かくざとうのそらに さざなみはしろくうちよせる そのばしょにのこるあしあとを ぼくはひとつずつふみつぶしてゆく +++++ 犬はもう笑わなくなった。 横たわる頭、よだれが地面に地図を描いている。 しかし (ステイ) それよりも (ステイ) 死んだ犬の声ばかりが響いているのだ。 響いている? ちがう、ひびいっている。 +++++ この空はぼくだけのものだから、 リュックのなかにしまっておいてもいいんだ。
うみ + home
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