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JIROの独断的日記
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2003年11月21日(金) M・ジャクソンどころじゃない。数十年前から、アメリカの司祭たちは子供を性的に虐待しているのだ。

◆記事:(去年の記事)
米紙『ワシントン・ポスト』は6月9日、米国内で今年、子どもへの性的虐待をしたとしてカトリック教会が解任した司祭は、全米で218 人に上ると報じた。178教区に対する質問状への回答に独自の情報を加えた調査によるもの、としている。

米司教会議は7日、テキサス州ダラスで13日から開催する総会でわいせつ行為を受けた被害者本人が演説し、被害実態を直接訴えることになったと発表した。

◆記事2:聖職者の性的虐待、法王庁が隠匿指示 40年前に

ニューヨーク(CNN) カトリック教会の聖職者による性的虐待問題が注目を集める中、ローマ法王庁が1962年の文書で、聖職者の性的な不正行為を内密に処理するよう各司教区に指示していたことが明らかになった。CNNが7日、この文書を入手し、米国司教協議会の確認を取った。

文書は主にざんげに関する事項を扱っている。司祭がざんげに訪れた信者に性行為を迫った場合、司祭の追及は厳重な秘密扱いとするとの指示が明記されている。

◆所感:マイケルジャクソンどころじゃないのです。

マイケルジャクソンで騒ぐのなら、去年、アメリカで聖職者による児童への性的虐待が大スキャンダルになったときに、もっと大々的に報道するべきだった。アメリカがどういう国か知るために。

ひどいものではありませんか。勿論マイケルジャクソンも児童虐待していたら許されないけれども、よりによって、「神に仕える」身である聖職者が何百人も、何十年にも亘って、教会に来る子供に性的な悪戯をしていたばかりか、ローマ法王がそれを知っていたのに、事件の隠匿を指示していたという。

だから、キリスト教って嫌いなんだよ。この偽善性。偽善というか、普通の人間より、積極的に悪いことをしているではないか。それで、「神よ許したまえ」なんて言って済ませてしまうのだから。あきれて物が言えない。

人間という動物は実に滑稽だ。宗教は人の心を救うために存在する筈なのに、他の宗教と争いをはじめる。その時点で、アウトでしょう。神の御心(?)に反するでしょう。だけど、宗教を巡る争いで一体今まで何百万人が死んだか分かった物ではない。なまじ信仰なんか、無い方がよいのではないか。

あ、それから、これは、日本でもアメリカでも同じらしいのだが、子供に悪戯したり、殺したりした奴は刑務所で、他の受刑者のリンチに遭う。他の受刑者だって犯罪者なのだが、彼らなりの論理で、「子供に手を出した野郎は許せねえ」という感情があるのだそうだ。実際、子供に悪戯して刑務所に収監されたアメリカの司祭の何人かは殺された。

だから、マイケルジャクソンは、金に糸目をつけずに敏腕弁護士を雇って、無罪になろうとするでしょう。結構、必死だと思われる。で、無罪になってしまうのが、アメリカ社会のいい加減なところだ。


2002年11月21日(木) 米国のアホな訴訟また一件 「ハンバーガーで肥満に」

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