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JIROの独断的日記
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2002年10月31日(木) スポーツマンはずるいやつが多い。

巨人が優勝したが、それはどうでも良い。もともと興味が無い。しかし、このニュースは、スポーツマンはずるいという私の持論を思い出させてくれた。
 
 厳密に言えば、スポーツマンと称する連中(特に男)の中には実に狡い奴が多い。偏見だとは思わない。自分の経験に基づいているからだ。

 裏表があるのだ。表では「爽やか」な青年を演じつつ、陰では不正なことを平気でやったり、弱いものいじめをしたりする。

 学生時代にあるスポーツで名選手として日本中に有名になり、大企業に就職して結構偉くなっている男がいる。

 いまでもしばしばマスコミの取材を受ける。会社にとってこの男は「歩くコマーシャル」として便利だから、結構優遇している。しかし、若い頃からチヤホヤされたからだろう。根性はゆがみきっている。マスコミに出るときは勿論「さわやか」モードに切り替えてニコニコしているが、部下には冷たい。冷たいどころか部下から金をふんだくっているのである。犯罪者なのだ。

 また、これはテレビで見たのだが、元神戸製鋼のラグビー部にいたやつで、何をとち狂ったのか、やくざ映画なんかに出演して芸能人になろうとしていた者が、学生時代にラグビーばかりして、講義なんか出席した事がなく、試験のときはいつも気が弱そうな奴を「おい、はよう(答案を)見せんかい!」と脅してカンニングで単位を取っていたという話を、さも、ほほえましいエピソードでもあるかのごとく、得意になってしゃべっていた。

 おい、スポーツマンってのは「スポーツマンシップに則り(のっとり)」、「正々堂々」と闘うんじゃないのかよ。試験も勝負なのだ。勉強していない者が負けるのだ。勉強していないなら潔(いさぎよ)く白紙答案をだせよ、といいたい。

 何かスポーツをやっている(やっていたから)良い人だ、なんて、人間はそれほど単純なものではない。


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