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JIROの独断的日記
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2006年10月12日(木) なるほど。若い人は「日本初の生体肝移植」当時のことを知らないわけですな。

◆非常にアクセスが多かったのです。

今日(12日)は何だか矢鱈とアクセス数が(私のサイトにしては)多くて、どのページを見ているのかと思ったら、

ココログの2005.11.14「16年前の今日(11月13日)日本で初めての生体肝移植が行われました。」なのです。

これは、RinRin王国さんがリンクを貼ってくださったからですが、

その元の情報源は、このブログを読んで下さっているsatomiesさんのブログが、移植アレコレで取り上げて下さったからなのですね。

satomiesさんは、以前、こちらのブログで、私が日航123便について書いた 「日航123便はあの30分が全てではないのだ。」とその翌日のブログを紹介して下さったので良く覚えています。


◆思いこみ

つい先日も、「思いこみ」について書きました。

私は1989年11月13日、日本で初めて島根医科大学第二外科が行った生体肝移植を非常に強烈な印象として記憶にとどめているので、

世の人々も同様だろう、という勝手な「思いこみ」があったのです。

だから、何故今頃、あの有名な語り尽くされた話が話題になるのかな?と思ったのです。



しかし、ちょっと考えればすぐに分かることで、あれは17年前の出来事ですから、

今の20代の人は、生まれていたけど、まだ事態を理解できるような年齢ではなく、

30代の方は理解は出来る年齢になっていたが、それほど関心がなかった、ということなのでしょうね。

いや、勿論批判しているのではありません。無理もない、ということです。

そういう方々には、あの話がむしろ新鮮なんでしょう。



これだから「思いこみ」は禁物なんですね。

自分が鮮明に記憶していることは、何となく世の中全体も覚えているだろう、という、一種の錯覚に陥るわけです。

だから、昨日の集団的自衛権の説明なども、何度書いてもいいのだな、と、思いました。

自分では常識になっていても、常に、新しい読者がいらっしゃるのですから。


◆生体肝移植は、プロジェクトXの本もお薦めです。

上のリンク先、2005.11.14「16年前の今日(11月13日)日本で初めての生体肝移植が行われました。」には、載せていませんが、

電子ブックでNHK出版文庫 プロジェクトXというシリーズがあります。

ブンコビューアーという無料ソフトが必要ですが、何種類かあって、パソコンでも、携帯でも、PDAでも(今、あまり使う人いないのですか?)読めます。

矢鱈と多いのですが、裕弥ちゃん1歳 輝け命/日本初・親から子への肝臓移植です。

昨年書いた文章の中で紹介した、「決断」は、裕也ちゃんの治療の途中経過なのです。

亡くなってから書かれたものではない。

プロジェクトXは、杉本裕也ちゃんが残念ながら亡くなった後のエピソードも書かれています。


◆ところで・・・

どうして、生体肝移植が話題になったのかとおもって、satomiesさんのブログを読んだら、

例の「さくらちゃんを救う会」の募金を巡っていろいろと論争(?)の末、移植といえば・・、ということで出てきたのですね。

さくらちゃんを救う会はさきほど見たら集まったお金が一億円を超えていました。暫く増えなかったみたいですが、また集まり出したのですね。

少し安心しました。世の中、そう捨てたものでも無いようです。


2005年10月12日(水) 杉原千畝氏の話はそのまま素直に感動すればよいのである。
2004年10月12日(火) 国会が開幕しましたが、総理、今度こそ、きちんと説明して下さい。
2003年10月12日(日) 「人間はみんなが美しくて強い存在だとは限らないよ。」(遠藤周作)
2002年10月12日(土) 釜山アジア大会、韓国人選手家族が審判に贈り物!?

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