JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事1:イラク・サマワで陸自の車列狙い、爆弾爆発 【カイロ=柳沢亨之】陸上自衛隊が駐留するイラク南部サマワで31日午前9時45分(日本時間同日午後2時45分)ごろ、 ◆記事2:何が起きてもおかしくない=サドル派警戒、活動地域限定−サマワ路上爆弾で統幕長 防衛庁の先崎一統合幕僚長は1日の記者会見で、イラク南部サマワで陸上自衛隊の車列近くで起きた路上爆弾の爆発について、 ◆コメント:イラクに自衛隊を派遣するとき賛成した人、その後サマワの状況を知ろうとしているのだろうか? 自衛隊をイラクへ派遣することを内閣が閣議決定したのが、2003年12月9日である。 ◆イラクに自衛隊を行かせたのは、詰まるところ有権者なのだから、彼らの安全に関心を持つべきである。 私は殆ど確信するが、当時自衛隊のイラク派遣に賛成した人で、その後、現地の自衛隊が安全か否か、本気で心配し続けている人は皆無に等しいと思われる。 私自身はイラク戦争を支持することにも、自衛隊をイラクへ派遣することにも反対である。違憲だからである。 しかし、現実にイラクに派遣された自衛官は、命令に従ったまでである 彼らは国政そのもに関して責任は無いし、国政に参加してはいけない。 誰の命令かといえば、文民を代表して自衛隊に対して最高の指揮監督権を有する小泉純一郎内閣総理大臣の命令である。 内閣総理大臣が自衛隊の最高司令官であることは、自衛隊法第7条に明記されている。 第七条 内閣総理大臣は、内閣を代表して自衛隊の最高の指揮監督権を有する。 それが、文民統制(civilian supremacy=シビリアン・スプリーマシィ。文民の優越。これが正しい英語。シビリアン・コントロールは和製英語)の原則だ。 さらに突き詰めて考えると、小泉純一郎氏を選挙を通じて指導者に選んだのは国民(有権者)だから、 今もイラクに自衛隊がいるのは、国民の選択、国民の責任なのだ。 従って、万が一、自衛隊が(何もないことを祈るが)何かの被害を受けたら、 究極的な責任は国民(「自分」ということですよ)に帰することを覚悟しなければいけない。 ◆「サマワからこんにちは」を聴いたことありますか? 毎週、サマワから自衛官による近況報告をネットラジオで聴くことができるが、聴いたことありますか? ◆よーく冒頭の記事を読んで下さい。「サマワで陸自の車列狙い、爆弾爆発」ですよ。 自衛隊をサマワに送り込んだ、究極の責任者は有権者なのであるから、彼らの安全に配慮するべきだ。 自分は、サマワに行くことは絶対にないから、 である。 撤退する場合、サマワの宿営地をそのままにして引き上げるわけにはいかない。 何せ東京ドーム12個分の広さがある。これを片付けるのに三ヶ月を要すると言われる。その間に攻撃があるかも知れない。 その後、陸路クウェートまで、民間業者を使って荷物を運んで、そこから、飛行機で帰国するのだ。 最後の隊が一番危険だ。宿営地を片付けている最中のみならず、陸路、クウェートに向っている最中に攻撃される危険が高い。 何故攻撃するのか?そんなことは、知らない。 現実に、「陸自を標的とした武力攻撃が行われた」のだ。 政治家もまた、実に無責任だとおもいますね。 最初に自衛隊派遣というときはあれだけ騒いでいたくせに、行くことが既成事実化したら、小泉首相は完全に関心を失った。 イラクに軍隊(又は自衛隊)を送った国で、政治の最高責任者が現地に行っていないのは、日本だけです。 ブッシュも、ブレアも、オーストラリアも、オランダも、イタリアも、皆、大統領なり首相なりが現地の兵士を激励している。 「サマワからこんにちは」によると、連日最高気温を更新し、直射日光下の気温は57℃だそうだ。 10センチぐらいの距離から顔にドライヤーの熱風を吹き付けられている感触だという。 小泉首相は自衛隊がイラクにいることを覚えているのだろうか?ご自分はクールビズで涼しくて良いですね。 とにかく、早く撤収させるべきだ。一刻も早く。手ぬるい。
2005年06月02日(木) 世界のお巡りさん コンサート(4月30日〜5月6日)という、イベントがあったのです。やはり芸術は国境を越える。
JIRO
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