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JIROの独断的日記
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2003年11月30日(日) 日本人がイラクで殺されても「テロに屈しない。」小泉さん。続きを言ったらどうです?「但し、アメリカの脅しには屈する。」と

◆テロは罪も無い人々を殺傷するから許せないというのであれば、

世界が対テロ戦争で結束しよう、といきりたっているが、戦争で人を殺すことに関しては何故か寛容である。無論、国連ではアメリカのイラク攻撃に非難が集中したが、アメリカの現代史を少し振り返れば、彼の国は、とてつもない数の人間を殺している事に気がつくはずである。

第二次世界大戦はこちらも当事国であったから、大きなことは言えないが、戦後、アメリカが関わった戦争や紛争は、ちょっと思い出すだけでも、朝鮮戦争、ベトナム、キューバ、パナマ、グアテマラ、チリ、ペルー、ソマリア、湾岸戦争、ユーゴスラビア、アフガニスタン、そして、今回のイラク。

この間の戦争犠牲者は200万人を超えるのである。人殺しがいけないのであれば、テロリストよりもアメリカ合衆国の方がよほど危険な存在である。

◆日本はとっくに世界の笑いものである。

「テロの脅威に屈して自衛隊の派遣を中止したら、世界の笑いものになる」という趣旨の発言をよくみかける。おめでたい。日本はまだ世界の笑いものになっていないと思っているらしい。

主権国家でありながら、自らの意思が存在しないかのごとく、アメリカがイラクに戦争を仕掛ければ真っ先にこれを支持し、アメリカが国連に泣きついて、世界各国にカネを出してくれと言えば、いきなり10億ドルという突出した金額を提示する。

イラクの一般市民には罪がないのであるから、これを助けるために資金的に援助するというのならば、わかるが、それにしても10億ドルね・・・・

しかし、世界には↓こういう状態の国もあるのだ。
◆記事:世界食糧計画、ソマリア支援で650万ドルの国際援助要請

世界食糧計画(WFP)は、1981年以来最悪の干ばつに見舞われているソマリアでの危機を回避するため、650万ドルの国際支援を呼びかけた。
ソマリア駐在のロバート・ハウザーWFP代表は、北部スール・プラトー地域の住民6万人を支援するため、食糧8万6000トンを購入する費用の援助を要請した。(ロイター)

◆所感:イラクへ出すカネの0.65%ですよ。ソマリアに必要なのは。

ソマリアはアフリカの破綻国家である。内戦と旱魃で、もう、自力ではどうにもならない。黒柳徹子が行ってみたところで、どうにもならない。金額を見てください。たったの650万ドル。米国のご機嫌とりのために、イラク向けに支払う10億ドルの1%以下の金で、ソマリアの多くの人間の餓死を救えるのに、そういうことはしないのですね。日本という国は。


◆アメリカの脅しに屈しないこと。

話がそれた。
世界は、日本は平和憲法の制約により、本来、海外に出兵できない事ぐらい、知っているのである。それはThe Economistでも何でもよいから、海外の代表的な新聞・雑誌の記事を読めば分かる。

マスコミばかりではない。アメリカのいわば、「2ちゃんねる」のような掲示板群を読むと、一般のアメリカ人が「お前、日本の憲法の(戦争放棄の)規定、しらないの?」と書いていたりするのである。

だから、日本は、「我が国は憲法に則り、戦争に参加することは出来ない」ときっぱり言い切ればよいのである。

国際社会は、日本が、アメリカの機嫌を取るために、憲法を拡大解釈するような法律を作ってまで、海外派兵しようとする、その主体性の無さを嘲笑しているのだ。

日米安保はどうなるのだ、と言う反論がある。しかし、あれは、アメリカにタダで日本を守らせているのではない。在日米軍基地の維持費その他のために毎年、莫大な予算がとられている。日米安保条約はその意味で、請負契約のようなものである。日本は対価を支払っている。対等である。卑屈になる必要は無い。

日本の内閣総理大臣は「テロに屈しない」前に、「アメリカ合衆国に屈しない」決意を持つべきである。


2002年11月30日(土) オリンピック種目は、コロコロ変えるべきではないだろう

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