JIROの独断的日記
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スペースシャトル・コロンビアが空中分解したことについて、毛利衛さんが記者団の質問に答えていた。今回なくなったクルーは全員、毛利さんが良く知っている人々なのだと言う。泣きはらしたのであろう。毛利さんの目は真っ赤だった。毛利衛さんのこのような表情を見たのは初めてだ。自分も悲しくなった。
毛利さんはかつて、宇宙から地球を見たときの感激を述べたときに、「もしかすると自分が死ぬかもしれない危険なプロジェクトに参加している、という意識がより鮮明に地球の眺めを脳裏に刻みつけようとしたのかも知れない。」という意味の事を言っておられた。
「宇宙で死ねるか?」これが宇宙飛行士に求められる覚悟なのだ。それでも宇宙に行きたい、という勇気をもった人でなければ、宇宙飛行士になどなれない。並みの決心ではないのだ、ということを改めて認識して、身が引き締まる思いであった。
しかし、今回はあと16分、機体がもってくれれば、7人の宇宙飛行士は無事に帰還できたのだ。さぞかし、無念であったろう。
7人の方々のご冥福を祈る。
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