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JIROの独断的日記
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2003年09月30日(火) 小泉総理、「郵政民営化」が日本にとって最優先課題なのですか?もう少しものを考えてください。

◆記事: 首相「郵政民営化、必ず党の公約にする」  

 小泉純一郎首相は29日の衆院本会議で、持論の郵政3事業民営化について「実現することが自民党が改革推進政党になったかどうかの試金石になる。必ず党の公約にする」と表明し、党内の反対にかかわらず、民営化を次期衆院選の党の公約に盛り込み、これを前面に掲げて選挙を戦う方針を明確にした。

 首相は郵政民営化の具体的な方法は経済財政諮問会議で検討し、2005年の国会に法案を提出すると強調。同時に「今まで党内で反対してきた人も必ず来るべき総選挙では党の公約として良識ある活動をしなければいけない」と述べ、選挙戦で党の公約に反する主張をすることは認めないとの姿勢を示した。民主党の菅直人代表への答弁。

 イラクへの自衛隊派遣の時期については「戦闘地域に派遣せず、戦闘行為に参加しないというイラク復興支援法の原則を堅持し、現地情勢の調査結果などを踏まえて判断する」と説明。復興支援費用の負担に関しては「国際社会と協調して決定したい」と述べるにとどめた。

◆所感:いつも言うけど、事の軽重を判断できない宰相は困るのです。

 私は別に、郵政事業を民営化すること自体に反対するわけではないのです。しかし、昨日、小泉内閣総理大臣が、民主党の菅直人代表の質問に関して、郵政事業民営化の話のときにに示した興奮は異常でした。あれを見ると、郵政事業の件が小泉氏の中では最重要課題で、自分が総理大臣であることのアイデンティティになっていることが、よく分かりました。私は、「ダメだ、こりゃ。」という気分になりました。その理由を述べます。

 郵政事業も良いですけどね。その前提として、人類が存続していることがまず必要ですね。ということは、昨日私がここに書いたような、環境問題の方がプライオリティ(優先順位)が高い、と考えるのが論理的帰結というものですね?それぐらいの事がわからないのかな?

 それから、そばに「首領様」と呼ばれている人が独裁している国がありますね。あそこは、国民が餓死しているのに、核兵器とか、化学兵器、生物兵器、というのを作って持っているといわれています。

 もし、首領様がやけくそになってノドンというロケットの弾頭に、化学兵器をくっつけて、日本に向けて撃って来たら、どうするのでしょう。ノドンは成層圏までたかーく上がって行って、そこから、殆ど自由落下で落ちてきますが、落ちてくる物で問題なのは弾頭の部分です。大体ダンボール1個分ぐらいの大きさなわけです。

 物凄いスピードで落ちてくるダンボールぐらいの大きさの物体を、地上に被害が及ばない高度で、打ち落とす事はできるかどうか分からないのです。在日米軍は「日本が攻撃されたら」反撃するといっているけれども、その前に落ちてくるやつを絶対打ち落としてやるとは言っていない。技術的に確信が持てないのですな。

 だったら、内閣総理大臣という職は、まず、第一に、日本国に住む人々の命を守るのが仕事なのですから、何とかしないといけないですね?

 東京にVXという、首筋にスポイトで1滴たらされただけで、人間が即死してしまうような毒ガスをばらまかれたら、郵便もへったくれもないですね?

 今まで述べたような事を考えれば、小泉内閣総理大臣と自民党が事の軽重を正しく判断しているか。優先順位を正しくつけているか、という問いへの答えは自ずと明らかになると思うのですが・・・。


2002年09月30日(月) PTSD

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