OH GREAT RABI RABI

おうじさまのはなし
2002年03月01日(金)

おうじさまのはなし





いつおわるのだろ?





さんかくけいのがらすがおちてきて


ぼくは そのじゅうしんのまっすぐしたにいた。


ずっと ばらんすをとっていたんだ。





なつのだいさんかくのなかの


ひとつはこどく。


かなしくおもって、ぼくは ちょくせんにつなぐ。





つみあげたほんの いちぺぃじずつ


やぶりとって


かみひこうきをつくる。


でんしゃのおりかたはしらなかった、


だからとぶしかなかった。





とばすまえに もういちどひろげて


てがみをかいた。


でも きみにとどくのは


なんのかわりない まっしろいかみだといい。





いっしゅんのうちにかいだんをかけおりて


とぶれんしゅうをした。


きみのとんだふりを いつもしんじていた、





くうきをかためるほうほう とか。





あめふらし いっぴき つれていってもいい。


ぼくのはなに あめをふらせてやらなきゃ。


しっぽのおされてつぶれた おかしないろの つれてゆくよ。


とてもよわいあめでいいんだ。





いっぽんあしのかずをかぞえて


じめんがまっすぐか たしかめる


すこし ゆがんでいる。





ここのすなは がらすがくだけたもので


あしが ひどく いたい。


すながふえてゆかないよう


ばらんすをとらないとならなかった、


でも とんだら


ばらんすは ぼくにかかわりなくたもたれて


ぼくは まっすぐにしていればいい。





いつか たいようがちかづいてくる


すながとけて せかいがしずんでゆく


あたらしいかたちにかたまる


そのまえに


とぶんだ。











そらは まっすぐだった。

















ねえ ぼく きみのこと すきだった。














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