外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
DiaryINDEXpastwill


2003年07月02日(水) 株が急騰したといって騒ぐバカ。 ファンダメンタルズはなにも変わっていない。

 東証の終値が約9ヶ月ぶりに9500円台にのせた、といって、どのマスコミも騒いでいるが、定見が無い事、甚だしい。

 つい、せんだって、りそなホールディングスが国有化され、他の金融グループも繰延税金資産を勘案しなかったら、自己資本比率は低すぎるといっていたばかりではないか。

 今、何故、株価は上がっているのか?合理的な理由はない。そもそも、相場にいちいち理屈はないのである。日本経済の不透明感がやや薄れた、なんて、新聞記者が無理矢理あとからくっつけた理由だ。景気の実態が急に好転している気配、あるいは近い将来好転するであろうと、信ずるに足る理由はどこをさがしても、みつからない。

 要するにね。日本の株式市場で、あばれまくっている海外投資家、いや投資家というより、投機筋がいるの。ヘッジファンドという。その連中がずっと売り越していた日本株を買い戻しているの。上で売って、下で買い戻せば儲かるでしょう?やつらが、そろそろ、買い戻そうか、と思っただけ。何故そうおもったか。分からない。そういう気分になったのであろう。

 くどいようだが、相場というのはそれぐらい、いい加減なものなのだ。これを見てはしゃいで、今から株を買ったりしないほうがいい。もっとも、個人の自由だが。


JIRO |HomePage

My追加