JIROの独断的日記
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2003年02月06日(木) |
日本政府がアメリカによるイラク攻撃を支持するだと!?・・・子供が殺されるのを黙って見ているということだ。 |
アメリカのパウエル国務長官が国連安保理で1時間20分にわたって衛星写真や通信を傍受したテープを使いながら、イラクが大量破壊兵器を開発していることを理事国の面々に訴えた。
まず、言いたいのは、これほど沢山の情報を持っていたのに、何故今まで国連査察団にその情報を提供しなかったのか、ということである。私が国連査察官だったら、「どうして今まで黙ってたんだよ」と本気で怒る。クリスマスも返上で毎日査察していたのだ。どこに兵器を隠しているのか、分かっていたらずっと効率的に査察が出来たはずだ。
アメリカは、国連査察団に何も情報を教えずに査察させる→なかなか成果が上がらない→世界がイライラしてくる→そこでアメリカが「実はこんな証拠があるんだよ」と証拠を持ち出す→アメリカ主導の武力攻撃がやりやすくなる、という目論見があったわけだ。
しかし、安全保障理事国の大多数は査察を継続する必要がある。と主張している。即時攻撃に賛成している国はイギリスぐらいなものだ。
それなのに、腰抜け日本政府は早くもイラク攻撃を支持するようなコメントを出している。川口外相も小泉首相も福田官房長官も確固たる信念に基づいてイラク攻撃が最善策だと考えているようにはとてもみえない。おっかなびっくり。アメリカに楯突くのがそんなに怖いのか?日本はアメリカの属国か?独立国家ではないのか?どうして早々とアメリカ支持なんて言えるのだ?
12年前の湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾により、イラクでは白血病や癌や奇形の子供が急増した。彼らを治療する十分な施設がなく、医師も足りず、薬も足りず、いまだに多くの無垢の市民が苦しんでいる。
すべてのひとは劣化ウラン弾と経済制裁−湾岸戦争後のイラク #1というサイトを見てみると良い。現地の子供がどういう目にあっているかがわかる。これを承知で、なおアメリカを支持すると言う事は、日本が「ならず者国家」の仲間入りをするのも同然である、と私は思う。
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