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JIROの独断的日記
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2003年02月22日(土) アメリカって呪われているのではないか?

 私は無神論者なので、こんな事を書くのは矛盾しているのだが、最近のアメリカには天罰が下っているのではないかと思うようになってきた。

 今月1日にはスペースシャトル、コロンビアが空中分解した。これだけでも大惨事だ。ところが昨夜、
 
◆「米ロードアイランド州ウェストウォリックで20日深夜に発生したナイトクラブの火災で、死者は21日夕(日本時間22日早朝)現在で95人に達した。」

さらに、昨夜、

◆「米ニューヨーク市内にあるスタッテン島の石油貯蔵施設で21日午前10時(日本時間22日午前零時)ごろ、大爆発があり、同施設が炎上した。この火災で高さ約1.5キロにわたり黒煙が上がり、21日午前11時20分現在、火勢は衰えていない。負傷者があるとの情報もある。この火災でニューヨーク港は事実上閉鎖状態となり、近くの住民は避難を開始した。米連邦捜査局(FBI)はテロの情報はないとしているが、米国土安全保障省は緊急措置に乗り出した。」

 一ヶ月足らずの間に立て続けに大事故が発生している。あまりにも、自分の利権に固執して、国際世論に逆らってイラクを攻撃しようとしているアメリカという国に神が天罰が下したのだ、と、クリスチャンなら考えても良さそうなものだ。

 しかし、アメリカ人では、アメリカに反対するフランスに敵意を抱き、「フランス・バッシング」が広がっているという。

◆「米国が準備を進める対イラク戦争に反対し、国連安全保障理事会で対立するフランスについて、米国民の間に「自国にたてつく目障りな存在」というムードが高まり始め、各地でフランスへの嫌悪感を示す「反仏現象」が起きている。 米南部ノースカロライナ州のレストランでは、ポテトフライの呼び名「フレンチ・フライ」を「フリーダムフライ」と改名し、好評を博している。ラスベガスでは18日、地元放送局の主催で、フランスパンやシャンペンなどを大型の米国車で踏み潰す催しも開かれた。また、大衆紙「ニューヨーク・ポスト」は14日、安保理の円卓に座る仏、独外相の顔を「いたち」の写真に取り替えた記事を掲載した。米国では「いたち」には裏切り者の意味もある。同紙はまた、シラク仏大統領とシュレーダー独首相を並べて「いたちの枢軸国」と命名した。さらに、共和党のハスター下院議員は、フランス製ミネラルウォーターの衛生基準を引き上げる法案を検討中だと発言。ことはジョークに留まらなくなってきた。」

 アメリカに反対している国はフランスだけではない。先週の土曜日には世界約60カ国、400以上の都市で数百万人が史上最大規模の反戦デモを行ったことは、NYタイムズもワシントンポストもUSA Todayも、CNN他のテレビ局も大きく採り上げていた。いまや、国家という枠組みを超えて、世界中の人類がアメリカの武力行使に反対しているのである。アメリカ人がこれを知らないはずが無い。

 フランスだけに敵意を抱くなど、とんだ見当違いだ。それに、フランスと同じく強く開戦に反対しているドイツはどうしてバッシングしないんだよ?ドイツ人は強面で怖いからか?

 とにかく、アメリカ人は幼稚だ。世界の人々の悲痛な叫びと「天の声」に素直に耳を傾けるがよい。


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