JIROの独断的日記
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2002年11月30日(土) |
オリンピック種目は、コロコロ変えるべきではないだろう |
メキシコ市でオリンピック総会が開かれていて、野球、ソフトボール、近代5種、の3競技を2008年の北京オリンピックから、除外するかどうか、話し合い行われた。昼食も抜きの激論が交わされ、結局結論はアテネ五輪以降に持ち越すことになった、というのだが・・・。
そもそも、野球やソフトボールは、世界規模で見た場合、マイナーな競技であることなど、初めから分かっていた事である。こういう議論が起きる原因は、新しい競技を採用するときに、十分な議論が尽くされていなかった証拠である。あるいは自国に有利な種目をオリンピックに加えようとする、国家的意図が働いていたということだろう。スポーツというのは、要するにルールが定められた、ゲームの形式を取った「喧嘩」であり、人間の攻撃、闘争本能の現れであるから、国際的な競技会は、自ずと参加国の政治的思惑に利用されやすい運命にあるのだ。
まあ、オリンピック種目がどうなろうが、人類の存続に影響するわけではないが、競技種目が安易に変更されては、オリンピックを目標に練習している選手はたまらないだろう。場合によっては選手の一生に関わる問題なのだから、政治の道具にされないようにしたい。安易な変更は慎んでもらいたい。
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