妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2002年08月31日(土) 『YASHA12』『多重人格探偵サイコ8』(漫)『鬱金の暁闇1』『花姫純情』(小)

【吉田秋生 小学館フラワーコミックス】

フラワーコミックスはろくでもない少女漫画ばっかりでいい加減にしろと思うのですが、確かな名作も生み出されているのもまた事実で、まるっきり無視するわけにもいかないのです。

まあ、そんなことは置いておいて。

完結してしまいました。
誰も死なないで〜〜〜と無理な願いを胸に読み進めてました。
内容そのものよりも、シンの存在が否応無く『BANANAFISH』を思い出させられ、なんともいえない心持ちになるのです。

「おれはこいつは本物の天才だと思った男を一人だけ知っている」
のシンのセリフで、どうしようもない激情にかられ。
アッシューーっ!!
心はあっという間にニューヨークでした。

『BANANAFISH』とリンクしていなければ、この漫画そのものを面白いと思えたと思うのですが、何しろあの漫画の影響が大きすぎて、この漫画そのものを楽しむ余裕はないのでした。
ともあれ、途中ドラマ化しつつも完結して良かったです。それなりにハッピーエンドでしたし。
ここは重要です。


++++++++
【原作:大塚英志 漫画:田島昭宇 角川書店】

私はもう、漫画版サイコの新刊はでないと勝手に思っていました。
おお。ちゃんと出たよ。
雨宮一彦だか、小林だか、西園だかわかららないけれど、とにかく死んでしまったよ。
人格が生きのびていれば死んでいないと言えるのか、そんな問題はどうでもいいのですが、容貌も含めての雨宮が好きだったので、ちょっとばかり切ないです。

この漫画に求めるのはあとはひたすら、完結だけはちゃんとさせてくれということだけ。
小説の方も…。


+++++++
【前田珠子 集英社コバルト文庫】

ようやくに、本編最終話突入。
一体何年、番外編という名の本編を…。
全く音沙汰なしよりはずっといいですが。
闇主のギャラが高いらしい。
闇主が出ないとつまらない。今回たった一言。
2では大いにワガママ放題してもらいたいものです。


++++++++
【真堂樹 集英社コバルト文庫】

よもや再び四龍島の話しが出るとは思いませんでした。
完結してから一年。
んー。びっくり。
本屋で見つけて、あとで買おーと思っていたら、それきりぱったり本屋で見かけなくて困りました。
そんなわけで、発売から二ヶ月近くも経ってしまった、と。

面白いと思うのですよ。重過ぎないこのノリというより、もっと上等なセリフのやり取りが。
飛とマクの会話、やり取りがいつも楽しく。
実際、この人たちってどこまで行ってんでしょうか。え?どこまでも。そうなんかー
私は案外、まだ何もないと思いますが。
綱渡りのような関係が楽しいんでしょうねぇ。性悪ご主人様は。

で、やはり一緒には住んでいないと。住んでいない方が艶っぽい関係で私は好きですが〜
玲泉の応援っぷりが可笑しいです。え、いいの?大切な飛が性悪のとこに行っちゃっても?

あ、今回は孫の話か。
微笑ましいですね。
もう、孫ったら〜(どうやら最後の方のことを言っているらしい)

観光ガイドに沿って、私も白龍市を観て回りたいものです。
美形の宝庫〜vv勿論、こっそりと夜の大龍廟で二人の姿を探すのです。
また、番外編が出るのを楽しみにしております。


2002年08月27日(火) 『怪人二十面相対明智小五郎』(ドラマ)『WAILDADAPTER1・2』(漫)

【原作:江戸川乱歩】

異例のドラマ感想。
あまりに、いいたいことが山ほどだったので!
二時間、憤慨で目眩がした。でも最後まで見る。

期待してはいなかったですよ。勿論。
どう見ても、田村正和は古畑にしか見えないし、ビートたけしがマント翻して走る様は、どうしてもタケちゃんマンとしか思えなかったし(私より若い世代は知らないんじゃ・・・。ひょうきん族のこと)
二人とも好きなんですよ。でも、明智小五郎と二十面相としては絶対に駄目!!

この二人は事前に知っていたから、いいんですが、何よりびっくりなのが、小林少年の素朴さ。
普通だ・・・めちゃめちゃ普通の少年だ・・・・・・・。小林少年が紅顔の美少年だということは面白いくらいに無視。少年の十八番が可愛い少女への変装だってことも無視。確かに女装してましたけど!それに、それほど変では無かったですけど!!
よほど西村雅彦の息子役の子の方がきれいな顔だった・・・。

それでもいいんです。どうせ納得のいくキャストなんてありはしないんですから。
ストーリーがっ。セットも!!なんて、陳腐なの!!コントでしょ!?コントなんでしょ・コレ!!!冒頭の西田敏行は絶対に、博士コントだったってば!!
二十面相にそんな過去はないし、二人にそんなけったいな確執もない!!(はず)
もっと、スマートな対決をしてくれ。
文代さん、二十面相のとこに行っちゃったよ!?え・えええ〜?
(文代さんは明智小五郎の奥さんです。原作では)
二十面相は人殺しも絶対にしないのよ。

陣内孝則版でもけっこう、不満だったけれど、今思えばあれが一番よいできだったんだなぁ・・・。
こんな出来なら、ドラマ化なんてしないで欲しい。原作知らない人には絶対に見てもらいたくない。

私の中で重要な位置にある作品なのでつい熱が入ってしまうのです
また、読み返そう。大分忘れているわ。


++++++++++

【峰倉かずや Charaコミックス徳間書店】

なんでかわからないけれど、読んでしまう峰倉作品。
荒磯高校を読んでいたので、じゃあ読むか〜と。
商業作家が自作でパラレルやるか?しかし・・・。
まあ、峰倉かずやだし(なんとなくそれで納得)

ビューティ時任、ラブリー久保田は健在ですか。
よもやこのセリフを継続するとは。
そしてDice12話、思わせぶりネタも引き続き。やれやれ。
ええけどな。別に。

二巻読み終わって、三巻いつ出るかな〜と思ったところを見ると、けっこう好きなのかもしれない。
このシリーズ遅いので早く出て欲しいです。


2002年08月25日(日) 『傀儡戯2』(漫)

【高橋明 集英社ヤングジャンプコミックス・ウルトラ】


なんでだーーー
書いたはずの日記が消えているーーー
もう、書き直すの面倒くさい。

傀儡師の方が明らかに面白かったし、好きだった。
どうせやるなら、全く違う話にしてくれればまだ諦めもついたのに。あーあ
以上

でも絵はうまいですし、好きです。


2002年08月24日(土) 『ホビットの冒険・下』(小)

PS2を買って、すっかりなんちゃってゲーマーになってます。
多分、あと一週間もしないうちに飽きるとは思うのですが…。
テレビゲームが長続きしたためしがない。


【J・R・R・トールキン 訳:瀬田貞二 岩波書店】

『指輪物語』の方が有名ではありますが、これも充分に面白かったです。
どうせなら、子どもの時分に読んでおきたかったものです。

ビルボが、本当に愛すべきキャラだと思います。
正直で鈍重で時には勇敢で。
だけど、中年
ホビットの寿命が長いから、それでも若い方なのかもしれませんが、ファンタジーの主人公としては異例です。
中年だけど、なんだか、可愛い。
ホビットは小人だから、ことあるごとに誰かに抱えて走られている様とかが、映画版のフロドのようで。

映画を観ていると、しょうもない叔父さんのビルボですが、これを読むとビルボの見方が変わります。
また、観たいなぁ。続きも早く観たいです。

素敵な冒険物語でした。
久しぶりによい小説を読んだ気分です。


2002年08月23日(金) 『しゃにむにGO12』『ぱじ5』『ひつじの涙2』『水蜜桃の夜』(漫)

【羅川真里茂 白泉社花とゆめコミックス】

面白いですねー
それだけでいいじゃないですか。
ねぇ。
好きなんですよ。

誰に向かって言っているのやら
ちゃんと感想らしきものを書きなさいよ。

どちらかと言うと黒ちゃん派なのはやはり、もうティーンじゃないからなのかしら。いやいや、私は二人セットがいいのです。
でっかいくせに天然なところが可愛いと思うのですが。
黒ちゃん。


++++++++


【村上たかし 集英社ヤングジャンプ】

広く読まれて欲しいと思うほぼ唯一の漫画。
4コマだから笑えるのは確かなのだけれど、ほろりと泣く。
時にはかなり泣く。
ももちゃんのお誕生日の話とか。
除夜の鐘で、ぱじが煩悩を消し去らなくてもいいって、涙、涙・・・
ぱじ、100でも200でも生きてもらいたい。

今回もはるさんが素敵。
勿論、伊達さんと杉村さんも。

+++++++++

【日高万里 白泉社花とゆめコミックス】

正直、あまりこの漫画自体好きじゃないのですが、日常天国が読みたいがために…。
ひつじの涙のひつじってのは、神崎くんのことなのね・・。
だって、彼が一番泣かされているような。

日高作品はやはり秋吉家意外は好きになれないかもしれない。

++++++++

【ジョージ朝倉 講談社】

最近注目の方。
なんとはなしに読んでみた。
小野塚カホリみたいな感じなのかと思ったら、それは表題作だけでした
なんとも言えないのですが帯の「痛くて切ないラブストーリー集」ってのは嘘でしょ。
水蜜桃〜と紅いソーダ水だけ。
「愛の暴走」にいたってはなんと解釈したものか。
「失踪日和」が変な話で一番すきかもしれません。

んーでも、よくわからない。
あと二冊くらい読めばわかるかも。


2002年08月22日(木) 『ホビットの冒険・上』(小)

【J・R・R・トールキン 訳:瀬田貞二 岩波書店】


映画『ロードオブザリング』を観ているから、とても入りやすかったです。
まあ、観ていたからこそ読もうと思ったんですが。

映画主人公・フロドの叔父、ビルボ・ヴァギンズくん(映画だといかにもおじさんで”くん”なんて雰囲気じゃないですが)のお話。
短気な魔法使いガンダルフにほ無理矢理、冒険に駆り出されるなんだか可愛い小人さん。

指輪を手に入れた経緯が詳しく分ります。

細かい感想は下巻にて。


2002年08月18日(日) 『黒猫の三角』(小)『黒猫の三角』(漫)

【森博嗣 講談社文庫】

新シリーズ装いも新たに。
別に前のままでいいんだけどなぁ。

森ミステリは確かに好きなのだけれど、どうも読んでいると背中にバカと書かれた張り紙を張られるような気分になる。
バカにされている気がするわけじゃなくて、私ってバカなんだろうかと。
キャラの知的レベルが高くて話しについていけません・・・と思うのは私だけなのでしょうか。

読み終わってみれば、普通はサイコミステリに分類されるかもしれない内容ですが、森ミステリはサイコミステリに分類してはもらいたくない。
いや、誰も分類してはいないんですが、今後もそのように扱っていただきたい。

古いお屋敷に、探偵に、連続殺人・・・等々と古典的シチュエーション目白押しながら、全く古典的な雰囲気はなく、森博嗣の小説だなぁと感嘆です。
※犯人書きますからね


犯人は意外かと言えば、実はそうでもなかったです。
また、邪道推理なのですが、このシリーズがVシリーズと呼ばれてるのが、最初不思議だったんです。
紅子のVをとっているのはいいのですが、保呂草さんという探偵がいる、その上どうも保呂草さんは端々に頭の回転の速さが見受けられる。多分、紅子と同じくらいのような雰囲気。
でも、Vしかとっていないというのは、今後の作品には出ないのかな?
なんてことを思っていたので。
まあ、本当に犯人だとは思いませんでしたけど。
やはり、最初の記述にミスリードされますね。

意味があるのかないのか分らない、シーンとセリフの数々。
考えるだけ無駄のような、森さんに試されているような。森作品って、いつも試されているような感じがします。
それで背中にバカって張られるような心持ちに・・・・
今後の、本物の保呂草さんがどういうキャラなのかが楽しみです。
紫子ちゃんが好き。

++++++++++

【原作:森博嗣 漫画:皇なつき アスカコミックDX】

『黒猫の三角』を一冊の漫画にするのはちょっと無理じゃ…。
森作品、三冊目のコミックスですが、やはり森作品は文章で読むべきですね。
あの、絶妙というより微妙な会話のリズム。地の文の面白味。
そいうのが持ち味ですから。

でも、原作読んでから漫画読むと適度にダイジェストになっててよいですね。
皇なつきの絵、好きです。
今までで、一番イメージです。

でもやはり、色々なシーンが抜けていて、漫画だけ読んだ人にはいまいちだろうと思うと、残念です。

『気さくなお人形、19歳』くらいの、短編がやはり漫画化には向いていますね。
絵で見ると余計に凄い、練ちゃんと紅子。
でも、練ちゃんは絵で見たほうが好感をもてるのはなぜだろう。


2002年08月16日(金) 『透明な色した少女のために 藤原薫作品集』(他)

【藤原薫 美術出版】

今月は、画集ラッシュのようで、私は渇渇です。
貧しい……。

かなり稀少な、絵も漫画も好きな漫画家が藤原薫です。
この人のカラーは、とても黒が綺麗だと思います。

漫画、というのか分りませんけど、作品も二つほど。
最初のは藤原薫を知らない人が読むと、少女達がデフォルメされた雌鳥であることに、気が付かないかもしれません。
最後の、鶏の説明で「?」と首をひねりそう。

藤原薫はよく、雌鳥を少女達にデフォルメさせています。
もう一つの作品もそう。

『思考少年』が好きなので、載っていて嬉しい。

表紙があゆに見えるのは、私だけではあるまい。
藤原さん、作品に一切コメントつけないから真意はわかりませんが

小説の表紙、挿絵も載っていて非常に嬉しいです。
表紙のために買おうかと思ってしまいましたもの。
(明らかに面白くないと思われる、源氏物語…)


2002年08月15日(木) 『es』(映)

【監督:オリバー・ヒルツェヴィゲル 2001・ドイツ】


あいも変わらず、殺伐とした感動とは無縁の映画が好きです。
単館上映にも関わらず、口コミで人気を呼んだらしいこの映画。
行列が出来、毎日立ち見客が…等々宣伝に書かれていましたけれど、そりゃあ劇場が小さいからだよ。

例に漏れず、通路のパイプ椅子に座って観て参りました。
ああ・・・。腰痛い。尻痛い。

あまりに有名な、「囚人と看守実験」。
それを元にした映画ですが、どこまで本当なのでしょうか。
本当の「監獄実験」で、死人は出たという話は聞かなかったと、思いますが…。

まあ、事実はともかくとして。
怖かったですよ。
話だけだと、本当にそこまで囚人と看守になりきってしまうもんかな、と思ってましたけれど、この映画で、状況によってはそういうことも起こるなと思います。
多分、真面目な人ほどどこまでやっていいのか分らなくなってしまうんでしょうね。

しかし、ツッコミどころが多いのもまた事実。
しっかり見張ってろよ。教授。
主役も取材の為とはいえ、少しは大人しくしてろよ。お前の所為でかなり事態は急速に悪化していたよ。
自分も閉所恐怖症のくせに・・・。

ドラは確かに最後に、活躍(あの躊躇いの無い撃ちっぷりと、冷静沈着さ)してはいましたけれど、やっぱり途中途中に入るあの回想は、本当に必要なんでしょうか。
ドラって女性が最後まで謎の人でした。
わざわざ助けに乗り込むほどに、深い仲にいつの間になっていのでしょう。

主人公と同じ独房の、謎の男が「少佐」であると分った瞬間、妙に嬉しかったです。
ドイツ人少佐=エーベルバッハ少佐…。
(似ても似つかないんですが…。こう、堅物な感じが、ああドイツの軍人だなと)

そんな下らない連想でもして観ていないと、怖いんですよ。

ドイツ映画だから、いいんでしょうね。
アメリカ映画だと、状況にのまれていく人々が、どうにもじわじわおかしくなるというよりか、ラリってるような状態になっていそうで。
あくまで、アメリカ映画のイメージですが。
ラストもきっと、もっと派手に逃げ惑うアクション・アクション…ってなりそう。
イメージ偏り過ぎでしょうか。

で、面白いか面白くないかといえば面白い。
★三つくらいかな(5個中)

映画とは関係ないですが、白衣を着ていると1000円とか、心理学部の学生は100円引きとか、おもろいですね。
映画館の受付の人々が白衣着ていて、最初びっくりしました。
こ、コスプレ映画館…??と思って。
小さい映画館ならではなのでしょうか。


2002年08月12日(月) 『ライジングインパクト17』(漫)

【鈴木央 集英社ジャンプコミックス】

打ち切りですねぇ。
私、自分が読んでいるジャンプ漫画が打ち切られるのって初めての経験です。
ジャンプ漫画を読み始めたのが最近ですから。
しかし、打ち切りって酷いですよねぇ。
ジャンプはよい作品を生み出す気はさらさらないんでしょうか。
作家を育てようとか。
ないんでしょうねぇ・・・。馬車馬のごとき。
だから、どれもこれも同人で当たらなければブレイクしない。
そんなん、いい作品じゃない。
二次作品で顧みられなければ面白みがないなんて、そんなの一つの作品としての完成度は低い。

まあ、でもジャンプはずっとこの方針でやってきたわけですから、そこでデビューしてやろうと思ってデビューできた、幸福(と言うのかなんなのか)な漫画家さんたちは、めげずにがんばってください。
苛酷な週刊ジャンプで勝ち残る自信が、多少なりともあったのでしょうし。作家に同情はしません。

同情されるべきは中途半端を読まされる読者の方…。

ライジングはこの辺りで打ち切りが妥当だったんでしょうねぇ。
これ以上のばしても盛り上がりそうもなかったですから。
ただ、もう少しガウェインの家庭の事情を、詳しく描いてもらいたかった。ひょっとしたら、作者も描きたいと思っていたかもしれないですが。

それぞれのキャラのその後が笑える。
特に東堂院。
いや、やっぱり全員。
ツッコミどころあり過ぎてもう何が何だか。
鈴木さん、壮大なオチをありがとう。
次の連載が取れればよいですね・・・・。


2002年08月11日(日) 『TRIGUN MAXIMUM7』(漫)

【内藤泰弘 少年画報社】


表紙めくった所の表紙(意味わかりません・・・。雰囲気で分ってください)が毎度楽しいです。
ナイブズくん、非行の原因編。
あ、過去編ですか。
ちょっと、内容暗くって滅入るので軽いノリでいってみました。

まあ、しかし、そりゃ人間不信にもなるさなぁ。
これから、どうなるんでしょう、としか言いようがありませんが、ウルフウッドが長生きしますように。
なんか、あの人死にそうで死にそうでいつもどきどき。
無茶せんといて〜


2002年08月05日(月) 『シャーマンキング20』(漫)

この頃「ダークエンジェル」にはまってるですが、マックス見てるとどうしても、ユーベルメンシュじゃんとか思っちゃうんですよねぇ。
名前もマックスだし。
須賀しのぶ、『キルゾーン』(集英社コバルト文庫)シリーズネタでした。
同じこと思う人絶対にいると思います。


【武井宏之 集英社ジャンプコミックス】

ああ、マタムネ・・・。
と、涙しているろことで、

「この男を愛してしまった」

あ、アンナちゃん・・・。
いつもさり気なく、惜しみなく葉くんラヴっぷりのセリフ吐くけれど、ちょっと涙も引くほど目が覚めました。
凄いなぁ。子どものセリフじゃないよ。
アンナだからいいようなものの。
葉もびっくりしてるよ。

また、マタムネが出てくる日を心待ちにいたします・・・。
そういや、阿弥陀丸のこと忘れてたよ。
今は彼なんだよ。
・・・・・マタムネがいい(そういうこと言うな)。

しかし、まだまだ暗い展開は続くのですね。
次は蓮くんか。そうだよな。彼、クロム殺してるからその辺のことも書かないと。
しかし、暗いなぁ・・・・。

ここで、中盤って、あと20冊出るわけではないですよね。
せいぜい、後10冊くらいで手を打ってもらえないでしょうか。


2002年08月04日(日) 『トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars 嘆きの星』(小)

【吉田直 角川スニーカー文庫】


いやぁ。久しぶりに失敗したかなぁ。
粗筋で吸血鬼と人類との闘争とか書いてあるのを見てから、あまり期待してなかったんだけど、それでも平積みでプッシュされているようだから、ものは試しと読んでみたはいいけれど。

もう少し、ひねってくれ・・・。
「存亡を懸けて闘う二つの種族を、壮大なスケールで描くノイエ・バロックオペラの決定版!」
これ、裏の粗筋一部。
のいえばろっくおぺらってなんでしょうか。
まあ、なんでもいいんですが、面白ければ。
これしきで壮大と言われては困りますね。

この世には吸血鬼ものの、ありとあらゆる創作物が溢れているんですから。
「ヘルシング」の世界に「トライガン」のヴァッシュを放り込んだような話。
これ読むなら、「ヘルシング」か「吸血鬼ハンターD」を読む方がよい。
吸血鬼ネタに惹かれるのは凄くわかるのですが、吸血鬼ネタの世界はもう開拓し尽くされて、相当実力が無ければ今更、といわれるのがオチです。

せめて、キャラクターが魅力的であることを期待したのですが、どうにもインパクトが薄い上に、みんなちょっと頭悪そう。
知的ポジションにあるであろう、ディートリッヒもなんか頭悪そう。せっかく美形なのに。
主役のアベルはヴァッシュだし。中途ハンパに強いところ見せてみたり。もっと早くにどうにかしろよ。
唯一トレスくんが、ちょっと好きになれそうでしょうか。

思うに、物語を彩る中心となる謎が、あまり魅力的じゃないのがいけないんでしょうね。
吸血鬼がどこからきて、アベルは何者なのかという謎。
どうでもいい。
あんまり興味湧かない。

しかし、これ続いているんですよね。
どうしたものか。
いやいや、まだ一巻だしひょっとしたらこれから先、何か美味しい出来事が待っているかもしれない(何を期待する…)。


2002年08月03日(土) 『キノの旅』(小)

【時雨沢恵一 電撃文庫】


びっくりした・・。

まずは、順を追って感想書きましょうか。
これから、この本を読みたい人は、読まない方がいいですよ。
なんの予備知識も無く読んだ方が、楽しいと思います。

では、短編形式の本なので。


「人の痛みが分る国」
なるほどなるほど。
皮肉っぽい、タイトルのつけ方が好きです。
この話のときからキノは・・・

「多数決の国」
ブラックだなぁ。
こういう、極端な話、わかり易い割に、あまり誰もやらないですよね。
ブラックな絵本みたい。

「レールの上の三人の男」
シュールだなぁ・・・。
最後に余計なオチとかなくていいですね。
ほら、キノがどうにか三人の男をまとめるとか、そういう解決策を出さなくて。

「コロシアム」
いぬ〜いぬ〜〜〜〜かわいい〜〜
「シズ様がそうおっしゃるのなら」
しゃべったっ!?
エルメス並にびっくりしましたよ。
犬は好きなんですが、しゃべるのはちょっと嫌です。
どうしてしゃべらなきゃいけないんでしょう。そこに、人間の傲慢さを感じます(大袈裟ですか)
エルメスはいいんです。機械ですから。
シズとは再会するんでしょうか。

「大人の国」
これが、私を驚かせた一編です。
どういうことだー・・・。
今までの話のキノっていうのは、じゃあどっちのキノだったのでしょうか?
地の文では男であることを強調するようなことが書かれていましたが。
「私」に会う前の、キノってことでしょうか。
そして、初代のエルメスってことでしょうか。
それとも、最初から「私」だったんでしょうか。
それはちょっと違和感を感じます。

しかし、話的には好きですよ。これ。
でもどういうことなんだー・・・

「平和な国」
これは、明らかに女の子の方のキノですね。
そう書いてますから。
うう。嫌な話だなぁ。
どこもかしこも。

「森の中で・b」「森の中で・a」
ほうほう。繋がっていたわけですね。
で、このキノは女の子の方ですよね。
aからbに繋がっているとしたら。

まあ、しかし、表紙の絵からキノっていうのは幼い少年だと思っていたから、中身のキノの描写に違和感を持っていたのですが、キノにこんな秘密が有ったというなら、表紙のキノも納得できるような気がします。
単に作者の画風かもしれませんが・・・。


2002年08月02日(金) 『ヒカルの碁18番外編』『NARUTO13』(漫)

【原作:ほったゆみ 漫画小畑健 集英社ジャンプコミックス】

表紙誰だろ、って思った。
奈瀬ちゃんね。
可愛いですね。
まさか、番外編までやってもらえるとは思いませんでした。
どうせなら、アカリちゃんもやってあげたらよろしいのに。

各キャラの番外編。
アキラくんはいい子なんだか、小憎らしい子なんだか…。
無邪気と言ってしまえばそれまでだけれど、たち悪い。
芦原さんって、意外と若かったのね。

加賀の番外編があって、嬉しいです。
(どうせなら緒方さんの番外編も欲しかった……)

三谷君はやはり、子猫ちゃんなのね。
私は、この小生意気さが可愛くて好きなんですが。苛めたい。小突きたい。
倉田さんは実は凄いんですねぇ。
佐為の話は、佐為の番外編という感じはあまりしなかったのが残念のような気がします。

新シリーズも楽しみにしてます。

+++++++

【岸本斉史 集英社ジャンプコミックス】

そう言えば、前巻はシカマルのところで終わっていたんでしたっけ。
これだけは、ジャンプで立ち読みしてるもので。
ここから、しばらくシカマルいっぱいで嬉しいです。
シカマルくんはいいですよ〜。
リーダーとしての資質か。どうだろうなぁ・・・。人の上に立つとか、人を動かすという点で不安があるけれど。
まあ、いざとなったら動くからね。彼。
たぬき寝入りもするけれど。

サクラちゃんも可愛いなあ。
そして、パックンも。可愛い・・・と思う。

スイマセン。NARUTOってどんなテンションで語ればいいのか良く分りません。
普段語りすぎているがために、今更何をかいわんやって気分です。

ええとぉ。
サスケの髪伸びすぎ。
ガアラ、マザコンの引きこもりって、もうギャグとしか思えません。
雷は切れません。
いのちゃんのツッコミオッケー。口に出して言ってもよいくらい。

カカシはリーくんのことお気に入りなの・・・?
なんとなく。

岸本先生の生い立ちヒストリーってまだ続いていたんだね。
何処まで行っても行き当たりばったり人生にしか見えない…。そんな、赤裸々に書かなくても……。書くならもっと、笑いにして欲しい。
アシさんの描いた、オロチ凄いなぁ。
グー。

そういや、この巻ナルト何した?
頑張れ。主人公。



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