JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆駆け込み乗車は自己責任? JR中央線車掌が車内放送 JR中央線の快速電車の閉まりかけたドアをこじ開けて乗った男性客に、車掌(48)が「けがをした時はお客さまの責任」と車内放送していたことが17日、分かった。 ◆コメント:客商売にはモノの言い方がある。 これは、既に江草さんが、十分に書いておられるのだが、思い出したことが一つ。 「私が新大阪駅の改札口を通過したとき、どのフォームに行けばいいかということを改札掛(がかり)にきいたところ、かれは氷のような表情で、あごをちょっと右にしゃくっただけだった。 話が逸れるが、こういうことに関して、「駅員の態度はなんだ!」というのは、普通だ。 そう書かずに、「ほれぼれするような威張り方」という言い回しができるのが、司馬遼太郎さんの司馬遼太郎さんたる所以(ゆえん)だろう。読んでいて、つい、吹き出してしまう。 司馬さんは、勿論直接存じ上げないが、他の作家や、編集者、画家の安野光雅(あんのみつまさ)さん(知らない人は調べて下さい)など、司馬さんを知る人で、司馬さんのことを悪く言う人を私は知らない。作家の井上ひさし氏など、「あたまのてっぺんから、つま先まで紳士だった」と、追悼文に書いていた。 ところで、今回の「問題」を起こした車掌は車掌歴29年だという。 国鉄が民営化されたのが昭和62(1987)年だから、この車掌は「国鉄」に入社していたのだ。 司馬遼太郎さんの「仮説」が正しいとすれば、この人には、まだ、「お上」の意識が残っていたのかも知れないな。とおもった。 それから、もう一つ。ものの言い方、ということである。 江草さんが書いておられるように駆け込み乗車は大変危険で、これによって多数に迷惑がかかる。江草さんの仰ることは、正しい。これは、嫌味でも何でもない。正論だ。 だからこそ、このベテラン車掌は、そのことを第一に表現するべきだったのである。 「駆け込み乗車により、ダイヤが乱れれば、何十万人に迷惑をかける。だから止めて下さい。」といえばよい。これは合理的だ。 ところが、「怪我をしても自己責任です」という言葉は感情が先走っている。感情がもろに発露されると、正しいと分かってももめ事に発展しやすい。 もし、当日駆け込み乗車をした客が怒って、車掌室に怒鳴り込んだら、ダイヤは一層乱れただろう。その意味で、この車掌自身が言うとおり「言い方がまずかった」 言い方を変えれば、客商売をする人間として、客の心理洞察が不十分だと、まあ、ちょっと大げさだが、そのように言えなくもない。 ◆中央線の車掌は客がドアに挟まれていることを知っていても、滅多にドアを再開閉しない。 これはしょっちゅう経験することなのだが、朝の中央線の混み方は尋常ではない。
2004年06月18日(金) 「多国籍軍初参加を閣議決定 基本計画を変更」 こんな重要なことを国会で審議せずに、又、選挙前に決定するべきではない。
JIRO
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