人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2009年12月01日(火) あの人の手指の温かさがまだ肌から離れていないから

23歳になる直前に、あの人と出会った。出会った頃はお互いに、恋のベクトルは異なる方向を向いていたのに。異なる方向にいた相手と、逢瀬を重ねたりしていたのに。

23歳になった頃には、私はもう、あの人を好きになってた。

あれから。

9年の月日。私は32歳になる直前で。4歳の子どもがいて。

そして、47歳のあの人がいる、私の横に。

15とか16とかの年の差は関係なくて、ただ私があの人を好きで、あの人も私を好きだといってくれる現実。手をつないでも、抱きついても、キスをしても、笑顔で受け入れてくれる相手。「お前が作った奴のほうがうまい」という一言で、私を喜ばせる術を持っている魔法使い。

私はまだ、あの人のことが好きだと言える。だから、一緒にいるんだ。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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