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2003年06月19日(木) |
「アルカイダが日本潜入計画」 何故、アルカイダが日本を狙うのか。 |
◆記事:
パキスタンに潜伏中の国際テロ組織アル・カーイダのメンバー6人が昨年、極秘に日本への入国を計画していたことが19日、わかった。複数の政府筋が明らかにした。
6人は偽造パスポートも準備していたが、身元引き受けを求められた日本人が拒否したため未遂に終わった。政府は、国内でのテロ活動につながりかねないとみて、国際的な連携によるテロ対策を強化する考えだ。
昨年春ごろ、6人の代理人を名乗るアル・カーイダ関係者が日本に住む日本人イスラム教徒に対し、「パキスタン当局のアル・カーイダに対する取り締まりが厳しい。日本は欧米より入国が容易なので入国させたい」とひそかに打診した。この代理人は、〈1〉インドやバングラデシュ、パキスタンの偽造パスポートを6人分準備した〈2〉身元保証人には1人当たり100万円の謝礼を支払う――などの条件を示したという。
公安当局は早くから入国計画に関する情報を入手していたが、日本人イスラム教徒は最終的には受け入れを拒否した。6人の氏名やアル・カーイダでの立場は判明していない。公安関係者は「入国計画が失敗したのは、日本国内のイスラム教徒が大半は穏健な信者だからだ。しかし、組織作りを狙っていたとすれば、危険な兆候だ」と指摘する。
アル・カーイダによるテロの手口は、事件の数年前からセル(細胞)と呼ばれる関係者が支援組織作りを開始し、テロの対象となる施設を綿密に調べて、準備が整った段階で実行部隊が入国し犯行に及ぶ――ケースが多いという。
◆自分の為の覚書:「日本は自分で自分を守れないとまずいよ。」
日本に、対テロ対策などを講ずる本当のセキュリティのプロはどれぐらいいるのだろう・・・。何だか本当に怖くなってきた。
日本国内の施設をアルカイダが攻撃するとしたら、それは如何なる理由によるのか?
アルカイダとか北朝鮮の目の上のたんこぶは在日米軍なのである。米国は日本に駐留することにより、米国本土からだけではすぐに駆けつけられない、アメリカにとっての地球の裏側の部分にも、戦力を派遣することができる。これを「前方展開能力」という。
日本には米軍基地が沢山あるけれども、主なものは三沢、厚木、横須賀、岩国、佐世保と沖縄である。これらのうち、沖縄以外の基地に風が届く範囲内に原発がある。だから、原発を襲って放射能洩れをおこせば、沖縄以外の日本が死の列島になってしまう。勿論、在日米軍は機能を停止する。
つまり、米国は大切にしている「前方展開能力」を失うのである。これは、イスラム原理主義者にとっても、北朝鮮にとっても、台湾に侵攻したいと思っている中国にとっても、理想的な状況となる。
だから、ただ、手をこまねいていてはダメだ。日本国内の治安問題なんだから、日米安保もあてにならない、というか、できない。内閣総理大臣をはじめ、国の中枢にいる人々は、国民の生命を守るために本気で対テロ対策を講じなければならない。怪しい奴はちゃんとマークしていつでも捕まえられるようにしておかなければならない。
こういう事は、国家機密だから、実際にどういう対策が取られているのか、知ることは出来ないが、まるでスパイ映画の世界のような状況が現実に存在していて、それに対抗するプロフェッショナル(昔なら佐々淳行さんとかね)がいるのだ。頼むからそういう人々が優秀であってくれますように。総理大臣はこういう本当にヤバいことから、決して逃げないで欲しい。
小泉さんの、のほほんとした表情が毎日テレビに映るたびに心配になる。
2002年06月19日(水) サッカー騒ぎはもうやめ!