「ああやはりエロかった」と後悔しつつ、かといって消去する事も出来ず、どんどんトイレ写真が溜まってしまっている。まさかないとは思うが、万が一5年後、10年後になっても、ずっと「トイレの後はパパに写真を撮ってもらう」という認識のままRが成長してしまったら…。

言うまでもなく、大歓迎である。

台所の内装にオープンキッチン形式があるように、
トイレでもオープンセッチン(雪隠)というものがあっても…

無理はないな!
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■スーパーCCDはにかむ
2006年03月20日(月)
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娘・R(2才)をリトミック(お遊戯)教室に連れて行った。

昨日の日記に書いたとおり、同じ教室仲間のモヨちゃんママの期待に沿い、変な服(?)を着て行ったのだが…今日はモヨちゃん親子は着ていなかった。なんだそりゃ。

せっかく恥を忍んで期待通りの服を着て来たのに。いい加減いい年なんだからもうちょっと年相応の服を着て行こうと思う気持ちも無きにしも非ずだったところを、

「私、できるわ。変な人になれるわ。私。Rと一緒に踊るわ。見ていてください。紫のマラの人…」

舞台に上がる北島マヤの心境で来たのに。

というわけで、覚悟を決めていたモヨちゃんママの突っ込みもなく、ごく普通にリトミックのレッスンが執り行われた。

Rはここではいつも照れ屋さんである。同じ歌や踊りを家でやると、そりゃもうドタバタぎゃーぎゃー大変やかましいのだが、教室でははにかんでしまい、家でやるアクションの5割減、といったところである。

レッスンが終わった後で、リトミックマスター・ヨシコ先生と話していると、

「Rちゃんが恥ずかしがりながらやってる姿がとても可愛いですね」

などと言われてしまったので、

「家でやると、全然照れとかなくって、すんごいうるさいんですけどねえ」

「えーそうなんですか?」

「実は猫かぶってるんですよ…」

先生の前でも相変わらずテレテレしているRを見ながら言ったのだが、先生はにやりと笑い

「ふふふ、いいのよ!女にはそれが必要なのよ!」

とRの眼をじっと見て説いた。

「あ、はは、そうですか…」

とても幼児向けの教室内容とは思えない、大人のオンナの事情も教えてくれるヨシコ先生に、僕は相槌を打つしかなかった。ウブなおじさん方相手にも教室を開いてもらいたいものである。
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■一時がジャージ
2006年03月19日(日)
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娘・R(2才)のリトミック(お遊戯)教室には、嫁と僕が交代で連れて行っているのだが…。

同じ教室仲間でモヨちゃんママ(仮名)という婦人がいて、僕には直接言わないのだけれども、

「あなたがいつも変な服着てるから気になってしょうがない。ツッコミ入れたいんだけどなかなか言えなくて…って言ってたわよ!」

嫁から伝えられた。モヨちゃんママが言う「変な服」とは、僕がタケチャンマンの服を着て行ったりとか、マサルさんのコスプレとか、アキバ系の服を着ているわけではない。一応30代紳士として恥ずかしくない身だしなみを心掛けてはいる。

ただ、ちょっぴり茶目っ気というか、三十路が茶目っ気出しても気持ち悪いだけだろうけれども、Tシャツやらパーカーやらに変わった事が書いてあるものが好きなのである。

例えば「北の国から2003 テポドン」とか「月火水木金正日」とか「糖尿病」とか「のび太のくせに生意気なんだよ」とか書いてあるもの。自分が見て笑えるものでないと、買う気も起きず、着る気も起きず、そんな服ばかりになってしまい、普通の服が全然なくなってしまった。

女の首を絞めないと勃起しないとか、変態性欲の持ち主になってしまった心境である。

モヨちゃんママにそんなことを言われていたなんて。次のリトミック教室にはどんな服を着て行けばいいのか?どうしよう?と気にしてしまうではないか。嫁め、余計な事を教えやがって。言わぬがフラワー、知らぬがブッダという諺もあるだろうに。

僕は思い悩んだ挙句、結論を出した。

「モヨちゃんママの言葉のプレッシャーに負け、こんなものを買ってしまいました…」

「あなた何やってんのよ」

また↓のような変なジャージを買ってしまい、嫁に呆れ顔をされた。

ワイドショー部

全体像はこちら

さらに僕がジャージを見せると嫁は面白がって

「後ろもよく見せなよ!うーん。後ろはあんまり笑えないな…」

とかケラケラ笑いながら馬鹿にしたり

「あなたジャージ似合うねー」

今度は褒めるのかと思い、

「僕アメリカ育ちだからね。ニュージャージー生まれ。なんちって」

とか調子こいていたら

「とても30過ぎとは思えないアハハハ!」

結局は馬鹿にしていたので、大変落ち込んだ。モヨちゃんママはともかく、嫁だけは僕の嗜好を理解してくれると思っていたのに。所詮人間はひとりである。孤独感を感じた僕は、更にその孤独と向き合うため、冬の一人旅にでも出かけたい心境になった。一人旅といえば東北しかあるまい。

みちのくひとり旅である。

すなわち山本ジャージなのである。
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■花は咲いたか花粉はまだかいな
2006年03月18日(土)
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嫁がハナタレになっている。

毎年この時期花粉症で鼻がズビズバーパパパヤー。今年は娘・R(2才)も鼻をぐずぐずいわせている。Rはまだ自分で鼻がかめないため、鼻が詰まると

「ぱぱ、おはな…」

まさに助けてパパーヤー、と救いを求めて来る。そろそろ自分で出来てもいいのに、と考えているので

「はい、自分でちーん出来るかな?」

我が家のコノハナカムヤ姫にティッシュラペーパーを渡すのだが、まだイヤイヤをしてダメである。Rも花粉症なのかもしれない。2年半前はR自身が(植物で言うところの)花粉だったのに、可哀想なことである。更に、息子・タク(5ヶ月)もよく見るとガビガビハナクソが付いていたりして、僕を除いて皆鼻汁まみれになってしまった。汁マニアファミリーの誕生である。

夜中、嫁は鼻の穴にティッシュを突っ込みボーっと呆けた顔をしてタクに乳を与えていた。以前はそれだけは絶対しなかったのに…。

僕も花粉症ではないがハウスダストアレルギーなので、溢れ出す鼻汁の苦しみは分かる。僕は迷わずティッシュを鼻に突っ込むことにしている。だから嫁が花粉症で苦しんでる時も

「ティッシュ鼻に突っ込んでた方が楽だよ」

と言ってみても、かつてラブラブ一直線だったころの嫁は

「そんなみっともない姿、あなたの前でしたくありませんもの」

と恥じらいをもって拒んだものだ。穴の中に入れるのは僕の例のアレのみ、という誠に天晴れな乙女であったのに今は躊躇がない。その代わり例のアレはなかなか入れてくれなくなった。アレはティッシュ以下の存在となってしまったようだ。

翌朝、嫁は引き続き調子が悪いようで

「ひょっとしたら風邪かも」

風邪と花粉症の二重苦ではないか、と言った。

「辛かったら連絡しなよ。午後だったらなんとか帰れるから」

仕事であった僕はそう嫁に言い残して会社に行ったのだが、嫁からは連絡がなかった。

「どうよ。大丈夫か?」

昼休み明けぐらいにメールを送ってみたら

「まあなんとか」

滅茶苦茶にテンションが低い、微妙なひとことが返って来た。嫁も娘も息子も皆鼻がグズグズ言っているのに、何故僕だけ平気なのだろうか。

きっと僕だけこの家の子ではないのでは…。きっとそうだわ。僕だけ神田川の橋の下で拾われたんだわ。

嫁がこの有様だから夜の生活を強いるわけにもいかぬ。スギ花粉だけで散々なのに、あんたまで(植物で言うところの)花粉を撒き散らさないで欲しい、などと言われそうだ。

僕の花粉がだめならせめて接吻ぐらいは…と思う僕であった。
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■期間限定、聞かん全然。
2006年03月17日(金)
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「あのクッキー食べてくれているかい?」

「うん。R(2才の娘)も2枚食べたよ」

僕が嫁に贈ったホワイトデーのクッキー。ごく普通のクッキーで、デパ地下で10分ほど品定めし、

「期間限定って書いてあったからつい買っちゃったんだけど、うまかったかい?」

そんな理由で選んでしまったものであり、だから恩着せで言った訳でもないのだが、激マズだったら申し訳ないなあと思い聞いてみたのであった。

「ふふふ、私、限定物って好きなのよ」

なるほどそうであったか。今でしか味わえない、今でしか手に入れられない、優越感と焦燥感とマニア心をくすぐる。それが期間限定。嫁自身も息子・タク(5ヶ月)の授乳時期であるため、期間限定巨乳である。これを味わえるチャンスは今しかない。なので僕自身も期間限定であることを嫁にアピールした。

「では春の期間限定、スプリングちんこはいかがですか」

「そうそう、今日はRは公園に行ってね…」

華麗にスルーされた。おのれ嫁。今日は敗れたが、今度は次なる限定物、「夏を先取り、初夏の期間限定アーリーサマーちんこ」でアピールしていこうと思った。しかし中身は変わらないのでこれも難しいであろうなあ。これだっていつまで使えるか分からないものなのに。生殖器官だって器官限定。

いつまでも 立つと思うな 僕のアレ。
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■ペニスに死す
2006年03月16日(木)
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本日の日記には、お下品な単語が続出することを予めお断り致します。

このサイトは日記サイトであり、たとえ上品であろうと下品であろうと、その日に起こった中で印象に残った出来事を記す、これこそが日記である、と僕は解釈しているので何卒ご理解・ご了承の程お願い申し上げまんこ。という訳で以下お下品なのである。

中国には「ペニス専門レストラン」あるという。

豚のホーデン(睾丸)等のメニューがある店は聞いたことがあるが、「ペニス専門」などという無謀なコンセプトの店は知らなかった。さすが二本足は親、四本足は机以外は何でも食べるといわれている中国である。

ヤギのペニス、スライスされてさっと揚げられたペニスは醤油に浸して食べるそうです。他にも馬、鹿、犬、雄牛にヤギ、カナディアンシール(あざらし)と、提供されるペニスのメニューは盛りだくさん。
専門家によると、ペニスや睾丸料理が男性の精力増強に実際、効き目があるのかどうかは定かではないということですが、女性の肌のためにはいいようです。 (中略)お値段は、カナディアン・シールのペニスで、517ドル(約61,000円)。前もって予約が必要とのことです。
http://chiquita.blog17.fc2.com/blog-entry-1012.htmlより


調理されてしまう動物達と同じオスである僕としては、まさに身を切られる思い。股間がきゅっと縮まってしまった。しかしこれを枯れ気味の我々夫婦生活に、潤いを呼び戻すチャンスとして利用しない手はあるまい。早速嫁に報告である。

「中国でね、ペニス専門レストランがあるんだって」

「はあ?」

「ちんこだけの料理。ちんこ盛りだくさん。61,000円もするんだって。予約も必要らしいよ」

「はあ…」

嫁はこの話題にいまいち食いついてこない。しかしここからが勝負。話題に食い付かせ、僕にむしゃぶりつかせるのはこれからだ。

「でも安心したまえ。そのレストランでは61,000円もするところを、僕ならなんとタダで食べさせてあげられるんだ」

「いや、食べたくないし」

「安さ爆発!3ハメ4ハメは当たり前!」

「いらないし!」

「予約も要らないよ!」

「予約したくないし!」

アメリカが提唱した、中国における門戸開放政策は満州事変により崩壊したが、こうして僕が提唱したまんこ開放政策も、まん臭を嗅ぐことすら叶わず失敗したのであった。

そりゃ僕だって61,000円のアザラシのちんこより近所の650円のラーメンを選ぶ。余計なお世話であるが、ペニス専門レストランの客の入りはどうなのか気になるところである。オヤジ系新聞風にオチを付けるとすれば、

「ペニス料理でチン客万来?」

といったところであろうか。
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■ホワイトデーと神武天皇
2006年03月15日(水)
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嫁へのお返しホワイドデー。
悩みに悩んでナイトアンドデイ。

我が最愛の妻に贈るものであるから、ぞんざいな物ではいかんだろうと思う程苦悩は深まった。元々僕はクッキーや飴は嫌いで、なかなか美味そうに見えるものがなく、買う決心も起きないのだ。幸いなことに職場で隣に座っている人も既婚者だったので聞いてみた。

「もう奥さんにホワイトデーのお返し買いました?」

「いやー、1本(1万円)いっちゃいました、ははは」

しまった。この人がまだ新婚であることを忘れていた。

「いやー考えるのがめんどいからコンビニで適当なもん買っちゃいました」

僕はこんな感じのヌルい答えを期待していたのだが。それを免罪符に僕も適当な物で済ませても無理はないな!という解釈をしたかったのだ。新婚ラブラブに聞いた僕が愚かであった。きっと夜はその1万円プレゼントをもって

「キャーアナタ素敵!店長1万円入りまーす!」

「はっはっは、怒張1万円入れまーす!」

とか叫びながらぬっぽりしっぽり燃えるのであろう。

結局自分で調べるしかない、とお菓子サイトをいくつか眺めたのだが、わりとどうでもよいことに目が留まったりするものである。なんと、ホワイトデーが3月14日に定められた由来のひとつは、神武天皇にまつわるものであるということが分かった。

ホワイトデーを3月14日に定めたのは、3世紀のローマで恋愛結婚の禁止令に触れた若い男女がバレンタイン神父に救われ、神父が殉教(2月14日)した1カ月後のこの日に、男女は永遠の愛を誓い合ったことに由来しています。別には、日本の古典(古事記、日本書紀)から、わが国の飴製造の起源を拾ったという説もあります。
(引用元)http://www.candy.or.jp/whiteday/okuru.html


ホワイトデー自体が菓子業者がデッチ上げたイベントなので、その由来といっても民明書房っぽい後付けこじつけのネタに過ぎないのだが、ホワイトデー仕掛け人のひとりの言葉、

日本で一番古くから残っている文献で、キャンデーの起源を調べてみると、3月14日の前後3日ぐらいずれた日付になっているんですよ。
(引用元)http://www.candy.or.jp/whiteday/hiwa.html


これを元に日本のキャンディー即ち飴の起源を辿ると、日本書紀巻第三、神武天皇即位前紀戌午年九月-十月にある

「吾今当に八十平瓮(やそのひらか)を以て、水無しに飴を作らむ。飴成らば、吾必ず鋒刃の威を仮らずして、坐ながら天下を平らけむ」:岩波文庫「日本書紀(一)」より抜粋


私は八十の皿をもって水なしで飴を作ろう。飴が出来れば私は必ず武力を使うことなく、居ながらにして天下を平定出来るだろう。こんな感じの訳でよいか。

これが文書で確認出来る日本最古の飴とされている。ただこの時期が「9月」なのである。全然違う。飴の起源はこれで間違いない。しかし前述の「3月14日の前後3日…」がどこを指して言ったのかが分からない。この薀蓄を元に

「フフフ、ホワイトデーの起源は神武天皇だったって知ってるかい?そして僕は君のジュテーム天皇さ…」

と嫁を知的に口説こうと思ったのだが、裏を取れなければ

「はあ?なに言っ天皇?」

と返されるのがオチである。うん、僕、一生懸命調べものし天皇…。

僕の頭ではここまでが限界である。実証出来るまでに至らなかった。というかとにかく何か買わないと本当にヤバい時間になってしまった。無知蒙昧な人間が調べても時間が掛かるだけ。

これを飴と無知といいます。
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■オタクッキー
2006年03月14日(火)
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毎度毎度のホワイトデーである。
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男にとってバレンタインデーは、一見平静を装っている風でも、内面では己のブサヅラも顧みず、誰がくれるかな誰がくれるかな、と大盛り上がりであるのに対し、ホワイトデーは今ひとつ盛り上がりに欠ける。

祭りの後の後処理のような。まぐわいが終わった後の、避妊具をティッシュに丸めてゴミ箱に捨てるという、虚しさの伴う後始末のような。単にこれは無精者の僕だけの考えかもしれない。無論バレンタインにおいても義理チョコに頭を悩ませ、心を重くするご婦人も多いと思う。

しかし心から愛する相手にはそれは当てはまらない。面倒を面倒と思わず、ただあの娘の笑顔を見たくって、オイラは走る無償の愛。武士の情けじゃ。武将の愛。愛という名のもとに。ハマショーの愛。

ピノコ
我が最愛の恋人は娘・R(2才)である。Rには昨日の日記にもある通りピノコのコスプレをさせたので、
ホワイトデーのお返しも「ピノコもの」を用意した。

アッチョンブリケクッキーアッチョンブリケクッキー。中身はごく普通のクッキーだが、表面にピノコのアッチョンブリケ顔がプリントされている。ホワイトデー当日は平日なので僕は仕事である。だから一足早く日曜日にRに授けたところ、

「おなじでしょ?」

とピノコの絵を指差した。自分のコスプレと同じである、と分かったようである。ああ、またRがひとつ賢くなった。無駄な知識ばかり増やしている気もするが。

ピノコクッキーを食べる
Rはポリポリと1枚を素早く平らげ、

「食べるー」

もう1枚ちょうだいと言ってきた。しかし夕飯時が迫っていたので

「今日は1枚だけだよ。また明日たべようね」

と止めたところ、「うん…」と頷いたものの、食べたい気持ちを辛うじて抑えているらしく、僕をじーっと見ており…

恨み晴らさでおくべきか
こんな恨めしいRの視線、初めて見た。その恨みだろうか、嫁の報告によると、翌日Rは2枚食べて

「おなか、いたい…」

腹を壊したそうだ。可哀想な娘よ。だから1枚にしろと言ったのに。ホワイトデーがブラックマンデーになってしまった。

親を呪えばクッキーふたつ。ちょっと苦しいか。
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■馬子にもコスプレ
2006年03月13日(月)
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娘・R(2才)用に頼んでおいたコスプレ衣装が完成し、送られてきた。

ピノコ

手塚治虫のマンガ「ブラック・ジャック」のピノコである。このコスプレ衣装をばRに着させようと思ったのが2ヶ月ほど前。
嫁に作ってくれと言ったら

「無理」

と2秒で断られたので、Atelier M's mama←こちらのコスプレ製作サイトに依頼した。そしてようやく完成したのである。早速Rに

「着てみる?」

と問うたところ

「着うー」

わりとノリノリだったので着せてみた。

ピノコピノコ
「いえーい」

おお、ちょうどピノコの背格好そのままである。着せてみてよかった!

アッチョンブリケ
お約束のアッチョンブリケ。

別にRをコスプレイヤーにしようとかそういう気持ちがあるわけではないのだが、この時期にしか着れないものを着させてみたい、と思った次第である。

「俺色に染まりな」

という女の子を自分好みに染める邪悪な欲望が見え隠れしていることは否めない。どうせ大きくなったらいくら言っても父親の見立てた服なんて着てくれないだろうしね…。

惜しむらくは髪型である。ピノコのボブヘアーに対し、Rはもっと長い。
なので

「美容院に行ってボブヘアーにさせよう」

と嫁に提案したところ

「今年は七五三もあるし、せっかく伸びたのに何行ってんのよ!」

思いっきり怒られてしまった。そうであった。今年Rは3才になるので七五三である。しかし七五三だってコスプレみたいなものではないか。

七五三だけが大誤算であったことよ。

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■臭いオヤジには蓋をしろ。
2006年03月12日(日)
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娘・R(2才)がちゅーしてくれない。

もう何度このことを日記に書いたことか。

「Rちゃん、パパにちゅーして」

「めっ!」

「じゃあママには?」

「まま、ちゅー」

僕には頑なに断り、嫁には僕の目の前で濃厚なちゅーをする。この身を引き裂かれる思い。中学校の頃好きだったクラスメイトがAV女優になっちゃってるのをビデオ屋で発見し、それを泣きながら見るような複雑な気持ちである。

それでも「僕が男だからRは拒否するのだ。操を守ることは大変良いことである」と無理矢理納得するようにしていたが、息子・タク(5ヶ月)が産まれてからは

「たっくん、ちゅー」

弟にはさも嬉しそうに愛のベーゼをかましているので、僕はいよいよ悶え苦しむことになった。嫌われているわけではない。いつも甘えてくる。お風呂も一緒に入る。おむつも替える。裸身を余す所なく晒してるのに何故なの?

「臭いんじゃない?口臭とか」

嫁は残酷なことを言う。お父ちゃんお口くさーいって。臭いのだろうか。社会人としての一般的な嗜みとして、一応毎日歯は磨いているのであるが。ひょっとして嫁は既に気付いていて、遠まわしにRの口を借りて言っているのだろうか。だからやらせてくれないのだろうか。嫁よ。すまない。これからは挿入だけに専念する。

「明日モンダミン買ってきて!」

お口クチュクチュするからお前も夜グチュグチュにしてやるぜ!と意気込んだが、嫁は更なる難題を取り上げた。

「一番臭いのはタバコなんじゃないの?だからRも嫌がるのよ」

ああ。やはりそれか。喫煙者には特に風当たりが厳しいこのご時世。やれ非常識だのカタワだの、僕の紫煙よりお前の屁とワキガの方が臭いだろ、という感じの人にまで言われるといよいよ潮時なのかも知れぬと思う。しかし頭では分かっていても体が付いていかない。禁煙失敗回数はもう3ケタを数える。

娘の唇を吸うか、タバコを吸うか、両立は叶わない。

タバコ
タバコにはこのような、「ここまで書いてるんだから、吸って病気になってもあなたの自己責任ですよ」というJTの責任逃れのための注意書きがある。

タバコ
それをこのような一文に変えてくれればもっと効果覿面なのかも知れない。

タバコのジュウバコの隅を突くお話でありましたとさ。
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■光る海、光る大ボケ
2006年03月11日(土)
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先週の会社同僚の結婚式二次会で、ビンゴでディズニーチケットを当てたので、嫁と興奮して

「じゃあ前の日はホテルに泊まろう!」

ゴージャスなプランを語り合ってテンションが高まった。

しかし翌日ディズニー隣接のホテルを調べてみると、1泊さんまんはっせんえんとか書かれているのでテンションはあっさり沈んだ。東京に住んでいるので必ずしも泊まらなければならないという訳でもないので、これだったら早起きしたほうが良い。早起きはさんまんはっせんえんの得になる。

一方嫁も考え直したようで、

「やっぱ日帰りでいいや…これ見たら朝イチで行けばうまく遊べそう」

と「たまひよ」かなんかの雑誌を持って来て、「子連れでディズニー攻略特集」みたいな感じの記事を見せた。ディズニーシーとディズニーランドの、子供連れでも楽しめる回り方が書かれていた。

「ふーん。じゃあどっちにしようかなあ」

シーにするか、ランドにするか、である。
ソーにするか、プランドにするか、ではない。

1日で回れるのはいずれかひとつ。僕も嫁もシーには行ったことがないので多少惹かれるが、ランドの方が子供向けアトラクションが多い、と嫁は言う。

「それにランドにはR(2才の娘)が好きなプーさんがいるからさあ」

Rはミッキーマウスよりプーさんの方が好きだ。よく絵本を読んでいる。ここはランドを選んで「プーさんのハニーハント」をお目当てに行くのがいいかもしれない。

僕にとっては欠伸が出そうなアトラクションであろう。なので嫁に任せて僕は「トーさんのガールハント」とかしちゃったりなんかしたりして。

とにかくこの計画で行くとなると、ハニーハントのファストパスを如何に迅速にゲットするかが大きな鍵となる。ファストパスをフィストファックと言い間違えないよう細心の注意を心掛けねばならない。

「ディズニーは日帰りでいいの…その代わり、夏になったら離島に行きたいの」

突然嫁が夢心地の表情で語った。

「離島って…どこよ」

軍艦島とか女護島とかアルカトラズとか、おどろおどろしいイメージしか湧いて来なかったが、

「沖縄の離島よ。Rとタクに綺麗な海で遊ばせたいの」

八重島諸島辺りのことを言っているのだろうか。確かにいいかもしれない。

青い空。白い雲。
青い海。白い砂浜。
青い水着。黒い乳首。

燦々と輝く日光の下で戯れる子供達…想像しただけで美しい風景である。子供達のためにそんなことを考えていたのだ。嫁よ。君は素敵だ。

「いいよね…沖縄本島よりも鄙びた島の方が…どこの島がいいと思う?」

「私ね、竹島に行きたい!」

「そこ沖縄じゃねえ!」

しかし嫁はアホだった。南国の美しい想像が、断崖絶壁の荒波の中で、嫁が韓国軍に銃撃されまくるというおどろおどろしいイメージに変わってしまった。

「あれー?なんか名前に『竹』が付く島ってなかったっけ?」

それは駅前の竹島書店じゃないのか(後に竹富島と判明)ほとほと呆れた。

「お前には是非日の丸の旗を背負って竹島に行って貰いたいよ…」

地理に関してはアホの嫁のため、僕がしっかりと南国計画を立てなければならないと思った。

青い空。白い雲。
青い海。白い砂浜。
アホが見る。ブタのケツ。
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■震えるぞハート!燃え尽きるほどデート!
2006年03月10日(金)
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「パパ、こっちおいでー」

家の中で僕を連れ回す娘・R。僕はされるがまま家中引き回しの刑となる。愛を背負う者の弱みで逆らう事は出来ない。今までの人生の中で、僕がこれほど愛の奴隷と化してしまった相手は、このRと、Rの名前のルーツとなっているRちゃんである。

元近所に住んでいた僕の超お気に入りのディ・モールト美少女、Rちゃん。現在音信不通である…。彼女も移り気で思わせぶりで、動物でいうと仔猫ちゃんタイプの女であったことよ。ファスター・プッシーキャット・キル!キル!

嫁は違う。どんなタイプかと言っても、偉大なる母にして革命的家庭指導者である嫁を動物なんぞに例えることは畏れ多くて不可能である。嫁は動物などではない。鬼である。

話を戻す。Rは僕の手を取り、
風呂
風呂場の入口(↑こんなとこ)に連れて行き、「ぱぱ、どうじょ」と僕を座らせて自らも横に座った。何が楽しくてこんなところに。

「何をやってるのこの人たち。絶対変だわ。でも私達は紛れもない家族。私はこの人達からは逃れられないんだわ。ああなんということ」

嫁も諦めと無常の表情で遠巻きに眺めているではないか。

しかしふたりで並んで座っていると妙なもので、僕らがベンチに座るデート中のカップルのように思えてきた。さっきから遠巻きに見てる女の人は僕らのラビュラビュぶりを僻んでるんだよきっと。無視無視。

さて一体何をすればいいんだ、とドキドキして来たが、デートでもよくこんなこと考えたっけと思い出した。まだ付き合って日の浅く、初めてか2度目の相手の出方を少しずつ伺いながらのデート。

「ちょっと休もうか」

なんて彼女を隣に座らせて、さて次はどこに行こうか、などとこれからのデートの組み立てを考えたりするインターバルタイム。ちょっと腕が触れてしまって、以外に密着して座っていることに気付き、ひょっとしたら抱き寄せてちゅーとか出来るんではないか、などと間合いを計ってみたり。よし、あと10分で接吻、とか考えてひとりでウケてたりして。そしてフラれたり。

結婚してからというもの、もう記憶の底に埋もれていたあの頃の甘酸っぱい気持ちを再びこうして味わっているわけだ。何という至福。何という喜び。何という破廉恥。ああ、娘を作ってよかった。僕らはベンチのカップル。

「あ、Rちゃん、何かおしゃべりでもしましょうか…」

ドキドキしながらRの様子を伺ったのだが、そこで夢のようなひとときは終わりを告げた。

「ばいばーい」

Rはすっと立ち上がってこの愛のベンチを去り、とっととままごとセットのオモチャで遊び始めてしまったではないか。僕はフラれたようである。RちゃんといいRといい、僕のどこが悪かったというのだ。

ひとりベンチに残された格好の僕であったが、Rがままごとのお皿を持って戻って来た。

「いらっしゃいましぇー。なんにしまっか?」

若き美しき時代の思い出に浸る父をとっとと切り捨て、さっきまでのことなどまるで無かったかのように、次の遊び「お店屋さんごっこ」にシフトチェンジしているR。これだから仔猫ちゃんタイプは!

でもいいんです。僕なんて女の子にフラれて途方に暮れて、ひとりベンチでケータイでドラクエとかやってるのがお似合いなんです。放っておいて下さい。

「ぱぱ、なんにしまっか?」

しかしRはそれを許さなかった。

「…じゃあ、お子様ベンチで…」
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■発熱は熱烈不歓迎
2006年03月09日(木)
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娘・R(2才)が再び発熱してしまった。

会社で残業していたら、嫁からのメールに気付き、

「また38.5度もある」

と書かれていたので慌てて帰った。今月1日に40度近い熱を出し、医者に連れて行ったら「喉が腫れている」とのことで薬を飲ませ大人しくさせていた。週末再び医者に診せたら「もう大丈夫」とお墨付きをもらったので動物園に行ったのに、えらいこっちゃ。

家に着くとRはわりと元気で、

「あーぺーまーしゅーぷーれー」

謎のオリジナルソングを歌って踊っていた。あまり元気過ぎるので、本当に元気なのかそれとも熱でイカレポンチになってしまったのか、逆に心配になった。

「嫁、ゴハンはちゃんと食べたのかい?」

「うん、もりもり食べてたよ。さすがにぐったりしてたけど、アナタが帰ってきてからは、もうこの通り」

嫁と話して、咳もしてないし風邪というよりも疲れなのではないか、という結論に至ったのであった。日曜日の上野動物園では思いっきりはしゃいでいたし、夜もテンションが下がらず、ちっとも寝ないので睡眠不足であったし。

Rはなおもマジックポイントを吸われそうな不思議な踊りを踊り続け、

「はい、ぱぱ」

いきなり僕にも踊れ、と言うので

「いっちょめいっちょめ、わーお!」

「ぎゃはははは!」

「いっちょめいっちょめ、わーお!」

「ぎゃはははは!」

仕方なくRのウケが良い東村山音頭を披露したところ、嫁と息子・タク(4ヶ月)がじーっとこちらを凝視していたので我に返った。特にタクの穢れなき瞳に見つめられると、恥ずかしくて穴があったら入りたくなった。入れたくなるのはいつものことだ。

「あなた…タクが見てるよ。なんてアホな親だ、って見てるよ…」

「うううう、うるさい!」

可愛い娘のためなら、父はヒーローにでも道化にでもなるのだ。そう。Rは熱があるのだから…

「ていうかR、早く寝なさい」

Rを無理矢理布団に入れ、寝かしつけた。ぐずるRを抱き締めて、

「Rちゃん、さすがに体が熱いわ。溶けましょう、ふたりで」

などとブツブツ言いながら寝ていたら、翌朝僕の喉が滅茶苦茶痛くなっていた。Rの発熱は冒頭に書いたように喉の熱から来たもの。伝染されたに違いない。

踊って寝てたら喉が腫れてしまった。

踊る大扁桃腺である。
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■なんちゅうか、ピカ中華
2006年03月08日(水)
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上野動物園に行った事は昨日書いたが、今日はその時のランチについて書く。

園内でも食べ物を提供する店はあるが、大したものはないだろうと思い

「上野駅で駅弁を買って行ったらどうか」

上野駅といえば上野発の夜行列車をはじめとする北の玄関口。旅情あふれる駅。白い液といえば兄貴発俺行き、というゲイAVをはじめとする、欲情あふれる液。

ちょうど今読んでいるマンガ雑誌の中に駅弁を食べまくるマンガがあって、それが非常に美味そうに描かれているのでそそられ、このような動機となった。

上野駅構内で駅弁屋さんを見付け、品定めをしていると、娘・R(2才)が

「ぴかちゅう、ぴかちゅう」

とやたらと叫んでいるので何であるか、と思ったら

ピカ中華
こんなものがあった。「ピカ☆中華」1,000円也。「つのだ☆ひろ」かと思った。高い。しかもダジャレ(人のことは言えない)しかしRは目をキラキラと輝かせており、僕にこの純真な瞳を裏切るようなことは出来なかった。即購入。嫁は「上野弁当」なるこれまたいかにもな名前の駅弁を買った。これも1,000円也。

さあ昼飯時、これを動物園の青空の下で食べよう。ピカ☆中華カモン!

ピカ中華ピカ中華
容器は凄まじく可愛い!

しかし中身が凄まじくしょぼい!お味の方も…決してまずくはないが…Rもそこそこ食べて切り上げてしまった。1,000円の内、キャラクター料と器のコストで800円ぐらい占めているような感じであった。

駅弁マンガでは、「おいしーい」「味がしみてるう」「最高」などと言いながらバクバク食べている姿がとても羨ましかったのに、嫁の方の駅弁もなんだか…。

「これぐらいの弁当だったら、会社の昼休みに買いに行く弁当屋じゃ380円ぐらいだよ…オバチャンが缶ジュースサービスしてくれるしね…」

味より涙が目に滲みて来た。駅弁は列車の中で食べるからこそ美味いのだ。この上野動物園においては、園内レストランにある「パンダのお粥」や「ゴリラの食事」などといった、動物達と同じ食事であるというメニューを食べた方が正解だったのかもしれない。

周りを見回しても駅弁なぞ食べているのは僕らだけ。せいぜいペンギンが液便をしているぐらいである。なんと侘しいことであろうか。

ただRはピカチュウの容器をとても気に入り、家に帰った後でも

「ごはん、ぴかちゅう、入れてー」

夕飯もピカチュウ容器で食べたので、少しでも救われたような気がした。

動物園で食べた駅弁はうまくなかったので、動物園で駅弁は食べるべきではない。しかしRは大喜びであったので、その選択は間違いではなかったのではないか?

このふたつの相反する考えをどうまとめるか。

これは駅弁ファックをするのが最良である、と結論付けて嫁を誘おうとしたら、サル山にいたボス猿の如くとっとと寝てしまっていたのであった。

駅弁でアウフヘーベンしようとした、というお話でありましたとさ。
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■ラブミー・パンダー
2006年03月07日(火)
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日曜日は暖かかったので上野動物園に行ったでごわす。

ごわすなんて語尾に付けても西郷どんの像は全然見なかったでごわす。ちぇすとおおおお!(精一杯の鹿児島弁のつもり)

子供が出来る前、僕は女体以外の生き物の臭いが悉く苦手で、嫁が「動物園に行きたい」などと言っても

「動物園は臭いからヤダ」

と却下していたものだが、現在は娘・R(2才)が動物好きなので、連れて行ったら喜ぶに違いない、と考えただけでホイホイ行くようになってしまった。娘は嫁より強い。

Rを連れて行くのは2度目である。前回はろくに見ない内に昼寝してしまったので、今回はもっと早い時間から精力的に回った。が、息子・タク(4ヶ月)がとっととベビーカーの中で寝てしまった。まあ、また連れてきてやるさ。その代わりRは頑張った。

広い園内を自分で歩き、Rが特にお気に入りの動物達、パンダ、象、猿、ゴリラ、虎、キリン、シマウマ、カバ、ペンギンなどを見せてやると大喜び。

特によかったのはパンダであった。やはり上野動物園といえばパンダ。パンダがいない上野動物園なんて、虎がいない舞竜、大事マンがいないブラザーズバンドのようなものである。前回来た時のパンダはまるでやる気なしで、こちらに背を向けて寝ており動く気配すらなく、

「客商売なめとんのかコラー!」

と憤ったものだった。

「パンダは何食ってるんだろうねえ」

「人!」

と言いたくなるぐらい、これほど人を食ったパンダはいなかった。しかし今日のパンダはノシノシとサービス満点で歩き回っていてくれたので、僕自身も20年ぶりぐらいでパンダをまともに見ることが出来た。Rも

「おなじでしょ?おなじでしょ?」

絵本やテレビで見ているパンダと同じでしょ?と何度も僕に聞いてくるのであった。本物を見れて嬉しいに違いない。

「R、パンダは何食べてるんだろうねえ」

「えーと、らーめん」

まだRに駄洒落は早過ぎたようだ。充分堪能してパンダから離れると、ひとり旅風の金髪中年外国人男性がポツンと突っ立ったまま「パンダ焼き」なるものをモシャモシャと食べていた。

パンダ焼きとは、たこ焼きのたこの代わりに…とか、パンダの串焼きとか、そういうものではない。そんなことをしたら日本パンダ保護協会名誉会長である黒柳徹子(本当)がスーパーひとし君をぶん回しながら襲いかかり、徹子の拷問部屋に連れて行かれるであろう。つまりは人形焼のようなものである。

Rはパンダ焼きをうまいんだかまずいんだか分からぬ無表情さで食べている彼を指して言った。

「おなじでしょ?」

いや、おやじでしょ…。
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■東京ヤラズニーランド
2006年03月06日(月)
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結婚披露宴の二次会に呼ばれた。

思い起こせば数年前、僕と嫁もあの初々しい新郎新婦だったころがあった。しかし今は結婚披露宴は血痕疲労閻となり、「ふたりなら、苦しくなんかはないさ〜」と信じて疑わなかった無敵のラブラブ状態も「ふたりでもちょっとやばいかもしんないコレ」と不安になる息切れ状態。

今日のおふたりには是非そのようなことになりませんように、と酒をチビチビ飲っていたら、主賓の挨拶の中で

「夫婦とは、いつも同じ事をやっていては飽きられてしまうものでございます…」

というスピーチがあり、目から鱗が落ちた。いつもいつも「やらせてくれよーやらせてくれよー」とモットクレロンばりのワンパターンでは、そりゃ嫁も嫌気が指して来るというもの。確かにそうだ。もうちょっと自分でも変化していかないとダメであることよなあ…と酒が回った頭でボーっと考えていたら、

…ビンゴでディズニーランド(またはディズニーシー)のペアチケットが当たってしまった。これは、使える!と意気込んで家に帰ると、嫁と子供達はまだ起きていたので自慢気に報告した。

「キャー!絶対行きましょう!せっかくだから前日ホテルで一泊しましょう!」

嫁は大喜びでありテンションが高まった。

「一泊で一発もよろしく」

「いや、それはわかんないけど」

熊本城のような鉄壁の防御力を誇る嫁は相変わらずであったが、まあよい。いずれディズニーランドの花火が見えるホテルにでも泊まって、それを見ながら

「フフフ…イナバウアーってセクシーコマンドーに似てるよね、ジュテーム」

とかイカス口説き文句を吐けばイチコロであろう。それまでこのチケットは大切に取っておかなければならぬ…と思ったら娘・R(2才)がチケットをぶん取り、クシャクシャにしようとしているではないか。

「あっRちゃん。それはパパのだから返してね」

Rから奪い返そうとしたのだが、

「めっ!Rちゃんの!」

お前のものは俺のもの的な主張で返してくれないのであった。チケットに描かれているドナルドダックを気に入ってしまったらしい。

パパ、そのドナルドダックでドナルドファックするんだから返して〜。
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■後の祭りの雛祭り
2006年03月05日(日)
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嫁が雛壇を片付けていた。僕は出来るだけRの婚期が遅れたほうが良い、というか誰が嫁になんぞ出すか、と心に決めていたのでRに雛あられを食べさせていた。

Rはお内裏様を指差して「ぱぱ」と言った。どうやらお内裏様を僕に見立てているようである。ふふふ、やはり僕の内面から滲み出る高貴なイメージは隠し切れないようだ(ハナクソほじりながら)

「ほほほ、マロがお内裏様でおじゃるか。じゃあお雛様は誰かな?」

「まま」

「えー。ママなのー?もっと若くてボインボインの娘っ子がよいでおじゃるなあ。じゃあRちゃんはどれかな」

「これ、Rちゃん」

Rが指差したのは三人官女のひとりであった。本当なら「わたしがお雛様よ」と主張してもいいのに、なんと謙虚な娘であろうか。僕はいたく感動した。

「じゃあタク(4ヶ月の息子)はどれかな?」

「あっくん(タク)、これ」

Rが「これがタクだ」と指差したものは…「ひしもち」であった。既に人ではない。可哀想な息子。お前の弟は餅だぞ。それでいいのか。

「えー。せめて人間にしようよ…五人囃子とか…これとかはどう?」

「うん」

ということで、タクは五人囃子のうち、太鼓を持っている子、ということで手を打った。ポンポン。余談だが、三人官女、五人囃子と一緒に七人ミサキ(※)が一緒に並んでいたら怖いと思った。

※【七人ミサキ】

悪事を働いて死んだ霊が七人組となったもの。七人ミサキは絶対七人でなければならず、何らかのきっかけでひとりでも成仏すると、頭数を揃えるため人を殺して仲間に引き込む。

ところでRはひとりで雛あられをボリボリ食べておった。

「Rちゃん、パパにも雛あられちょうだい?」

「めっ!Rちゃんの!」

謙虚だが食い意地の張った娘はひとりで全部食べる気のようだ。

「パパにもくれよー!パパはお内裏様でおじゃるー!雛あられも食べられないお内裏様なんて、ケーキも食べられないマリー・アントワネットみたいなもんでおじゃるー!」

身も蓋も無く、恥も外聞も無く、怒涛のおねだりをしてみたところ、

「はい、ぱぱ、あーん」

哀れみを感じたのか、僕の口に運んでくれたので、僕は感動と雛あられを噛み締めながら、やはり嫁に出すのは惜しいと思い、嫁が片付けている雛壇を再び全部戻そうかと思うのであった。

感謝感激雛あられ。
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■桃の節句す
2006年03月04日(土)
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仕事帰りに薬局で恥ずかしい商品を買った。

アンネタンポンかって?否!僕は男である!このアンポンタンポン!何に使うものかって?キャッ。恥ずかしい。答えられないわ。どんなことを言われても「違う」と否認するのである。避妊するのである。あ、言っちゃった。

さて家に着いた僕は腹が減っていた。今夜のおかずはハンバーグ。性欲もあれば食欲もある。手っ取り早く双方の欲を満たすには、ハンバーグを嫁の体に乗せてハンバーグ女体盛りがよいと思った。

ハンバーガーだけを食べ続ける男のドキュメンタリー映画で「スーパーサイズ・ミー」というのがあったが、さしずめこれは「スーパーワイフ・ミー」である。

しかしこれについては嫁が承諾してくれるはずも無く、なにしろまだ娘・R(2才)と息子・タク(4ヶ月)も起きているので断念した。

「あんばーぐ、食べうー」

既に夕食を済ませたというのに、まだ食い意地が張っているRを膝の上に乗せて一緒にいただきまんもすしたところ、嫁の一言が。

「あなた、烏龍茶もうないからね」

「あ、しまった!」

僕はいつも烏龍茶のペットボトルを買い置きしているのである。それを食事のときに飲む。僕にとっては食事に欠かせない飲み物なのだが、今朝飲み切ってしまったのだった。恥ずかしい商品は覚えているくせに、
もっと大切なものを忘れているなんて、つくづく僕は性欲獣。三度の飯よりアレが好き、ということか。

「嫁ー。なんか飲み物ない?烏龍茶はないから、じゃあコーヒー入れてよー」

「はいはい」

嫁は素直にコーヒーを入れてくれたのだが、

「コーヒーは入れてあげたけど、私の体には入れさせてあげないんだから!」

「なんだその理屈はー!」

恐るべき展開となってしまった。薬局での恥ずかしい商品を買った僕の思惑は、思わぬ嫁の先制攻撃によってぶち壊された。まるでその買い物を見ていたかのよう。嫁はエスパーなのだろうか。伊藤なのだろうか。

「じゃあコーヒー入れろって言わなかったら今夜はOKだったのか?

「いえ、どっちみちだめですけど」

「なんだその理屈はー!」

そもそもコーヒーを入れてくれることは、「今日はOKよ」の暗喩なのである。そんなこと聞いたことがない、と思うかもしれないが本当である。昔よく言ったものである。すなわち

ヤッターマン コーヒー ライター。
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■やらせて下さい、もう少し
2006年03月03日(金)
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朝、着替えている嫁を見て欲情してしまった。

擦り切れるほど読んだ「行け!稲中卓球部」のように、何度も何度も見慣れた嫁の体にもかかわらず、飽きもせず発情してしまう僕はパブロフの犬。

「パトラッシュ、もう疲れたよ」

と吐息を吐いて命の火が消えるのだ…ってお父ちゃんそれはフランダースの犬でんがな。

「ああっ。もっと踏みつけて下さい。縛って下さい、『このブタめ』と罵って下さい」

と体液という体液を溢れ出させて土下座すのるだ…ってお父ちゃんそれは女王様の犬でんがな。

湧き出でるリビドオをそのまま嫁にぶつけるのは愚かである。発情期の犬に等しい。昨日も嫁に腰を擦り付けて痛い目にあったので、ここは可愛く擦り寄る作戦で嫁に愛を語るべきだと判断し、娘・R(2才)がよく嫁に甘える仕草をそのまま真似してみた。

「ママだっこしてー」

「アンパンチ!」

悲しいことに嫁は僕の求愛をアンパンマンという、

「これを食べると元気になるよ」

と自分の頭を食べさせるキャラクターの必殺技で僕を退けたが、これぐらいでくじける僕ではない。ここで引くようでは子供ふたりも作れない。

「ママだっこしてーよー」

「アンキック!」

今度は蹴りにて跳ね返された。しかしアンパンマンはこの程度しか必殺技を持っていないヒーロー。その数の貧弱さにおいては、千葉のジャガーさん並である。

企業社長でありながらロッカーであるジャガーさんは、その財力により自ら千葉テレビ等の放送枠を自分で買い取り、自分の音楽番組を提供する。「パオパオチャンネル」という子供向け番組のコーナー、「出前ジャガー」においては、悪者を倒したり子供の悩みを解決するヒーローとして人気者となった。気になる方は後で「千葉のジャガー」と検索するとよい。

正義のためならどこへでも♪ロンドンブーツで駆けつける♪
ロンドーンキック!(へい!)フルーツパンチ(ほい!)
ワオワオ吠えーろー♪僕らのジャガー♪

という主題歌にあるように、必殺技はふたつだけであった。何の話だ。アンパンマンだ。嫁にはもう出せる必殺技はない。嫁、敗れたり。

「お前はそれしか技を知らないだろうが、こないだRと一緒にアンパンマンを観た時、『ピストンパンチ』という技を出してたぞ」

「はあ?それどういう技?」

「とにかく突きまくるのだ。ピストンピストンピストン…はうううう」

説明に力が入り、朝から元気になっている、我が身の成り成りて成り余れる部分を嫁の腰にぶち当てまくってしまった。

「ちょっと何突っついてるのよー!」

「これを食べると元気になるよ」

「バカー!」

結局昨日と同じく結果になってしまった。アンパンマンの主題歌に、「愛と勇気だけが友達さ」という歌詞があるが、僕も黒澤愛(のAV)と右手だけが友達になってしまった。

自らのアタマを食べさせる自己犠牲のアンパンマンではなく、
自らのカメアタマを食べさせる、ええかげんにせえのアンポンタンであった、というお話にて御座候。
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■くつした 履かした 泣かした
2006年03月02日(木)
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39.6度の熱を出した娘・R(2才)であったが、翌朝には平熱に戻った。

「これで夕方また熱が出なければ大丈夫なんだけど…」

親の配をよそに、前日グッタリしていてろくに遊べなかったのを取り戻すかのように、
Rは寝起きから力の限りはしゃいでいた。

オモチャの携帯を使って「もしもーし」と電話ごっこ。
ままごとセットを使って「いらっしゃいませー」とラーメン屋さんごっこ。
着替えている嫁を見て「欲情しちゃった」とお医者さんごっこ…

をしようとしたのは僕だが、

「はあ?何考えてんの?」

当然嫁からは撥ねられた。ちょっとした朝の爽やかなJOKEなのに。良かれと思ってやったことなのに。春なのに。春なのに。
ため息またひとつ。

Rのごっこ遊びに付き合わされたり、嫁に発情したりで会社に行かなければならない時間が刻々と迫っていたが、ここでRが

「くちゅーた!くっく!ぱぱ、くちゅーた!くっく!」

着替えもしないのに「靴と靴下を履かせろ」と要求してきた。前の日記にも書いたが、幼稚園の体験入学用に買った上履きを家の中でも
履きたがるのである。上履きを履く前には靴下を履かなければならぬ。

「はいはい、靴下ね」

僕はピンクの靴下を持ってきて履かせ、それから上履きを履かせたのだが、Rはどうも靴下と上履きの色のコーディネイトが気に入らなかったらしく、

「くちゅーた!白!」

白の靴下に変えろと駄々をこねた。白い靴下にこだわるなんてのは、イメクラでセーラー服とルーズソックスを要求するオヤジぐらいのものである。言っておくが僕ではない。

「ごめんねー…パパ、もう行かなきゃならないんだけど…」

「めー!ぱぱ、くちゅーた、白!」

「お前は病み上がりではしゃぎ過ぎだー!」

もう遅刻しそうなので放っておこうと思ったのだが、どうにも断れず、望みどおり白の靴下を履かせ走りながら駅に向かったのであった。
幸い電車には間に合って

「靴下のせいで遅刻しました」

などと間抜けな言い訳はしないで済んだが、僕はRには弱い。長女は最大の恋人であり惚れた者の弱み。昔の人もこう歌っている。

あいつはあいつは可愛い、くつしーたの女の子。
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■月に叢雲娘に風邪。娘の熱が40度。
2006年03月01日(水)
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娘・R(2才)が熱を出してしまった。

明け方に「うぎゃー」と泣いて騒ぎ出したので、抱いてみたら火のように熱い。これって恋の炎かしら…とパニックになっていたが、嫁がてきぱきと体温を測ったところ39.5度。

「とりあえず冷えピタを貼って、朝イチで病院に連れて行くか…」

今流行のインフルエンザだったら大変なことである。少し落ち着こうと隣の部屋に行き、夜空を眺めてみた。曇っていてよく見えなかったが…。明け方の星空は既に春の星座でああろう。春の大三角を形成するうしかい座、しし座、はくちょう座…そしてインフルエン座…ギャアアア!

ちっとも冷静になれないまま朝を迎え、どうしても外せない仕事があったので、病院に行くのは嫁に任せ、後ろ髪引かれる思いで出勤。

嫁から逐次送られてくるメールで、インフルエンザではないことが分かり安堵したが、昼間一旦38.5度に下がったのもの、夕方再び39.6度に。居ても立ってもいられず定時で帰った。

Rはぐったりしているものの、それほど苦しんでいる様子ではなく、椅子に座ってテレビを見ていた。

「いつものように歌ったり踊ったり暴れたりはしないけど、食欲もあるのよ」

嫁の言うとおり夕飯も食欲旺盛であったが、やはりダルいようで、

「ぱぱだっこして〜」

と甘えてくるので甘やかし放題。

「はいはい、だっこ。ほれ、あーん」

Rを抱いてゴハンを口に運んでやり。更にお土産に買ってきたプリンも食べさせてやり甘やかせ甘いもの尽くし。その甘やかせの効果があったのか

「あははは、どーん!」

父の愛情を文字通り足蹴にするようなケリを僕に連打するようになった。ひどい。しかしその後、

「ぱぱ、あーん」

プリンを僕にお裾分けしてくれるではないか。パパ、分かりやすい飴と鞭に感動。
しかしまだ熱は下がらない。Rが使ったスプーンでプリンを食べる。これは僕にも風邪が伝染る可能性がまことに高い。僕は覚悟したのである。風邪を引くならば一蓮托生。風邪を引く時は一緒よ。行く時は一緒よ。

プリンは嫁も食べていた。これで全員風邪感染の危機が高まった。しかし嫁は

「まあ家族なんてそんなもんでしょ」

とのこと。家族とは風邪任せのようである。

追記:今朝Rはようやく熱が下がった。
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