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JIROの独断的日記
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2003年08月10日(日) 「あしなが育英会」 無償の愛

 生きている以上、世のため、人のために何かをしたい。そして善い事は黙って、名も名乗らずに行いたい、と思う。

 あしなが育英会というボランティア組織がある。交通事故・病気・犯罪・自殺などで親を失った子供が高校・大学へ進学するための奨学金を出している。資金は勿論、募金によって集められている。

 街中で募金箱を持って募金活動をしているところへ行って、お金を箱に入れるのは、苦手である。いかにも「いいことをしてあげていますよ」、という感じでイヤだ。

 しかし、この組織に資料を請求すれば、振込用紙がついてくる。これを使えば郵便貯金や銀行預金から、毎月、又は年2回、4回、自動振込みで募金する事ができる。皆、大抵、一回1,000円とか、2,000円といった程度だが、大勢が集まれば大きな力となる。

 勿論、こちらの名前は奨学金を受け取っている子供たちには伝わらない。見知らぬ人が見知らぬ困っている人を助ける、という形である。ただ、年1回、奨学金を受け取っている子供からは、近況をつたえる手紙がとどく。名前はわからない。

 しかし、この手紙を受け取ったとき、人のためになるという喜びがこれほど大きなものか、ということを、誰もが感じるであろう。


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