logo
FONTを元に戻す FONTサイズ固定解除

■■Tears On Your Pillow.
2002年07月30日(火)
「今、友達とか知り合いに会ったら泣いちゃうかも」

嫁がそんなことを言った。
その気持ちはなんとなく分かるような、
でも本質的には分からないような感じなので
あまり気に掛けなかった。

そんな話があった後、2人で近所のゲーセンで立ち寄ったら、
近所の超美少女、僕のお気に入りのRちゃんと彼氏に
あっさり出会ってしまった。

あら、ちょっとまずいかも。

しかしそんなことより僕は、
胸元がでろ〜んとした服を着たRちゃんに
釘付けになってしまった。

ばい〜んとした乳の谷間丸見え。次第に怒りが湧いてきた。

そんなもん露出させながら歩くなああああ!
見ていいのは僕だけだ!(馬鹿)

これは僕の乳理想論「ふくよかながら控え目で尚且つ攻撃的な乳」
について説教をしなければ…などと考えていたら

「嫁ちゃ〜ん、元気〜」

と、Rちゃんが人なつこく嫁にまとわりついてきたので
はっ、と我に帰った僕。

嫁の顔を見ると、既に半ベソ。
Rちゃんにはまだ「子供がだめになった」とは言ってない…。

「わ、わりい、また今度ね〜」

怪訝そうに眺めるRちゃんと彼氏に別れを告げ、
とっとと帰った。

歩きながら嫁は本泣きになった。

「アナタはRちゃんたちと遊んできていいよ…。
 わたしは一人で帰るから…」

そう嫁が言った。
いや、僕もそんなに鬼じゃないよ…と思ったが

「子供の話されても辛いし、
 ダメになった、って伝えるのも、その後慰められるのも
 今は辛いし…」

そういうことだったのだ。
まだ僕は嫁の辛さを分かってなかった。
情けなくなった。

嫁は明日、中絶手術のため入院する。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■死産の果て。
2002年07月29日(月)
嫁のつわりは続く。
胎児の生命がなくなったからといって、
この苦しみも一緒になくなるわけではないのだ。

いつものノリなら

「偽りのつわりとはこのことだ」

などと山田君が全速力で座布団を奪いに来そうな
お約束をかますのだが、そういう雰囲気ではない。

(でも山田君は子沢山なんだよなあ…あやかりたいなあ…)

よく「産みの苦しみ」と言うが産まれる筈もない、
見返りなど何もないこの苦しみは何だというのか。

理不尽な話だ。

死産の宣告を受けたショックに加え、肉体的にも
苦痛を味わなければならない彼女が不憫でならない。

それでも嫁は

「お腹すいた」

と言ってきた。食欲が出てきたようだ。

「そうか、何を食べたい?」

「牛丼」

「お前、随分重いもの食いたがるんだなあ」

そう言いつつも僕は嬉しくなって速攻で吉野家へ買いに行った。

「吉野家だー。これにね、卵をかけて食べるんだー」

僕が嫁の分の牛丼を渡すと嫁がそんなことを言った。

「卵」と聞いて、「卵巣」とか「受精卵」といった
今あまり聞きたくない単語を連想させられてビクッとしたが
嫁は全然気にしてないようだ。

僕のほうが気にし過ぎなのだろうか。
じゃあ、僕も卵を…と、気を取り直して冷蔵庫を開けた。

「あの…卵、一個しかないんだけど」

「あら、そう?」

「…いいよ、君に、やる…」

「ありがと」

少しずつ、明るさが出てくればいいのだけれど。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■鎮魂。
2002年07月27日(土)
胎児は死んだ。

嫁からメールでその事実を聞かされた時の唐突さは
数年前に癌に犯されて入院していた親父を見舞った時、
医者に別室に呼ばれ、

「長くてあと1週間でしょう」

と言われた時と同じだった。「えっ?」としか言えなかった。

死の宣告は突然であり憎たらしい程正確だ。
親父はその日の夜、死んだ。

胎児も2週間前は90%大丈夫でしょう、と言われていたのに。

命はかくも脆い癖に、
夜寝ても朝当然の如く起き上がって歯を磨いたりしている自分の、
馬鹿みたいに無駄な惰性は何なのだろう?

理不尽さに天を仰いでも、どす黒い夕焼けが経血を連想させ、
逃げるように家に帰った。

家では、只でさえ泣き虫の嫁は滂沱。
僕はずっと嫁を抱いていた。
それしか慰める方法を知らなかった。

母体に原因がある、という、嫁にとっては刃物に等しい言葉を
投げつけた産婦人科医を呪った。

産婦人科医は、嫁の目から流れる涙とすすり泣きの音を知らないだろう。
昼の患者とは別の女陰から流れる蜜をすすり上げる音を立てていることだろう。

嫁はずっと泣き続け
僕はずっと抱き続け
闇がどんどん重くなってきて、疲れて、何時の間にか寝た。

たった7週間だけ僕らの元に降りて来た命は
そんな脆い僕らを表していたのかもしれない。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■もう、いない。
2002年07月23日(火)
子供、ダメでした…。

お祝いのメッセージやら
アドヴァイスやらを
いただいた皆さんには
申し訳ありませんが

しばらく休ませてください…。

浮かれた自分がバカだった…。


今日もアリガトウゴザイマシタ。


■娘が妊娠してしまった父親の気分に。
2002年07月22日(月)
「嫁ちゃん、どう?」

超美少女の友達、Rちゃんは僕に会うたびに
妊娠中の嫁の具合を聞いてくる。

「最近ツワリがひどいらしくてね。どうしていいか…」

僕がちょっと愚痴っぽく言うと、

「『はじめてのたまごクラブ』って知ってる?」

Rちゃんは雑誌の名前を口にした。
これは妊娠した時のガイドブックのような内容の雑誌である。

「あ、それウチにあるよ。嫁がよく読んでるよ」

「そうなの。なければ貸してあげようかと思ったんだ。
 私、持ってるから」

Rちゃんはうふふと笑った。

な…。僕は一瞬絶句して、怒鳴った。

「何で君が持ってんの!」

「は?」

「いつ身籠った!相手は誰だ!お父さんは許さん!!」

誰がお父さんだっての。

「何言ってんの。将来の為に、と思って。
 私、子供好きだし、勉強してるのよん」

一方のRちゃんは至ってクールだ。

「そ、そうか…そりゃ、勉強熱心だ、ね…」

急激に頭に上った血が速攻で下がり、
軽い貧血気味になった僕。ヨロヨロ。

「かじりんも勉強して協力してあげなきゃだめだよ。
 ちゃんと『たまごくらぶ』読んでる?」

「いや、全然」

「ダメじゃん!男は男なりに知識を蓄えて、労ってあげなさい!」

今度はRちゃんが激高した。ひええっ。
年が10も下の少女に説教されるとは。

考えてみれば年は幾つでも女は女。
強い母性というか女性性を持つ点は変わらないようだ。

母は強し。女も強し。
あなたにもチェルシー(すまん)

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■情けは人の為ならズン。ベホマズン。
2002年07月21日(日)
電車から降りた時、気付いた。

ケータイが、ない!

座って寝ている間にポケットからこぼれたに違いない。
かなり爆睡していたし。

僕は仕事用にもう一台ケータイを持っているので
とりあえずこれで自分のケータイに掛けてみるしかない。

しかし、見つけた人が悪用する気だったら
まず繋がらないだろう。

拾ったケータイをわざわざワン切り業者の
電話番号に接続させたまま放置していった、という友達の
悪行を思い出し、全身に震えが走った。

もし、良心的な人が拾ってくれていたとしても
僕が乗っていた電車は地下鉄なので、アンテナが立っている
駅に停車している間でしか電波は届かない。

呼び出しても繋がる確立は非常に低い…。

とにかく掛けてみた。

「もしもし」

あっさりと女の人の声が出た。なんて幸運な。

「あの〜僕、そのケータイの持ち主なんですが」

「これ、電車の席に転がってて…ワタシ、○○駅で降りますので
 そこの駅員さんにでも預けときましょうか」

と、その見知らぬ女性は言った。なんて親切な。

「それでお願いしますっ。今からその駅に行きますっ」

かくして僕は女性の指定した駅に行き、駅員に問い合わせてみたら
女性の言ったとおり、ちゃんとケータイは保管されていた。

なんて親切な女性だったのだろう…。
お礼もろくに言ってないことが大変悔やまれる。

戻ってきた折り畳み式のケータイをぱかっと開けてみて、
急に恥ずかしさが込み上げてきた。

そうだった。待ち受け画像には、でかでかと
僕のお気に入りの女の子、Rちゃんの顔。

これ…当然見られたんだよなあ…。

しかも着メロがコレだし↓

♪聞いてみる♪
(右クリックで「新しいウィンドウで開く」を選択して下さい)


これも聞かれたんだろうなあ…。

僕が拾ってくれたその女性だったら
「あほか」と言ってしまいそうだ。

まじで、いい人に拾われて幸運だった
まだまだ人の情は暖かいものだね。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■綱渡りDAYS.
2002年07月20日(土)
嫁はまだ安定期前で非常に心もとない。
どうも気分が悪そうなので様子を伺ってみたら

出血があるという。

「子供、ダメだったらごめんよう…」

と嘆く嫁。しかし五分後には

「アナタが朝までネットやら携帯メールをしてたから
 うるさくて眠れなかった、そのせいだ。
 だからダメだったらアナタのせいだ」

などとさっきとは正反対の恨み言を呟き出した。
どうやらパニくってるようだ。

翌朝、まだ体調が悪い嫁を残して会社に。
非常に心配だったので昼ごろメールを入れてみた。

やっと返事が来たのは夕方。

「今までずっと寝てた。買い物に行かなきゃ」

なんだかすっごい不安な内容。

早く帰りたかったが仕事の山がそうはさせてくれない。
ようやく夜中帰ってきたら、嫁が飛びついて来た。
僕の胸に顔をうずめる。嫁の目のあたりが熱い。

ま、まさか…。

硬直のまま30秒ぐらい経ったかだろうか?嫁は

「安心した」

と、くるりと身を翻した。

び、びっくりした…。夜更かしは控えます…。

しかし、

「ダメだったらあなたのせいだ」

…その殺し文句、これからあと何回言われるんだろう?

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■君の名は。
2002年07月19日(金)
無茶苦茶気が早いのだが子供の名前はどうしようか、
と思った。
オスかメスかも分からないのに
どうするもこうするもないのだが、
取り敢えず某サイトで新生児の名前ランキングを
調べてみた。

■男の子ベスト5

大 輝、 翔、海斗、 陸、 蓮

■女の子ベスト5

さくら、未来、七海、美月、結衣

んが。全然参考にならない。センスないっていうか…。
これってなんかのアニメのキャラクター紹介か?

間違った方向に凝ってしまったペンネームとかハンドルネームを
目の当たりにした時に感じる「うわーやっちまったよこの人」
という恥ずかしさ。

ある人の家の応接間に飾られているラッセンの絵を見た時の
「え?未だに…」とこみ上がるゲップ感。

そんなものを同時に感じた。
ま、ゆっくり考えよう…と思ったのだが、
名前の「読み方」ランキング、というのもあったので
ついでに見てみることにした。

■男の子ベスト5

ユウキ ユウト ユウタ カイト リョウ

ランキングを読み下げていくうちに、衝撃の事実が!!

僕の名前が15位!!!

僕が子供の頃は滅多にいなかったがなあ…。
時代がやっと追いついてきたという訳か(バカ)

■そして女の子のランキング。

ユイ、ハルカ、ユウカ…

何と、僕のお気に入りのRちゃんの名前が4位に!

かねがね僕は思っていた。女が産まれたら絶対「R」にしたい!!
これで僕の決意は不動のものとなった。

とか言って、いざその時にRちゃんに紹介できるかなあああああ。
「君の名にちなんで」なんて口が裂けても言えない…。
どうしよ。

※該当しちゃう名前の方、及び該当する 名前を付けちゃった親御さん、すみません。他意はないです。

追記:嫁→ランク外。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■言葉の魔力と精力。
2002年07月15日(月)
僕の家では僕のパソコンと嫁のパソコン2台が
ネットに同時に接続できる。

ウィンドウズメッセンジャーを立ち上げると
お互いがオンラインになっているのが分かるのだが
勿論メッセージを送ったことはない。

「おい」と声をかければいいのだし。

だが、ちょっと気紛れを起こしてみた。
たまには嫁にメッセージを送ってみるのもいいかもしれない。
愛を語るセリフでもひとつ。そう考えて、送った。

かじりんの発言 :「うんこー」

どこが「愛」だか。

嫁(仮名)の発言:「バカじゃないの?」

嫁のツッコミはすぐ帰ってきた。

ところで、僕は以前「エロチャット」をやっているサイトで
チャットHの真っ最中のやりとりを覗いたことがあり、
「えらい時代になったものだ」とショックを隠せなかった。

それを思い出し、ちょっと、嫁相手にやってみることにした。

かじりんの発言 :「ぱんつ何色ー?」

(チャットHとしては最低の出だしだと思われる)

嫁(仮名)の発言:「何色だと思う?」

かじりんの発言 :「…らくだ色」

嫁(仮名)の発言:「ぶー。今は真っ白」

ああ、今朝干しておいてあったやつね…。

って。全然面白くないです!
盛り上がりも興奮もへったくれもない。

で、すぐ側にいる嫁相手に何故こんな回りくどいことを
してるかというと

妊娠中なので、エロス自粛中。なのである。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■鳩と猫には餌やるな。
2002年07月14日(日)
駅からの帰り道、ある家の前でそこの娘さんであろう
女の子がウンコ座りしていた。

こんなところで野グソ?

外で排泄する開放感が好き…
通りがかりの人に見られるのがたまらない…
屈折したアナル願望…

いろいろな妄想が浮かんだが、
良く見るとノラ猫に餌をあげているだけだった。

ていうか、このへんに猫が多いのは貴様のせいかー!

僕は動物がダメである。可愛いと思えないんである。
特に家の中で飼ってる人の気が知れない。
部屋の中にいると邪魔だし臭いし。
だが友達には何故か座敷犬や猫を飼っている人が多いので
とてもそんな事言えなかった。

かく言う僕のお気に入りの友達、Rちゃんも猫を
最大3匹も飼っていたことがあった。その時は

「猫、可愛いよね、ホント」

などと思ってもないことを言って話を合わせ、
寝床についてから自己嫌悪の涙で枕を濡らしたものである。

そして学生時代の頃、付き合ってた彼女の家に初めて行った時も、
親よりも先にそこの座敷犬が猛ダッシュで出迎えてきたので
今後の付き合いをどうするか悩んだものであった。

ちなみにその時の彼女は、今どうしてるかというと
何故か僕と同じ苗字になって何故か隣で寝ている。

動物を邪魔としか思えない僕に、
これから子供が産まれてきてしまって
大丈夫なんだろうか。

そりゃ自分の子供だから可愛いと感じるだろうが
子供なんてどちらかというと動物に近いし

突発的に我が子を洗濯機にぶち込むような、
狂気のバカ親に切り替わってしまうこともあるんじゃないか…。

野グソしている(違うって)女の子をじっと見ながら
そんなことを感じたのであった。

端から見れば、変質者。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■プレイ用おむつ。
2002年07月13日(土)
近所のゲーセンに、友達の美少女Rちゃん&彼氏がいたので

「僕の嫁さん、オメデタ確定」

と伝えたところ

「パパだねえ、パパ」

大きな目をくりくりさせて喜んでくれた。

「血が繋がってないパパじゃなくて
 本物の、まっとうなパパになるとは…思ってなかった…」

「何言ってんの」

「お祝いはベビーベッドでいいからな。じゃ、よろしくね〜」

「高!ちょ、ちょっとっ!」

そんなコトを話した後ちょこちょことゲームをして
家に帰る途中、Rちゃん達が僕の前の道を歩いていた。
ちょうどRちゃん達も家に帰るところだったようだ。

僕がチャリで「じゃあ」とRちゃんを追い抜いたところ、
後ろからRちゃんが叫んだ。

「かじりん!オムツ!」

「は?」

「お祝い!オムツでいい??」

僕の戯言だったのに、ちゃんと考えてくれていたようで
嬉しかった。

「うん、いいよ。ありがとう」

「アテントでいいよね」


僕用かよ!


いや、実際、下のほうがゆるいような。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ベルリンで逢いましょう計画。
2002年07月12日(金)
そういえば7月7日といえば七夕だった。
僕と嫁にとっては結婚記念日としての方が
重要である。そのくせ僕はポックリと忘れていたが。

話を七夕に戻す。
七夕といえば、織姫。

僕にとっての織姫はオリモノに悩む嫁…、ではなく
織物職人のヨウコさん。
数年前から友達なのだがコペンハーゲンの大学の
「手芸学科」みたいな分野から講師をやってくれないか、と
招かれ行ってしまった。
それからかれこれ1年半ぐらい経つ。

日本を去るときに貰った手製のトロ↓



で、今回お流れになってしまった僕(と嫁)がベルリン行き。

僕とヨウコさんはそれからもメールでやりとりしていて
この時にベルリンで会うはずだったのである。
(コペンハーゲンとベルリンは電車で5時間ぐらいらしい)

1年(+半年)ぶりに織姫との再会。まさに七夕イベント〜!

そんな感じで勝手に盛り上がってしまっていたのだが
それも駄目になってしまった。

だから新婚旅行に他の女とのイベントを絡めるんじゃねーよ!

また天の声が聞こえました。
おっしゃる通りでございます。

そんなヨウコさんも、つい最近彼氏が出来た、とメールが入ってきた。

「彼、ノキアに勤めているからケータイはノキア製にしないと
 殺されるの〜」

…絶対日本人じゃないような気がするが、お幸せに。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ホントは明日…。
2002年07月11日(木)
新婚旅行の(といっても一年遅れ)ドタキャンで
失ったものがふたつ。

まずひとつめ。

申し込んでおいた旅行代理店にキャンセルの旨を伝えたところ
代理店の担当者は申し訳なさそうに言った。

「旅行前々日の取り消しとなりますと
 代金の半分をキャンセル料として頂かなければ
 ならないのですが…」

…いいの。

20万ぐらい。

産まれて来る子供のことを考えたら安いもんだよ。

20万ぐらい。

そんなこと気にしないで。近畿日本ツーリストさん。
どーってことないよ。

20万ぐらい。

…ノートパソコン1台買えるじゃんかよう…。

そして、もうひとつ。
旅行先のベルリンから、僕が気に入っている近所の美少女
Rちゃんにエアメールを出してみようと用意した絵葉書。

これも無駄になってしまった。

「新婚旅行の癖にそんな小道具チマチマ
 仕込んでんじゃねえ!」

…今、天の声が聞こえました。
はい、おっしゃる通りでございます。

そんなわけで先着一名様にその絵葉書を使用して
残暑見舞いをお出しします。

ご希望の方はメールにて(いねーよ)

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■どのくらいCRY。
2002年07月10日(水)
嫁。再び産婦人科へ。
結果、嫁のお腹にいる子供は無事育っているようだ。
めでたや。

ところが、また別の問題が勃発した。

僕と嫁、明日からベルリンに行く予定なのだ。

「ラブパレード」という、150万人ぐらいが集まる
テクノミュージックのお祭りがあって、それに合わせて
新婚旅行をしよう…という計画だった。

実は、3年前にも行っていたのだが

■飛行機片道16時間。
■昼は炎天下でパレード、夜はクラブのハシゴ。
■睡眠時間2〜3時間で、踊りっぱなし。
■まともな飯は朝帰りのあとのホテルで出る朝食のみ。

という過酷なスケジュールで安定期前の嫁の体にいいわけがない。
更に

■クラブの中は暑い上空気が悪い。
■ベルリンの飯は不味い。
■ベルリンのクラバーは人殺しみたいな人相が多い。
■泊まったホテルの隣の隣の部屋が石野卓球の部屋だった。

…だんだん関係なくなってきた。

とにかく速攻で流産しそうな要素が満載なので
今回は諦める事にした。

それでも嫁は最後まで「行く!」と言って聞かない。
どうやら今回を逃すと二度と新婚旅行に行けない思っているらしい。

なんとか説得したものの、
自分のせいで行けなくなった、と妙な罪悪感があるらしく
ぐずぐずと泣き出し

「じゃあアナタだけでも行って来て〜」

などとゴネるので

「じゃあ美少女Rちゃんと行って来ようかなあ、はは」

と冗談のつもりで言ったのだがシャレになってなく。

「いいよ、行って来てえええええええ」

大泣きし始めてしまった。あああ。

「おぎゃー」と生まれてくる子供共々、
泣き虫な母子になりそうだなあ…。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■アッと驚く。
2002年07月08日(月)
ゲーセンに行ったら、僕のお気に入りの女の子Rちゃんと
彼氏がいた。

僕   :「やあ」

Rちゃん:「ちーっす」
彼  氏:「どーもー」

僕   :「なんかちょっと久しぶりだね」

Rちゃん:「そーねー」
彼  氏:「まー忙しくて」

僕   :「ところで僕、子供できたんだけど」



2人同時に世界堂のモナリザみたいな→
顔になり思いっきりハモられてしまった。

あまりのシンクロぶりが面白かったので、
友達もう1カップルに同じことを言ってみたら
やはり2人同時に世界堂のモナリザみたいな→
顔になり「ひええっ」と言われた。

なんだよ、「ひええっ」って。

家に帰ったら嫁が

「えっ?もうRちゃんに言っちゃったの?
 まだちゃんと育ってるかも分からないのに…

アナタ、はしゃぎすぎだよ」

え?そう?
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■この日なんの日気になる日。
2002年07月07日(日)
渋谷から帰る電車の中で、

「今日、何の日か知ってる?」

と嫁が聞いてきたので、
おめーはみのもんたの昼の番組かよ、と思ったのだが

「トロイベントの日でしょ?」

そう答えた。ていうかその為に渋谷に行って、
さっきまでパルコにいたのである。

参照↓



「いえ、違うの」

「ん?ああ、そういえば今日は七夕だよな〜。晴れてよかったね〜」

「違うのよ…私達の記念日」

血の気が「んざー」と引いた。

そうだ。今日は初めての結婚記念日だった。
絶対忘れないように、とキリのいい日を選んだのに、
まるで効果がなかったようだ。

「は…はは…一年間、どうもありがとう」

ポックリ忘れてたのを何とか取り繕うとしたのだが、
取って付けたような台詞しか思い浮かばず。

嫁は「ふふっ」と笑ってお腹をさすった。

そう…そんなことよりも正直な話、今、頭の中は
嫁の腹のことで一杯なのだ。
つい先日発覚したコドモ(4mmらしい)が

…ちゃんと育ってくれているのかどうか。

「今朝からどうもお腹が軽いのよね〜。
もしかして…いなくなっちゃったとか…」

って、そんな、不吉な。

嫁はまた明日病院に行く。
短冊に願掛けをしておけばよかった。

笹の葉、サラサラ
頭は、 クラクラ。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■マタニティーブルー〜子宮は青かった〜
2002年07月06日(土)
嫁、産婦人科に行く。

嫁の結果報告。

「コドモはいることはいるんだけど、
心音が聞こえないのでなんとも言えないから
また一週間後に来て下さい…だって」

「それって生きてないかもってことだよな…」

「………」

「わ、な、泣くなっ!僕が悪かったっ」

今の段階ではとりあえず横になっているのが
コドモにとって一番安定した姿勢らしいので
嫁はよく寝っ転がるようになった。

嫁のポヨポヨした下っ腹に手を乗せてみる。
この下に、いるのだ。

「ハンドパワー送っておいて〜」

嫁が懐かしい単語を使った。

「ちんこパワーも送っておこうか?」

「そんなものお腹に置かないで〜」

失敬な。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■青い、怖い夢。
2002年07月05日(金)
HTML講座の時間です。本日のお題は

「色名でフォントカラーを指定しよう」

です。早速やってみましょう。

<font color=skyblue>

フォントカラー スカイブルー

<font color=midnightblue>

フォントカラー ミッドナイトブルー



ホントカヨー マタニティーブルー!!

すいません。これって何色ですか。

早速嫁がかかってしまった。早すぎじゃないか。
ていうかマタニティーブルーって産後になるんじゃないのか。

とにかく、オメデタかどうか病院に行って確かめなければ
ならないのだが、怖がってナーバスになっている。

夜もうなされていたので起こしてみたら

「怖い夢を見てた…私が気が狂って、アナタを殴っている夢」

「ポカポカって殴ってるわけ?ははは…」

「いえ、スパナで」

やだなあ、それ。

「怖いよ〜おかしくなりそうだよ〜大丈夫かなあ、私…」

嫁は寝返りを打って僕に背を向けて、また寝た。

僕も大丈夫かなあ。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■baby-baby。
2002年07月03日(水)
僕の元に嫁が近寄ってきて座り、言った。

「アナタ。浮気してない?」

「は?」

いきなりこんなことを聞かれるとムッと来るものであるが

「ふざけんな馬鹿」

とストレートに怒って「ムキになってる」と
思われるのも嫌なので

「…してない」

普通に答えた。(一番怪しいリアクションだったりして)
すると次の質問が来た。

「アナタ。結婚してから他の人とやっちゃった?」

「…ふざけんな馬鹿!」

結局ストレートに怒ってしまった。
嫁はぐずぐずと腰を上げてぼそぼそと呟いた。

「じゃ、産もう…できちゃったみたい」

机の上でランバダでも踊りそうなくらい
混乱した。ひえ〜。

「あ…そうそう」

嫁はあたかも取調べを終わって帰る寸前に
「奥さん最後にひとつだけ」
と聞き返す刑事コロンボのように振り返って

「アナタの子だからね」

嫁はそう言って、寝た。

すいません。私が犯人です。…じゃなっくて、
いや、そうだけど

分かっとるわい。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■悲しみの葡萄。
2002年07月02日(火)
田舎から大量に送られてきた巨峰だが、
僕も嫁もほとんど食べない為

「お母さんありがとう」

と一言お礼をしてから友達に捌くことにした。

まず近所の100円ショップに行って
バイト中の友達、ナジ君にあげた。
ナジ君は

「ウヲヲッ」

と叫んでおもむろにCDをくれた。
彼がDJをやってミックスしたCDらしい。
ありがたいことだ。

で、次にゲーセンに行く。あらかじめ電話で呼んでいた、
僕のお気に入りRちゃんを待つのである。

約束の時間から20分ぐらい遅れて(!)
Rちゃんがやってきた…。ええ貴女のためなら
20分だろうが20年だろうが待ちますよ。

でも…遅いじゃねえかコノヤ…

「ウヲヲッ」

…彼氏と一緒だった。

今は「Rちゃん自粛キャンペーン」なんである。

「こないだRちゃんと写真撮ってたときとか、
彼氏が睨んでたよ〜」

やっかみと呆れが入り混じった嫁の放ったヒトコトが
気にかかる小心者。

なので

「はいコレ。じゃ…」

せっかくRちゃんに会えたのに、
さっと渡して帰ってしまった。

な〜にやってんだか。

というのも嫁のほうがそれどころでは
なくなってきていたので…(続く)

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■オヤジネタしか出てきません。
2002年07月01日(月)
田舎の母親から巨峰が送られてきた。

僕は皮のある食べ物と、種のある食べ物は嫌いなんである。

だから巨峰は大嫌いなんである。

…そう15年ぐらい言い続けてるんだけどなあああああ。
何故送ってくるか、たらちねの母。

これは僕のお気に入りの女の子、Rちゃんに送るしかない。
あの子なら喜んで食べるに違いない。

「Rちゃん自粛キャンペーン中」なのだが(前日日記参照)
このままでは腐ってしまうので止むを得まい(と正当化)

そこで

「Rちゃん。巨乳…じゃなかった巨峰いる?」

と、オヤジ丸出しのメールを出したところ
速攻で以下のメールが返っててきた。

「うん。巨乳。欲しい〜」

Rちゃん…君、巨乳なら持ってるじゃん。
ていうかソッチ僕にくれよ〜。

巨砲と交換に。なんつって。

…すいません。見栄張りました。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

←前もくじ次→
All Rights Reserved.Copyright(C)
エキスパートモード 2000-2005
梶林(Kajilin) banner

My追加