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JIROの独断的日記
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2006年03月19日(日) 「完全勝利まで撤退せず」イラク開戦3年で米大統領←世界一のバカ

◆記事1:「完全勝利まで撤退せず」イラク開戦3年で米大統領(共同通信) - 3月19日0時15分更新

【ワシントン18日共同】ブッシュ米大統領はイラク戦争開戦から3年を翌日に控えた18日、国民向けラジオ演説で

「テロリストによる民主主義への脅威がなくなる完全勝利」を収めるまで、米軍は撤退しないと強調。

フセイン元大統領の打倒により「米国と世界はより安全になった」と述べ、攻撃をあらためて正当化した。

米兵死者が2300人を超え、泥沼の情勢が続く中で戦い抜く決意を掲げたが、現地では宗派対立による内戦の懸念も深まり、「出口」は見えない。

中枢同時テロ直後に90%あった大統領支持率は35%前後の最低水準に低迷、米国内で厭戦(えんせん)ムードも広がり、自らの支持基盤も揺らぐ危機的状況だ。


◆記事2:イラク戦争開戦3周年、世界各地で反戦デモ(読売新聞) - 3月19日23時55分更新

【ロサンゼルス支局】イラク戦争開戦3周年を迎え、ワシントンやロンドン、ローマなど世界各地で18日から19日にかけて、市民らが「イラク戦争反対」を訴えるデモを行った。

米ハリウッドでは、今年のアカデミー賞で作品賞など3部門を獲得した映画「クラッシュ」のポール・ハギス監督ら約1200人が反戦デモに参加。

市民らは星条旗にくるまれた空のひつぎを担ぎながら街頭を練り歩いた。

ハンガリーの首都ブダペストの広場では、4000人以上がたいまつを掲げ、平和を意味する人文字を作った。

ロンドンでも約1万5000人がデモに参加し、反戦を訴えるプラカードを手に気勢を上げた。

 反戦デモは、トルコやマレーシア、ブラジル、韓国でも行われた。


◆記事3:米軍撤収求めデモ=イラク開戦3周年−NY(時事通信) - 3月19日11時0分更新

【ニューヨーク18日時事】イラク戦争の開戦から19日(イラク時間20日)で3周年を迎えるのを前に、米国各地で18日、イラク駐留米軍の即時撤収を求めるデモが行われた。


◆コメント:ブッシュさん、あんたの所為で、世界はより不安定になったのだ。

学生時代、国際法の講義を受けたが、教授の或る言葉が大変印象に残った。

「どのような国でも、現在の政治・経済・社会体制が出来たのは、それなりの歴史的経緯や民族性に由来する必然性があったからである。

内部からそれを変えようとする動きが出る場合はともかく、外国がこれに、みだりに介入して変えようとするべきではないし、仮にそれを試みても、必ず失敗する」


その当時は、ピンと来なかったが、今になると教授の洞察はさすがだったと思う。

アメリカの新保守主義、ネオコン(ネオ・コンサーバティズム)と呼ばれる人々がブッシュ政権で幅を利かせているから、こういう戦争を始めた訳である。

ラムズフェルド国防長官とかチェイニー副大統領が筆頭だ。


◆世界中を「アメリカ」にしようとするから、恨まれるのだ。

彼らの思想は非常に独善的である。つまり、

「中東で争いごとが絶えないのは、『民主主義』が根付いていないからで、アメリカが主導して『民主主義』を教えてやれば、平和が訪れるのだ」


と、大雑把に言えば、そういう考え方なのだ。問題は、ここで彼らの言う「民主主義」とは「アメリカ式民主主義」を意味することである。



各国、各民族の、国民性、歴史、文化的相違を考慮せずに、要するに世界中をアメリカ方式にすれば、世界は平和になるのだ、という恐ろしく傲慢な思考なのである。

そして、「民主主義」をある国、地域に定着させるためには武力行使もやむを得ない、と固く信じている。

ここまで思考が硬直化している人々にはとりつく島もない。


◆武力行使した途端、民主主義の根底が崩れていることにすら気が付かない。

民主主義では、基本的人権が尊重されなければならない。

基本的人権の大前提は、「生命の危険に脅かされることなしに、平和に暮らす権利」つまり「平和的生存権」である。

戦争を開始した途端に、相手の国民と自国の兵士の平和的生存権は侵害される。

これぐらい簡単なことも分からない人々が、世界最強の権力を握っていることが、現在の悲劇をもたらしている。


2005年03月19日(土) 「3月20日」10年前は地下鉄サリン事件、2年前はイラク戦争、今日は、九州で大地震だ。
2004年03月19日(金) 「イラク戦争、米英に『だまされた』 ポーランドが初めて批判」←同意。大量破壊兵器はどこにあるんだよ?
2003年03月19日(水) アメリカの行動は明らかに国際法違反である。その法的根拠。

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