JIROの独断的日記
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天皇陛下の手術が無事終わった。執刀医を始めとして手術のスタッフはさぞや緊張した事であろう。
手術には麻酔がもちろん不可欠だが、素人には分からないが、以前、知り合いの外科医から聞いたところによると、手術は麻酔で決まるといっても過言ではないのだそうだ。手術前に麻酔をかけるのは当然だが、術中の呼吸や心拍数をじっと観察して、また、手術の進行に応じて、最も適当な深さの麻酔をかけつづけるということは、熟練を要することなのだという。
手術が終わっても、患者が自律呼吸や意識を回復するまで安心できないのだそうだ。地味だが大変重要な仕事だ。手術を痛みを感じないで受ける事ができるのはいまやあまりにも当たり前のことになってしまって、有難さを忘れてしまっているが、自分は、以前、小さな手術を受けて、その有難さが良く分かった。麻酔医に、感謝。
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