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JIROの独断的日記
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2004年05月04日(火) 「イラクで女性収容者を裸でビデオ撮影−米紙が軍内部報告入手」こういうのをアラブ諸国の民主化っていうの?ブッシュさん?

◆記事:イラクで女性収容者を裸でビデオ撮影−米紙が軍内部報告入手

イラク駐留米軍による拘束イラク人虐待問題で、米紙ロサンゼルス・タイムズは3日、軍の内部調査報告書を基に、女性の収容者も裸にしてビデオや写真撮影したり、男性憲兵と性行為させたりしていたと報じた。あからさまな虐待の実態は大きな波紋を呼びそうだ。

 同紙が入手した内部調査報告書は53ページに及ぶもので、イラク駐留米軍のサンチェス司令官の指示で3月にまとめられた。バグダッド近郊のアブグレイブ刑務所で昨年10月から12月にかけて虐待にかかわった准将から二等曹長までの軍人10人と民間人2人に懲戒措置を勧告。ほかに軍人5人と民間人1人について犯罪容疑者となる可能性があると指摘している。 (時事通信)[5月4日15時1分更新]


◆コメント:結局アメリカが世界で一番危ない奴じゃねえか。

昨日に続いて、アメリカが世界にその野蛮人ぶりを晒した。アメリカは世界の無法者だ。国際法を無視して戦争を開始して、捕虜を虐待する。他国に、軍隊を出せという。カネを出せという。ブッシュはアラブ諸国を民主化するとかいっていたが、こういう蛮行をアメリカでは「民主化」というのですか?

捕虜の虐待だけなら、まだしも、こういう情報源を読んで見ると、ファルージャでは、米兵が一般市民を虐殺しており、ベトナム戦争以来の悲惨な状況になりつつあるという。

もはや、アメリカは折り紙つきの犯罪国家である。それでもとにかく、日本はアメリカさんについていきます、というのは、あまりにも恥ずかしいことではないだろうか?

◆小泉首相は自衛隊を派遣するときに憲法前文を引用していましたね?

それは、憲法前文の第2段で、つぎのとおりである。


日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。


要するに、日本国民と世界の全ての人間の「平和的生存権」を維持しなければならない、というのが、この憲法前文の趣旨である。そして、小泉首相は、この目的を達するために自衛隊を派遣するという、よく分からない論理だけれども、そういう説明をしていたのである。

だとすれば、アメリカが現在イラクで行っていることは、まさに、この前文が理想とするところの対極に位置している。小泉首相自身の理由付けに従うならば、自衛隊を派遣してアメリカを支援するべきではない。支援どころか非難すべきである。

日本と米国が同盟関係にあるという事実は、米国を非難しない理由にならない。貴方は、自分の親友が、もしも、人殺しをしたら、自分の親友が行った行為だから、殺人は良いことなのだ、と主張するだろうか?

ところで、昨日、「イラクの捕虜虐待は組織的に行われている」と報じたのも、今日の報道も、ロサンゼルスタイムズのスクープだ。ロサンゼルスタイムズには失礼だが、以前は重要な情報源と見なされていなかったと思う。

しかし、昨年秋、「田中宇の国際ニュース解説」で有名な田中氏が、コラムの中でこの新聞を褒めていたのを読んで、へえ、と思った。半信半疑だったが、最近になって納得した。

先日、イラクでj人質になった日本人3人に対する日本国内のバッシングに異を唱えたのも、ロサンゼルスタイムズ紙である。自国に不利な情報でも、重要な真実は包み隠さず、伝える。他国の大衆行動に対しても変だと思ったら、批判する。これが、ジャーナリストの気骨というものだろう。

◆天文現象:明日の朝は皆既月食

詳しくは、AstroArts: 【特集】2004年5月5日 皆既月食に載っている。インターネット中継をする施設がいくつもある。ちょっと朝早いけどね。


2003年05月04日(日) マスコミの実態

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