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2006年06月19日(月) |
N響ソウル公演、大成功。←やはり芸術は偉大です。 |
◆コメント:ものすごい盛り上がりだった由(よし)
本来、最初にマスコミの記事を載せるのが私のWeb日記及びブログのやり方です。
コンサートは20日に行われたので、今日(21日)の韓国の全国紙を全部見たのですが、日本語版なので遅れるのかも知れない。まだ、何も記事がありません。
或いは、文化部音楽専門記者がいないのかも知れない。いや、それは分かりません。
いるかも知れない(欧米の大新聞、日本では、毎日新聞に、文化部音楽専門の記者がいます。大事な演奏会は、首席音楽担当記者が演奏会評を書きます。
それは非常な権威を持っているのです。プロの音楽家と同じくらいの専門性を持っています。あまり知らない曲は予めスコアを読んで勉強してます)。
とにかく新聞には、まだ載っていない。そこで、本当はいけないのですが、私が愛読している二人のN響の方の日記があるのです。
お二人とも今回(というかいつも、海外公演とおなじなのですが)何と韓国にまでノートブックPCを持参して、日記をアップしています。
これが今現在、唯一の情報なので、一部引用させていただきます。
◆N響の方の日記より。
○○さん
コンサートは大盛況でした。こんなに盛り上がるとは!嬉しいです!後で聞いたのですが、今日のチケット、高いところは225000ウォン…約30000円だそうです。所がチケットは完売だったそうで…有り難うございます!
本番後にレセプションがあったのですが、その席でN響の理事長のAさんとお話をしました。「日本のお客さんでは、この様な盛り上がりは絶対に無いですよね…これって、日本の場合、音楽って教育の一部で楽しみではなくなっている部分が有るんでしょうね…一寸冷静すぎる…ここ、韓国は音楽は楽しみ…ちょっとオーバーですがワールドカップと同じような楽しみ方?そんな気がします」っと、理事長に伝えました。理事長も同じように感じていらっしゃったようでした。日本の教育上の音楽はどんどん隅に追いやられていますが、今こそ、子供たちに教育ではない、メンタルな部分に訴えかける音楽提供を出来れば…それも、N響が積極的にそういう事をやる時代が…やらなければいけない時代が間もなくやってくると感じています。音楽が楽しい!…今までの「クラシックは難しい、楽しくない…」これは、教育ではないですよね!今回、ソウルのお客さんの反応を見てそう感じました。楽章ごとに拍手がある訳でもない…だから知識はある…でも、ハッキリ楽しんでいてくれた!これは理想ですよ!
△△さん
本番は夜8時に始まりました。今日はアンコールにハンガリア舞曲第1番とアリランの2曲を弾きました。今日の会場の盛り上がり方はものすごいもので、日本では経験できないものでした。今の日本にはこれだけのエネルギーを感じさせる機会がないという話が終演後の楽屋で盛り上がりました。今の日本人はこれだけの熱さを忘れているのではないか?という事です。
◆コメント:このお二人がこれほど興奮気味の文章を書くことは無いのです。
お一人は、私と同年配でかつて毎コンの上位に入賞し、もう20年ぐらい弾いている方。
もうお一人は、もうじき定年を迎えられる大先生です。プロの音楽家は、自分の演奏に厳しいのです。
普段は客の立場からは充分名演だったと思えるときでも、このお二人はここまで手放しで喜ばないのです。
余談ですが、N響はもう何十回も海外公演をしていて、なれたものですが、ヨーロッパだと時差があるので、大変です。
韓国と日本では時差は無いけれども食べ物が違いますから、うっかり体調を崩さない様に気をつけておられます(N響の韓国公演は初めてではないのですが)。
その辺りはさすがにプロです。
◆コメント:私が何故この話題にこだわるのか。
日本と韓国の新聞はどちらも必要以上に扇情的です。
最近、私は何度も書いていますが、マスコミの記事、報道が事実の全てだと思ってしまうのは、錯覚、又は、一面的思考です。
いずこの国でもマスコミは、「煽った」ほうが儲かるので、どうしてもそういうトーンになります。
また、私は、今回の音楽家の日記のみならず、既に5年以上もソウルに在住している日本企業のソウル駐在員の奥さんが書いている日記も拝読しているのですが、
日本人だからと言って、乱暴されたとか、意地悪された、などという内容は皆無なのです。
それどころか、この奥さんのご主人の同僚の韓国人は、
「今の日本人に昔のことで文句を言って、何になる」
と至極客観的かつ合理的なことを言っています。
そういうことを考慮するべきだ、と言いたいのです。
考慮するというか、本当に、日本嫌い、日本人嫌いの人もいるでしょうが、
マスコミとは違う意見もあるはずだ、と想像する余裕が大切です。
それにしても、やはり、芸術が与える感動の力は偉大ですね。それは、予想通りでした。
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