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2006年08月15日(火) |
「小泉首相は、中韓の圧力に屈せずに、よくぞ参拝した」、という人は、かなりおめでたい。 |
◆小泉首相が靖国に参拝してくれて、中国・韓国政府はそれぞれ大変有難いのである。
世論は、小泉首相の今日の靖国参拝を巡って侃々諤々(かんかんがくがく)である。
一部(というか、かなり多く)の人々の意見は、中国や韓国が小泉首相の靖国参拝を取りやめるよう抗議していたのに、
小泉首相は、首相就任当初の公約を遂に果たした。立派だ、というものである。おめでたい。
韓国の盧武鉉大統領は「天文学的低支持率」(?)にあえいでアップアップの状態である。
中国では、自由経済の導入により、経済的「格差」が生じ、それは日本のそれどころの騒ぎではない。
中国に言論の自由は無いので、中国共産党への不満を公然と口にするものはいないが、不満を抱く国民が激増している。
歴史が示すとおり、いずこの国でもこのような場合、外国を悪者に仕立て上げ、国民の不満をうまくそちらへ誘導することが、
当面のゴマカシ政策として、最も有効である。
◆小泉純一郎君は中国・韓国に屈しないどころではない。協力してしまっているのだ。
絶対に、あり得ないが、仮定上の話として、お読みいただきたい。
中国と韓国が何よりも怖いのは、日本が(フリだけでも)本気で謝罪することである。
小泉首相が北京とソウルに行き、(あくまで仮定上の話ですからね?)土下座して
「第二次大戦中の過ちを全て認めます、どのような償いも致します。なんなりとお申し付け下さい」
と言い出したら、両国とも一般庶民のバカは喜ぶだろうが、権力中枢部は真っ青になるであろう。
全て謝るといえば、文句を付けられなくなるからだ。
◆中国も韓国も小泉首相の小児的性格をよく把握している。
小児的性格というのは、あまのじゃくということだ。単なるあまのじゃくの度を越している。
他人から、何かを止めろといわれると、必ずムキになって実行する。
自分と他人とは別の人格だから、意見が違うのが当たり前なのに、反対されると怒る。皆が賛成してくれないと拗ねる。
こういうのは、自分と他人の区別が良くできていない、ということで、一種の発育不全である。
丁度一年前、郵政民営化解散のあと、民営化に反対投票した議員を執念深く覚えていて、「刺客」を放ち、落選させたのも、
このような、「幼児性」が表出したものである。
中韓両国が、しつこいほど小泉首相に靖国参拝を中止するように牽制していたのは、小泉君のこのあまりにも単純な行動様式を把握していたためと思料される。
おかげで、寄りによって、終戦記念日に小泉君は靖国に参拝してくれた。当分の間は中韓両国とも世論を反日感情で固めることが出来る。
小泉首相は、両国政府の権力者にとって、「遺憾の極み」だそうだが、実は殆ど救世主となっている。
だというのに、小泉よ、よくやったという日本の人たちがいるから、「おめでたい」というのだ。
仮定上の話をもう一つ。
小泉君はもはや任期満了間近だから、もう試すことが出来ないが、彼が靖国を参拝しないようにするのは、簡単である。小児性を利用するのだ。
靖国参拝を積極的に奨励すればいいのだ。中国も韓国も、
「小泉君、英霊を拝むのが一年に一回でいいのか?英霊はきっと怒っているぞ?
毎日行け。そうするべきだ。それが人の道だ。イスラム教徒を見ろ。1日五回もメッカの方向に祈りを捧げているではないか。
小泉君も、早起きして、まず執務前に参拝。昼休みに参拝。仕事を終えたら、参拝。こうじゃなければいかん。いや、もう靖国の境内に住め。」
とは、さすがに中国も韓国も国民から「気が触れたか?」といわれてしまうから、無理だろうが、
それを実行したら、ほぼ間違いなく、小泉純一郎内閣総理大臣は、靖国に参拝しなくなるだろう。
冗談はこれぐらいにして、小泉首相の行為が正しいのかどうかは、内閣総理大臣の靖国神社参拝に関する一考察。や、
<自民党>「靖国若手の会」が首相参拝で提言←ったく、分からねえ奴らだなあ。
に書いたばかりなので、ご参照頂きたい。
2005年08月15日(月) 「きけ わだつみのこえ」を読んだことがありますか?(その2) 書き写したから読んでみて下さいな。
2004年08月15日(日) 「米国務長官、憲法9条再検討の必要性を指摘」黙れ。日本国の最高法規に口を挟むな。
2003年08月15日(金) 今日は終戦記念日である。「きけ わだつみのこえ」を読んだこと、ありますか?