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■It is only in my dreams.
2002年11月30日(土)
謎を残したまま、すっかり姿を見せなくなってしまった
近所の美少女Rちゃん。

「わたし、昨日見たよ」

と嫁。

「なにーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
 どこでどこでどこでどこでどこでどこでどこでどこでどこでどこで
 どこでどこでどこでどこでどこでどこでどこでどこでどこでどこで
 どどどどどどどどどどどこここここここここでででででででででで」

「…夢で」

「けっ」

驚いて損した。僕は落ち込んだ。

「ちょっと、聞いてよっ。あのね…」

壁に背を向け体育座りしている僕に嫁は勝手に語り始めた。

「駅前でね、Rちゃんが向こうから歩いてくるの。
 声をかけたら、めちゃくちゃ疲れた顔しててね、 
 どうしたの?って聞いてみると

『今、資格を取るために物凄い勉強してるから
 遊ぶヒマも寝るヒマもない』

 って、Rちゃんが言うのよ」

ふーん。とか言って結局聞き耳立ててる僕。

「そうしたら、ワタシの隣にいたアナタが泣き出してね」

「何で僕が泣くんだよ!」

「アナタが『Rちゃん、頑張れよ〜』って泣きながら
 Rちゃんをぎゅーっと抱きしめたの」

「はあ…」(妄想モード、入りました)

「で、その後Rちゃんと別れてから、
 アナタはぐえへへ〜ってなって
 
『この手は一生洗わない』

ってにやけてたの」

「ぬああああああああああ!!」

僕は吼えた。

何がムカつくって、現実でも絶対そういう事やりそうだし!!
そして、その行動パターンが嫁の頭に完璧に
インプットされてるし!!

近頃はギャグのパターンすら嫁に先読みされる
今日この頃である。

したり顔する嫁の表情の憎いことこの上なし。
マジックで額に「腐乱犬(フランケン)」とか書いてやりたい。

それにしてもRちゃんはいずこ。
嫁の夢の通りなのかな…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■200,000の瞳で100,000HIT。
2002年11月29日(金)
僕のパソコンで自分のサイトが見れなくなってしまった。
またサーバー落ちか…と思った。

ちょうど嫁も隣の部屋でノートパソコンをぽちぽちやっていたので、
試しに嫁のパソコンでアクセスしてみようと

「ちょっと貸してくんない?」

と覗き込んだら

「ちょっと!!見ないでよ!!触らないでよ!!」

ぐわあああっと詰め寄られて一気に不機嫌になってしまった。
ちらっと見えた嫁パソコン画面から察するに…。

「エロ日記」の更新中だった模様。

主に僕との夜の生活が書き綴られ、
嫁のサイトにアップされているこの日記…。

まだ書いていたのか…。

僕が「これ書かれたら恥ずかしいなあ」と思うことは
まず間違いなく書かれるので辞めて欲しいことこの上ないのだが

お互いのサイトは見ない&干渉しないことが
約束なので何も言えない…。

そして、更に恐ろしいことに、

その日記のアクセスカウンターが10万に達しようとしている!!

自分がいきなり服を剥ぎ取られまっ裸にされ、
渋谷のストリップ劇場のステージに放り投げられたような、

股間がむず痒い感じ。

いやあん。

それはそうと、嫁の機嫌が直らん…。
そんな悪いことしたか?僕。

もう寝ちゃえ。今夜のエロ日記のネタは無しだ。ふん。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■国際睡眠時間を守ろう会議。
2002年11月28日(木)
嫁が仕事に遅刻したそうだ。

原因は、4時までまぐわっていたから。

なんて事はとても職場には言えなかっただろうけど。

僕の方も物凄い寝不足で、いつ遅刻してもおかしくはない
状況ではある。

その晩、緊急国際家族会議が開かれ(常任理事:僕と嫁のみ)

「午前二時以降のまぐわいは禁止」

という「睡眠時間保護条約」が満場一致(賛成2:反対0)で可決された。
さて、

ハンコを突いて調印式である。

の、はずだったんだが、何時の間にか

チ○コを突いてオギノ式になってしまった。

式終了、午前3時半。

条約はヤンキー女子中学生の処女膜よりも
あっさりと破られてしまったとさ。

眠い…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■鯖が落ちるより鯉に落ちたい。
2002年11月27日(水)
このサイト用に使っている、画像とスタイルシートとジャバスクリプトは
他のプロバイダのサーバーに置いている。

そこが夜になると必ず落ちていた。
落ちるとどうなるかというと、

このサイトにアクセスするのに非常に時間がかかった挙句
画像は「×」印でデザインは全て解除になり
非常にみっともないのである。

3日連続で落ちたので、さすがにプロバイダーに電話をした。

そのプロバイダーとは、去年日本から完全撤退したゲートウェイ。

「こちらはゲートウェイネットです、お電話ありがとうございます…」

とテープがかかった後、「とぅー」という音がして転送された。
ちょっと、「とぅー」って!それ、外国の電話の音ダヨー!

勝手に国際電話に飛ばすなよー!!

日本から完全撤退したゲートウェイ。
電話すら日本からトンズラなのか…。

しかし電話口に出て来たのは日本人だった。

「はいゲートウェイネットの田中です」

「サーバー落ちてるんですけど」

「そうですか?少々お待ち下さい」

そう暫く待たされ…こうしている間に国際電話の請求料金は
確実には増えていってるはず…。やがて田中さんは戻ってきた。

「どうも落ちてますねえ」

最初から言ってるだろ。

「原因不明ですが技術の者に連絡します」

早く直せ!と言いたいところだがこの手の業界は
いくらケツを引っ叩いて急かしても糠に釘。
対応がすこぶる悪いのは経験済みなので大して期待はしてなかった。

しかし、ものの5分で復活。

さては、スイッチ一つ入れ忘れたとか、
ものすごい下らない理由だったんじゃ…。

きっと、田中さんと、田中さんが問い合わせてみた「技術の者」
(仮にジョシュアとしとこう)とはこんなやりとりがあったに違いない。

「ヘイ、ジョシュア、ちょっと聞いてくれよ、
 サーバーが落ちてる、って日本からのクレームだ」

「タナカ、冗談はよしてくれよ、ニホンで落ちてるのは
 株価と銀行の信用だろって、そのジャップのクレーマーに言っときな。
 くちゃくちゃ(ガム噛み)」

「ジョークはいいから、ちょっと見てくれよ」

「どうしてジャップはそうせっかちなんだろうな。
 俺のジョークは最高なのに。こないだもこんなことがあったぜ。
 うちのワイフがこう言ったのさ。『ちょっとダーリン…」

「ああ、ジョシュア、君のジョークは後で聞こう。ところで、
 そこにあるサーバーマシンがひとつだけ電源入ってないような
 気がするんだが」

「オウ!!My goodness!!なんてこった!! こないだのメンテナンスで
 いじった時からすっかり忘れていたぜ。ポチ。ほらよ、復旧だ」

「おいおい、勘弁してくれよジョシュア。」

「まあその電話を入れたジャップには謝っといてくれよ。
 こっちに来た時には寿司でも奢ってやるってな。
 今度出来たスシバー「ハラキリ」のアボガド寿司が最高なんだ」

「僕は遠慮しとくよ、ジョシュア。アメリカ人の味覚は
 サンマ・アカシヤの歌より音痴だ」

「誰だそれは。ともかく、クレーム主がジャップでよかったな。
 これがステイツ内だとやれ停止期間の保障だ何だとうるさくてかなわん」

「まあこれを機に、とっととプロバイダ事業も日本から撤退したいとこだよな」

「ヘイタナカ、貴様も黄色い猿だってこと忘れるなよ。このイエローが」

「Fuck!!うるせえこの黒んぼ!!ニグロ!!英語で言うとニガー!!」

…。

…。

うおー!!あったまきた!!訴えてやる!!

(あくまで妄想である)

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ほのぼのデイヴ。
2002年11月25日(月)
あるクラブで僕が一番気に入っているDJ、デイブ・エンジェルが
回すというのでこれは是非行かねばならない。

■参考画像→DJ:デイヴエンジェル→

■参考画像→CM:レイクエンジェル→

■参考画像→AV:レイプエンジェル→

しかし、一緒に行く人がいなかった。

嫁は

「夜勤だから、誰か可愛い子と行ってらっしゃい」
   
物凄い皮肉を込めて吐き捨てられたので、

ああそうかよ、おっしゃる通り可愛い子と行ってやるよ、と
友達の美人女子大生ちあきちゃんを誘ったのが

「明日だったら下僕としてついてゆくのに〜」

都合が合わない模様。
下僕…。ちあきちゃんが下僕…。

はっ。(我に返る)

もう一人、近所のクラブ友達もバイト中で…。

しょうがなく、1人で行った。

カラオケボックスに1人で歌いに行くみたいな
寂寥感漂うが、Dave Angel、今度はいつ来日するか分からないし…。

フロアで踊っていると、幸いなことに1人の女の子が
声をかけてきてくれた。やたらと明るい。

あ、なかなか可愛いなあ…と思っていたのだが、
しばらくすると彼女は幅1m、高さ2mぐらいのメインスピーカーに
身をぴったり寄せ、へばりついたまま

「うー」

とか言って、離れなくなった。
まるで低周波マッサージを受けてるみたいな。
やがて、何かゴソゴソやってるかと思ったら…。

今ポケットから出した、白い錠剤はナニー!!

もういいっ。とっとと逃げて、やっぱり1人で踊ってることにするっ。

僕が長年見たくてしょうがなかっただけあっって、
Dave Angelのplayは最高であった。テクノ万歳。

そんな訳で、嫁よ、何もやましいことはしてません。

夕方まで寝ていたが、そんなダンゴ虫を見るような眼差しで
僕を見るのはやめてくれ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■呪われた誕生日。
2002年11月24日(日)
同じ部署で働く松原さんが僕と誕生日も同じ、
ということが分かったが

なんと、まだいた。

僕の隣の席の、赤木係長も11月20日生まれであった。

「君もそうなのかっ」

赤木さんは目を丸くした後

「僕も松原君もかじりん君も、同じ星の下に生まれ、
 同じ運命にあるのかなあ。
 こんなクソ部署に配属されちゃってさあ。
 きっとこの日生まれた人は皆、呪われた運命なんだよ」

恐ろしいことを言い出した。そして、

「そうそう、かじりん君が配属される前に
 渋谷君、っていう人がいてね、その人、精神的にイカれちゃって
 辞めちゃったんだけどね、彼も11月20生まれだったんだよ」

「えっ!!まだいたんですか!!でも…精神的にって…」

なんと、11月20日生まれは過去もう1人いた。
僕が通算4人目ということになった。

「ストレスだったんだろうなあ…やっぱ呪われてるんだよ、僕ら」

「僕らも同じ運命を辿るんですかね…」

「頑張ろうよ、同じ星の下に生まれた、運命共同体だよ」

「そうですね。一心同体少女隊ですね」

「それ、古いなあ」

逝く時は一緒よ、と誓い合った僕らであった。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ソリッド・ステイト・お台ヴァー。
2002年11月22日(金)
嫁がいない夜である。
ミキちゃんという嫁の友達とお台場のホテルに
泊まっている、とのこと。

いーなーいーなーといじける僕に嫁は

「あなたも来る?3p」

とからかっていったのだが、ふざけんな!!

このクソ寒いのに海っぺりのお台場なんて行きたくないんだよ!!

それに3pったってお前が絡んでちゃ面白くも何ともないんだよ!!

ふー。

そんな訳で静かな夜である。

あやつめ…いっちょ前に不倫でもしてるのだろうか。

僕が嫁に「男友達と泊まってくる〜」なんて言っても
絶対「浮気」か「ホモ浮気」としか思われないに違いない。

嫁は一人でハラハラしながら眠れない夜を過ごし、
次の日帰ってくると「お帰り〜」と恨めしそうな顔で出迎えるのだ。

しかし、向こうが何やってるか分からない夜は、
こっちだって他の人と夜を過ごすチャンスなのだよ!!
一緒に寝てくれる人は嫁だけではないのだ。

すいません。嘘つきました。

寂しいので今日はモモパンダ30匹を
布団に詰め込んで寝る。

30p。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■掃き溜めの職場にオフィスラブの潤いを。
2002年11月21日(木)
「かじりんさんのお陰で、ひどいめに会いましたよ」

職場の女の子、由紀子ちゃんは言った。

「ぼ、僕が何かした?」

思い当たる悪さはとりあえず一杯あるので
びくびくしながら返事をすると…。

11月20日は僕の誕生日であったが、
偶然にも同じ職場の松原さんという、
僕のひとつ上の男性も同じ誕生日であった。

由紀子ちゃんはその松原さんに

「日頃とてもお世話になっているから」

という感心な心がけで、誕生日プレゼントを渡したんだそうだ。

松原さんは非常に嬉しそうだったのだが、ふと

「でも、かじりんも誕生日だろう?彼にはあげないの?」

と由紀子ちゃんにたずねた。由紀子ちゃんは

「どうせ奥様にラブラブなプレゼントを貰うはずですから
 いいんですよ」

そう答えたところ

「けっ!!どうせ俺は一人身だよ!!不幸だよ!!いいさいいさ…」

一気に自分の殻に閉じこもってしまったという。

「そんなわけで、私の真心はアダになってしまったんですよ!!
 かじりんさんのせいですからね!!」

いや、僕に言われても…。

「由紀子ちゃんが松原さんのお嫁さんになれば丸く収まるよ、
 ウヒョヒョヒョ」

僕はそう由紀子ちゃんに提案したのだが

「ひとつ年を取ってますますおっさん臭くなりましたね!!」

と斬って捨てられた。

社内恋愛もいいもんだと思うよ〜?
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■地味な誕生日。
2002年11月20日(水)
今日は誕生日だったのだけれども
僕は別に天皇陛下でもジーザスクライストでもないので
世間一般ではタダの平日なわけで。

なので僕も嫁も普通に仕事して、遅く帰ってきて、
普通のゴハンを食べて、

(餃子+納豆+キムチ鍋という極東アジア超臭い3料理の集結だったが
 それに何かの意味があったのかは定かではない)

少し違うのはいくつかのプレゼントを
ぽちぽつともらったぐらいなのだけれども、
もう誕生日で派手に喜ぶ年でもないので
こんな感じでもよいよな〜、などと家でくつろいでいた。

すると、嫁が

「あのう、お願いが…」

三つ指突いて言って来た。

「明日、ミキちゃん(嫁の友達)とアイコのコンサート行って来てもいい?」

「え?愛子?→

「違う!aiko!!」

「行ってくれば〜」

「その後ね…お台場のホテルにミキちゃんとレディースプランで泊まるの〜」

なんだそりゃ。
そっちのほうがよっぽど誕生日イベントっぽいじゃないか!!

僕はいじけた。

「でもミキちゃん、前彼にフられたところがお台場なのよね〜」

けっ。わざわざそんな呪われた地に行かなくてもいいじゃないか。
2人とも呪われてしまえ。
少なくとも嫁には僕の怨念が取り憑くであろう。

ウラミハラサデオクベキカ。

…。

呪い除けに役立つかも↓

宜保愛子オフィシャルホームページ http://gibo.net

ここは凄い。何が凄いって「ギボネット」というドメインが凄い。
「ナカタネット」よりも「ノリカネット」よりも強いと思う。
(怖いから直リンクはしない)
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■お前ちょっとそこに星座
2002年11月19日(火)


僕と嫁が好きなモモパンダ。

「モモパンダ星座シリーズぬいぐるみ」

というのを見つけた。

蟹座のモモパンダは蟹の上に乗っており、
射手座のモモパンダは弓に矢をつがえている。

それぞれの星座ごとに、星座にちなんだモモパンダのぬいぐるみ。

僕は自分と嫁の星座のモモパンダをGETしようとした。
しかし、嫁の星座を知らなかった。

(ちなみに僕は11月20日生まれの蠍座である)

メールで聞いてみようか。

しかし聞いたところで

「最愛の嫁の星座ぐらいチェックしときなさいよ!!ムキー!!」

と怒りを買いそうな気がする。加えて僕はよく嫁の誕生日も忘れるので

「ひょっとして誕生日すら覚えてないでしょう!!ムキョー!!」

更なる怒りの突っ込みも入れられそうな恐れもある。
いや、今はちゃんと覚えているが。
(ちなみに僕の誕生日は11月20日である)

さらにさらに、もうひとつ。

嫁との長い付き合いの間に、僕があまりにもダジャレを発していたため
悪性のダジャレ症が嫁にも伝染してしまった。
僕が何年にも前に使い古したダジャレを嬉々として言ってくるため
僕は恥ずかしいことこの上ない。

だから「お前、何座?」と聞いても

「便座」

とかベタな返事をしかねない。

しかし、迷っていてもしょうがない。
思い切って嫁に「お前の星座は何?」とメールを打った。

やがて返信されてきた内容は…


便座(はあと)うそおん

台座、ギョウザ、ゴザ、アザ、ピザ、キザ

…うふっ


…。

…予想以上の重症であった!!

これって伝染した僕が悪いのだろうか。

あと、関係ないけど僕の誕生日は11月20日である。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■オサレ30:30。
2002年11月18日(月)
駅前のゲーセンに行ったら、久しく見ないヤツがいた。
確か、マサとかいう男だ。

彼は以前は毎日のように来ていて、
いつもゲーセン内にいる女の子に
声をかけていた。彼女探し目的のようであった。

彼が実際女の子受けがよかったかというと…。

ダメである。

見た目がオタクだし。
いつも、元は白いんだろうけど
くすんだ色になってるポロシャツと
やっぱり白いズボン(素材不明)の格好で、
何故か白い手袋をしていて不気味。

中身は…というと、輪をかけてオタク。
ガンダム大好きで、話をしてもヒキコモリが精一杯
社会デビューしようとしてます、みたいな痛々しさがあった。

更にこいつはあろうことか僕の秘蔵っ子Rちゃんまでに
モーションをかけていたので

いっぺん、うんこぶっつけてやろうかとも思っていた。
(低レベルな報復案)

ある日、マサと僕と近所の美少女Rちゃんで
話をしたことがあった。彼は

「なんで彼女ができないんでしょう…」

と悩んでいた。そんなこと言われたって僕は正直、

「精子からやりなおすしかないよなあ」

としか言いようがないのだが、Rちゃんがすさかず

「とりあえずもっとおしゃれな服買いなさい!!」

容赦なく言った。Rちゃんは親身な女の子だ。
しかしマサは

「服なんて、ママが買ったのしか着たことないよ!!」

逆切れした。こいつ、確か25ぐらいなはずなのに…。
僕とRちゃんは顔を見合わせて

「ダメダこりゃ」

2人でいかりや長介の顔になったもんだ。

それから1年ぐらい経ってるだろう…。
彼は、相変わらず白い手袋と、白い服を着ていた。

Rちゃんの忠告よりもママの過保護のほうが心地よいと見ゆる。

僕も人のことは言えないのだけれども。
相変わらず「ブッコロス」とか
「人間五十年」とか書かれた服を着ている。

別にパンクスとかじゃあ、ないんだけど。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■あとは寝るだけ。
2002年11月16日(土)
夜はいつも嫁が先に寝る。
僕はそれからだいたい30分後ぐらいまでには
寝るように注意している。

いつまでもネットとかやっていると
次の日の朝は機嫌が悪くなり、更に嫁のWEB日記に

「旦那はまた朝までネットでウハウハ…」

などと書かれ、散々な目に会うからだ。
昨晩もそうなるはずだった。

嫁が「おやすみ…」と布団に入りだしたので
「おー」とか適当に返事してあと30分ぐらい…と
ネットを続行しようとしたのだが

「ちょっと!あなたも寝るのよ!さあ!」

嫁の様子がいつもと違う…。

「おいこら…何なんだ今日は」

「早く!!早く寝るの!!」

嫁はしぱーん、しぱーん、と布団を叩いて僕を急かす。

「わかった、わかった、5分待て…」

仕方なく僕は寝る準備をして、パソコンを落として、
布団に入った。嫁は壁のほうを向いて寝ていた。

「おい、お望みどおり寝に来たぞ」

嫁に呼びかけたが…。

…。



嫁をこっちに向かせようとしたが意地でも動かない。

これは…機嫌が悪い証拠。

「おいこら、こっち向け」

嫁を強引にごろーんと転がしてこちらを向かせたら

「遅いーー!!」

野犬が噛み付いてくるような勢いで嫁が吼えた。

「なんだよ!!5分待て、と言ったろう。
 ちゃんと5分以内に来たじゃないか」

「遅いーー!!もうワタシのテンションは下がってしまったのーー!!
 夫婦の営みタイムは終わってしまったのーー!!」

何のテンションだ?何が終わりだ?さっぱり分からんが

「はいはい、じゃあ今から開始、な」

と、テンパった嫁をあやすことにしたが

「ダメー!!もうワタシは盛り下がってしまったのーーうううう」

嫁はそう呻いて寝てしまった。

一体嫁の唱える「夫婦の営みタイム」の「テンション」とは一体何ぞや…。

フテ寝した嫁にしつこく聞いたら、しぶしぶ答えた。


…子作りがヒットしやすい日だったんだと。
旦那が種馬に格下げされた夜。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■思い出がハードディスク一杯になるまで。
2002年11月15日(金)
「おい、今デジカメ持ってるか?貸してくれない?」

会社で隣に座っているT係長が頼んできたので
カバンからデジカメを取り出して

「いいっすよ」

と差し出した。

「ちょっと急に資料を作らなくちゃならなくなってね…。
 今日一日借りてていい?」

「かまいません」

「そうか。ありがとう。助かった」

T係長は僕に礼を言った後

「しかし…デジカメいつも持ってるのか?
 変なもん撮ってるんじゃないの〜?」

にまあ〜と笑った。

「ははは、まさか。そんな田代まさしみたいなことはしませんよ。
 あ、ちょっと係長が使いやすいように設定してから渡すんで」

僕はぴっぴっぴっとデジカメをセッティング。

…してる振りして

「嫁のナース姿コスプレ写真」
「近所の美少女Rちゃん写真」
「『シャ乱ピュウ』という風俗店の看板写真」
「ゲーセンのオタク写真コレクション」

などを素早くメモリから消去するのであった。
ドキドキドキ…。

はい。おっしゃるとおり変なもんばっかり撮っています。

T係長にデジカメを渡した後、
妙に焦る気持ちが起こっているのに気付いた。

ちょうど、ケータイを家に忘れてきたみたいな。

係長の言うとおり、僕はいつもデジカメを持ち歩いている。

美しいもの、面白いもの、変なものを見つけたら
速攻で撮っておきたいからである。

もう二度と再現されることはないその光景、被写体を
僕は出来るだけ記録に取っておきたいという気持ちが強い。

デジカメを持ってない今、その感動的な瞬間が起きてしまったら
どうしよう…悔しくてしょうがないのではないか。

だから僕は焦っているのだ。何時の間にかデジカメは
肌身離さず持ち歩かなければならないモノになっていた。

早く返してくれないかな…。

夕方、T係長から電話があった。

「ゴメン。デジカメ落しちゃった」

ゴーン。

…全治三週間となった。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■メイドの土産。
2002年11月14日(木)
セーラー服を手に入れたことは昨日の日記の通りである。
僕は更なるステップに進んだ。

それは

メイド服ーーーーーーーーーーーーー!!

池袋のゲーセンのUFOキャッチャーに入っているのを
見つけてしまったのである。
これは取らなければならない。

そして、近所の超美少女Rちゃんに
着せなければならない。

何故ならメイド服はウェストを思い切り絞って
胸を強調する。

つまり胸がないに等しい嫁には無用の長物。

Rちゃんは胸がズドーンかつ超美少女かつロリという、
陸海空を制した逸材なのでもってこいである。

ぶっちゃけセーラー服もRちゃんに着せたいのが本音なのだが。
(ひどいこと書いてるな)

ともかく細かくも馬鹿らしいこだわりを持ちつつ
鼻に脂汗かいてチャレンジ。

しかしなかなかうまくいかなかった。
モタモタしているうちに、

セーラー服姿のリアル女子高生2人組が

「ああ〜。メイド服、カワイイ!!欲しい!!」

そう言いながらやって来て、僕の脇に立った。

いや、君たちにはイモジャーのほうが似合うと思うよ…。

そう心の中で突っ込みを入れたくなるほどの
彼女達ではあったが

まずい…まずいんだよ。

セーラー服を獲った時は嫁も一緒だったが
今日は一人なのである。

ゲーセンで男が一人、必死になってメイド服を
獲ろうとしている。

ヴィジュアル的にかなり痛いに違いない。

本屋に入って、どうしても欲しいエロ本を買おうとしたら
レジに立ってるのは、

「君こそ脱いで欲しいんだよ!!」

と叫びたくなるぐらいの美人が立ってて、
えーこれじゃ恥ずかしくて買えないよう、という時の
焦りに似ていた。

僕に焦りが出た。

美人がレジにいてエロ本を買えなかった、
若くて青かった頃のほろ苦い思い出が
よみがえり…結局諦めて女子高生にUFOキャッチャー
を譲った。

未だ、Rちゃんとは連絡がつかない。
その時までには、必ず…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■セーラー服を脱がした後着せたい。
2002年11月13日(水)
嫁とゲーセンに行ったらUFOキャッチャーに
「セーラー服」が入っているのを見つけ、
目が点になった。

2秒後に百円玉を投入している自分がいた。

僕はセーラー服が好きなんである。
あとブルマが好きなんである。あと体操着が…。

これは僕が県立のくせに何故か男子校だった高校で育ったせいだと
思われるので、僕を変態とかロリとか責めてはいけない。
責めるなら栃木県の教育制度を責めていただきたい。

話がそれた。

嫁がハロウィンの時に看護婦のコスプレをして
色仕掛けをしてきた、という話は以前書いたが
実はそのナース服もUFOキャッチャーで獲った。

UFOキャッチャーにはいろいろ入ってるんである。

あいにく僕は看護婦にはフェチズムなどは持ちあわせてなく
(嫌な思い出しかないので)
看護婦嫁の時には思いっきり引いてしまった。
嫁はショボーンとしてしまった。

さすがにちょっと悪いことしたなあと感じたので
セーラー服ならちょっとは興奮するんではないかと。

そんなことを考えていたら…あっさりゲットしてしまった。

「うははっ採れた採れたっセーラー服ぅ〜」

大喜びしていたら、隣にいつのまにかいたカップルが
じいっと僕らのことを見ていた。

しまった。変態カップルだと思われてしまったか…。
僕と嫁はおずおずとその場を離れた。

するとそのカップルは

「これ欲しいね〜」

と言いながら彼らもUFOキャッチャーに百円玉を入れ
セーラー服ゲットにチャレンジし出したのだった。

…何だ。同類か。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■夜は墓場で宍戸開。
2002年11月12日(火)
休日だというのに、スーツを着て出勤。
我ながらご苦労様だと思う。

そして、帰ってきたのが午後11時。
げっそりと、疲れ切って帰ってきた。

嫁が「おかえり〜」と迎えた。

休みなのに大変ねえ…と心配そうな表情をしていて
心が痛んだ。

だって。

…実は麻雀してたんだもん♪

仕事は半日でとっとと終えてそのまま雀荘になだれ込み。
どうしても嫁に言えなかったんだよなあ…。

…しかも1万円負けたし。
休日出勤して手当てどころか手痛い負けしてるし。
世話ないわな。

ここで懺悔することにして、嫁には死ぬまで秘密だ。

墓場まで持っていく秘密がまた増えてしまった。
こんなペースだと、秘密が増えすぎて
墓に入りきれるかどうか。自分が情けなくなってきたりもする。

墓ない。

いや、儚い。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■バーバーはレイピスト。
2002年11月11日(月)
床屋に行って来た。
その床屋のオヤジは、白髪混じりのヒゲを蓄え、

長野県山中にログハウスをおっ建てて住んでそうな
アウトドア派っぽいイメージ。

床屋って散髪する以外にマッサージが付き物であるが…

このオヤジのマッサージが目茶苦茶痛い!!
首筋から背中までグリグリ指を立てて攻めてくる。

「ちょ、ちょっと、痛いんです…」

僕はしばらく我慢していたが堪らず声を上げた。

「どこが痛いんだい?」

オヤジは低音の効いた渋い声で答えた。

「どこって…どこもかしこも…」

「んふふ」

オヤジはかまわずズンズン突いて来た。

「ひいいいいっ。痛い〜!!」

オヤジに思うがまま突かれる僕であったが

(ホモ小説っぽくなってきた)

痛いのは最初だけで、だんだん気持ちよく…

ならねえよ!!まじで痛い!!もう、本当に泣きそう。

と、その時、僕のケータイが鳴った。

「ん?どうぞ」

オヤジは攻めを中断した。

電話は嫁からだった。天の助け…。

「アナタ。今どこで何してんの?」

どこって…。僕はオヤジに視線を移した。
オヤジは手をにぎにぎしていた。

ま、まだやる気か…。

嫁〜助けて〜。
床屋にされるがまま陵辱されてるの〜。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ションボリックな夜。
2002年11月09日(土)
なんとなくケンカの余韻が未だ残っていたりして。

仕事で元々帰りが遅い上に、帰ったら帰ったで
嫁は先に寝てしまい、僕も追って寝床に入るのだけれども

僕に背を向けて寝てしまっていて、

手で突っついても
ナニで突っついても反応しない。

更に昨日は会社で飲みがあったりして

「今日は夕飯いらないから」

なんて電話をしたりしてすれ違いも多い。

会話がない。

今朝、嫁が出勤する時

「昨日…本当はゴハン作っちゃってたの。
 今日は私、夜勤だからそれあっためて食べてね」

そう言ってトボトボと出かけていった。

ああ、悪いことをしてしまった。

嫁は自分の料理が無駄になってしまうと
この世の終わりが来たような悲しみ方をする。

昨晩はさぞかしガッカリしたに違いない。

今夜、帰ってきてフライパンを開けてみた。

あっ。





ショボ━━(´・ω・`)━━ン!!

見事な心理描写だ…。
僕が悪かったよよよよ…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■夫婦フードバトル。
2002年11月08日(金)
夜のご飯である。
嫁が茶碗を運んできた。

ゴハンの上に昨日の残りのカレーがかけられていた。

その後、嫁がまた器を持ってきた。
キムチ納豆だった。

…。

どうやって食えばいいのだろうか。
嫁の意図が分からぬ。

「あのー。カレーの上に更にコレをかけるんでしょうか」

「ごめん。今日は組み合わせとかそういうの全然考えてないから」

単に残り物を処分したかっただけらしい。
いいよ。食ってやる。

しかし、キムチと納豆、それぞれ結構な臭さがあるのに、

嫁がドヨローンと融合させたキムチ納豆は
なんかとても嫌な化学反応でも起こしたのか
物凄い匂いを発しまくっていた。

おすぎもピーコもそれぞれ単品でもアクが強いのに、
揃ってTVに映ってたらもうチャンネルを変えるしかない、
みたいな。

このフレーバー、どこかで嗅いだことがある。

そう。僕の靴下。ふがあああああ。

胃から酸っぱいものが込み上げてきたが、
嫁の料理には文句を言えないので全部食べた。

今なら口づけだけで嫁を倒せる。

と思ったが、嫁も同じもの食べてるはずなのでやめた。

おじいちゃん、おくちくさあ〜い。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■咳、声、のどに、朝○ーメン。
2002年11月07日(木)
嫁と仲直りしたような、してないような。

ようやく普通の会話が交わせると思ったら
嫁の声が枯れた。

風邪が長引いているらしい。
どんなに声を振り絞ってもかすれ声しか出ないらしい。
僕は意地悪く言ってみた。

「××を飲むといいらしいよ」

「××」とは男性しか出しえない液、っていうか。

汁っていうか。

「うそつけっ!!」

嫁はかすれた声で必死に言い返した。

「みのもんたも言ってたよ」

「うそつけっ!!」

「かよちゃんもしっかり書き取っていたよ」

「うそつ…ゲホゲホ」

その晩、しかし嫁は本当に飲んでしまった。

…飲ませる旦那も旦那だが飲む嫁も嫁だと嘲笑うがいい!!

翌日、その結果。

「あ”〜な”〜た”〜こ”〜は”〜ん”ん”」

ブルースの女王みたいな、
みごとなドスの効いた声になってしまった。

いかがですか?お嬢さん。試してみて損はないですよ?


以下、「今日は何の日(ふっふー)」に続く。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■寝る寝ない寝れば勝手にしろ。
2002年11月05日(火)
嫁とケンカ中。

居間に2人でいても、会話もなく
しらーっとした雰囲気で…。

僕は自分の部屋に籠もることにした。

「おやすみなさい…」

まだ22時にならないというのに、
嫁はそうボソッと言った後、隣の部屋で寝てしまった。

僕はそのまま扉を閉めて、自分の部屋にいた。

しばらくすると、扉がすすす〜っと開いて
暗がりの中から嫁の顔が。

怖い。貞子より怖い。

「いっしょに寝てくれないの…?」

そんな早くから寝れるか。

と、思ったのだがせめて自分が寝付くまではそばに
いて欲しいのだという。

仕方なく嫁の隣に横になった。
少し話していたら、また揉めた。(乳を…とかではない)

「もういい、1人で寝る…」

嫁が冷たく言った。
僕も呼ばれたり追い返されたりで面白くないので

「好きにすれば」

と起き上がったが

「行かないでええええ!!」

嫁は僕の足を掴んだ。

「どっちなんだよ!!」

結局、嫁が寝付いたかどうか分からないまま、
僕も何時の間にか寝てしまっていた。

明日になれば、なんとかなるんじゃないかと
思いつつ…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■マスター、いつものやつ、頼む…。
2002年11月04日(月)
嫁と居酒屋に行って、話しているうちにケンカになった。

僕が机をばーん、と叩いたら

「先、帰る」

嫁は万札を放り投げて出て行ってしまった。

おのれ…。

この居酒屋はよく利用するが何かとトラブルも多い。

ここでのケンカ、既に2度目だし。

1回目のときはずーっとめそめそ泣いていたが
今回は切れて出て行ってしまった。

おのれ…。

トラブルはまだある。

ある年上の女性とこの居酒屋に入ったことがあった。
僕はこの人が酒に弱いことを知らなくて、
カクテルを勧めてしまったのだが、

そのせいで店でべろんべろんに酔ってしまった彼女に
家に連れ込まれ、どうにかなっちゃいそうに
なったこともあった。

あの時は頭の中で

「キテレツ〜、何とかするナリ〜」

と叫んでいたものだ。

トラブルじゃなく、「ドッキリ」な仕掛けに
引っかかったこともある。

ある日嫁が

「お父さんが来てるから」

というのでこの店に連れて来られたら、店にいたのは
嫁のオヤジじゃなく、大勢の友達。

内緒で僕の誕生日パーティーをやろうとした嫁の謀略だった。
…そういえば、あれからそろそろ一年だ。

嫁は嫁で色々考えてるんだよな〜。

…しゃあない、帰るか。

と、店のマスターに勘定を頼んだ。

「まいど。また来てくださいね」

僕のいろんなドタバタの一部始終を見てるくせに、
素知らぬ顔のマスターは大人だった。

頼むから出禁にしないでね。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■アタック・オブ・ザ・キラー嫁。
2002年11月03日(日)
仕事から家に帰って、
椅子に座ると、

「あなた〜お帰り〜ご飯にする?
 それともお風呂にする?」

嫁が問いかけてきた。

これがドリフのコントだと、嫁役の研ナオコが

「お帰り〜。寝る??」

と、容赦なく夫役の志村を寝床に引きずり込むのだが。

よくできた嫁だ。

で、僕は

腹は死にそうなくらい減ったし、
体は死にそうなくらい汗臭い。

どっちにしようか非常に迷ったので

「うー。全部」

と、答えたら、

嫁が覆いかぶさってきた。

「うふふ〜、飯、風呂、嫁、全部ぅ〜」

やめれっ。腹減ってるんだから。
体、臭いんだから。
ない胸を押し付けるなっ。

わかりました、僕が悪かったです。
お願いです、ご飯食べさせて下さい…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■Eye Miss You.
2002年11月02日(土)
僕が狂えるほど気に入っている、ていうか逝っている、
近所の美少女Rちゃん。

もう、一ヵ月半ほど姿を見ず、電話をかけても出ず。
たまにメールを送ってみるが返事がない。

嫌われたかなあ??

いや、何も悪いことはしてないし…。
いや、してるかもしれないけど。

とりあえず気になってしょうがない。

今夜も携帯でメールを打ってみた。

送信ボタンを押す。

送信中…。

送信中…。

…。

送信中…。

な、長い…。なかなか届かない。

まさか…メールアドレスを変えてしまった??
僕には知らせずに??

僕はそんなに嫌われたのか??
Rちゃんに縁を切られようとしている??

額から脂汗が流れ出した頃、やっと

送信しました。

の表示が出た。ほ…。

しかし、今頃どこで何をしているのだろうか。

最近、嫁の前ではRちゃんのことは
話さないことにしている。

Rちゃんの話題になると、
僕は寂しそうな表情になってしまうらしい。
それを察して嫁は言う。

「かわいそうにね〜早く会えるといいね〜」

しかし口では慰めつつも本心は

「ここにれっきとした嫁がいるのに、
 他の女を恋しがってるとはどういう理屈だコラ」

な筈なので僕も心苦しい。

しかし、今夜は嫁もいないので、
一層寂しく一人床について
思いっきり枕を濡らして慟哭することで
あろう。

ボエエエエエエ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ブルマ+体操着派なのに…。
2002年11月01日(金)
仕事から帰ってきて家の扉を開けたら

看護婦が出てきた。

あり得ないし!!

と思ったら嫁だった。
ナース服に身を包んでいた。

「ひとりハロウィンコスプレでーっす!!」

…絶句。

「どおどお?コレ?似合うでしょう?」

…ポカーン。

「ちぇ。もっと喜ぶと思ったのに…」


ポ…ポカーン…。




しょげた嫁。

今日もアリガトウゴザイマシタ。

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