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JIROの独断的日記
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2004年04月23日(金) 「<国民年金>中川経産相ら3閣僚が保険料を未納」3人もドジだが、社会保険庁ってのは、一体何を見ているんだ?

◆<国民年金>中川経産相ら3閣僚が保険料を未納

  中川昭一経済産業相、麻生太郎総務相、石破茂防衛庁長官の3閣僚は23日午前の閣議後会見で、国民年金の保険料を納めていなかったことを明らかにした。

 中川氏は「83年2月に(旧日本興業銀行を)退行し、12月に国会議員になって今まで国民年金を払うのを忘れていた。まったくのミス。おわび申し上げたい」、麻生氏は「96年11月に経済企画庁長官に就任した時、厚生年金を国民年金に切り替えるところで怠ったため、00年9月に60歳になるまでの約3年10カ月が未加入になっている。お騒がせして申し訳ない」と、それぞれ陳謝した。中川氏は02年以降の保険料を先週納付したことも明らかにした。

 石破氏も長官に就任した02年9月以降、口座から保険料が引き落とされていないことを認めたが、社会保険庁側が「資格喪失」の扱いにしていたことも分かり、同庁の事務的なミスの可能性もある。石破氏は「今日中に1年5カ月分を払う。うっかりミスで、おわびしたい」と陳謝した。

◆コメント:21年間、保険料を取り洩れていた、社会保険庁ってのはどういう役所なんだ?

まあね。善意に解釈すれば、年金保険料の月々の支払額は大したことが無いわけで、この3閣僚が、故意に支払いをごまかしていたというのではなくて、事務的な問題でしょう。

 とはいえ、かりそめにも国務大臣であり、つい先だって、江角マキコの未納が問題になったのだから、中川氏などは、「そういえば、興銀を辞めた後、どうなっているのかな」と即座に調べておくべきだった。この辺は政治家として迂闊である。

 小泉首相は全然問題ない、これから気をつければよい、と云っている。しかし、故意でないとしても、よりによって、年金改革法案を国会で審議している最中に大臣が3人も保険料を払っていないことがばれたのは、はっきり言ってみっともない。国民に対しては、申し訳ないと言っておくべきなのです。それが、常識。

 しかし、この様子じゃ、国民全体を見渡したら、未納者がすごい数になるのではないか?社会保険庁は自己申告がない限り、保険料を払え、といわないのだそうだ。しかし、例えば中川氏の場合、サラリーマンを辞めて、厚生年金から抜けて国民年金の加入者になったことは、データとして伝わっているのだ。

 以前は、国民年金は任意加入の時期もあったが、国民基礎年金が創設された86年以降は強制加入である。国会議員は「自営業者」に区分されるので、国民年金には強制加入。従って、保険料の支払い義務がある。もはや、税金と変わらない。だったら、未納者には督促しなきゃ、だめではないか。

 国に支払う義務があるカネ、という点では税金も保険料も同じで、税金の未納や過小支払いには、やたらと厳しいのに、保険料は21年間も支払わないでいても、何の督促も来ないというのは、どう考えても納得しかねる。

 社会保険庁の怠慢ではないのか?未納者をチェックして、トレースして、支払わせる、というシステムを確立させるべきだ。まだまだ、取れる保険料があるはずだ。

社会保険庁の役人の給料は、国民の税金でまかなわれている。もっと働け。


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